TOMODACHIYA鉄道日記

 私が撮影した列車や乗車した列車の記録をアップさせていただいています。  基本的には「不定期更新」となっていますので、あしからずご了承願います!

カテゴリ: 2016年度

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。






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       PHOTO:富士山駅に到着する8000系・フジサン特急



 富士山の麓を走る富士急行では「フジサン特急運行15周年」を記念して、2月23日から様々なイベント等が行われています。私自身も何度なく乗車をした[フジサン特急]ですが、フジサン特急がデザインされたフリーキップやオリジナルの記念乗車証の配布が行われている…ということで乗車をしてきました。





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①松本(632)→大月(921) 424M 211系6連【N603編成】
 今回の「乗り鉄」は松本駅からスタート…ということで、松本駅までは自家用車で向かい、駅近くの有料駐車場に車を預けてから松本駅に向かいます。
 松本駅からは中央線・最長の普通列車となる立川行きの列車に乗車します…と思っていたのですが、実は今回のダイヤ改正で中央線に高尾発長野行きという普通列車が誕生するようですので、この列車が中央線・最長を名乗ることができるのも今日が最後ということになります(信越線~篠ノ井線~中央線を走る長野→大月間の普通列車もありますが、中央線のみということになると、この松本⇔立川間が最長となります。)。

 立川行きの424Mが松本駅の5番線に入線するのは、6時18分の長野行きが発車してからというわけで、だいたい6時25分頃に入線をしてきます。さすがにこの時間ともなると通勤・通学の乗客も増えてきており、発車までのわずかな時間で車内は、ほぼ、座席が埋まる感じで松本駅を発車します(各ボックス1~2名程度ですが…。)。
 定刻どおり松本駅を発車した立川行き424M列車は、駅に停車するたびに乗客を増やしながら進んで行くものの、さほどの混雑が無いまま上諏訪駅に到着します。ここ上諏訪駅では後続の特急を先行させるため8分ほど停車をします(中央線の岡谷⇔茅野間は単線区間のため。)。通勤・通学時には迷惑な長時間停車で、青春18キップの旅ともなると、このような駅での停車時間も楽しいものです。

 上諏訪駅で身軽となった立川行き424M列車は、上諏訪駅を発車し立川駅を目指して進んで行きます。上諏訪駅から先の区間では列車に乗ってくる人よりも降りる人の方が多く、車内も閑散とした状況のまま進んで行きます。この後も大きな混雑が無いまま列車は甲府駅に到着します。甲府駅では多くの乗客を降ろし、車内は一層閑散とした状況になります。ここから先の区間では通勤・通学の時間帯から外れることもあり、さほど混雑をすることもなく立川行き424M列車は定刻どおり大月駅に到着しました。




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     PHOTO:松本駅の電光掲示板がフルカラーの液晶になっていました。






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         PHOTO:211系のセミクロスシートの車内






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     PHOTO:中央アルプスの山並みを見ながらの乗車が続きました。









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②大月(958)→富士山(1041) [フジサン特急3号] 8000系3連
(←富士山① クモロ8001+サロ8101+クモロ8051 ③大月→)※富士山→河口湖間は逆向き 
 大月駅到着後は、富士急行の改札窓口で本日使用するフリーキップとフジサン特急の座席指定席券を引き換えてから、ひとまず大月駅の側線に留置されている[フジサン特急]の撮影と入線シーンなどを撮影してから、改札を通ってホームに停車している[フジサン特急3号]に乗車します(以前の指定席券では、座席の指定までできなかったのですが、現在は完全に座席を指定して販売をしてくれますので、発車間際まで撮影をしていても自分の座る場所は確保されています。)。

 さて、これから乗車するフジサン特急ですが、富士急行では8000系と呼ばれていますが、元を正せは小田急のロマンスカー20000形RSEで、これを富士急行向けに3両に短縮改造した車両です。外観はフジサンのキャラクター達が描かれてだいぶイメージが異なりますが、車内に入るとRSE時代のシートがそのまま並んでおり、まさしくRSEということがわかるかと思います(1号車は富士急行導入時に、運転席後方に展望席を設けていますので、2・3号車の方がロマンスカーの雰囲気が残っています。)。

 富士急行の大月駅を定刻に発車した[フジサン特急3号]は、シートに座っていても「登っている。」というのが分かるくらい、自身の上体を斜めに保ちながら勾配をぐんぐんと進んで行きます。今回、私は1号車の指定席を購入したのですが、購入した時点では、ほとんど1号車は空席だったのですが、発車間際になるとあれよあれよいう間に座席が埋まり、ほぼ満席の状態で進んで行きます。今回は1人用の座席を確保していたのですが
、運転席後方のソファ席が空いていましたので、せっかくの機会だと思い、そのソファに身を委ねながら富士山駅までの乗車を楽しみました(しかし、車内の会話を聞いていると、私以外は全員中国の方のような…。)。



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     PHOTO:1号車の運転席後方にはソファが備え付けられています。






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      PHOTO:進行方向右手には桂川の流れを見ながら進みます。






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         PHOTO:今日は絶好の「富士山日和」でした。








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③富士山(1131)→下吉田(1137) 1200系2連
 富士山駅では記念乗車券等を購入し、ホームのベンチで名物の「ふじやまたいやき」を食べてから後続の列車でブルートレインテラスのある下吉田駅に向かいました。




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        PHOTO:富士山駅名物の「ふじやまたいやき」




★下吉田駅にて…
 ここ下吉田駅には「ブルートレインテラス」が設置されており、かつて寝台特急として活躍をしたスハネフ14-20が飾られているのですが、現在は、そのスハネフ14とともに、初代・フジサン特急として活躍した2000系の先頭車も飾られています(昨年の12月に訪れた時には富士山駅の構内に置いてありましたので、今年になって展示されたものと思われます。ちなみに、この先頭車は元クハ165-92だそうです。)。
 この後は下吉田駅に併設されている「下吉田倶楽部」に立ち寄って、アイスコーヒーを飲みながら列車の到着を待ちました。




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       PHOTO:ブルトレの横には湘南色のクモハ169の姿が…






 PHOTO:昔、富士山駅の構内で部品取用として保管されていたクモハ169の雄姿
※当時は「三鷹色」のまま保管されていましたが、現在は湘南色に塗りなおされ、ブルートレインテラスの一角に保管されていました(休日等は運転席に入ることができそうな感じでした。)。






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     PHOTO:こちらも綺麗によみがえった2000系・フジサン特急






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        PHOTO:貨車は少し富士山駅よりに移動しました。






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   PHOTO:2000系の脇を8000系フジサン特急が通過していきます。
        ※今回はこのシーンを撮りたくて富士急行に行きました!







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           PHOTO:下吉田駅・下吉田倶楽部








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④下吉田(1241)→都留文科大学前(1302) 6000系3連
 下吉田駅で一休みした後は、水戸岡さんがリノベーションした6000系(元JR205系)に乗車して特急停車駅の都留文科大学前駅へ向かいます。



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    PHOTO:三つ峠駅からは一気に40パーミルの勾配を下っていきます。







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⑤都留文科大学前(1313)→河口湖(1336) [フジサン特急7号] 8000系3連
(←富士山① クモロ8001+サロ8101+クモロ8051 ③大月→)※富士山→河口湖間は逆向き
 都留文科大学前駅からは、本日2回目の乗車となる[フジサン特急]に乗車して、富士急行の終着駅である河口湖駅を目指します。午前中に乗車した[フジサン特急3号]はほぼ満席でしたが、こちらは50%にも満たない乗車率でした。



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        PHOTO:河口湖駅に到着した[フジサン特急]








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⑥河口湖(1419)→大月(1508) 快速[富士山] 189系6連【M52編成】
(←富士山⑥ クハ189-11+モハ188-41+モハ189-41+モハ188-38+モハ189-38+クハ189-509  ①河口湖→)※富士山→大月間は逆向き
 河口湖駅に戻ってきました。ここからはJR東日本の189系を使用する快速[富士山]に乗車して大月駅に戻ります。
 本来、この時間帯については[富士登山電車4号]が運転されるのですが、毎週金曜日については[富士登山電車]に代わって、この快速[富士山]が運転される…ということなので、河口湖まで戻ってきた次第です(乗れるときに乗っておく!これ、意外と大切なんです。)。で、私、てっきり快速[富士山]って国鉄色のM51編成が使用されていると思っていたのですが、本日はイタリアンカラーのM52編成が使用されていました(まあ、これも貴重なんですが…)。
 河口湖を発車して富士山駅でスイッチバックをして…というところまではしっかりと記憶しているのですが、次に記憶があるのは大月駅到着直前でしたので、すっかり車内で寝てしまったようでした(寝過ごさなくて良かった!)。




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            PHOTO:M52編成の車内







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⑦大月(1521)→小淵沢(1658) 343M 211系3連【N332編成】
 富士急行の乗車を終えて、一路、自宅に戻ります。
 大月駅の電光掲示板を見たところ「小淵沢行き・3両編成」という表示が出ていましたの手で「松本までずっとロングシートか…」と思っていたのですが、大月駅の4番線に入線してきた編成はセミクロスシート仕様の3両編成ということでボックス席に座って小淵沢駅まで乗車することができました。
 ただ、この列車ですが石和温泉駅から韮崎駅までの間は大混雑でした(高校生の帰宅時間ですから、ちょっと3両では短いと思うのですが…)。 








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⑧小淵沢(1735)→松本(1904) 1547M 211系3連【N307編成】
 小淵沢駅では30分ほどの待ち合わせで、今度も同じ211系の3両編成の列車で松本駅に戻ります。
 先ほどまで乗車していた3両編成はセミクロスシート使用でしたが、今回は残念ながらロングシート車編成いうことで見る場所に困りながらロングシートに座って松本に戻りました。
 大月から乗車した343Mも小淵沢駅から乗車した1547Mも、乗車駅が始発駅の列車ですので、余裕で座っていくことができました。「乗り鉄」の行程を考える場合、こういうことも大切ですね。




 富士急行には今年だけで3度目の訪問ということで、地元を走っている列車よりもよく乗っているのが富士急行
ではないかと思います。
 フジサン特急が誕生してから15周年を迎えるから記念のイベントをきちんと開催する、そしてそれを記念する
フリーキップを作成・発売する、乗車したお客さまには記念の乗車証を配布する、併せて6000系もデビューしてから5周年になるのでこちらも記念乗車券を発売する等々、富士急行さんは本当にしっかりとした事業計画を立てている…と感心するとともに、鉄道ファンの心理をくすぐるの上手い会社だなぁ…と思います。
 また、ブルートレインテラスの展示車両を増やしたのも良いアイデアだと思いました。特に2000系フジサン特急を残してくれたことは富士急行ファンにとっては何よりの喜びではないかと思いました。
 今回の一連の企画でどのくらい増収になるのかはわかりませんが、このようなイベントを企画してくれる鉄道会社さんに対しては、我々鉄道ファンもしっかりと応えていかなくてはいけない…と思った1日でした。


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【乗車日:平成29年 3月 3日(金)】鉄道コム鉄道コム

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    PHOTO:新潟県の4番線に回送されてくる快速[十日町雪まつり号]



 2月17日(金)~19日(月)の3日間、新潟県の十日町市で開催される「十日町雪まつり」に併せ、各地から臨時列車が運転されます。私が住む長野からも[リゾートビューふるさと]を使用する快速[スノーエクスプレス十日町]が運転されますが、今回はなかなか乗車する機会のないE653系1000番台車を使用する、快速[十日町雪まつり号]に乗車してきました。






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①直江津(615)→新潟(831) 3361M 快速[おはよう信越] E653系1100番台車4連【H-201編成】
 今回の「乗り鉄」は新潟駅に9時30分前に到着する必要があることから、直江津駅までは車で向かい、駅の駐車場に車を停めて「直江津駅」からスタートします。
 本日のトップバッターは特急用車両を使用する、全席指定席の快速列車[おはよう信越]で一気に新潟駅を目指します。本来なら、直江津駅を7時11分に発車する快速列車で長岡駅に向かい、長岡駅から新幹線で…ということも考えたのですが、この列車ならば乗換は不要ですし、なによりもリクライニングシートに座ったまま新潟駅まで乗っていることができますので、まあ、あまり迷うことなくこの列車を選択しました(特急[しらゆき1号]でも間に合うのですが、たぶん、この特急[しらゆき1号]が遅れ場合、快速[十日町雪まつり号]との接続をは取らないと思います。)。
 直江津駅を発車した快速[おはよう信越]は、快調な走りで信越本線を駆け抜け、新潟駅には定刻どおり到着しました。
 この列車、長岡駅で約9分と新津駅でも約10分ほど停車するのですが、その停車時間を削ってもう少し新潟駅に早く着けば、新たな需要があると思うのですが…、毎回乗るたびにそう思ってしまいます。




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         PHOTO:E653系1100番台車の車内






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②新潟(928)→十日町(1139) 快速[十日町雪まつり号] 9732M~9832M E653系1000番台車7連【U-207編成】
 新潟駅では乗換時間が約1時間ほどあるので、一旦、改札口を出て買い物等を済ませてから駅構内に入ります。これから乗車する快速[十日町雪まつり号]ですが、『乗車しよう!』と思った時にはすでに指定席は完売となっており、その状態が長く続いていたので「乗車は無理かな?」とも思ったのですが、運転日の10日前頃からえきネットの表示が△印になりましたので、このタイミングを逃しては…と思い座席を確保しました(前日あたりからグリーン車も普通車も△印がポチポチと出始め、私も1度はグリーン車(A席)に変更をしたのですが、何もグリーン車でなくても…と思い直して普通車に再変更しました。)。

 さて、今回の快速[十日町雪まつり号]に使用されるE653系1000番台車ですが、もともとは常磐線の特急[スーパーひたち]・[フレッシュひたち]に使用されていた車両ですが、同線区にE657系を投入したことにより余剰となり、当時、特急[いなほ]に使用されていた485系を置換えるために新潟駅に転属となった…という経緯があります。
 転属に際しては、耐寒耐雪化工事・電気連結機の撤去等を行うとともに、特急[フレッシュひたち]に使われていた当時には普通車しかないモノクラス編成だったのですが、先頭車のクハE652を普通車からグリーン車に
変更するという大掛かりな改造工事を受けて誕生しました。なお、特急[しらゆき]にもE653系は使用されていますが、こちらは付属の4両編成がベースとなっていることもあり1100番台車として区別されています。

 そのE653系1000番台車を使用する、快速[十日町雪まつり号]ですが新潟車両センターから車両が送り込まれ、新潟駅の3番線に9時11分頃に入線をします。指定席の販売状況が良かったのでホームには多くの乗客が待っている…と思っていたのですが、これが意外と乗客が少なく、なんとなく肩すかしの感もありましたが、えきネットを再確認しても「全席完売」となっていましたので、どうやら途中駅から多く乗車するようです。ただ、さすがに発車間際になるとだんだんと乗客も増えてきて、ようやくイベント会場に向かう列車のような賑わいとなりました。私もひととおり写真を撮ってから車内に入り、多くの乗客とともに発車の時を待ちます。



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      PHOTO:駅の電光掲示板にはしっかりと列車名が入りました。






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        PHOTO:行先・列車種別表示は「快速」のみでした。






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       PHOTO:1000番台車はブルーのシートが並びます。
※E653系は1000番台車と1100番台車のシートを入れ替えたほうが車体色と合うと思うのですが…



 快速[十日町雪まつり号]は定刻どおり新潟駅を発車して、一路、北越急行の十日町駅を目指して進んで行きます。特急[いなほ]編成に乗車して信越本線を南下していく…ということに若干の違和感はあるのですが、乗ってしまえばシートの色合いだけが違うだけで、ほとんど特急[しらゆき]と同じですから、すんなりと馴染んでE653系1000番台車の乗り心地を楽しみます。[十日町雪まつり号]は快速列車なのですが、途中駅からも多くの乗客を乗せながらイベント会場に向かう…という性格を持ち合わせているせいでしょうか、亀田、新津、加茂、東三条、見附と小まめに停車しながら進んで行きます。



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 PHOTO:新潟車両センターをいつもの右ではなく、左に見ながら進んで行きます。




 新潟駅を発車して約1時間で、快速[十日町雪まつり号]は新潟県第2の都市である長岡駅に到着します。ここまで、ざっと半分くらいの乗車率だった車内も、ここで多くの乗客が乗り込んできて、ほぼ、満席となりました。車内は雪まつり会場に向かう人が多いせいでしょうか、あちらこちらで宴会が始まっており相当賑やかな状況となりました。

 快速[十日町雪まつり号]は定刻どおり長岡駅を発車し、信越本線と上越線の分岐駅となる宮内駅を通過し、上越線を南下していきます。長岡駅から先は乗車する人はいないだろう…と思っていたのですが、小千谷駅、小出駅、浦佐駅からも乗車する人がいて、「十日町雪まつり」の人気の高さが伺えました。
 この後、快速[十日町雪まつり号]は上越線と北越急行線の分岐駅となる六日町駅に到着します。さすがに六日町駅から乗車する人はいないだろう…と思っていたのですが、実は、ここ六日町駅から乗車する人が一番多く、快速[十日町雪まつり号]は指定席・自由席を問わず、デッキ・通路とを問わず大混雑となります(こうなるなら、快速[十日町雪まつり号]は全席指定席の列車として設定すべきだと思いますね。)。

 六日町駅では北越急行線の対向列車が若干遅れたことに伴い、六日町駅を4分ほど遅れて発車した快速[十日町雪まつり号]ですが、ほくほく線内を快調に走り切り、そのままの遅れで「雪まつり」の会場となる十日町駅に到着しました。



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        PHOTO:信越線と別れて上越線を南下していきます。






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      PHOTO:小出駅停車中。只見線の列車は雪の壁の向こうです。






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         PHOTO:六日町駅では進行方向が変わります。








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③十日町(1216)→直江津(1258) 3836M 快速[ゆめぞら号] 北越急行・HK100系2連
 十日町駅到着後は、若干、時間があるので、雪まつりの雰囲気だけでも味わおうかと思い、駅前付近の散策を…と思っていたのですが、とにかく列車から降りた乗客が多く、改札口までたどり着くのに相当の時間がかかりそうでしたので、そのまま北越急行のホームで帰りの列車を待つことに…。
 十日町駅から乗車する快速列車も、雪まつりに向かう乗客の乗降に時間がかかっている…ということで、約7分ほど遅れての到着となり、十日町駅でも乗降に時間がかかったことやまつだい駅での時間調整などもあり、遅れはさらに拡大して結局、直江津駅には約21分遅れで到着しました。



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 PHOTO:ゆめぞら号でしたので、車内で映像を楽しみながらの乗車となりました。




 前々から乗車をしたいと思っていた「雪まつり」関係の臨時列車に、今回ようやく乗車することができました。北陸新幹線の金沢延伸開業と引き換えに、越後湯沢と北陸を結ぶ特急[はくたか]が廃止され、JRの車両が北越急行線に直接入ることが無くなってしまいましたので、今回は非常に珍しい体験をすることもできました。
 ただ、ちょっと残念だったのは、最近、E653系や新潟の115系に乗車する機会が多いのですが、どの車両も窓ガラスが汚れていて「車窓を楽しむ」ということができず、せっかくの乗車がこの汚れた窓ガラスのせいでブルーな気分になってしまうことですね…。雪国ならではの苦労もあるとは思いますが、エクストラコストを支払って乗車する列車ですから、ぜひ、このような部分については改善を図ってほしいところです。
 また、これは乗客のマナーの問題ですが、団体の貸切列車じゃないんですから車内でお酒を飲んで大騒ぎをする…というのは社会人としてスマートではないですね。もう少し、節度を持って楽しんで欲しいと思ってしまいました。


【乗車日:平成29年 2月18日(土)】鉄道コム鉄道コム

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 かつて、電化されている区間であれば、全国津々浦々どこでもその姿を見ることができた「485系直流交流両用特急型電車」もその数を減らし、現在では定期運用を持っているのは新潟車両センターの485系3000番台車【R26・28編成】を使用する新潟⇔糸魚川間の快速列車(8621M・8622M)のみとなってしまいました。
 この列車、列車番号を見てわかるとおり、あくまでも「臨時列車」扱いとなっていますので、いつ、運用が無くなっても不思議ではない…ということで、昨年末に新潟→糸魚川間の乗車をしたところですが、今回、ついに3月のダイヤ改正をもって485系を使用する、この臨時快速列車の廃止が決定してしまいました。
 もう乗車するチャンスはないだろうな…と半ばあきらめていたのですが、青春18切符のシーズンにも入りましたので、今回が本当に最後…ということで糸魚川→新潟間の乗車をしてきました。




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★糸魚川(758)→新潟(1033) 8621M 快速 485系6連【R28編成】
 8621M快速列車に使用される車両は、昨日運転された8622M列車に使用された車両がそのまま使用されます。そのため編成は糸魚川駅の直江津方の側線に留置されており、7時30分過ぎから入換作業が開始され、糸魚川駅の2番線ホームには7時45分頃の入線となります。
 今日から3月、そして「青春18キップ」が使用開始となることもあり、平日ながら多くの鉄道ファンが8621M快速列車の撮影等を行っていました(乗客も普段よりも多いのではないかと思われます。)。

 糸魚川駅での停車時間を利用して、ひととおりの撮影を行った後、車内に入って発車の時を待ちます。8621M快速列車は定刻どおりに糸魚川駅を発車すると間もなく、デッドセクション区間に入るため車内の電灯が一時的に消滅をします。この「儀式」も旧型の電車のみの儀式ですので、この8621M快速列車が廃止となるとこのようなシーンをこの区間で見ることができなくなりますので、非常に貴重なシーンでもあります。
 8621M快速列車は、デッドセクション区間を抜けるとトンネルをいくつかくぐり、最初の停車駅となる能生駅に到着します。ちょうど通勤時間帯には良いせいでしょうか、結構多くの乗客が乗り込んできますが、さすがに6両編成ということで車内は空席の方がはるかに目立つ状態です。その後、8621M快速列車は名立駅に停車した後、交通の要所でもある直江津駅に到着します。



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                                          PHOTO:485系R編成の車内






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        PHOTO:この行先表示もあと2日のみとなりました。






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    PHOTO:糸魚川駅を発車すると間もなくデッドセクションに入ります。







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   PHOTO:日本海を見ながらえちごトキめき鉄道・ひすいラインを進みます。




 直江津駅では短い停車時間の間に乗務員交代が行われ。ここからはえちごトキめき鉄道からJR東日本の管内へと入っていきます。
 この列車、糸魚川駅からの乗客はさほど多くはないのですが、直江津駅からは多くの乗客が乗り込んできて、車内も(平日ながら)結構な賑わいとなり発車していきます。 
 私、現在は長野の自宅に住んでいますが、仕事の関係で一時期は長岡市内に単身赴任をしていたこともあり、週末、自宅に戻るときなどには快速[くびき野]良く利用していましたし、仕事の関係で新潟方面へ向かう足と言えば、485系を使用する快速[くびき野]、特急[北越]、[雷鳥]が、北陸新幹線・金沢延伸開業前までは主流でしたので、こうやって485系のシートに身を委ね、日本海を見ているとその時々の色々なことが思い出され懐かしさとある種の淋しさで胸が一杯となります。
 そんなことを考えつつ、車窓に広がる景色を見ながら乗車をしていると、8621M快速列車は犀潟、柿崎
と停車をしたのち柏崎駅に到着します。



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    PHOTO:485系に乗って、この名撮影地を通過するのも今日が最後!




 柏崎駅からも多くの乗客が乗り込み、一段と賑やかさを増した8621M快速列車は、ここまで走ってきた日本海
を離れ山間部へと入っていきます。ここから長岡駅までの間は新潟県でも有数の天気の良くないエリアなのですが、今日は485系のラスト・ランを見送るがごとくどこまでも青空が広がっています。
 8621M快速列車は来迎時・宮内と停車をしたのち、左手に南長岡貨物駅、右手に長岡車両センターを見ながら新潟県第2の都市・長岡に到着します。

 

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   PHOTO:中越地方は雪が多いエリアなのですが、今年は少ない感じです。






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      PHOTO:長岡の単身赴任時代、よく撮影をした南長岡駅




 長岡駅では多くの乗客が降りましたが、降りた人と同じくらいの乗客が乗り込んできて、改めてこの列車が
都市間乗車をする人が多い列車だと再認識できます。また、長岡発車後も停まる駅では多くの人が降り、そして多くの人が乗ってくる…ということを繰り返し名から、8621M快速列車は終着の新潟駅を目指して進んで行きます。
 気動車の車両基地のある新津駅を発車すると、終着の新潟駅まではあとわずかとなります。今まで、この485系に乗車して各地に「乗り鉄」に出かけましたが、いよいよその485系への乗車もあとわずかになってしまいました。ジョイフルトレインとなった485系も多いので、これが完全に最後…というわけではありませんが、乗車券
だけで気軽に乗車するすることはできなくなることは間違いなさそうです。
 10時37分、約4分ほど定刻より遅れて新潟駅の9番線ホームに8621M快速列車は到着し、ついに485系
への最後の乗車が終了しました(越後線信号機故障による影響を受けての遅延)。




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    PHOTO:新津駅に並ぶ気動車群を見ながらラストスパートをします。






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       PHOTO:新潟駅9番線に到着した8621M快速列車




 ついに485系交直流特急型車両を使用する定期列車が終了となってしまいました。北陸新幹線・金沢延伸開業からわずか2年で8621M・8622M快速列車は廃止となってしまいました。
 JR側の算段とすれば、北陸新幹線が金沢まで延伸稼業したとしても、金沢⇔新潟間の利用客はいるはずだから糸魚川と新潟間を結ぶ優等列車を残しておけば、ある一定の利用は見込める…ということだったと思うのですが、実際に乗ってみると糸魚川から新潟まで乗り通す乗客はわずかで、利用客の多くは直江津⇔長岡間と長岡⇔新潟間という区間乗車が多かったのではないかと思われます。
 ということを考えると、この8621M・8622M快速列車が廃止となるのは致し方ないのかな…という気はするのですが、「国鉄型車両」を愛する一人としては8621M・8622M廃止後、ダイヤ改正で誕生する土・休日のみ運転される直江津⇔長岡間の快速列車に、この485系を使用して欲しかった…ですね。
 ああ、ついにこれで485系を使用する定期列車が無くなってしまいました…。


【乗車日:平成29年 3月 1日(水)】鉄道コム鉄道コム

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        PHOTO:直江津駅に停車中の115系・快速列車



 数を減らしつつあるJR東日本管内の115系直流近郊型電車ですが、新潟車両センターの115系には片道150km・連続走行時間が3時間を超える快速運用が残っています。
 ただ、3月4日のダイヤ改正以降は「普通列車の8割がE129系になります。」というプレスリリースが出ているように、この快速運用の先行きも非常に不透明な状況となっています。
 新潟車両センターの115系を使用する快速列車については、昨年末に新潟→新井間で乗車をしているのですが、今回、仕事の関係で新潟に行くことになりましたので、時間をうまく合わせて、今回は新井→新潟間で乗車をしてきました。




★新井(1807)→新潟(2053) 3375M 快速 115系3連【N34編成】
 今回乗車する3375M・快速列車は新潟駅を15時22分に発車し、新井駅に18時2分に到着する3372M・快速列車の折り返し運転となるため、新井駅には発車直前の到着ということになります。列車は新井駅到着後、車新清掃も行われず、そのまま3375M・快速列車の客扱いが開始されます。
 もしかすると新潟色のN3編成が…という淡い期待を抱いていたのですが、さすがにそんなに甘いことは無く、新井駅に到着した編成は新・新潟色のプルーストライプの車両のN34編成でした。ただ、このN34編成は車内のシートのモケットが「ブルー」ということで、元・長野車両センターに所属していた車両ということになります。長野時代に何度となく乗ったことのある車両で新井→新潟間を乗車できるとは思いもよりませんでした。

 3375M・快速列車は新井駅を定刻に発車し、各駅に停車をしながら直江津まで向かいます(えちごトキめき鉄道管内は、各駅停車です。)。
 直江津駅で運転士・車掌が交代し、その直江津駅を発車すると列車は快速列車となり…と思っていたのですが、どうやらこの列車は、ちょうど帰宅ラッシュの時間帯を走る列車…ということからでしょうか、直江津も出てからも柿崎駅までは各駅に停車をしながら進んで行きます。 
 今日は、日曜日ということで、どの停車駅でもさほど乗降客がありませんでしたが、たぶん、平日は多くの学生さんや勤め帰りの方が利用しているのではないか思われました。また、犀潟駅では犀潟駅発・越後湯沢行きのほくほく線の普通列車にも接続しており、この3375M・快速列車が地元利用客に密着した列車であることもわかりました。

 柿崎駅を発車した3375M・快速列車は、ようやく「快速」としての本領を発揮し、MT54モーター音も高らかに漆黒の信越本線を爆走していきます。天気の良い日中なら日本海の荒波を見ながらの乗車となるのですが、さすがにこの時期の、この時刻ということもあり景色は何も見ることができないまま柏崎駅に到着します。柏崎客で多くの乗客が降りる…と予想をしていたのですが、柏崎駅でも降りる人が少なく、意外と長い区間を乗っている人が多いようで、車内はだんだんと乗車率が良くなってきました。
 短い停車時間の後、柏崎駅を発車すると3375M・快速列車は日本海沿岸と別れて山間地を進んで行きます。このあと列車はしばらく走り続け、長岡駅のベッドタウンとなっている来迎寺駅、宮内駅と停車をした後、長岡駅に到着します。

 ここまで多くの乗客が乗り続向けてきましたが、ここ長岡駅では乗客の多くが下車をし、一度車内も空いたのですが、仕事帰りと思われる人や行楽帰りと思われる人がどっと乗り込んできて、車内はさながら通勤ラッシュ並みの混雑となりました。
 ただ、その混雑も見附、三条、東三条、加茂、矢代田と停車をする度に減っていき、新津駅を発車する段階では車内は閑散とした状態になり、最後の停車駅でもある亀田駅からの乗客も無く、結局、そのままの状態で3375M・快速列車は新潟駅の3番線ホームに9時少し前に到着をしました。



       PHOTO:新潟行きの快速列車に乗車するのは久しぶりです。






    PHOTO:シートモケットの色がブルーなのが「元・長野車」の証です。




 実際に乗ってみると、日曜日でも混雑をしており、また、意外と長い区間を乗車している人が多くて、ちょっとびっくりしました(直江津→長岡、長岡→新潟という人が多いようです。)。
 さて、あと半月ほどでダイヤ改正となるのですが、この新潟⇔新井間の快速列車の使用車両についてはどうなるんでしょうね?E129系に置換えても不思議ではないのですが、平日の混雑具合などを考えると3両編成の115系からA編成(2B)のE129系に置き換えるのはちょっと無理がありそうですし、そうかといってE129系のB編成(4B)では、ちょっとオーバースペックのような気もします。個人的にはこのまま115系が残ってくれると嬉しいのですが…。

 
【乗車日:平成29年 2月12日(日)】鉄道コム鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。






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           PHOTO:快速[冬のおいこっと号]




 快速[おいこっと]は、2015年3月の北陸新幹線の金沢延伸開業に併せて誕生した列車で、日本人が思い描くふるさと(田舎)をイメージしてもらうため、また、訪れた人すべてに安らぎと癒しを提供したい…という思いが詰まった車両コンセプトで誕生した列車です。
 この快速[おいこっと]ですが、春から秋にかけては長野⇔十日町間を週末を中心に1往復走っているのですが、冬の間だけは運転区間を長野⇔戸狩野沢温泉間に短縮するとともに、2往復する形で運転されています。
 また、今年からは列車名を[冬のおいこっと号]と名称を変更をしていることもあり、列車名の入った指定席券もコレクションとして残しておきたかったので戸狩野沢温泉まで1往復乗車してきました。




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①長野(1330)→戸狩野沢温泉(1427) 9163D 快速[冬のおいこっと3号]
(←戸狩野沢温泉② キハ110-236+キハ110-235 ①長野→)
 快速[冬のおいこっと3号]は長野総合車両センターから13時15分頃回送されてきて、長野駅の4番線ホームに到着します。
 車内は本日から「つるし雛」の車内装飾が始まっており、外はめちゃくちゃ寒いのですが、車内だけはなんとなく一足早く春を迎えた感じがします。なお、冬期間の運転については乗車できるの車両が2号車のみとなっており、1号車はイベントスペース兼荷物置場として利用されているようです(車内装飾も2号車のみです。)。

 本日乗車する快速[冬のおいこっと3号]の指定席券については、昨日、えきネットで手配したのですが、その時点で1号は△印が付いていたのですが、3号は○印でしたので「乗客が少ないのかな…」と思っていたのですが、実際には旅行客がそこそこ乗車しましたし、飯山線の普通列車の代わりに…として乗り込んできた乗客もいましたので、発車の時点では3~4割程度の乗車率となりました。



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    PHOTO:長野駅の電光掲示板にはしっかりと列車名が入っていました。






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      PHOTO:2号車の車内には「つるし雛」が飾られていました。







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       PHOTO:「つるし雛」には色々な種類があるようです。



 快速[冬のおいこっと3号]は定刻どおり長野駅を発車し、一路、戸狩野沢温泉駅を目指して発車していきます。豊野駅はしなの鉄道・北しなの線と飯山線の分岐駅ですので、本来であれば停車駅となるのでしょうが、そこは「大人の事情」ということで客扱いの停車をすることなく進行し、しばらく走ると快速[冬のおいこっと3号]はしなの鉄道・北しなの線と別れて飯山線に入っていきます。




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  PHOTO:豊野駅を発車すると北しなの線と別れて飯山線を進んで行きます。






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          PHOTO:千曲川に沿って走っていきます。




 飯山線に入ると進行方向右手には千曲川が寄り添ってきて、列車はこの千曲川とともに進んで行きます。替佐駅では列車行のため約5分ほど停車します。ちょっと驚いたのは、この駅で下車する乗客がおり、そのまま交換を行う長野行きの列車に乗車していましたので、やはり私のようにこの列車の乗車が目的の人がいたようでした。

 北陸新幹線と接続駅でもある飯山駅では、短時間の停車の後、戸狩野沢温泉駅を目指して発車していきます。長野市内の雪はだいぶ融けていますが、さすがにここ飯山は雪が深く、この地が全国でも名だたる豪雪地帯であることが、沿線を見るとよくわかります。快速[冬のおいこっと3号]は、この後、高橋まゆみ人形館の最寄り駅である北飯山駅に停車し、その後、快調な速度で真っ白な団円地帯を快調な速度で走り、信濃平駅で安全確認のための停車を行った後、冬期間の終着駅となる戸狩野沢温泉駅に到着しました。なお、戸狩野沢温泉駅では「かんじき」の体験イベントが開催されるような告知があったようですが、本日は行われなかったようです。



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        PHOTO:飯山を過ぎると一段と雪の量が多くなります。






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          PHOTO:白銀の世界を走っていきます。  






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     PHOTO:戸狩野沢温泉駅に到着した快速[冬のおいこっと3号]







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②戸狩野沢温泉(1511)→長野(1609) 138D
 戸狩野沢温泉駅からは1時間ほど後に発車する、快速[冬のおいこっと4号]で長野に戻ろうかな…と思っていたのですが、長野に戻ってから家族で出かける予定が入ってしまいましたので、1本早い普通列車で長野駅に戻りました。



 冬になればどうしても観光客が少なくなってしまうのは仕方が無いところでしょうが、それでも色々なPRをしながら乗客の誘致に力を入れていることには敬意を表したいところですね。ただ、個人的にはローカル線の観光列車ですから、このくらい空いているくらいがちょうど良い…と思うは私だけでしょうか。


【乗車日:平成29年2月4日(土)】鉄道コム鉄道コム

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