TOMODACHIYA鉄道日記

 私が撮影した列車や乗車した列車の記録をアップさせていただいています。  基本的には「不定期更新」となっていますので、あしからずご了承願います!

カテゴリ: 2013年度

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。


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 2015年春の北陸新幹線開業を控え、観光客の誘致に力を入れている「富山地方鉄道」ですが、[アルプスエキスプレス]、[ダブルデッカーエキスプレス]に続き、またまたやってくれました!
 今回は富山市内を走る路面電車1両をリニューアルして「レトロ電車」として運行を開始してくれました!
 路面電車にはあまり興味が無い私ですが、リニューアルは「水戸岡鋭治さんのプロデュース…」と聞けば、これは乗りに行かなくては…と思い、早速、富山まで乗車に行ってきました。




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①宮内(709)→直江津(829) 1326M 115系3連【N1編成】
 宮内からは普通列車で直江津を目指したのですが…、どうも最近「うっかりミス」が多く、「この列車に乗れば、直江津駅で富山行きに乗り換えて10時には富山に到着する…。」と思い込んでおり、列車に乗ってから時刻表を見てびっくり!私が思いこんでいた列車は宮内駅を6時45分に発車する直江津行きだということがわかりました。長岡駅に戻って後続の特急[北越]に…という選択肢もあったのですが、まあ、急ぐ旅でもありませんでしたのでゆっくりと直江津駅まで乗車しました。
 乗車したN1編成は115系2000番台のリニューアル編成ということで、この車両は座席のクッションも良いですし、今回運転をしていた運転士さんも丁寧な運転であったこともあり、とても乗り心地の良い1時間20分でした。



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         PHOTO:2000番台車はリニューアル編成






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       PHOTO:座席もバケットタイプのシートになっています。








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②直江津(946)→富山(1150)  544M
 直江津駅では乗り継ぎの時間が1時間以上あるので『駅の待合室で…。』と思っていたのですが、この列車、直江津駅の1番線ホームで9時前から客扱いを行ってくれていましたので、あたたかな車内で、この原稿の下書き等をして発車時間まで過ごしました。
 ここからは455系と413系の混成編成の3連で富山駅を目指しました。急行型ボックスシートに座って2時間以上の乗車って、だんだん貴重になってきましたね。




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 PHOTO:乗車したのは455系ですが、ロングシート部の長いタイプの車両でした。








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         PHOTO:急行型ボックスシートも貴重になってきました。








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③電鉄富山(1217)→新魚津(1252) 特急[うなづき5号] ※ダブルデッカーエキスプレス
 さて、富山駅に到着しました。まず最初にフリーキップを購入するために電鉄富山駅に向かいます。ここで、今夏の「乗り鉄」の大きな失敗を!JRの富山駅から電鉄富山駅へは南口を出て東に向かえばすぐなのですが、JR富山駅は現在新幹線開業を控えて工事の真っ最中!そのため、JR富山駅を出で大きく迂回をしないと電鉄富山駅に行くことができず、大きな時間ロスが生じることに気がつきました。
 レトロ電車の富山駅前の到着が14時57分、直江津行きの普通列車の富山発車時間が15時5分ですから、これはちょっと乗換えが無理そう…ということで、早くも予定を変更をせざるを得ない状況に…。どうするのかは後で考えることにして、とりあえず電鉄富山駅で「全線1日フリー乗車券」を購入して、ダブルデッカーエキスプレスを使用する特急[うなづき5号]に乗車することにします。

 レトロ電車に乗らないの?と言われそうですが、やはり富山地方鉄道の2枚看板である[アルプスエキスプレス]と[ダブルデッカーエキスプレス]に乗らなくては富山まで来た意味が無いでしょう!ということで、新魚津までこの列車で向かうことにしました。

 指定席券を別に購入して、2号車のダブルデッカーに乗ろうか乗るまいか…と考えたのですが、やはりこの列車の意義はダブルデッカーにあると思い、指定席券を購入して新魚津まで乗車を楽しみました。




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      PHOTO:電鉄富山駅では色違いの並びが見ることができました。








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     PHOTO:鳩マークにもしっかりと「特急」の表示がされています。








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    PHOTO:2号車の車内です。ちょっと座席が狭くて小さいのが欠点かな…








  
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   PHOTO:2号車のマークです。前回乗車の時には表示が無かったような…








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④新魚津(1320)→電鉄富山(1358) 特急[うなづき8号] ※アルプスエキスプレス
 新魚津駅からは[アルプスエキスプレス]を使用する特急[うなづき8号]で電鉄富山駅に戻ります。
 この列車、何度乗ってもお洒落ですよね…。私が住む長野にも水戸岡先生がプロデュースする観光列車[ろくもん]がデビューするようですが、ぜひともこのようなお洒落な列車になってほしいところです。

 アテンダントさんが入れてくれたコーヒーを飲みながら、ゆったりとした時間を[アルプスエキスプレス]で過ごしました。



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     PHOTO:アルプスを眺めながら乗車できるのがいいところです。







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       PHOTO:コーヒーが飲めるようになったのもいいですね。








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⑤富山駅前(1418)→荒町(※※) レトロ電車
⑥荒町(※※)→富山駅前(※※) 
 さて、富山駅に戻ってきました。ここからは今回のお目当ての「レトロ電車」に乗車します。
 この「レトロ電車」のベースとなったのは、富山地方鉄道の軌道線の主力であるデ7000形路面電車です。
 このデ7000形は昭和32年から40年にかけて22両が導入され、その後、昭和59年から冷房化工事が行われた11両が現在も使用されているという、非常に息の長い活躍を続けている車両です。今回はその中の1両「デ7022」がリニューアル工事を受けて「レトロ電車」として生まれ変わりました(リニューアルしなくても、十分レトロな車両なんですが…。)。

 実はこのレトロ電車、先ほど富山駅に到着した際に走行している姿を見たのですが、他の路面電車と塗色があまり違わないため、よ~く見ていないと見落とししそうな感じもしました。ただ、今までの塗色に近いせいでしょうか富山の街にすっかり馴染んでいる…ということもいえると思います。

 富山駅前で待つこと約15分、ついにレトロ電車が到着しました。わかっている人は一斉にレトロ電車にカメラを向けるのですか、その路面電車の価値・希少性に気がつかない人は首をひねるというシーンを何度も目にしました。

 車内は『これぞ水戸岡ワールド』という感じの車内になっており、レトロチックではあるのですがモダンな車内…と表現すればいいのでしょうか、[アルプスエキスプレス]同様、とてもお洒落な車両に仕上がっていると思いました。
 本当は南富山駅前まで乗車して、折り返し時間を使って車内の撮影を!と予定していたのですが、どうしても帰りの列車の時間に間に合いそうも無いことから、後ろ髪を惹かれる思いで荒町で下車して富山駅まで戻りました。



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       PHOTO:富山の街にすっかりマッチしていると思いました。






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    PHOTO:車内は「水戸岡ワールド全開!」といったところでしょうか…







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         PHOTO:吊革も握る部分は木製だそうです。







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         PHOTO:車内の電球もレトロ感たっぷりです。







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     PHOTO:本日デビューのサントラム2号を見ることができました。







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⑧富山(1505)→直江津(1656)  549M 413系3連
 もっとレトロ電車に乗っていたかったのですが、明日はしごとですので長岡に戻ることにします。
 富山駅からは413系に乗って直江津駅に戻ります。混雑を予想していたのですが、予想に反して空いており、ボックス席を最初から最後まで1人で座ってくることができました。
 しかし、何度見てもこの編成の塗色には馴染めませんね~。これはなんという色なんでしょうか?金沢色?富山色?それとも青大将色?でしょうか…。







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⑨直江津(1731)→宮内(1826) 3375M 快速[くびき野5号] 485系6連【T16編成】
 本日のアンカーは485系を使用する快速[くびき野5号]です。今日は早朝からボックスシートに座っていましたので、やはりリクライニングシートは楽ですね。指定席の1号車の乗客はたったの2名でしたので、前の席を回転させて足を伸ばしてゆっくりと乗車してきました。



 今回の「乗り鉄」は大不満足!まあ、原因は自分の勘違いなので仕方がないといえば仕方がないのですが…。一番のメイン列車であるはずの「レトロ電車」に10分ほどしか乗車することができず、しかも車内の撮影はほとんどできませんでした。
 これは、近いうちにリベンジをしなくてはいけませんね。
 ただ、路面電車は絶えず乗客が乗っているため、なかなか車内の撮影をすることが難しい感じですねぇ…。こうなったら一人でレトロ電車を貸しきろうかな?(冗談ですからね…)


【乗車日:平成26年2月11日(火)】鉄道コム鉄道コム

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 上野駅と両毛線の前橋駅を結ぶ特急[あかぎ]、上野駅と吾妻線の万座・鹿沢口駅を結ぶ特急[草津]には、国鉄時代に設計・製造された185系特急形車両が使用されていますが、昨年末にJR東日本から「3月14日のダイヤ改正をもって使用車両を651系(1000番台車)に置換えます。」という趣旨の発表がされました。
 これをもって185系がすべての運用から外れるわけではありませんが、30年以上にわたって活躍してきた車両が上州路の花形運用から撤退となってしまいますので、少し早めではありますが混雑をする前に「惜別乗車」に出かけてきました。






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★新前橋(1638)→上野(1810) 3004M 特急[草津4号] 185系7連【OM06編成】※7号車・クハ185-311に乗車
 新前橋駅からは特急[草津4号]に乗車して上野駅を目指します。本来なら始発駅から乗車したいところですが、まあ、休みの関係もありますので今日は我慢がまんと…。
 さて、これから乗車する特急[草津号]ですが、そのルーツは1960年に上野-長野原草津口間を高崎線・吾妻線経由で運行する臨時準急電車として運転が開始され、その後、定期準急、急行列車と格上げされ、1985年3月に特急列車となったという経緯を持っているようです。
 上野-水上間を走っていた特急[水上]が定期特急として活躍していた2010年12月までは、上野⇔新前橋間について併結運転が行われ、14両という長大編成で運転されていましたが、特急[水上]の定期運転終了後は全列車・全区間7両で運転されています。

 平日の昼間の特急列車、しかも通勤・通学時間帯にかからないせいでしょうか、列車内は非常に空いています。私か今回、最後部の7号車指定席に座ったのですが、新前橋から乗車したときの乗客はわずか4名という状況で、「それでも高崎からは大勢乗ってくるだろう…。」と思っていたのですが、高崎からの乗客も4名ということで、閑散とした状態で上野駅を目指します。

 高崎線を発車した特急[草津4号]は特急らしい速度で高崎線を南下して行きます。久しぶりの185系なのですが、この列車ってこんなに揺れましたっけ?というぐらい身体が左右に振られます。おかげでパソコンの文字を打つことに非常に難儀しました。
 特急[草津4号]は高崎を発車すると本庄、深谷、熊谷と停車をしていきますが、指定席に乗ってくる人の姿はちらほら程度です(自由席の状況まではわかりませんでした。)。

 しかし、何度も書きますが、本当にこの列車は体が左右に振られます。線路の問題なのか、車両の問題なのかはわかりませんが、速度に関係なくぐらぐらしており、こんな乗り心地の悪い185系に乗車するのは初めてです。昨年末、臨時特急[水上91号]に乗車したときは、そんなことをちっとも感じなかったのですが…。

 熊谷の次は大宮駅に停車します。さすがにここから特急に乗車する人も無く、閑散とした状況のまま、特急[草津4号]は終点の上野駅に到着しました。




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        PHOTO:幕式の行先表示も185系の魅力です。







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              PHOTO:185系の車内







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 PHOTO:185系・普通車のシート(もう少しリクライニングして欲しいですね。)








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★上野(1900)→高崎(2023) 4001M 特急[あかぎ1号] 185系14連【OM08+07編成】※14号車・クハ185-314に乗車

 上野駅からは特急[あかぎ1号]で高崎駅に戻ります。
 まあ、今回の乗車は「185系の特急[あかぎ号]と[草津号]に乗る!」ということなのですが、運がよければ「あまぎ色(157系色)に乗れれば…」なんてことも考えていました。事前にいただいたメールなどで「あまぎ色は東海道線の運用が多いようです…」といただいていたのですが、私は自分の「運の強さ」を信じて、上野駅の16番線ホーム・14号車入口でひたすら入線を待ちます。

 新前橋から乗車した特急[草津4号]は「新前橋色」、新前橋駅に留置されていた編成も「新前橋色」、上野到着直前にすれ違った[ホームライナー]も「新前橋色」でしたので、期待をして上野駅で待っていたところ、回送で入ってきたのは「新前橋色」のOM07編成…、そしてその後ろに連結されていたのが、見事「あまぎ色」の0M08編成でした。私、やっぱり「持っています!」。
 ということで、最後の最後にあまぎ色の185系に乗車することができました(過去にも乗ってはいますが…。)。

 上野駅の特急列車専用ホームから発車する列車はどれも大混雑ですので、特急[あかぎ1号]も混雑をすると思ったら意外や意外、上野駅から14号車に乗り込んだのは10名にも満たないほどでした(改札口から一番遠いということもあるでしょうが…。)。

 さて、この[あかぎ]ですが、1950年に上野-桐生・小山間を高崎線・両毛線経由で運行する快速列車として運転が開始され、年を追うごとに臨時準急、定期準急、急行列車と格上げを繰り返し、1982年11月の上越新幹線開業に伴うダイヤ改正で特急列車に格上げされたという経緯を持つ列車です。

 現在の運行は、平日と土・休日では大幅に運行本数が異なっており、下りは平日7本、土・休日は3本、上りが平日5本、土・休日が3本という運行形態で、通勤・通学時間帯に運転されています(上野発19時の列車が1号ですから、極端に運転時間帯がシフトされていることがわかります。)。 

 なお、3月14日以降は使用車両が185系から651系に変更になるわけですが、新宿発着の1往復については185系が継続的に使用されるとのことです。

 上野駅を発車した特急[あかぎ1号]は快調な走りで北上します。赤羽駅からどっと人が乗り込んできたのにはちょっと驚きましたが、それでも私が乗車している14号車は5割程度の乗車率です。
 その後、特急[あかぎ1号]は浦和駅、大宮駅と停車をするのですが、先に行くに従って乗車する人が増えてきて、大宮駅を発車する時点では7~8割程度の乗車率となりました。

 なお、先ほどのOM06編成では異様とも思えるほど身体が左右に振られたのですが、このOM08編成では全くそのようなこともなく、逆にとっても乗り心地が良かったですので、OM06編成に何か問題がありそうな感じを受けました。

 大宮駅を発車した特急[あかぎ1号]は、上尾、桶川、熊谷と停車をして行きますが、上尾駅からは乗車をする人よりも降車する人のほうが多くなってきて、熊谷駅を発車すると車内は再び2~3割程度の乗車率となってしまい、そのまま閑散とした状況で特急[あかぎ1号]は高崎駅に到着しました。



              PHOTO:前7両は新前橋止まりとなります。







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   PHOTO:OM編成+[あかぎ]のヘッドマークは貴重なシーンとなりそうです。








         PHOTO:高崎駅に到着した特急[あかぎ1号]




 さて、185系特急で高崎⇔上野間を往復してきたわけですが、正直、185系の「特急」というのは、もう限界だと思ってしまいました。個人的には国鉄型車両が好きですし、いつまでも活躍をして欲しいとは思っていますが、あの居住性と乗り心地で特急料金を徴収するというのは、ちょっと無理があるのではないかと思います。
 今後、185系には特急運用ではなく「快速」や「団体列車」で活躍をしてもらうというのが、一番ふさわしいのではないかと感じました。





※今回の「乗り鉄」の行程は次のとおりです。





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①宮内(1459)→長岡(1503) 1337M 115系3連【N29編成】
 宮内駅から新・新潟色の115系に乗車して長岡駅を目指します。






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②長岡(1519)→高崎(1605)  330C [とき330号] E2系10連【J7編成】
 長岡からはE2系新幹線・[とき330号]で高崎駅まで移動しました。この区間、トンネルが多く、景色も見ることができませんので、本当はパソコンで原稿を入力したいところなのですが、インターネットが繋がりませんので、本当に何もすることが無く、ただ、寝ていました。
 余談ですが、長岡に単身赴任をするようになり、このE2系のJ編成に乗車する機会が増えてきたのですが、私、未だに大窓車に当たったことが無いんですよね…。






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③高崎(1611)→新前橋(1621) 541M 115系4連【T1144編成】
 高崎から久しぶりに湘南色の115系で新前橋駅に移動をしました。115系って湘南色が一番似合うのかな…?それとも、スカ色なのかな…?






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④新前橋(1638)→上野(1810) 3004M 特急[草津4号] 185系7連【OM06編成】
 今回の目的の一つである185系を使用する特急[草津4号]で上野駅を目指しました。






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⑤上野(1900)→高崎(2013) 4001M 特急[あかぎ1号] 185系14連【OM08+07編成】
 上野駅からは「あまぎ色」の185系を使用する特急[あかぎ1号]で高崎駅に戻りました。






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⑥高崎(2029)→長岡(2114) 345C [Maxとき345号] E4系8連
 本日のラストランナーはE4系8連の[Maxとき345号]です。この列車で長岡に戻りました(長岡→宮内はバスを利用しました。)。





※実は1月27日~28日の東北旅行で、私、乗車券を無くしてしまったんです。幸い、車内から紛失した乗車券が見つかった!という連絡があったので、てっきりその無くした乗車券が手元に戻ってくると思ったのですが、実際にはそうではなく、写真のような「業務連絡書」を長岡駅でいただきました。
 まあ、簡単に言えば『これをもっている人は1度は切符を無くしたが、運よく見つかったので便宜を図ってくださいね』という申し伝え書きのようなものです。嬉しいような恥ずかしいような思いで使わせていただきました。


【乗車日:平成26年1月30日(木)】鉄道コム
鉄道コム

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 今年もJR東日本・某倶楽部のスペシャルなキップのシーズンとなりました。
 さて、このキップを使ってどこかに行こうかな?と考えたのですが、今年の3月14日をもって寝台特急[あけぼの]が廃止となるという大きなニュースがありますので、「最後にもう一度…」ということで、昨年に引き続き東北方面に出かけてきました。





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①長岡(1838)→上野(2006) 1344C [Maxとき344号] E4系16連【P13+P11編成】 
  今回の旅行は「仕事を終えてから…」のスタートということで、勤務を終えてからバスで長岡駅に向かい、長岡駅から新幹線に乗車します。
 時間的にもう1本早い新幹線にも乗ることはできたのですが、[Maxとき344号]は高崎駅を通過するタイプなので「こちらの方が空いているだろう…」ということで選びました。長岡駅からの乗車はさほどでもなかったのですが、越後湯沢駅からは大量の乗車がありましたが、さすがに16両編成のMaxということで、私の席の横には誰も来ず、おかげでゆっくりと夕飯の駅弁を食べながら上野駅まで乗車することができました。
 



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  PHOTO:本日の夕飯は長岡駅の駅弁「牛めし」です。もう少し量が欲しかった…。








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②上野(2116)→新青森(944→遅れで1009) 2021レ 寝台特急[あけぼの] 
 上野駅からは今回の「乗り鉄」の最大の目的である、寝台特急[あけぼの]に乗車して青森駅を目指します。






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③新青森(1030)→八戸(1057) 3030B [はやて30号] E5系10連【U26編成】
  新青森駅からはE5系・[はやて]に乗車して八戸駅を目指します。今回使用している「大人の休日倶楽部パス」は特急の自由席なら特急券不要という素晴らしいキップなのですが、[はやて]・[はやぶさ]は全車指定席のため、あらかじめ事前に指定席の発券が必要なのですが、この発券は6回までとなっているため、この区間はグリーン車券を別に購入して乗車することにしました(普通車の指定席を別に購入するのと、ほとんど金額に違いがなかったのも大きな理由です。)。

 新青森駅の新幹線ホームに昇って、グリーン車の入口まで歩いていくと、ちょうど客扱いが始まるところで、アテンダントさんのお辞儀を受けながら車内に入ります。グリーン車の車内は写真を見ていただくとわかりますが、大型のバケットシートがずらっと並んでいます。シートに座っても前後左右ともスペースがたっぷりあり、今までのE2系やE4系のグリーン車とは作りがまったく違うことがわかります。
 このシートに身体をゆったりと預け、八戸駅までのわずかな間ですがグリーン車の乗車を楽しみました。



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            PHOTO:E5系の行先案内表示







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              PHOTO:グリーン車の車内






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 PHOTO:シートは大きく深くリクライニングします(レッグレスト、最高です!)。




 実は私、この後、大切なキップを紛失するという大失態を演じてしまいました!!
 このあと本当は、八戸駅から快速[まさかり号]に乗車して大湊駅まで往復しようと思っていたのですが、「大人の休日倶楽部パス」は当日は発行できないという規則のため、致し方なく予定を変更して長岡に戻る羽目に…トホホです(ちなみにこの紛失したキップですが、[はやて30号]の車内にあったということで、無事に私の手元に戻ってきました。)。





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④八戸(1156)→新青森(1224)  [はやぶさ7号] E2系10連【U2編成】
 えっ!切符を無くしたのに新青森に戻るの?と言われそうですが、次の列車に始発駅から乗りたいため[はやぶさ7号]に乗車して新青森駅に戻りました。
 前述のとおり、普通車もグリーン車も料金にさほど違いが無いため、こちらもグリーン車に乗車しました。






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⑤新青森(1438)→東京(1808) 3012B [はやぶさ12号] E5系10連【U4編成】※盛岡からはE6系スーパーこまちを連結
 新青森駅からは[はやぶさ14号]で東京を目指します。ここからは、憧れの「グランクラス」の乗車です。

  いや~、それにしても「グランクラス」って凄い車両なんですねぇ…。







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⑥東京(1852)→長岡(2041) [Maxとき343号] 343C E4系16連
 東京からはE4系を使用する[Maxとき343号]に乗車して長岡に戻ります。この時間帯の新潟行きの[とき号]は混雑しますねぇ…。指定席を確保しておいて正解なのですが、実は自由席の乗客の大半は「高崎」までの乗客のため、指定席(両数が少ないため)はいつまでも混雑していますが、自由席はガラガラとなりますので、高崎以降乗車するときは自由席でよさそうでした。









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⑦長岡(2101)→宮内(2105) 1752M 115系4連
 今回の旅行のアンカーは旧・新潟色の115系に乗車して宮内駅に戻りこれで終了です。
 今日乗車した列車の中では唯一、新幹線以外の車両でした。乗車した列車でした。





 う~ん。今回はなんと言う致命的なミス(乗車券の紛失)をしてしまったのでしょうか…。
 幸い、八戸駅の駅員さんのご尽力によりキップが手元に戻ってきたのですが、今回、一番乗車を楽しみにしていた快速[まさかり](旧うみねこ編成)に乗ることができませんでした。
 まあ、自分の不注意ですから仕方がありませんが、これを見ていらっしゃる皆さんも、ぜひキップの紛失には注意をしてください!


【乗車日:平成26年1月27日(月)~28日(火)】鉄道コム鉄道コム

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 「今頃グランクラスかよ…」という声も聞こえてきそうですが、私、今回の東北旅行で生まれて初めて「グランクラス」に乗車をさせていただきました。
 社会人として20年以上のキャリアはありますが、なかなかそうはいっても16,000円という大金を「ポン!」と支払えるほど優雅な身分でもありませんので、今回は「今まで頑張ってきた自分にご褒美を!」ということで、新青森→東京のフル区間で「グランクラス」の旅を楽しんできました。





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★新青森(1438)→東京(1808) 3012B [はやぶさ12号] E5系10連【U4編成】※盛岡からはE6系スーパーこまちを連結
 新青森駅のコンコースからエスカレーターでホームに昇り、グランクラスの10号車から車内に入ると、そこには笑顔のアテンダントさんが皆さんを待っていてくれます。私、これだけでグランクラスの価値がある!と単純に思ってしまいました。

 その後、自動扉にタッチをして車内に入ると、自分でも信じられないくらい気品があって豪華なシートが並んでいます。『日本にもこんな豪華な車両があったんだ…。』と、ただただ本当に驚くだけです。
 その豪華なシートに座り、あちこちのスイッチをいじりながら、自分の身体にフィットするようにシートをセッティングしているうちに[はやぶさ12号]は新青森駅を発車して行きます。車内の騒音は『普通車よりは静か?』かどうかは疑問ですが、従来のE2・E4系新幹線よりも静かなことは間違いなさそうです。

 そのうちにアテンダントさんが乗客一人ひとりに乗車の挨拶をしながら、軽食や飲み物のリクエストを聞いていきます。私はお腹も空いていなかったですし、喉も渇いていなかったため『もうちょっと後で…』と答えたところ、なんとなくアテンダントさんに肩透かしを食らわせてしまったようです。ちなみにアテンダントさんは、グランクラス専用の方が2名、グリーン車専用の方が1名、車内販売を担当する方が2名の計5名体制で乗務しているとのことでした。

 さて、今回乗車する「グランクラス」ですが、東北新幹線の新型車両であるE5系新幹線の導入に併せて、従来のグリーン車よりも上位となるファーストクラスの「スーパーグリーン車」を導入するという計画が実現したもので、その後、名称を現在の「グランクラス」と定め、2011年3月5日から営業運転が開始されました。
 このグランクラスの利用際しては、運賃・特急料金に加え、グリーン車料金+5,000円が必要となります。
 グランクラスは編成端部の10号車に設定され、定員はわずかに18名(3名×6列)となつています。デビュー当初はなかなか指定席が取れなかったようですが、現在では、デビューから3年近くが経過したということと、E5系の編成数も増加したことにより、意外と簡単に取れるようです。
 私も今回、乗車兼を紛失したことにより急遽乗車変更をしたのですが、余裕で窓際の席を取ることができましたので、列車を限定さえしなければ当日でも大丈夫なようです。



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  PHOTO:扉を空けると、そこには気品高きグランクラスのシートが待っています。







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 PHOTO:シートアレンジは至れり尽くせりで、必ずベストポジションが選べます。




 グランクラスに乗った人の楽しみといえば、軽食とドリンクサービスなのでしょうが、私にとっての一番の楽しみが、盛岡駅で行われる[スーパーこまち]との併結シーンを見ることです。
 普通車に乗車していると連結の位置まで移動してこないと見ることができないのですが、グランクラスに乗車していれば、すぐ近くでこのシーンを見ることができますので、今回はじっくりと併結シーンを見させていただきました。



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      PHOTO:[スーパーこまち]編成が[はやぶさ]に近づいてきます。







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          PHOTO:ゆっくりとした速度で接近します。






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                PHOTO:連結完了!






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      PHOTO:[スーパーこまち]編成側から見た[はやぶさ]編成



 初めてのグランクラスの乗車と、今回の原稿の下書きに夢中になっていたら[はやぶさ12号]は既に仙台駅を発車しており、今回の乗車も半分が過ぎでしまいました。ここまで何も注文をしていませんでしたので、洋風軽食とダイエットコーラ、そしてお菓子を注文させていただきました。しかし、このアテンダントさんですが、同じ人から何回も注文を受けても、嫌な顔ひとつせずに対応をきちんとしており、プロ根性というものを見せつけられるとともに感心させられました。ちなみに私は小心者のため、注文を2回もするなんて、とてもできませんでした。
 



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          PHOTO:今回注文した軽食とドリンク



 [はやぶさ]の車内で軽食を食べ、コーラを飲んでのんびりと旅の気分に浸っていると大宮駅到着のアナウンスが流れます。最初は『新幹線は景色も見えないから3時間半の乗車は長いなぁ…』と思っていたのですが、グランクラスのゆったりとした雰囲気に浸っていると「あっ」という間に時間が過ぎていくような気がするのは、私だけでしょうか?
 大宮を出るとそれまでの高速走行が嘘のようにゆっくりと走ります。早く走るグランクラスもいいのですが、こうやってゆったりとした速度の中でゆったりと乗ることができるのもグランクラスの魅力なんだな…と思っていると[はやぶさ12号]は終着の東京に到着しました。乗車したときと同じく、アテンダントさんの笑顔に見送られ、グランクラスを後にしました…。
 
 さて、遅まきながらグランクラスに乗ってみましたので、私なりの感想と雑感を…(私が感じたことですので「いや、そうじゃないだろう。」とか「お前の考えはおかしいんじゃないの?」というご意見等は不要です。)




★サービスについて
 1 こういうサービスを受けることが苦手です!(これが全体の90%を占めます。) 
   飛行機のファーストクラスに乗りなれている方、シティホテルやリゾートホテルでル
   ームサービスを気軽に頼める方、高級なレストランをよく利用される方などにとって
   は、別になんてことはないのでしょうが、私は『人を呼んで何かを注文する。』とい
   う行為が非常に苦手です(気が小さいってことですね。)。
 2 グラスが怖い!
   グランクラスの車内では、飲み物は基本的には何度も注文やお代りができるのです
   が、何を注文してもグラスで出てきます。座っている体勢を直したりするときにテー
   ブルに体が触れてグラスをひっくり返そうで、ついに2回目の注文をすることができ 
   ませんでした(私、蓋付きの紙コップやペットボトルで十分です。)。
 3 アイスコーヒーが飲みたかった!
   ドリンクサービスに「ホットコーヒー」があったので、当然「アイスコーヒー」もあ
   るものと思っていたのですが「ご用意しておりません。」とのこと。隣のグリーン車  
   のウエルカムドリンクには「アイスコーヒー」があるわけですから、グリーン車のサ
   ービス水準より劣るグランクラスって何なの?と思ってしまいました(『隣に貰いに  
   行っても良い?』と聞けばよかったのかな?)。




★車内設備等について
 1 車内が暗すぎる!
   別に怪しいことをするわけではありませんので、もう少し全体的に明るくしてくださ
   い。ノートにメモを書く都
度、本を読む都度、パソコンを打つ都度、いちいちスポッ
   トライトを点灯させるのが面倒くさいです(このスポットライトですが、滅茶苦茶邪
   魔ですし目障りです。)
 2 コンセントの位置が悪い!
   2人掛けのシートの場合、コンセントはアームレストの先端部に用意されています
   が、アームレストが長いため、席に出入りするときに足がコンセント部に当たってし 
   まいます。そのためコンセントの金具部分を曲げてしまう可能性がありますので、利
   用には十分注意が必要です(私、乗車中に2回もコンセントの金具部を曲げてしまい
   ました。ご利用の際には可動式の三口コンセントを持っていくことを薦めます。)。
 3 小物を置く場所が無い!
   窓枠に物が置けないというのがこんなに不便だということが初めてわかりました。め
   がねを置く場所が無
い、ペットボトルが置けない!シートバックにネットも無い!と
   いうことで、手回り品を置くことができず非常に不便でした。




★その他
 1 「飲み放題」って止めたら?
   今回乗車して一番嫌だったのが「同じ人が何回もアテンダントさんを呼んで、ドリン   
   ク(アルコール)を注文している。」ということでした。
   何度呼びつけられても笑顔で対応しているアテンダントさんが、正直、可哀想でし
   た。
 2 シートアレンジ、もう少しアレンジできなかったのかな?
   あの幅広い新幹線の車体に横3列×縦6列しかシートを置いていないのですから、も  
   う少し自由度のある設計は出来なかったのでしょうか?
   2列席を2人で使用するときはペアシートにする。別々の人が使用するときはセパレ
   ートに配置する…ということぐらい出来たと思うのですが…。
 3 乗客のマナーには厳しく対応を!
   これはグランクラスに乗る人のモラルの問題だとは思いますが…。
   たまたま乗り合わせた乗客の中に、携帯電話を平然と使用している人がいました(こ
   こはグランクラスだ
よ!)。
   こんな人からは罰金を徴収して、他の乗客のグランクラス代金を支払わせるくらいの 
   制度を設けるべきだと思ってしまいました(まぁ、絶対に無理でしょうが…)。





☆総合的に…
 まぁ、端的にいえば私のような小心者が乗るような車両ではない!というのが結論ですね。グランクラスの料金を出すのであれば、一般のグリーン車に2回乗ったほうが、私敵には断然、お得間があるように思ってしまいました。そして何よりも「私にはグランクラスは似合わない!」ということが自分自身で一番わかりました。
 やはり私にはコンビに弁当を買って115系電車やキハ40系気動車のボックス席に座っているほうが似合っていると思いますし、なによりも気が楽ですので、たぶん、グランクラスへの乗車は今回が最初で最後だろうと思っています(サービスの無いグランクラスには魅力を感じています。)。
 ただ、グランクラス未乗車の方には、ぜひ、話の種に一度ご乗車を…とお勧めだけはしておきますね。


【乗車日:平成26年1月28日(火)】鉄道コム鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。



025




 『3月のダイヤ改正前で定期列車から引退となる前に、寝台特急[あけぼの]に乗ってきました!』…と書くのは非常に簡単なのですが、寝台の指定席券を手にするのに困難を極めました。
 どうやら寝台特急[あけぼの]の廃止が決まって以降、すでに「引退フィーバー(死語かな?)」が始まっているようで、何度も駅に足を運びようやく寝台券を入手することがてきました。
 まあ、そうは言っても手にできた寝台券は「羽後本荘」までのものですので、羽後本荘から青森までは「立ち席特急券」が必要になってしまいますが、まあ、これも後々になれば記念になるのでは…と思い、終着の青森駅まで惜別乗車をしてきました(補足:今回使用している乗車券は「特急の自由席ならば無料」ということなので、実際には「立席特急券」不要なため購入していません。)。





023
★上野(2116)→青森(952) 2021レ 寝台特急[あけぼの] 24系寝台車8連
(←青森⑧ カニ24-109+オハネフ24-8+スロネ24-552+オハネ24-555+オハネ24-555+オハネフ24-21+オハネ25-220+オハネ25-210+オハネフ25-205 ①上野→)
※牽引機 上野→長岡 EF64-1053  長岡→青森 EF81-137
 上野駅で新幹線を降り、在来線ホームに昇っていくと、寝台特急[あけぼの]が発車する13番線ホームには既にカメラを持って待っている人が何人もいてびっくり!まだ、入線までに1時間近くあるのに…と思いながら、私も「上野駅の推進運転なんて、もう撮影する機会が無いだろうな…」と思いつつ、その中の一人に混じることにしました。

 かれこれ待つこと約50分、寝台特急[あけぼの]は貫通扉を開けたままいつものように、ゆっくりとした速度で13番線ホームに入ってきます。もうこの頃になると13番線ホームは[あけぼの]を撮影する人と、乗車をする人で大混雑の状態となっていました。



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  PHOTO:推進運転で上野駅の13番線ホームに入ってくる寝台特急[あけぼの]







010
       PHOTO:中央の貫通扉が閉まると客扱いが開始されます。







005
 PHOTO:このデパーチャーボードを見ることができるのも、あと1か月半ですね。




 上野駅では発車までに約17分ほど時間がありますが、これだけの人数がいると撮影もままなりません…。先頭車の部分は撮影が難しいかも…と思いながら歩いていくと、引退が近づいて人が集まり始めているせいでしょうか、先頭部分に撮影者が近づけないようにロープが張られていましたが、逆にこのロープがあったおかげで撮影が楽々できましたので、これはJR東日本さんのナイスヒット!といったところでしょうか…。




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PHOTO:ダイヤ改正後は、EF64の姿も上野駅で見ることができなくなりそうです。






032
        PHOTO:幕式のヘッドマークが郷愁を誘いますね。






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     PHOTO:上野発青森行きの行先表示も見ることができなくなります。







         PHOTO:あけぼのの編成は24形と25形の混成編成です。




  発車までに17分ほどあるとはいうものの、撮影をしているとあっという間に発車時刻が迫ってきます。ここまで来て「乗り遅れ」なんてことになると大変ですので、撮影を早めに切り上げて車内に入ります。

 青森までの寝台券が入手できなかったことから、非常に車内は混雑をしているだろうと思ったのですが、なぜか、私の乗った4号車は空いています…。上段はほとんど空の状態、下段にも空いている箇所がいくつも…。他の号車もそうなのかと思い、隣の3号車を覗いたところ、こちらは通路に人が溢れんばかりの大混雑!
 そうです私が乗った4号車は、寝台の利用が「羽後本荘駅」までと限られているため、やはり人気が無いということなんでしょうね…。
 そんなことを思いながら、ベッドメーキングをしていると寝台特急[あけぼの]はガタンという振動とともに上野駅を発車します。いよいよ青森駅を目指し約13時間の乗車が始まります。
 まだ、寝るのには十分早いのですが、車内放送は「これが最後の放送です。次は秋田駅到着の前に…」との案内がありました。「高崎駅までは案内があっても…」とは思ったのですが、この列車、大宮駅、高崎駅ではあまり途中乗車が無いようなので、これでいいのかもしれません。
 私の寝台の向かい側の方は、既にベッドに入ってお休みモードのため、私も少し早いですがベッドに横になることにしました。

 


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           PHOTO:本日の宿泊はこちらで…







         PHOTO:こんなシーンを再び見ることができるのか…







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    PHOTO:上野駅を発車して、ネオンが光る街中を進んでいきます。





 …ちっとも眠れない!もともと夜行列車が苦手のせいもあるのですが、ベッドに横になってもちっとも眠れません。そうかといって、起きて車内をうろうろするわけにもいきませんので、このままうとうとしながら乗車を続けました。

 途中、列車が大きくガタンと揺れて目が覚めましたので、いつの間にか寝ていたようです。時間を確認したところ、どうやら列車は村上駅を発車したところだったようです。向かい側のおじさんは「仁賀保までいくんや!」と言っていましたが、もうごそごそと着替えを始めたようで、こちらもうかうかしているわけにはいかず、私も着替えて洗面を済ませることにしました。

 列車が羽後本荘駅に到着すると、4号車には作業員の方が乗り込んできて、慣れた手つきでてきぱきと寝台を片付けていきます。わたしもここからは寝台ではなく座席となったベッドの上に座り車窓を見ながら乗車を続けます。
 通りがかった車掌さんに「立席特急券で利用する乗客っているんですか?」と聞いたところ、「平日は結構いますよ。」とのこと。やはり通勤・通学時間帯に走っていますので、多少、普通の特急列車より居住性は劣るものの利用客はいるようです(これが大混雑でびっくりでした。)。

 列車はようやく明るみ始めた東北の大地を北に向かって進んでいきます。秋田駅に近づくと「おはようございます…」という車内放送が入り、目覚めた人も多いようでようやく車内にも活気が溢れてきます。「(秋田で)半分くらい降りるのかな?」と思っていたのですが、思っていたほど降りる人がいなくて少し驚きでした。乗客の多くは青森まで乗りとおす乗客なのでしょうか?
 秋田駅を発車すると列車は奥羽本線を走るようになります。「本線」とは言えども単線区間もあるため、特急列車ではありますが列車交換のための運転停車が何駅かでありました。

 ここまでいたるところに雪が残っているのは見ていたのですが、雪は降っておらず『ラッキー!』と思っていたのですが、大館駅を過ぎると猛吹雪となり、接続列車や対向列車に遅れが目立ってきました。
 ただ、寝台特急[あけぼの]は「特急列車」ということもあり、ここまで遅れを出すことなく走ってきたのですが、大鰐温泉駅の先の踏切で異常発砲があったということで、安全確認のために緊急停止を行ったため約18分ほど遅れて大鰐温泉駅を発車となってしまいました。

 単線路を走る列車の宿命で、列車は一度遅れ始めると次々と遅れる仕組みになっていますので、川部、北常盤と停車を繰り返しながらの進行となり、遅れはさらに拡大してしまいました。

 今回の予定では寝台特急[あけぼの]には『終着の青森駅まで乗りとおす。』と予定をしていたのですが、青森駅まで乗ってしまうと次の予定が狂ってしまうため、致し方なく新青森駅で寝台特急[あけぼの]を下車しました(25分遅れの10時9分着でした。)。

 先頭部に行くと長岡駅で牽引機が変わっており、EF81が編成の先頭に立っていました。その姿を1枚記録し、もう二度と乗ることの無いだろう、寝台特急[あけぼの]に別れを告げ、今回の乗車は終了しました。



 
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     PHOTO:羽後本荘駅は闇の中。降りる人もいなかったようです。







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         PHOTO:真っ白い雪の平原の中を進みます。







 PHOTO:撮影の名所、白沢-陣場間です(撮影ポイントは写真の右になります。)。







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     PHOTO:新青森駅で長岡駅で交代とした牽引機の姿を撮影します。







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      PHOTO:新青森駅を発車して青森駅を目指す寝台特急[あけぼの]







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          PHOTO:寝台特急[あけぼの]の見納めです。




 上野駅から約13時間、たっぷりと寝台特急[あけぼの]の乗車を楽しみました。思っていたよりも乗車率がよくて少しびっくりでした(これで廃止をするというのがよく分からないのですが…。)。
 今回、寝台特急[あけぼの]が廃止となる大きな理由のひとつが「車両の老朽化」ということらしいのですが、この列車、結構需要があるようにも聞いていますので、何とかならないものですかねぇ…。JR西日本の協力を得て285系寝台電車をJR東日本でもノックダウン生産するとか、日中は車両基地で休んでいる215系を大改造して寝台列車に…という手もあったような気もするのですが…。
 それにしても『客車が古くなったから、列車を廃止しよう!』という考え方はサービス業においてはあるまじき考え方だと思うのですが、いかかですかJR東日本さん?

【乗車日:平成26年1月27日(月)~28日(火)】鉄道コム鉄道コム

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