※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。
2015年春の北陸新幹線開業を控え、観光客の誘致に力を入れている「富山地方鉄道」ですが、[アルプスエキスプレス]、[ダブルデッカーエキスプレス]に続き、またまたやってくれました!
今回は富山市内を走る路面電車1両をリニューアルして「レトロ電車」として運行を開始してくれました!
路面電車にはあまり興味が無い私ですが、リニューアルは「水戸岡鋭治さんのプロデュース…」と聞けば、これは乗りに行かなくては…と思い、早速、富山まで乗車に行ってきました。
宮内からは普通列車で直江津を目指したのですが…、どうも最近「うっかりミス」が多く、「この列車に乗れば、直江津駅で富山行きに乗り換えて10時には富山に到着する…。」と思い込んでおり、列車に乗ってから時刻表を見てびっくり!私が思いこんでいた列車は宮内駅を6時45分に発車する直江津行きだということがわかりました。長岡駅に戻って後続の特急[北越]に…という選択肢もあったのですが、まあ、急ぐ旅でもありませんでしたのでゆっくりと直江津駅まで乗車しました。
乗車したN1編成は115系2000番台のリニューアル編成ということで、この車両は座席のクッションも良いですし、今回運転をしていた運転士さんも丁寧な運転であったこともあり、とても乗り心地の良い1時間20分でした。
直江津駅では乗り継ぎの時間が1時間以上あるので『駅の待合室で…。』と思っていたのですが、この列車、直江津駅の1番線ホームで9時前から客扱いを行ってくれていましたので、あたたかな車内で、この原稿の下書き等をして発車時間まで過ごしました。
ここからは455系と413系の混成編成の3連で富山駅を目指しました。急行型ボックスシートに座って2時間以上の乗車って、だんだん貴重になってきましたね。
さて、富山駅に到着しました。まず最初にフリーキップを購入するために電鉄富山駅に向かいます。ここで、今夏の「乗り鉄」の大きな失敗を!JRの富山駅から電鉄富山駅へは南口を出て東に向かえばすぐなのですが、JR富山駅は現在新幹線開業を控えて工事の真っ最中!そのため、JR富山駅を出で大きく迂回をしないと電鉄富山駅に行くことができず、大きな時間ロスが生じることに気がつきました。
レトロ電車の富山駅前の到着が14時57分、直江津行きの普通列車の富山発車時間が15時5分ですから、これはちょっと乗換えが無理そう…ということで、早くも予定を変更をせざるを得ない状況に…。どうするのかは後で考えることにして、とりあえず電鉄富山駅で「全線1日フリー乗車券」を購入して、ダブルデッカーエキスプレスを使用する特急[うなづき5号]に乗車することにします。
レトロ電車に乗らないの?と言われそうですが、やはり富山地方鉄道の2枚看板である[アルプスエキスプレス]と[ダブルデッカーエキスプレス]に乗らなくては富山まで来た意味が無いでしょう!ということで、新魚津までこの列車で向かうことにしました。
指定席券を別に購入して、2号車のダブルデッカーに乗ろうか乗るまいか…と考えたのですが、やはりこの列車の意義はダブルデッカーにあると思い、指定席券を購入して新魚津まで乗車を楽しみました。
新魚津駅からは[アルプスエキスプレス]を使用する特急[うなづき8号]で電鉄富山駅に戻ります。
この列車、何度乗ってもお洒落ですよね…。私が住む長野にも水戸岡先生がプロデュースする観光列車[ろくもん]がデビューするようですが、ぜひともこのようなお洒落な列車になってほしいところです。
アテンダントさんが入れてくれたコーヒーを飲みながら、ゆったりとした時間を[アルプスエキスプレス]で過ごしました。
⑥荒町(※※)→富山駅前(※※)
さて、富山駅に戻ってきました。ここからは今回のお目当ての「レトロ電車」に乗車します。
この「レトロ電車」のベースとなったのは、富山地方鉄道の軌道線の主力であるデ7000形路面電車です。
このデ7000形は昭和32年から40年にかけて22両が導入され、その後、昭和59年から冷房化工事が行われた11両が現在も使用されているという、非常に息の長い活躍を続けている車両です。今回はその中の1両「デ7022」がリニューアル工事を受けて「レトロ電車」として生まれ変わりました(リニューアルしなくても、十分レトロな車両なんですが…。)。
実はこのレトロ電車、先ほど富山駅に到着した際に走行している姿を見たのですが、他の路面電車と塗色があまり違わないため、よ~く見ていないと見落とししそうな感じもしました。ただ、今までの塗色に近いせいでしょうか富山の街にすっかり馴染んでいる…ということもいえると思います。
富山駅前で待つこと約15分、ついにレトロ電車が到着しました。わかっている人は一斉にレトロ電車にカメラを向けるのですか、その路面電車の価値・希少性に気がつかない人は首をひねるというシーンを何度も目にしました。
車内は『これぞ水戸岡ワールド』という感じの車内になっており、レトロチックではあるのですがモダンな車内…と表現すればいいのでしょうか、[アルプスエキスプレス]同様、とてもお洒落な車両に仕上がっていると思いました。
本当は南富山駅前まで乗車して、折り返し時間を使って車内の撮影を!と予定していたのですが、どうしても帰りの列車の時間に間に合いそうも無いことから、後ろ髪を惹かれる思いで荒町で下車して富山駅まで戻りました。
もっとレトロ電車に乗っていたかったのですが、明日はしごとですので長岡に戻ることにします。
富山駅からは413系に乗って直江津駅に戻ります。混雑を予想していたのですが、予想に反して空いており、ボックス席を最初から最後まで1人で座ってくることができました。
しかし、何度見てもこの編成の塗色には馴染めませんね~。これはなんという色なんでしょうか?金沢色?富山色?それとも青大将色?でしょうか…。
本日のアンカーは485系を使用する快速[くびき野5号]です。今日は早朝からボックスシートに座っていましたので、やはりリクライニングシートは楽ですね。指定席の1号車の乗客はたったの2名でしたので、前の席を回転させて足を伸ばしてゆっくりと乗車してきました。
今回の「乗り鉄」は大不満足!まあ、原因は自分の勘違いなので仕方がないといえば仕方がないのですが…。一番のメイン列車であるはずの「レトロ電車」に10分ほどしか乗車することができず、しかも車内の撮影はほとんどできませんでした。
これは、近いうちにリベンジをしなくてはいけませんね。
ただ、路面電車は絶えず乗客が乗っているため、なかなか車内の撮影をすることが難しい感じですねぇ…。こうなったら一人でレトロ電車を貸しきろうかな?(冗談ですからね…)