今年はどこに行こうか…?と色々と悩んでいる最中に、南海トラフ地震のニュースが飛び込んできてしまい、色々と予定を変えなくては…ということで少しあたふたとたのですが、最終的には「予定どおりに行く!」ということで、今年の夏は久しぶりの磐越西線の乗車と只見線の乗車にチャレンジしてきました。
【第2日目・8月11日(日)】
宿泊していたホテルを早々に引き払い、郡山駅に向かい「乗り鉄」2日目をスタートします。
郡山駅からはE721系に乗車して会津若松駅に向かいました。
暑い中、ホームで列車を待つのが大変…と思っていたのですが、会津若松行きの普通列車は6時30分頃に入線してくれましたので、発車の時まで涼しい車内で待つことが出来ました。
暑い中、ホームで列車を待つのが大変…と思っていたのですが、会津若松行きの普通列車は6時30分頃に入線してくれましたので、発車の時まで涼しい車内で待つことが出来ました。
この列車、会津若松駅を発車するときは空いていたのですが、途中駅から乗車する人もポツポツなのですが、途中駅で降り人がほとんどおらず、乗った人が全員会津若松駅を目指していた…という感じでした。
◎会津若松駅にて…
早く来たのは会津若松の街中をちょっと散策する予定だったのですが、列車から降りたら「暑い…こんな暑い中、動き回っていたら熱中症になる…」と思って、結局、待合室でブログの下書きを行っていました。スミマセン…根性なしで。
会津若松からは只見線の臨時快速[只見線満喫号]に乗車して只見駅を目指します。
前述のとおり、そう遠くないところに住んでいることもあり、只見線も何度か乗車をしているのですが、全線乗車となるとこちらは17年ぶりのこととなります。
今回乗車する快速[只見線満喫号]ですが、使用される列車は普通のキハ110系なのですが、3両のうち2両が指定席車両となっています。只見線が開通してから人気がある…ということなので、まあ、始発駅からの乗車ですから座れないことは無いと思うのですが、混雑を嫌って指定席を取りました(写真を撮りたいので動きやすいロングシートをあえて購入しました。)
さて、これから乗車する「只見線」は、福島県会津若松市の会津若松駅と新潟県魚沼市の小出駅までを結ぶ、全長135.2kmの鉄道路線です。
2011年7月に襲った「新潟・福島豪雨」により、只見線は小出駅-会津坂下駅間113.6kmが不通となってしまいました。特に橋梁流出などが複数個所で発生した会津川口駅-只見駅間27.6kmは、当初、復旧工事が行われずに、もともと赤字路線であることから、沿線を中心とした両県では「このまま廃線になるのでは?」と危機感が強まっていたのですが、沿線自治体の粘り強い復旧に向けた交渉の結果、2022年10月1日、最後まで不通となっていた会津川口駅-只見駅間が復旧し、只見線は11年ぶりに運転が再開されました。
私も1度「新潟・福島豪雨」により不通となった後に、列車と代行バスを使って乗車をしているのですが、不通となっている区間の状況を目の当たりにしたときは「これは復旧は無理だろうなぁ…」と思ったのですが、今回の復活した…ということは色々な方の努力の賜物だと思われます。本当にご苦労様でした。
9時40分近くになり、キハ110系3連が会津若松駅の3番線ホームへと入線してきます。まあ、特別な塗色であるとか形ではない、ごく一般的な車両ですので、あまり注目度も高くない…というのが正直なところです。ただ、発車時刻が近づくにつれ自由席車両の3号車には乗客が集まっているようでしたが、1・2号車の指定席車両にはさほど乗客は乗ってきませんでした…。
発車時刻となり、快速[只見線満喫号]は、3号車自由席車両を先頭に、多くの駅員さんに見送られながら会津若松駅を発車していきます。
会津若松駅を発車し、西若松駅を過ぎると車窓はいきなりのローカルな風景となり、田園地帯を進んで行きます。
西若松駅の次の停車駅は会津坂下駅に停車します。この会津坂下駅では会津若松駅行きの普通列車と交換します。
西若松駅の次の停車駅は会津坂下駅に停車します。この会津坂下駅では会津若松駅行きの普通列車と交換します。
次の停車駅となる会津柳津駅では、たった1分の停車時間のために地元の方々で出迎えてくれており感謝感激!できれば地元の物産を購入する程度の停車時間が欲しかったところです。
会津柳津駅を発車すると、只見線の中でもハイライトとなる橋梁と橋梁を渡って会津宮下駅に到着します(橋梁上では速度を落として走行します。)。
会津宮下駅を渡ってしばらくすると、今度は第三只見川橋梁を渡って進んで行き、快速[只見線満喫号]の最後の停車駅となる会津川口駅に到着します。この駅でも停車時間はわずか1分ということで、ホームに足を降ろしただけで会津川口駅を発車して行きます。
会津川口駅で若干、乗客を降ろし発車した快速[只見線満喫号]は、夏井川橋梁を渡り、一段と足取りも軽く、只見駅を目指して進んで行きます。
ここまで来ると列車の足取りも軽くなってきましたので、厳しい勾配やカーブの区間は過ぎたようで快速[只見線満喫号]は軽やかな走りを続け、終着駅となる只見駅に到着しました。
しかし、乗っていて気になったのですが、観光用の臨時快速列車という割には、車内での観光案内も無ければパンフレットも置いていない…。
地元の皆さんがが一生懸命に只見線を盛り上げてくれているのに、JRは何を考えているのかちょっと疑問を感じましたね。
地元の皆さんがが一生懸命に只見線を盛り上げてくれているのに、JRは何を考えているのかちょっと疑問を感じましたね。
只見駅からは13時27分発の臨時列車で小出駅に向かいます。本当なら16時31分まで列車はありませんが、夏の観光シーズンに併せて小出駅⇔只見駅間にこの臨時列車を設定してくれたおかげで、青春18キップを使った今回の1泊2日の「乗り鉄」が可能となりました。
小出に向かう臨時の普通列車は、只見駅に13時20分に回送されてきました。混雑するかと思ったのですが、先ほどまで乗車してきた快速[只見線満喫号]の乗客の多くは、街中の散策か折り返しの快速[只見線満喫号]に乗車して戻ったようで、さほど混雑することなく乗車することが出来ました。
小出駅に到着しました。ここからは東京に向けて帰るだけなのですが、水上行の普通列車は17時9分までありませんので、1度、長岡駅まで向かうことにしました。
まあ、今日は連休の2日目だし、いくら何でも3両編成は来るだろう…と思っていたのですが、小出駅に到着したのはワンマンの2両編成…。ただ、ラッキーなことにドア脇の2人掛けシートの片方が空いていましたので、なんとか座ってくることが出来ましたが…また、大混雑!
長岡駅に待合室でしばらく涼み、16時20分頃長岡駅の3番線ホームへ降りて行ったところ、既に乗車口には列ができており、やはり水上行の列車は混雑する!ということを実感しました(しかも2両編成です。)。
幸い、ドア横のロングシート部に座っていくことが出来ましたが、車内でのアナウンスが凄かった!「この列車は越後中里、水上方面の最終列車です。乗車遅れには十分注意願います…」とのこと。まだ、午後の4時30分なのにもう最終列車とは…。JR東さん、もう少し越後湯沢と水上間に列車を走らせてくれませんかね…。
長岡から乗った列車は大混雑でしたが、水上駅で待ち受ける211系はE129系の倍の長さの列車ですので、まあ、階段ダッシュはしましたが、座って帰ることが出来ました。
高崎駅からは東京・上野ラインの小田原行きに乗車して品川駅に戻り、無事、今回の「乗り鉄」も終了しました。
長野を離れて7年、久しぶりに磐越西線と只見線の両方に乗車することが出来ました。
使用する列車も変わり、沿線の風景なども大きく変わりましたが、乗ると何となく『懐かしい…。』という気持ちと、「また訪れたい…。』と思うから不思議な場所です。
ただ、やはり訪れる時期を選ぶべきかもしれませんね。お盆休暇の初日~2日目の「乗り鉄」ということで、どこに行っても、どの列車に乗っても大混雑でしたので、やはり狙い目は冬かもしれませんね…。
ただ、やはり訪れる時期を選ぶべきかもしれませんね。お盆休暇の初日~2日目の「乗り鉄」ということで、どこに行っても、どの列車に乗っても大混雑でしたので、やはり狙い目は冬かもしれませんね…。
最後までご覧いただきありがとうございました。
※乗車日は令和 6年 8月11日(日)です
【令和 6年 8月14日(水)・2024/8/14】




◎過去の磐越西線関係の乗車記はこちらから!
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