毎年、青春18キップを利用して趣味の「乗り鉄」に行っていたのですが、2024年冬の青春18キップから使用期間が任意の5日間から連続する5日間などに改悪されたことで嫌気がさし、しばらく使っていなかったのですが、「3日用(1万円)なら利用価値があるかも…。」ということで、これを使って「乗り鉄に行こう!」と計画していたところ、6月10日になってJR東日本エリア3日間乗り放題で9,000円という「東日本のんびり旅パス」が発売されましたので、今回はこちらを利用して東北方面の「乗り鉄」に出かけてきました。
2日目の今日はたっぷりと気動車三昧です…。
【第2日目・8月2日(土)】
2日目のスタートは仙台駅から盲腸線の「利府支線」の乗車です。
ホテルでの朝食は取らず(時間的に取れず…が正解です。)仙台駅に来ました。2日目のスタートは仙台駅から「利府行き」の列車に乗車します。
仙台駅を6時15分に発車する利府行きの列車に乗車しましたが、早朝にもかかわらず結構な乗車率で仙台駅を発車して行きます。
仙台駅を6時15分に発車する利府行きの列車に乗車しましたが、早朝にもかかわらず結構な乗車率で仙台駅を発車して行きます。
さて、これから乗車する利府線ですが、全長わずか4.2kmの電化・単線の東北本線の支線で、仙台市宮城野区の岩切駅から宮城郡利府町までの路線の名称です。なお、この路線については「利府支線」とも呼ばれているようです。
利府駅到着後は、ここまで乗ってきた列車の折返しで仙台駅に戻りました。
仙台駅に戻ってきました。ここからは仙山線に乗って山形駅を目指しました。
乗っているうちに気がついたのですが…、私、仙山線って初乗車かも?普通、過去に乗った路線だと「あっ、そうそう。ここは見たよね~。」などと気がつくのですが、仙山線はどこまで乗ってもそういう場面が訪れないまま山形駅に到着しましたので、まあ、今回で「初乗車及び全線乗車済み」としておきます(家に帰ったら古いブログを見返してみないと…。)。
山形駅からはこちらも盲腸線となっている左沢線に乗車します。左沢線(「あてらざわせん」と読むそうです。)は、山形県山形市の北山形駅から同県西村山郡大江町の左沢駅を結ぶ、全長24.3kmの非電化・単線の鉄道路線です。
この左沢線には「フルーツライン」の愛称がつけられており、時刻表などにも「フルーツライン左沢線」と記載されています。こちらの路線も、なんとなく乗った記憶があるような無いような…ですが、たぶん、初めての乗車だと思います。
車内での発車案内も無く、ホームでの発車合図も無く、いきなり可愛いキハ100系2連のディーゼルカーは山形駅を発車していきます。
山形駅発車後は、先ほどまで走ってきた仙台駅方向に戻るような形で進むと北山形駅に到着します。この北山形駅では列車交換のため3分ほど停車した後、発車をしていきます。その後、北山形駅の先で奥羽本線と別れて非電化・単線の左沢線内を進んで行きます。
遠くの風景や線路だけを見ていると、なんとなくド田舎のローカル線…と思えるのですが、これが意外や意外、沿線は結構開けており、住宅街や商業施設が立ち並ぶ中を走り続け、終着の左沢駅に到着しました。
※これがクロスシートなら最高なんですが…
左沢側駅到着後は、ここまで乗車してきた列車で山形駅に戻りました。
ちなみに…左沢線、意外と景色の良い路線ですので乗車することをお勧めします!
山形駅に戻ってきました。ここからは単身赴任先の品川に向けて帰る行程となります。
米沢駅行きの普通列車は、既に山形駅の4番線ホームに入線しており「混んでいるかなぁ…」と思ったのですが、意外と空いており、ボックスシート脇の2人掛けシートに乗車して米沢駅を目指します(私、ボックスシートより、その横にある2人用の座席が好きです。)。
※普通列車に乗っていて、途中の停車駅で新幹線と列車交換する駅ってそんなに無いような…
※試運転かなぁ…?
米沢駅では約1時間ほど待って、13時8分発の福島行きに乗車しました。
先ほどと同じ719系(5000番台車)ですが、先ほどの列車はワンマン運転ですが、この列車はツーマン対応でした。
この米沢から福島間は勾配の厳しい区間で、特に板谷駅に停車しているときには列車も前下がりになっていましたし、身体が斜めになっていることが自分でも分かるほどでした。
板谷峠は、かつては補機をつけて走っていた区間ですが、現在では列車の性能も良くなったことで補機が必要ではなくなりましたが、勾配が厳しいことには変わりがないことを身を持って体験できました。
板谷峠は、かつては補機をつけて走っていた区間ですが、現在では列車の性能も良くなったことで補機が必要ではなくなりましたが、勾配が厳しいことには変わりがないことを身を持って体験できました。
⑨飯坂温泉(1505)→福島(1528) 福島交通 飯坂電車
福島駅に到着しました。まっすぐ東京に帰ればいいのに、悪い癖でちょっと道草をします。
ここからはJR線の乗車をいったん中断し、福島交通の飯坂電車に乗ります。
こちらについては別記事として乗車記をアップさせていただきます。
こちらについては別記事として乗車記をアップさせていただきます。
飯坂線の乗車を終え福島駅に戻ってきました、ここからは郡山行きの普通列車に乗車します。
郡山駅に来ました。東京に早く戻るなら東北本線を南下すればいいのですが、東北本線は乗り換えの回数が多いので、それを嫌い、DC大好きな私は水郡線・常磐線経由で東京に戻ります。
ここ郡山駅からはキハE131系を使用する列車で常陸大子駅を目指しました。今回の「乗り鉄」では、HB-E210系、キハ110系200番台車、0番台車、キハ100系に次ぐ5種類目のディーゼルカーへの乗車となります。
この列車、郡山駅には1両で到着するのですが、その後、3番線ホーム上で増結作業を行いますので、連結作業を見たい方は必見の列車かもしれません。
郡山駅を定刻どおりに発車した常陸大子行き普通列車は、足取りも軽く左手に郡山総合車両センターを見ながら進んで行きます。
最初の停車駅である安積永盛駅を過ぎ、しばらく進むと東北本線を右手に見ながら進路を左へと変えて水郡線内を進んで行きます。
しかし、E131系も速いですねぇ…。昨日乗車したキハ110系を使用した特急[イブニングウェイ号]も速かったですが、E131系も負けていませんね…、単線の水郡線内を80km/h以上の速度で先へ先へ…と進んて行きます(ただ、カーブが多いので必然的に平均速度は落ちてしまいますが…。)。
磐城塙駅で対向する列車が遅れていたため、なにか起きたかのかと思ったところ下小川駅と西金駅間で土砂流入の影響で常陸大宮~常陸大子間で運転見合わせとのこと…
とりあえずこの列車については常陸大子駅までは向かうということですか、その先の運転再開が見通せないことから…さて、どうしよう?
とりあえずこの列車については常陸大子駅までは向かうということですか、その先の運転再開が見通せないことから…さて、どうしよう?
常陸大子駅に到着したところ「水戸行きの列車にご乗車ください。」という案内があったので、ひとまず車内には入ったのですが、運転見合わせは解除になっていないのにどうするのでしょうか?
乗車人数が2~30人程度なので上菅谷駅までタクシー代行が現実的だと思ってアナウンスを待っていたのですが、しばらくの間は何もアナウンスが無く、誰がどこまで行くのかも聞かず、それでも…と思い、じっと待っていたところ19時16分になり「現在、下り列車が土砂流入した場所を速度を落として走行しているので、安全が確認でき、下り列車が常陸大子駅に到着次第、発車する予定です…。」という案内がありましたので、まあ、なんとか水戸までは帰れそうなんですが、私の場合、水戸から先が問題なんですが…。
乗車人数が2~30人程度なので上菅谷駅までタクシー代行が現実的だと思ってアナウンスを待っていたのですが、しばらくの間は何もアナウンスが無く、誰がどこまで行くのかも聞かず、それでも…と思い、じっと待っていたところ19時16分になり「現在、下り列車が土砂流入した場所を速度を落として走行しているので、安全が確認でき、下り列車が常陸大子駅に到着次第、発車する予定です…。」という案内がありましたので、まあ、なんとか水戸までは帰れそうなんですが、私の場合、水戸から先が問題なんですが…。
19時30分に再びアナウンスがあり、「今、下り列車が2つ手前の駅に到着しました。この列車が常陸大子駅に到着し、発車の準備でき次第、この列車は発車する見込みです。」というアナウンスがあり、ひとまずほっとしたものの、その後、いくら待っていても対向する列車が到着しないためジリジリとしていたところ「袋田駅で倒木があり下り列車の到着が遅れます。」というアナウンスが流れました。
多少の遅れは仕方ないのですが、私の場合、できれば水戸駅に21時50分までに到着すれば欲しいと思っていたのですが、そんな希望もむなしく、ようやく対向する下り列車が20時43分に水戸駅に到着しました。
その到着を待って水戸行きの普通列車は約1時間40分遅れの20時47分に常陸大子駅を発車して行きました(水戸駅に21時56分までに到着するのは絶望的ですね…)。
その到着を待って水戸行きの普通列車は約1時間40分遅れの20時47分に常陸大子駅を発車して行きました(水戸駅に21時56分までに到着するのは絶望的ですね…)。
普通なら水戸駅までは約1時間40分程度ですので、22時30分頃には到着すると思うのですが、倒木現場や土砂流入現場で減速が必要ですので、このままだと水戸駅を22時40分に発車する列車にも間に合わない可能性が(この列車に乗らないと品川に帰れない…。)まあ、走り出した以上、あとはJRさん次第ですので、まあ、珍しい体験だと思って水戸駅まで乗車を続けます(この時点で、水戸駅近くの24時間営業のファストフード店で夜を明かす覚悟を決めてました。)。
常陸大子駅を発車した水戸行き普通列車は、当然、一部区間は徐行して運転を行ったものの、それ以外の区間は韋駄天ごとくの走りと、駅での停車時間を削りながら走った結果、常陸大子駅を発車する時点では1時間40分遅れでしたが、水戸駅到着時には遅れを1時間30分までに短縮し、結果的には水戸駅には22時16分に到着しました。
粗利結果、水戸駅からは何とか最終列車3本を乗り継いで、品川まで戻ることができ、なんとか今回の「乗り鉄」も完走することができました。
[参考:写真を撮る余裕もなく…]
⑬水戸(2240)→取手(2350) 462M
⑭取手(2354)→上野(2436) 快速 2362H
⑮上野(009)→品川(2459) 2305G
最後の最後で大トラブルには遭遇しバタバタの「乗り鉄」となってしまいましたし、1日目にも列車の遅れで仙台空港線の乗車ができなかった…ということはありましたが、まあ、思っていた以上に楽しい(ハラハラドキドキもありましたが)「乗り鉄」ができたのではないかと思います。
今回の「乗り鉄」を教訓に、もう少し余裕を持った行程を考える必要があることがよ~くわかった、今回の「旅行」でした。
PHOTO:今回使用した乗車券
※東日本に住んでいると青春18キップより安くて便利です。
PHOTO:今回使用した乗車券
※東日本に住んでいると青春18キップより安くて便利です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
※乗車日・撮影日は令和 7年 8月 1日(金)~2日です。
【令和 7年 8月 5日(火)・2025/8/5】




































































































































































