TOMODACHIYA鉄道日記

 私が撮影した列車や乗車した列車の記録をアップさせていただいています。  基本的には「不定期更新」となっていますので、あしからずご了承願います!

カテゴリ: 旅行記

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        PHOTO:会津若松駅に入線する快速[只見満喫号]


 さあ、今年も夏の青春18キップのシーズンがやってきました!(7月20日からスタートしてますが…)
 今年はどこに行こうか…?と色々と悩んでいる最中に、南海トラフ地震のニュースが飛び込んできてしまい、色々と予定を変えなくては…ということで少しあたふたとたのですが、最終的には「予定どおりに行く!」ということで、今年の夏は久しぶりの磐越西線の乗車と只見線の乗車にチャレンジしてきました。


【第2日目・8月11日(日)】



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①郡山(652)→会津若松(808) 1223M  E721系2連
 宿泊していたホテルを早々に引き払い、郡山駅に向かい「乗り鉄」2日目をスタートします。
 郡山駅からはE721系に乗車して会津若松駅に向かいました。
 暑い中、ホームで列車を待つのが大変…と思っていたのですが、会津若松行きの普通列車は6時30分頃に入線してくれましたので、発車の時まで涼しい車内で待つことが出来ました。


 この列車、会津若松駅を発車するときは空いていたのですが、途中駅から乗車する人もポツポツなのですが、途中駅で降り人がほとんどおらず、乗った人が全員会津若松駅を目指していた…という感じでした。


◎会津若松駅にて…
 早く来たのは会津若松の街中をちょっと散策する予定だったのですが、列車から降りたら「暑い…こんな暑い中、動き回っていたら熱中症になる…」と思って、結局、待合室でブログの下書きを行っていました。スミマセン…根性なしで。


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              PHOTO:会津若松駅




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          PHOTO:駅前にあるでっかい赤べこ





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②会津若松(959)→只見(1207) 9425D 快速[只見線満喫号] キハ110系3連
 会津若松からは只見線の臨時快速[只見線満喫号]に乗車して只見駅を目指します。
 前述のとおり、そう遠くないところに住んでいることもあり、只見線も何度か乗車をしているのですが、全線乗車となるとこちらは17年ぶりのこととなります。


 今回乗車する快速[只見線満喫号]ですが、使用される列車は普通のキハ110系なのですが、3両のうち2両が指定席車両となっています。只見線が開通してから人気がある…ということなので、まあ、始発駅からの乗車ですから座れないことは無いと思うのですが、混雑を嫌って指定席を取りました(写真を撮りたいので動きやすいロングシートをあえて購入しました。)



 さて、これから乗車する「只見線」は、福島県会津若松市の会津若松駅と新潟県魚沼市の小出駅までを結ぶ、全長135.2kmの鉄道路線です。
 2011年7月に襲った「新潟・福島豪雨」により、只見線は小出駅-会津坂下駅間113.6kmが不通となってしまいました。特に橋梁流出などが複数個所で発生した会津川口駅-只見駅間27.6kmは、当初、復旧工事が行われずに、もともと赤字路線であることから、沿線を中心とした両県では「このまま廃線になるのでは?」と危機感が強まっていたのですが、沿線自治体の粘り強い復旧に向けた交渉の結果、2022年10月1日、最後まで不通となっていた会津川口駅-只見駅間が復旧し、只見線は11年ぶりに運転が再開されました。


 私も1度「新潟・福島豪雨」により不通となった後に、列車と代行バスを使って乗車をしているのですが、不通となっている区間の状況を目の当たりにしたときは「これは復旧は無理だろうなぁ…」と思ったのですが、今回の復活した…ということは色々な方の努力の賜物だと思われます。本当にご苦労様でした。


  9時40分近くになり、キハ110系3連が会津若松駅の3番線ホームへと入線してきます。まあ、特別な塗色であるとか形ではない、ごく一般的な車両ですので、あまり注目度も高くない…というのが正直なところです。ただ、発車時刻が近づくにつれ自由席車両の3号車には乗客が集まっているようでしたが、1・2号車の指定席車両にはさほど乗客は乗ってきませんでした…。


 発車時刻となり、快速[只見線満喫号]は、3号車自由席車両を先頭に、多くの駅員さんに見送られながら会津若松駅を発車していきます。



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         PHOTO:快速[只見満喫号]の入換シーン




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       PHOTO:行先表示は「臨時」のみちょっと寂しいです…





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      PHOTO:車内には「指定席車両」の表示が出されています。





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          PHOTO:駅員さん総出(?)のお見送り


 会津若松駅を発車し、西若松駅を過ぎると車窓はいきなりのローカルな風景となり、田園地帯を進んで行きます。
 西若松駅の次の停車駅は
会津坂下駅に停車します。この会津坂下駅では会津若松駅行きの普通列車と交換します。


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        PHOTO:のんびりとした風景の中を進んで行きます。





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          PHOTO:会津若松行きの普通列車と交換


 次の停車駅となる会津柳津駅では、たった1分の停車時間のために地元の方々で出迎えてくれており感謝感激!できれば地元の物産を購入する程度の停車時間が欲しかったところです。


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       PHOTO:盛大な出迎えとお見送りをしていただきました。


 会津柳津駅を発車すると、只見線の中でもハイライトとなる橋梁と橋梁を渡って会津宮下駅に到着します(橋梁上では速度を落として走行します。)。


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         PHOTO:第一只見川橋梁を渡っていきます。




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        PHOTO:続いて第二只見川橋梁を渡っていきます。


 会津宮下駅を渡ってしばらくすると、今度は第三只見川橋梁を渡って進んで行き、快速[只見線満喫号]の最後の停車駅となる会津川口駅に到着します。この駅でも停車時間はわずか1分ということで、ホームに足を降ろしただけで会津川口駅を発車して行きます。


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          PHOTO:第三只見川橋梁を渡っていきます。






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      PHOTO:かつての只見線の終着駅である、会津川口駅に停車


 会津川口駅で若干、乗客を降ろし発車した快速[只見線満喫号]は、夏井川橋梁を渡り、一段と足取りも軽く、只見駅を目指して進んで行きます。


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          PHOTO:夏井川橋梁を渡って進んで行きます。




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       PHOTO:だんだんと只見川の流れも速くなってきました。




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         PHOTO:会津横田駅を先にある第7只見川橋梁


 ここまで来ると列車の足取りも軽くなってきましたので、厳しい勾配やカーブの区間は過ぎたようで快速[只見線満喫号]は軽やかな走りを続け、終着駅となる只見駅に到着しました。


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          PHOTO:只見駅に到着した快速[只見満喫号]


 しかし、乗っていて気になったのですが、観光用の臨時快速列車という割には、車内での観光案内も無ければパンフレットも置いていない…。
 地元の皆さんがが一生懸命に只見線を盛り上げてくれているのに、JRは何を考えているのかちょっと疑問を感じましたね。




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②只見(1327)→小出(1440) 9465D キハE120+キハ110
 只見駅からは13時27分発の臨時列車で小出駅に向かいます。本当なら16時31分まで列車はありませんが、夏の観光シーズンに併せて小出駅⇔只見駅間にこの臨時列車を設定してくれたおかげで、青春18キップを使った今回の1泊2日の「乗り鉄」が可能となりました。


 小出に向かう臨時の普通列車は、只見駅に13時20分に回送されてきました。混雑するかと思ったのですが、先ほどまで乗車してきた快速[只見線満喫号]の乗客の多くは、街中の散策か折り返しの快速[只見線満喫号]に乗車して戻ったようで、さほど混雑することなく乗車することが出来ました。


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        PHOTO:大白川駅付近の渓谷を見ながら乗車します。





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    PHOTO:大白川駅では只見線では貴重な列車交換シーンがありました。





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          PHOTO:小出駅に到着した臨時普通列車






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➂小出(1458)→長岡(1532) 1739M E129系2連
 小出駅に到着しました。ここからは東京に向けて帰るだけなのですが、水上行の普通列車は17時9分までありませんので、1度、長岡駅まで向かうことにしました。
 まあ、今日は連休の2日目だし、いくら何でも3両編成は来るだろう…と思っていたのですが、小出駅に到着したのはワンマンの2両編成…。ただ、ラッキーなことにドア脇の2人掛けシートの片方が空いていましたので、なんとか座ってくることが出来ましたが…また、大混雑!





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④長岡(1634)→水上(1834) 1742M E129系2連
 長岡駅に待合室でしばらく涼み、16時20分頃長岡駅の3番線ホームへ降りて行ったところ、既に乗車口には列ができており、やはり水上行の列車は混雑する!ということを実感しました(しかも2両編成です。)。


 幸い、ドア横のロングシート部に座っていくことが出来ましたが、車内でのアナウンスが凄かった!「この列車は越後中里、水上方面の最終列車です。乗車遅れには十分注意願います…」とのこと。まだ、午後の4時30分なのにもう最終列車とは…。JR東さん、もう少し越後湯沢と水上間に列車を走らせてくれませんかね…。





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⑤水上(1844)→高崎(1948) 750M  211系4連
 長岡から乗った列車は大混雑でしたが、水上駅で待ち受ける211系はE129系の倍の長さの列車ですので、まあ、階段ダッシュはしましたが、座って帰ることが出来ました。





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⑥高崎(2007)→品川(2211) 1947E E231系10連(籠原駅からは15連)
 高崎駅からは東京・上野ラインの小田原行きに乗車して品川駅に戻り、無事、今回の「乗り鉄」も終了しました。



 長野を離れて7年、久しぶりに磐越西線と只見線の両方に乗車することが出来ました。
 使用する列車も変わり、沿線の風景なども大きく変わりましたが、乗ると何となく『懐かしい…。』という気持ちと、「また訪れたい…。』と思うから不思議な場所です。
 ただ、やはり訪れる時期を選ぶべきかもしれませんね。お盆休暇の初日~2日目の「乗り鉄」ということで、どこに行っても、どの列車に乗っても大混雑でしたので、やはり狙い目は冬かもしれませんね…。

 
 
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                          PHOTO:今回使用した指定席券
    ※ロングシート部であることをちゃんと指定席券にも記載されています。


 最後までご覧いただきありがとうございました。



※乗車日は令和 6年 8月11日(日)です

【令和 6年 8月14日(水)・2024/8/14】鉄道コム鉄道コム
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◎過去の磐越西線関係の乗車記はこちらから!
 

 

 
 
 
 
 

 

 
 
 




◎過去の只見線関係の乗車記はこちらから!

 
 
 
 




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    PHOTO:喜多方駅で出発の時を待つ 快速[あいづSATONO]



 さあ、今年も夏の青春18キップのシーズンがやってきました!(7月20日からスタートしてますが…)
 今年はどこに行こうか…?と色々と悩んでいる最中に、南海トラフ地震のニュースが飛び込んできてしまい、色々と予定を変えなくては…ということで少しあたふたしましたが、最終的には「予定どおりに行く!」ということで、今年の夏は久しぶりの磐越西線の乗車と只見線の乗車にチャレンジしてきました。


【第1日目・8月10日(土)】



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①上野(513)→高崎(655) 821M E233系10連
 今回の青春18キップの旅は上野駅からスタートします(品川駅から山手線で上野駅に来ていることはナイショ…ね。)。
 ここ上野駅からは高崎線の始発列車に乗って高崎駅を目指します。

 今日から三連休、しかもお盆休みとなっている人も多い…ということでしょうか、始発駅の上野駅から乗車する人も多く、列車は大混雑となりました(しかも、短い10両編成ですから…)。

 赤羽→浦和間をノンストップで爆走!なんとなく特急に乗っているみたい…と感じるのは私だけかな?




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②高崎(711)→水上(818) 723M 211系4連
 高崎駅からは水上行の211系に乗り換えます。
 予想どおりの大混雑!列車はまだ高崎ホームに入っていないのですが、ホームの各ドア位置には長蛇の列ができました。幸い、私は階段ダッシュを行ったことから前から2両目のドアの大気列の最前列に並ぶことが出来き、難なく座っていくことがてきましたが、外の景色は全く見ることが出来ず、身動きのままならぬ状態で、水上までの約1時間を耐えました…。昔は115系6連が走っていて、1人でボックス席に座っていくことが出来たのですが…


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          PHOTO:水上行の行先表示は水色です。





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➂水上(828)→長岡(1018) 1729M  E129系2連
 さあ、問題はここから!
 高崎駅から乗って列車の窓から水上駅に到着直前に2番線ホームに停車している長岡行きの編成を見たところ、なんとE129系の2両編成!
 そりゃいくら何でも無理だろう…と思いつつも、階段ダッシュを行ったところ、なにとかロングシート部に座ることが出来ました。
 ここまで乗ってきた4両編成の乗客の大半が乗り継ぐわけですから、4両とは言いませんが、せめて3両編成くらい用意をして欲しかった…。せっかくのトンネル駅の土合駅も何も見ることが出来ませんでした。しかも、その土合駅でスイカ・パスモの清算に手間取り、土合駅を10分遅れで発車ということになってしまいました。
 結局、この遅れは長岡駅到着までにすべてを回復することが出来ず、結局、長岡駅には6分遅れで到着しました。





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④長岡(1029)→新津(1113) 3481M 快速 E129系4連
 長岡からは新潟行きの快速に乗り継ぐわけですが、水上から乗車した列車に座れたのは良いのですが、結局、長岡駅で列車から出るのに時間がかかったことで立っていくはめになってしまいました…。
 まあ、ここからは先ほどまでの大混雑ではなく、車内を移動することがてきましたので、快適とまではいきませんが、あぁ、何とか過ごすことが出来ました。





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⑤新津(1143)→喜多方(1352) 230D
 長岡駅から乗車した快速列車を新津駅で降りたところ、既に5番線ホームには会津若松拭きの普通列車が入線しており、また、客扱いを行っていましたので、ひとまず座席を確保してから新津駅の自由通路へ向かい、そこから新潟車両センター新津派出所の写真を撮り、売店で食料を補充してからホームへと戻りました。


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    PHOTO:主役はキハ40系からGV-E400に移った譲ようです。


 まあ、磐越西線なら空いているだろう…と思っていたのですが、やはりお盆休みの初日ということで、この列車も大きな荷物を持った人が多く、発車の時間が近づくにつれて車内はだいぶ混み始めました。


 会津若松行きの列車は発車時刻となり、初乗車のGV-E400は思いのほか重厚なエンジンを奏でながら発車をしていきます(結構、賑やかいエンジンだなぁ…)。これからこの列車に乗って喜多方駅を目指します。
 さて、これから乗車する磐越西線は、福島県郡山市の郡山駅から福島県会津若松市の会津若松駅を経由して新潟県新潟市の秋葉区ある新津駅までを結ぶ全長175.6kmの鉄道路線です。
 私は長野に自宅があり、新潟県内にも単身赴任をしていたことがありますので、磐越西線には何度も乗っているところですが、過去の乗車記録を見たところ全線乗車となると11年ぶりとなるようです(ついこの前、乗車したような気がするのは…年のせい?)。
 また、その当時、普通列車に使用されいて車両といえばキハ40系気動車が中心でしたが、本日乗車するのはGV-E400系気動車です。こちらには初めての乗車ですので、今回はGV-E400の乗車をたっぷりと楽しみます。


 さて、このGV-E400系気動車ですが、JR東日本の一般型気動車の名称で、老朽化したキハ40系気動車の置き換えを目的に新造された車両です。
 この気動車の特徴は、ディーゼルエンジンの動力で発電した電力で主電動機を駆動する、いわゆるディーゼル・エレクトリック方式の電気式気動車で、これまでJR東日本で開発・採用されてきたシリーズ式ディーゼルハイブリッドは採用されていないようです。
 ただ、停車している時は全く普通のディーゼル車両と変わりませんので、どこがエレクトリック方式なのか…という感じがするのは気のせいでしょうか…。


 GV-E400に乗って最初に感じたのが、「加速が緩慢だなぁ…」ということ。ひとたび速度に乗ってしまえばそんなに遅いとは思わない…ということで、なんとなくキハ40系気動車に乗っているような感じもします。
 キハ40系気動車に揺られている感じがしたせいでしょうか、それとも朝早くから「乗り継ぎ、乗り継ぎ」の緊張の連続だったからでしょうが、少しウトウトとしてしまい、気がつくとGV-E400は野沢駅の停車していました。


 磐越西線の普通列車に乗る楽しみが、途中駅での列車交換のための停車時間が何回かある…ということだったのですが、本日乗った会津若松行きの普通列車は、五泉駅で列車交換を行っただけで、あとは一度も列車交換を行わず喜多方駅に到着してしまいまい、私の楽しみを味わうこともなく、あっさりと乗車が終了してしまいました。


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    PHOTO:路線は阿賀野川・阿賀川の流れとともに走っていきます。





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         PHOTO:喜多方駅に到着したGV-E400


◎喜多方市内へ
 喜多方駅に到着しました、次に乗車する列車の時間まで1時間30分ほどありますので、駅を出て名物の「喜多方ラーメン」をいただいてきました。
 以前来た時には駅前通りを歩けば何軒もラーメン屋さんがあったような気がしたのですが、喜多方の駅前はすっかり綺麗になっており、また、訪問したことのあるラーメン屋さんが無くなっていたりと…時代の流れを感じてしまいました。


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              PHOTO:喜多方駅舎





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         PHOTO:駅前の櫻井食堂さんに立ち寄りました。





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        PHOTO:支那しなそば(大盛)をいただきました。




⑥喜多方(1532)→郡山(1716) 8254D 快速[あいづSATONO]
 喜多方駅に戻ってきました。
 ここ、喜多方駅からは今回の「乗り鉄」の楽しみでもあった快速[あいづSATONO]に乗車して郡山駅を目指します。喜多方駅は列車が到着する直前にならないとホームに入れてくれません。快速[あいづSATONO]は15時に喜多方駅の1番線ホームに到着するのですが、改札口が開くのが15時10分からということで、残念ながら入線のシーンは撮ることが出来ませんでしたが、それでも発車まで時間がありましたので、じっくりと撮影をしてから車内へと入ります。


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            PHOTO:喜多方駅の電光掲示板





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        PHOTO:1号車はグリーンの車体カラーです。
             ※1号車はグリーン車です。




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        PHOTO:2号車はブルーの車体カラーです。




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         PHOTO:車体に描かれた列車名のロゴ




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          PHOTO:[SATONO]の車内(2号車)


 発車時刻となりましたので2号車の車内へと入り、自分の指定された席に座ったのですが、座席は進行方向とは逆向きにセットされています。これは会津若松駅で進行方向が変わることから、あらかじめ反対にセットしてあるから…だとは思うのですが、停車時間内にシートを回転させるってことも「乗って楽しい列車」のだいご味ではないかと思うのですが…

 
 列車は定刻となり喜多方駅を発車して行きます。外装や車内のアコモデーションはSATONO専用となっていますが、走り出してしまえば、そこはリゾートビューふるさとと同じですね。そんなことを感じていると快速[あいづSATONO]は塩川駅に運転停車を行います。この塩川駅では新津行きのSL快速[SLばんえつ物語]と交換を行います。


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      PHOTO:塩川駅でSL快速[SLばんえつ物語]と交換します。


 さて、今回乗車しているSATONOは、JR東日本が保有する観光列車用の鉄道車両の愛称で、使用されている車両は東北エリアを中心に2編成が運行されていたHB-300系[リゾートあすなろ]をリニューアルした車両の一つです。
 第一弾の[ひなび(陽旅)]に続いて、[SATONO(さとの)]については、2022年11月に導入が発表され、2024年4月に営業運転を開始しました。
 愛称の[SATONO]というのは、郷の景色・香り・文化などを列車旅で楽しんで欲しい…という想いから付けられているようです。


 外装色にはかつて盛岡支社管内の気動車に使用されていた色分け(盛岡色)を取り入れ、白色をベースに赤色を配したものとしています。編成の中間部に山を、その前後の窓下に波や花吹雪などを並べて自然を表現したほか、水引をイメージした帯を纏っています。


 車両は1号車がグリーン車、2号車が普通車となっており、1号車は種車から大きく変更されて、2+1配列のテーブル付きボックスシートと窓向きの座席を配置されています。運転台後方にはフリースペースと展望座席が引き続き設置されているほか、連結面側には荷物置場が増設されています。


 2号車は種車同様に2+2列の回転リクライニングシートを配置した構成となっていますが、一部配色などが変更されているほか、運転台後方のフリースペースからは展望座席が撤去されています(展望室は残っています。)。


 会津若松駅からは多くの乗客を乗せ、前述のとおり、進行方向を変えて一路、郡山駅を目指して進んでいきます。途中、磐梯町駅を過ぎたあたりで車内改札が行われ、指定席券の確認が行われましたが、今時、ちょっと?という感じでした(今は、車掌さんの端末にした遺跡の販売状況が送信されるのじゃないでしょうか?)。


 この後、関都駅でも列車交換のための運転停車が行い、自然豊かな風景を見ながら郡山駅に到着するまでの間、快速[あいづSATONO]の乗車を楽しみました。


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        PHOTO:磐梯山もしっかりと見ることが出来ました。





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       PHOTO:郡山駅に到着した快速[あいづSATONO]





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          PHOTO:回送されていく
[SATONO]


◎本日のお宿
 新幹線に乗れば当日中に東京に帰ることは可能ですが、まあ、青春18キップの旅ですし、明日の予定もありますので、今夜は郡山に宿泊しました
 インバウンド客が増えたことでどこのホテルも宿泊価格が高騰してしまっているので、このホテルは1泊・素泊まりが4,900円という良心的な価格でした。


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      PHOTO:空調が効いていてシャワーとベッドがあればOK!




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          PHOTO:今回使用した座席指定席券





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        PHOTO:快速[あいづSATONO]の乗車記念証


 最後までご覧いただきありがとうございました。



※乗車日は令和 6年 8月10日(土)です

【令和 6年 8月12日(月)・2024/8/12】鉄道コム鉄道コム
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 なぜか無性に訪ねたくなる場所が私にはあります。昔、住んでいたわけでも、訪ねる友すらいない場所なのですが…。
 高校生時代、長期の休みになるとアルバイトに精を出し、稼いだお金で「南紀ワイド周遊券」を購入し、当時、最後の活躍をしていたキハ80・82系気動車やDF50型ディーゼル機関車を追い続けていた、いわば私の青春時代の思い出の場所が、ここ「南紀」なんです。
 久しぶりに青い海辺を走る特急[南紀号]を撮影したくなり、青春18キップを握りしめて出かけてきました。


※2022年・夏の青春18キップ旅行記[南紀訪問・その①]からの続きです…




【第2日目・7月30日(土)】


P1570988 王子ヶ浜
         PHOTO:朝早くから王子ヶ浜海岸での撮影



 2日目の朝は、少し早起きをしてホテルを出発し、その昔、何度も通った王子ケ浜海岸に行って列車の撮影を行いました。
 なお、王子ケ浜海岸での撮影については、別記事としてアップさせていただきます。
(おわび:私、この場所をずっと「三輪崎海岸」と勘違いをしていたようです。三輪崎海岸はもう少し三輪崎駅寄りにあるようで、私が撮影に通っていたのは「王子ケ浜海岸」が正解のようです。お詫びと訂正をさせていただきます。)




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①新宮(1052)→多気(1410) 328C
 王子ヶ浜海岸での撮影を終えて新宮駅に戻ってきました。
 さあ、ここからは一気に東京に戻る長いながい「乗り鉄」のスタートです。


 多気行きの普通列車は、新宮駅の2番線ホームに10時40分頃に入線します。
 乗客はわずか10名足らず…と思っていた以上に少ない…。この少ない乗客を乗せて新宮駅を定刻どおりに発車して行きます。


 昨日と違い、熊野市駅に向かう途中の駅からの乗客が多く、新宮駅を発車した時にはガラガラだった車内も、いつのまにはシートが半分ほど埋っています。途中、神志山駅では特急[南紀1号]と交換を行いながら進んで行きます。


 熊野市駅では大半の乗客が降り、身軽になった列車は海岸線を目指して進んで行きます。今日ば土曜日ということもあるのでしょうか、結構、どの駅からも乗ってくる人がいて、熊野市駅で空いた車内も、先に進むにつれて車内は賑やかくなっていきます。その後、若干の乗客が増えた状態で尾鷲駅に到着します。


 尾鷲駅で乗客が入れ替わるかと思ったのですが、尾鷲駅で降りる乗客は1人のみということで、あとは十数名の乗客が乗りこんできました、先頭車両を見ると立っている人の姿もあり、だいぶ賑やかな列車となったのですが、次の相賀駅で多くの乗客が降り(相賀に高校高行があるのかな?)、再び、閑散な車内となって進み紀伊長島駅に到着します。



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         PHOTO:何度見ただろうか…新宮駅の駅舎





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       PHOTO:熊野川を渡って、長いながい旅路の始まりです。






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       PHOTO:神志山駅では特急[南紀1号]と交換します。
             ※車両後部からの撮影です。






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            PHOTO:熊野市駅に停車中






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        PHOTO:日本一綺麗な海水浴場・新鹿海水浴場





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         PHOTO:九鬼駅で下りの新宮行きと交換します。





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        PHOTO:相賀駅では特急[南紀3号]と交換します。
             ※車両後部からの撮影です。






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       PHOTO:海を間近に見られるのも紀伊長島までです。



 わずかな停車時間の後、紀伊長島駅をします(本当は、停車時間を利用して飲料水を購入したかったのですが、紀伊長島駅のホームには自動販売機が無い!)。
  ここ、紀伊長島駅を発車すると、列車はエンジン全開で右手に熊野灘を見ながら山登り・荷坂峠越えが始まります。
 ここ紀伊長島駅と次の梅ケ谷駅の間には「荷坂峠」があり、Ω状のトンネルをいくつも抜けながら標高5mから標高193mの梅ケ谷駅を目指して進んで行きます。
 DF50が牽引する客車列車の時には、すごく時間がかかっていた記憶があるのですが、強力なエンジンを搭載したキハ25系(520PS)は、エンジン音の高まり、唸りは感じるものの、時速50~60km/hを維持しながら登っていきます(さすがに勾配の厳しいところでは40km/h程度に速度は低下します。)。


 梅ケ谷駅を過ぎると今までのエンジン音の唸りは何だったんだろう…というくらい軽快な足取りで多気駅を目指して進んで行きます。駅に到着しても乗る人も降りる人もいない状態が続きましたが、三瀬谷駅以降は、乗車する人が増えてきて、そのまま終点の多気駅に到着しました。


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           PHOTO:紀伊長島駅に停車中




 
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     PHOTO:紀伊長島駅から5分でこの位置まで登ってきます。
    ※紀伊長島駅までは、進行方向右側に海が見えていましたが、この場所では進行方向左側に海が見えます。






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        PHOTO:大内川の流れに沿って走っていきます。





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    PHOTO:三瀬谷ダムは町の中心部から、ほど遠くない場所にあります。






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     PHOTO:川添駅で最後の列車交換(昨日乗った列車ですね。)
              ※車両後部からの撮影です。






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         PHOTO:終点の多気駅に到着した328C









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②多気(1435)→名古屋(1603) 2916D 快速[みえ16号] キハ75系4連
 多気駅からは快速[みえ16号]に乗車して名古屋を目指します。
 昨日の混雑ぶりを知っていますので、指定席なのに相席かぁ…と思っていたところ、多気駅の電光表示板を見たところ快速[みえ16号]は4両編成ということで、ラッキーなことに誰とも相席にならず座って行くことが出来ました。

 この快速[みえ16号]の中で遅い昼食にします。今日のお昼ごはんは、新宮駅の真ん前にある徐福寿司さんのさんま寿司をいただきながら、大好きなディーゼルカーの乗車を堪能しました。



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           PHOTO:新宮名物のさんま寿司





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       PHOTO:四日市駅に留置中のDF200 懐かしいです。
   ※よく見たら、このDF200って特別塗色機なんですねぇ…「Ai-Me(アイミー)」という呼称らしいです…







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③名古屋(1616)→豊橋(1711) 5342F 新快速 313系8連
 本当は、次の特別快速に乗車する予定としていたのですが、楽々座ることができましたので1本早い列車で豊橋駅を目指しました。



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         PHOTO:矢作川を渡ると岡崎に到着します。







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④豊橋(1744)→浜松(1818) 992H 313系4連
 1本前の掛川行きに(普通に移動すれば間に合った。)313系の転換クロスシート車が入っていたので「失敗したかなぁ…」と思っていたら、こちらの浜松行きにも313系の転換クロスシート車が入っていてラッキーでした。
 ただ、この列車は大混雑!確かに豊橋で接続する列車が多いということの他、今日はどこかでお祭りか花火大会があるようで、通勤列車並みの大混雑でした(私は豊橋駅で1段落としをしていますので、余裕で座って行くことができました。)。






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⑤浜松(1825)→静岡(1937) 850M 313系3連+211系3連
 浜松駅では、本当は1段落として18時38分の列車に乗るつもりだったですが、次の列車に乗車するためにホームのドア位置の場所に並ぼうと思って先頭車まで移動したところ、階段付近の中間車は大混雑なのに、先頭車はガラガラでしたので、この興津行きの列車に乗って静岡駅に向かいました。※混雑の理由は「袋井の花火」でした。






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⑥静岡(2004)→熱海(2123) 1404M 313系3連+211系3連
 静岡でも列車を1本見送り熱海行きの普通列車に乗車します。
 1本前の列車は静岡駅を定刻どおりに発車していたにもかかわらず、この列車は静岡駅に到着する列車から乗客の乗り換えを待ってから…ということで7分ほど遅れて発車して行きます(後続の列車があるから、待つ必要性があったのかなぁ?)。

 花火見物の乗客もようやくいなくなってやれやれ…としていたら、今度は終着間近の沼津駅から大勢の乗客が乗りこんできて車内はすし詰め状態となり、そのまま終着の熱海駅に到着しました(6分遅れで到着)。※乗車制限をしないから、いつまでたってもドアを閉めることが出来ず列車の発車が遅れたのは誰の責任?

 しかし、花火大会があるならその旨をホームや列車内で案内するとか、臨時列車を運転して、そっちに人の流れを誘導するとかJR東海はしないのでしょうか?まあ、在来線の乗客のことなどどうでも良いと思っているJR東海らしい対応であきれてしまいました。





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➆熱海(2140)→品川(2317) 724M E231系15連
 熱海駅に到着した乗客のほとんどは熱海駅を21時26分に発車する列車に乗ったため(JR東日本が接続を取りました。)、おかげで隣のホームに停車していた21時40分の列車はガラガラという状態でしたので、ボックス席に座ってゆったりと乗車して、無事、品川まで帰ってきました。
 

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      PHOTO:ようやく遅い夕飯です。豊橋名物のいなり寿司!
      ※さすがにロングシート車では駅弁は食べられないですよね…





 無事に「南紀」を訪ねることができました。
 また、久しぶりに波田須や王子ヶ浜海岸で撮影をすることができて満足した「乗り鉄」でした。
 高校生の頃に初めて訪れてから、何度目の訪問なのかはすっかり忘れましたが、もしかすると「もう、次は無いのかなぁ…。」
 でも、あと数回は行きたいなぁ…と思っています。



※乗車日は7月29日(土)です。

【令和 5年 7月31日(火)・2023/7/31】鉄道コム鉄道コム
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◎過去の紀伊半島方面への「乗り鉄」についてはこちらから!
  
   
 
 
 
 
 
  


 






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       PHOTO:尾鷲駅に到着する特急HC85系[南紀5号]
            ※乗っていません。撮影だけです。



 なぜか無性に訪ねたくなる場所が私にはあります。
 昔、住んでいたわけでも、訪ねる友すらいない場所なのですが…。
 高校生時代、長期の休みになるとアルバイトに精を出し、稼いだお金で「南紀ワイド周遊券」を購入し、当時、最後の活躍をしていたキハ80・82系気動車やDF50型ディーゼル機関車を追い続けていた、いわば私の青春時代の思い出の場所が、ここ「南紀」なんです。
 久しぶりに青い海辺を走る特急[南紀号]を撮影したくなり、青春18キップを握りしめて出かけてきました。




【第1日目・7月29日(金)】


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①品川(435)→熱海(616) 721M E231系15連
 品川駅からは東海道線の始発列車に乗車して一気に熱海駅を目指します。
 短い距離ならば普通の座席で十分ですが、今日はたっぷりと1日乗車しますので、今回はちょっと奮発してグリーン車に座って行きます。
 東海道線の始発列車ということもあり、そこそこの乗客がホームで列車の入線を待っているのですが、この時間帯でもグリーン車の入口には列ができましたので、もうすっかり普通列車のグリーン車への乗車…ということが都会では定着しているようです。


 列車は4時20分過ぎに入線をしてきましたので、ゆっくりと撮影を行い、そして自分の好きな席に座って発車の時を待ちます。その後、少し短めの発車メロディーに見送られ、熱海行きの列車は品川駅の10番線ホームを発車して行きます。
 久しぶりのグリーン車ということもあり、車内が静かなのにちょっと驚きというか新鮮な感覚でした。普通車のグリーン車ってこんなに静かだったんですね…。


 大船駅までの間は、京急線が見えたり、京急線や鶴見線や横浜線の車両が見えたりと、なんとなく首都圏に近いなぁ…と思うのですが、大船駅で横須賀線と別れて進んで行くと「さあ、ここからが東海道線の乗車が始まる…」と感じるのは私だけでしょうか…。
 その後は、窓に映る景色を堪能しながら熱海までの約2時間の乗車を楽しみました、



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          PHOTO:本日は奮発してグリーン車に乗車






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        PHOTO:E231系のグリーン車の車内(2階席)






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      PHOTO:途中、横須賀線のE217系と抜きつ抜かれず…






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         PHOTO:大海原を眺めながらのんびりと…











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②熱海(649)→浜松(917) 425M 211系+313系6連
 熱海駅からは静岡駅方面の列車に乗り換えるのですが、まあ、そんなに慌てて先を急いでも最終的に新宮駅に到着する時間には変わりがありませんので、熱海駅では1本列車を見送って、後続の浜松行きの列車に乗車しました。


 この列車、211系と313系の混合編成ですが、小田原寄りの313系が8000番台車(旧セントラルライナー車)ならそちらに乗車を…と考えていたのですが、ロングシート車の313系でしたので、ここはJR東海の211系の惜別乗車も兼ねてこちらに乗車しました。
 今日は平日…ということで、ちょうど通勤・通学ラッシュで混雑しましたが、熱海駅で乗車する列車を1本見送っていますので、余裕で座って浜松駅まで向かいました。


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           PHOTO:JR東海211系の車内









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③浜松(943)→名古屋(1112) 5117F 新快速 311系6連
 浜松駅からは313系6連を使用する大垣行きの新快速に乗車して名古屋駅を目指します。
 この浜松⇔豊橋間は、基本的には区間運行の列車が多いのですが、今回乗車する列車のように浜松駅から乗り換えをせずに大垣駅まで直通する列車があり、乗換回数を減らすことが出来ますので、このような列車を選ぶのも青春18キップを利用する際の参考としてください。


 浜松駅でも1本列車を見送って次の列車に乗車しましたので(これを専門用語だと「段落とし」と言います。)、余裕で座って名古屋駅まで乗車することがてきました。
 豊橋から先で目にする、赤色の名鉄電車がメチャクチャ懐かしくて、名古屋勤務時代を思い出しました…。



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         PHOTO:浜名湖に架かる橋を渡っていきます。









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④名古屋(1137)→多気(1254) 2907D 快速[みえ7号] キハ75系2連
 名古屋駅からはキハ75系DCを使用する快速[みえ7号]に乗車して、紀勢線と参宮線の分岐駅となる多気駅を目指します。
 以前の快速[みえ号]は4両編成で、そのうち1両が指定席でしたので指定席も意外と簡単に取れたのですが、最近の快速[みえ号]は2両編成となってしまい、指定席も1両の半室(24名分)しかなく(平日でも)混雑が予想されましたので、今回の「乗り鉄」を考えた時点で指定席を抑えたのですが、さすがに通路側の席しか残っていませんでした(列車の撮影等をするには通路側の方が便利は便利ですが…)。


 名古屋駅から多くの乗客を乗せた快速[みえ7号]は、関西本線を豪快なエンジン音を奏でながら進んで行きます。単線区間の多い関西本線のため、途中駅での運転停車もあるのですが、それでも駅を発車するシーンでは「キハ85と同出力のエンジンを積んているだけのことはあるよね…。」と思える、胸のすくような加速を味わうことが出来ます。ただ、ちょっと心配なのは1989年にデビューしたキハ85系が引退してことを考えると、1993年にデビューしたキハ75系にも引退が近づいているのかもしれませんね。


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       PHOTO:松阪駅を発車すると近鉄とのデッドヒートを!






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      PHOTO:単線の非電化区間を特急並みの速度で進んで行きます。






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       PHOTO:櫛田川を渡ると間もなく多気駅に到着します。






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         PHOTO:多気駅を発車して行く快速[みえ7号]










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⑤多気(1322)→波田須(1626) 331C キハ25系2連
 多気駅からはキハ25系DCを使用する普通列車で波田須駅を目指します。
 少し前までは多気駅からキハ40系DCのボックス席に座ってのんびりと乗車することが無類の楽しみだったのですが、2015年8月からはこのキハ25系が使用されるようになり、この区間の乗車が少し楽しくなくなってしまいました…というのが正直なところです。  
 このキハ25系DCにはセミクロスシートを採用した一次車とロングシートを採用した二次車があるのですが、紀勢線・参宮線・関西本線に投入されたのはロングシートの二次車ということで3時間以上横を向いて座って行くのは「乗り鉄」を趣味にしている者にとっては「修行」そのものです…。


 新宮行きの列車は13時5分過ぎに多気駅に回送されて来て、到着後、すぐさま客扱いを行ってくれましたので、暑い中ホームで列車の到着を待つ必要もなく助かりました。


 今日は平日ということもあり、車内は学校帰りの高校生でほぼシートが埋まる状態で発車をしていきます。
 乗客の大半が高校生ということもあり、先に進むにつれて車内がだんだんと空いてきて、三瀬谷駅で半分ほどの高校生が、そして伊勢柏崎を過ぎると車内は閑散となってしまいました。
 伊勢柏崎駅を発車し、かつての名撮影地である大内山のカーブを抜けると梅ケ谷駅に到着します。ここの梅ケ谷駅と次の紀伊長島駅の間には「荷坂峠」がありますが、新宮方面に向かう場合は下りですので一気に峠を駆け下りて紀伊長島駅にと到着します。
 


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            PHOTO:多気駅に停車中のキヤ97





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              PHOTO:キハ25系の車内





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            PHOTO:キハ25系の行先表示






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         PHOTO:川添駅では多気行きの普通列車と交換






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             PHOTO:三瀬谷駅停車中






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          PHOTO:三瀬川を渡って進んで行きます。






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        PHOTO:滝原駅では特急[南紀6号]と交換します。






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    PHOTO:かつての名撮影地、大内山のカーブを駆け抜けていきます。






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    PHOTO:いくつものトンネルとカーブを抜けて荷坂峠を下っていきます。




 紀伊長島駅では特に列車交換も無く、約10分ほど停車した後、列車は紀伊長島駅を発車します。
 紀伊長島駅までの区間は山岳区間でしたが、ここからは海岸線沿いに沿って列車は走っていきます。勾配区間ではなくなったこともあり、新宮行き普通列車は足取りも軽く進んで行きます。次の三野瀬駅でも約10分ほどの停車時間がありましたので、列車の外に出て一休みすることもできました。

 尾鷲駅では後続の特急[南紀5号]を先行させるために約20分ほどの長時間停車をします。足の速いキハ25系に置き換えても、単線区間での列車交換のために時間を要しますので、この区間にはさほど馬力のある普通列車は必要ないのかもしれません…。
 尾鷲駅を発車すると、時々、見える青い海と白い砂浜を見ながらの乗車が続きます。このまま新宮駅まで行っても良いのですが、今回は一気に新宮駅を目指さず、途中の波田須駅で下車します。ここ、波田須駅から少し山側に登った場所から撮影をしたいためです。時間的に厳しいのはわかっていますが(日陰になってしまうため)、次にこの場所に来ることが出来るのがいつになるのかわかりませんので、列車の撮影にチャレンジしました。
 なお、波田須での撮影については、別途、別記事でアップさせていただきます。



田須海岸の撮影記はこちらから!
 紀勢本線・波田須海岸撮影記





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         PHOTO:綺麗な海を見ながらの乗車です。






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             PHOTO:三野瀬駅停車中






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       PHOTO:三野瀬駅では上りの普通列車と交換します。






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       PHOTO:尾鷲駅では特急[南紀5号]を先行させます。






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             PHOTO:尾鷲駅停車中






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         PHOTO:新鹿の海岸はいつみても綺麗ですね。







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⑥波田須(1801)→新宮(1900) 333C キハ25系2連
 波田須での撮影を終えて後続の普通列車で新宮に戻りました。
 夕方の通勤・通学ラッシュ時間帯の列車にもかかわらず、ガラガラでした(まさか熊野市で20分も停車するとは思いもよりませんでした、)。
 新宮市の人たちって列車で通勤しないのかなぁ?
 


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            PHOTO:熊野市駅停車中





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       PHOTO:熊野川を渡るとまもなく新宮駅に到着します。






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           PHOTO:新宮駅に到着した333C



 新宮到着後は予約をしてあるホテルに向かい、本日の「乗り鉄」・「撮り鉄」は無事終了しました。


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              PHOTO:本日のお宿


※2023年・夏の青春18キップ旅行記[南紀訪問・その②]に続きます…


※乗車日は7月28日(金)です。

【令和 5年 7月29日(土)・2023/7/29】鉄道コム鉄道コム
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◎過去の紀伊半島方面への「乗り鉄」についてはこちらから!
  
   
 
 
 
 
 
  


 







※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。






 今年も「冬の青春18キップ」のシーズンがやってきました!今年はどこに行こうか?と考えた結果、今年は名古屋に住んでいるという地の利を生かして思い切って下関までの山陽方面の乗車に行くことにしました。
 今回の「乗り鉄」の最大の目的は広島エリアに残る国鉄型車両(113・115系やキハ40系)と宇部線・小野田線で活躍するクモハ123系の乗車でしたのですが、無事に目的を達成することが出来ましたので、3日目の本日は一気に長野の自宅を目指します。


※平成30年・冬の青春18キップ旅行記【山陽方面乗車記・その⑤】(H30.12.28~31)からの続きです…


【第4日目・12月31日(月)】




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⑧米原(1330)→大垣(1405) 3218F 313系8連
 網干駅から乗ってきた新快速を降りて、大垣行きの普通列車に乗り換えます。
 米原ダッシュには参加したくないのですが、ここで13時30分の列車に乗らないと、後の予定が狂ってしまうため、致し方なく「米原ダッシュ」のつもりでいたのですが、ここまで乗ってきた新快速の乗客が意外と少なく、また、米原駅の7番線ホームに入線していた大垣行きの普通列車の編成も長そうだったため、少し早歩きをしただけで十分座ることが出来ました。できれば同一ホームで乗り換えが出来るようになると最高なんですが、いい加減にJR東海と西日本て相談をしてもらいたいものです(今日は、米原駅で社員さんが総出で「ホームを走らないように。」、「階段を走らないように…」とやっていましたが、そんなことをするくらいなら2社で話をして編成長を揃えるとか、同一のホームで乗り換えでが出来るようにするとか考えた方がよっぽどいいと思うのですが…)。
 しかし、JR東海の車両を見るとなんとなく安堵感を抱くのはなぜだろう…。



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           PHOTO:伊吹山も真っ白に…              








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⑨大垣(1426)→名古屋(1458) 5522F 快速 313系8連
 大垣駅では「大垣ダッシュ」には参加したくないので、1本列車を見送っても良いようなスケジュールにしてあるのですが、乗客が少なければ「大垣ダッシュを…」とも考えたのでが、車内から大垣駅の1番線ホームに待っている人の多さを見た瞬間に「1本見送ろう…」と決心しました。
 なお、大垣発14時26分の快速列車は、米原から乗車してきたこの列車がそのまま充当されるとのことなので、車内に座ったまま名古屋駅に向かいました(この快速は、米原駅からの接続列車が無いのでガラガラです。)。

 名古屋駅の1番線に到着する直前、列車はホーム手前で緊急停止、安全確認を取ったため約5分ほど遅れて到着しました(おかけで「年越しそば」ならぬ『年越しきしめん』を食べようと思っていたのですが食べられなくなってしまいました。)。



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     PHOTO:よく訪ねる稲沢[愛知]機関区を見ながら進んで行きます。








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⑩名古屋(1524)→中津川(1639) 5735M 快速 211系8連
 名古屋に戻ってきました。今回は名古屋市内のアパートには戻りませんので快速列車で中津川駅に向かいました(アパートは新守山駅なので、快速列車が停車しません。)。
 いつもなら中津川に向かうにつれて乗客が減っていくのに、今日は全然減らない!いや~な予感がしたので、中津川に到着する前に階段付近と思われる車両に移動しました。
 








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⑪中津川(1700)→松本(1910) 1837M 313系2連
 中津川までの快速列車でとった行動が正解だったようで、なんとか乗車待ち整理列の最前列を確保でき、結果的に座席も確保できましたので、なんとか松本まで座って帰ることが出来そうです。列車は中津川駅を発車する時点から立客が発生するくらいの混雑でした。
途中、対抗する列車が遅れていることもあり、一時は6分ほど遅れが生じましたが、回復運転や途中停車駅の停車時間を短縮することなどにより、終着の松本駅には2分ほど遅れて到着しました。









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⑫松本(2005)→長野(2108) 2537M E257系9連
 長かった「乗り鉄」もいよいよ最後の列車です。アンカーに選んだのは篠ノ井線のお得快速列車、特急型車両E257系を使用する、別名・篠ノ井快速に乗車します(こちらの列車については別に乗車記をアップしたいと思っています。)。
 ロングシートの211系に乗車すると松本⇔長野間は『長いな…』と感じるのですが、リクライニングシートにゆったりと座って行くとあっという間に長野に到着です。
 これで、今回の長いながい「乗り鉄」も無事に終了しました。




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         PHOTO:姨捨の夜景を見ながら乗車します



 よく乗った!これが実感です。そして、どの列車も混んでいる!本当にそう思いました。やはり帰省ラッシュと青春18キップが重なるとこうなるんでしょうね…。ただ、意外と疲労感を感じませんでした。これは、JR西日本の列車の多くが転換クロスシートを採用している…ということも大きかったように感じます。
 今回の乗車で山陽本線と山陽本線の南側の路線にはすべて乗車することが出来ました(と思います。)。次回は山陰本線を走破したいと思っていますが、3月は異動の時期とも重なりますので、さて、いつのことになることやら…。
注:山陽本線については下関⇔門司間が残っています。瀬戸大橋線、赤穂線と和田岬線は過去に乗車しているので、たぶん南側をすべて乗ったと思っています。


【乗車日:平成30年12月28日(金)~31日(月)】鉄道コム鉄道コム
 

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