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 PHOTO:徳島駅で発車を待つ特急[剣山5号](ゆうゆうアンパンマンカー併結)




 四国・高知の住人となってから早や1年、四国島内のJR線及び私鉄路線(第3セクターを含む。)については全て乗車が終了し、現在は『まだ、乗ったことのない車両』への乗車を行っているところです。
 今回はその『乗ったことのない車両』のうち、最も乗ることへの抵抗感のある車両「ゆうゆうアンパンマンカー」へ乗車します(なぜ、抵抗感があるのかって?そりゃ、いい年をしたオッサンが1人で乗るには恥ずかしい!からです。)。







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①高知(451)→阿波池田(559) 2002D 特急[しまんと2号] 2700系DC2連
 高知駅からは、高知駅を朝1番に発車する特急[しまんと2号]に乗車して、徳島線との乗換駅となる阿波池田駅に向かいました。










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②阿波池田(646)→穴吹(722) 4002D 特急[剣山2号] 185系DC4連
 阿波池田駅からは、今や貴重となった国鉄型特急車両である185系DCを使用する特急[剣山2号]に乗車して穴吹駅を目指します。特急[剣山号]は、通常、185系DC2連なのですが、この特急[剣山2号]だけは車両の送込みなりか返却なのかは不明ですが4両編成ということで、ホームに停車している姿も堂々としており、往年の「気動車特急」の雰囲気が感じられます。

 定刻となり特急[剣山2号]は徳島駅を発車していきます。先ほどまで乗車していた2700系DCだと、ググッグという身体をシートに押さえつけるかのような圧倒的な加速感を感じますが、185系DCはゴロゴロゴロ…という穏やかな加速で徐々に速度を上げていきます。

 佃駅の先で土讃線と別れ、ここからは進行方向左手に吉野川の流れを見ながら進んでいきます。特急と言えども意外と停車駅も多く、阿波加茂、貞光、と停車していきます。その後、まったりとした乗車を楽しんでいると特急[剣山2号]は今回の下車駅である穴吹駅に到着しました。





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         PHOTO:阿波池田駅に停車中の特急[剣山2号]







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    PHOTO:キハ185-11と12の車端部には剣山が描かれています。








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       PHOTO:やはりヘッドマークは「絵入り」が良いですね。








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         PHOTO:もちろん行先表示も「幕式」です。








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             PHOTO:185系の車内








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       PHOTO:佃駅の先で土讃線と別れて進んでいきます。








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         PHOTO:吉野川の流れを見ながらの乗車です。








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         PHOTO:穴吹駅を発車していく特急[剣山2号]







     
         VIDEO:阿波池田駅に入線する特急[剣山2号]










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③穴吹(813)→徳島(927) 442D キハ40系2連
 特急[剣山2号]に乗車していれば、そのまま徳島駅に到着するのですが、わざわざ途中の穴吹駅で下車したのは、実は穴吹駅を8時13分に発車する442D普通列車にはキハ40系が使用されている…というネット記事を見つけたからです。事実の程は津高ではありませんが、まあ、乗ってみればわかる…ということで特急を穴吹駅で下車したわけです。

 この穴吹駅を8時13分に発車する442Dは、穴吹駅に8時3分に到着する439Dの折り返しとなるはずなので、期待をしながら待つこと約30分、穴吹駅に到着した列車は…キハ40でした!ビンゴ!!

 定刻どおり穴吹駅を発車したキハ40系普通列車は、まあ、いつもどおりのまったりとした速度で進んでいきますが、先ほどまで乗っていた185系DCもこんな感じでしたので、これはこれで楽しい乗車です。

 穴吹駅から約1時間15分、キハ40系の乗車をたっぷりと楽しんで徳島駅に到着しました。
 四国のキハ40系ですが、徳島エリアに運用が限定されており、しかも朝夕のみの使用される…という運用のため、なかなかな乗車するチャンスが無いのが残念なところですが、なんとか高知にいる間に首都圏色のキハ40系にも乗りたいところです…。




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           PHOTO:穴吹駅に到着する439D








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            PHOTO:キハ40系の車内







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          PHOTO:穴吹駅に停車中の442D








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           PHOTO:徳島駅に到着した442D










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④徳島(1200)→阿波池田(1317) 4005D 特急[剣山5号] ※ゆうゆうアンパンマンカー併結
 徳島駅からは今回の乗車のメインとなる、ゆうゆうアンパンマンカーを併結した特急[剣山5号]で阿波池田駅を目指します。

 列車は徳島駅の1番線に11時25分に到着する特急[うずしお9号](ゆうゆうアンパンマンカー併結列車)の折り返しとなりますので、到着後、車両清掃等を行った後、すぐさま客扱いが開始となります。

 今回乗車する[ゆうゆうアンパンマンカー]というのは、アンパンマンのキャラクターが車体に描かれた、いわゆる「アンパンマン車両」とは異なり、車内はアンパンマンとその仲間たちがデザインされた「指定席」と、壁や床がクッション素材でできた「プレイルーム」が備わっており、列車の中でも元気いっぱい遊びたい!という子供たちの思いを実現した車両となっています([ゆうゆうアンパンマンカー]も車内外ともアンパンマンとその仲間たちでラッピングされています。)。
 まあ、いわゆる小さな子供向けの車両ですので、子供を連れていないオッサンが1人で乗車するような列車では無いことには間違いありません。

 この[ゆうゆうアンパンマンカー]は、現在、高松→徳島の特急[うずしお号]と、徳島⇔阿波池田間の特急[剣山号]の一部の特急列車と連結された状態で、土・休日などを中心に運転されています(指定席の発売状況を見ていたところ、なぜか本日の特急[剣山5号]がずっと「〇印」でしたので乗車をした…というわけです。)。

 客扱いが開始となり、しばらく様子を見ていたのですが誰も[ゆうゆうアンパンカー]に乗り込まないので、恐る恐る乗り込むと、そこはまさしくアンパンマンワールドでした。ただ、座席は通常の185系よりも大きく、また、シートピッチも広く、なおかつフットレストまで装着されていますので、恥ずかしささえ乗り越えることができれば、通常の指定席よりは快適に過ごすことができます(この車両、キロハ185ですので、当然、グリーン車だと思っていたのですが、座席は「普通車」扱いとなっていますので、子供たちの遊び場(プレイルーム)が「グリーン車」という扱いなんでしょうか?)。

 結局、親子連れ4組と共に[ゆうゆうアンパンマンカー]に乗車して徳島駅を発車します(指定席の販売状況が「〇」でも、当日、この列車を持て「乗りたい!」、「乗って行こうか…」という人が多いので、発車間際になると乗客が増えます。)。

 今朝、阿波池田駅から乗車した185系は「なんとなくもっさりとした走りだなぁ…。」と思っていたのですが、この特急[剣山5号]の走りは元気が良く、グングンと月に進んでいきます。また、しばらくして気がついたのですが、この車両、静かですねぇ…。車両を改造した際に窓枠の変更など車体構造にも手を入れているようですので、そのせいかもしれないですね…(エンジン音も静かに聞こえました。)。

 乗車直後は子供たちの声で賑やかだった車内も、走り出すと子供たちの多くがプレイルームに移動しましたので、比較的静かな車内でゆったりと乗車していきます。…静かになってホッとしていると、やはり途中駅からも指定席券を持たない乗客が乗り込んできて、結局、私の座っている横一列以外、すべての座席が埋まり「アンパンマン、恐るべし!」という状態になってしまいました。まあ、今さら席を移動するわけにもいかず、賑やかな子供たちの声と繰り返し流れるアンパンマンの歌(BGMで流れています。)を聞きながら阿波池田駅まで乗車しました。



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      PHOTO:電光掲示板は特急[剣山5号]の表示のみですが…。







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     PHOTO:中間に[ゆうゆうアンパンマンカー]を併結した編成です。







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     PHOTO:ヘッドマークは特急[剣山号]とは異なっています。
※このヘッドマークですが、当然、幕を回すと出てくると思っていたのですが、そうではなく、通常のヘッドマークの上から専用のヘッドマークをかぶせていることを初めて知りました。





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       PHOTO:半室は座席車(普通席扱い)となっています。







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         PHOTO:もう半室は子供の遊び場です。







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        PHOTO:座席のある車端部には売店があります。







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  PHOTO:シートは大型がシートピッチが広く、フットレストも装備しています。







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      PHOTO:背もたれの後ろにはテーブルがあるのですが…







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            PHOTO:テーブルを開けると!







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       PHOTO:出入口にはベビールーム(授乳室)もあります。







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         PHOTO:阿波池田機に到着した特急[剣山5号]







ゆうゆうアンパンマンカー
         PHOTO:ゆうゆうアンパンマンカーの外観
          ※乗車当日に撮影したものではありません。







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⑤阿波池田(1332)→高知(1442) 39D 特急[南風9号] 2700系3DC連
 阿波池田駅からは特急[南風9号]で高知に戻りました。
 185系DCに乗った後に2700系DCに乗ると「やっぱ2700系って凄いわ!」と改めて感じました。



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        PHOTO:大歩危峡を撮影した後はぐっすりでした…




 四国・高知に来てから(私にとっては)一番難易度の高い列車への乗車が終了しました。
 あと、残っているは値段の高いあれとあれ、そして高知から遠い場所を走るようになったあれですね。少しずつ、クリアしていきたいと思っています。



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      PHOTO:今までで一番入手が難しかった記念乗車証ですね。




【乗車日:令和 3年 9月11日(土)】鉄道コム
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 平成25年・冬の青春18キップ旅行記(H25.12.31~H26.1.2)③四国でDCの旅を満喫