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       PHOTO:徳島駅に停車中の2600系DC・特急[うずしお14号]





 昨年の10月から四国・高知の住人となり、四国島内のJR・私鉄の「乗り鉄」「撮り鉄」を楽しんでいるところです。
 すでに四国島内の鉄道路線については、昨年のうちにすべて乗車済みなのですが、乗っていない車両がまだいくつかありましたので、今回はJR四国の特急型車両でも少数派で貴重車でもある2600系DCに乗車してきました。




特急[しまんと4号]
①高知(700)→高松(921) 2004D 特急[しまんと4号] 2000系2連
 本日の「乗り鉄」のトップバッターは、高松行きの特急[しまんと4号]に乗車して高松駅を目指します。
 この特急[しまんと4号]は、途中の宇多津駅までは特急[南風4号]に併結されていきますので、高知駅を発車する段階では5両(多客時は6両)編成と、四国島内の特急としてはちょっと豪華な編成になります。
 今日は編成の中に塗色の異なるN2000系が1両も入っていませんので、2000系本来のブルーで統一された編成美を見せてくれました。
 コロナ禍の影響でしょうか、高知駅からは特急[しまんと号]に乗る人も少なく(岡山行きはそこそこ乗っていました。)、私は「鉄ちゃん席」に座って高松までの乗車を楽しみました。

 四国に来てから初めて特急[南風4号][しまんと4号]に乗車したのですが、この列車、大歩危駅や阿波池田駅で写真を撮る時間があり、車内からですが箸蔵駅での2000系交換シーンも見ることができます。また、宇多津駅では列車の分割シーンも見ることができますので乗り鉄派」にはお勧めの列車であることがわかりました。可能であれば2000系で特急[南風号]・[しまんと号]が運転されているまでの間にもう1回乗りたいなぁ…と思っています。




2123 シート (10)
      PHOTO:高知駅の電光掲示板、しまんと4号と南風4号の名称が並びます。







2123 シート (9)
         PHOTO:鉄ちゃん席に座って高松までの乗車を楽しみます。







特急[南風4号][しまんと4号
        PHOTO:大歩危駅に停車中の特急[南風4号][しまんと4号]






      
      VIDEO:箸蔵駅で下りの特急[南風1号][しまんと3号]と交換します。






坪尻駅通貨
        PHOTO:スイッチバック駅である坪尻駅を通過していきます。







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        PHOTO:宇多津駅では列車の分割シーンを見ることもできます。







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           PHOTO:高松駅に到着した特急[しまんと4号]










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②高松(1010)→徳島(1125) 3009D 特急[うずしお9号] 185系3連
 高松駅に到着しました。高松駅からは特急[うずしお9号]に乗り換えて徳島駅を目指します。

 今回、どうして特急[うずしお9号]を選んだのかというと、基本的に特急[うずしお号]にはJR四国の最新鋭の特急車両が使用されているのですが、この特急[うずしお9号]と[うずしお32号]については、特急[剣山号]と[むろと号]に使用される車輛の送り込みを兼ねているため、今や貴重となった国鉄型特急車両の185系が使用されているからです。まあ、今回の「乗り鉄」の趣旨からは外れていますが、185系DCも乗れるときに乗っておかないと…ということで乗車することにした次第です。
 なお、この特急[うずしお9号](32号も同じです。)については、平日は185系2連が使用されていますが、土・休日については[ゆうゆうアンパンマンカー]が連結された3両編成での運転となります。

 高松駅を快速[マリンライナー号]と同時に発車した特急[うずしお9号]は、しばらくマリンライナーと並走した後、予讃線と別れて高徳線へと入っていきます。

 2000系や2700系の強烈な加速をする気動車から乗り換えると、なんとも頼りない加速の185系気動車ですが、のんびり乗るならこっちのほうが良いですね。そしてなによりも185系は車内が広々しているのが良いですね。2000系や2700系は振り子式特急のため、車体の断面積を小さくするために車体の裾を絞っていますので車内が狭く感じますが、185系は天井も高く開放感があります。
 そんな185系にですが、老体に鞭を打つかの如く100km/h以上の速度を時々出しながら走り、約1時間ほど揺られた後、徳島駅に到着しました。



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           PHOTO:高松駅に到着する特急[うずしお9号]







特急[うずしお9号]
           PHOTO:高知駅に到着した特急[うずしお9号]
     ※185系が高松駅で見ることができるのはこの列車と[うずしお32号]だけ?








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      PHOTO:中間車には[ゆうゆうアンパンマンカー]を連結しています。








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        PHOTO:[ゆうゆうアンパンマンカー]の車内(プレイルーム)








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        PHOTO:[ゆうゆうアンパンマンカー]の座席(指定席です。)








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           PHOTO:ヘッドマークもアンパンマン仕様です。







 
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          PHOTO:幕式の列車名表示は味があっていいですね…








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         PHOTO:マリンライナーと同時発車でしばらく並走します。








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           PHOTO:予讃線と別れて高徳線へと入っていきます。








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         PHOTO:吉野川渡ると間もなく終点の徳島駅に到着します。







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③徳島(1224)→高松(1331) 3024D 特急[うずしお14号] 2600系2連
 徳島駅では約1時間ほど待ち合せた後、本日の「乗り鉄」のお目当てである2600系DCを使用する特急[うずしお14号]に乗車します。なぜ、この列車が「お目当てなの?」と思われる方も多いと思いますが、実はこの列車に使用されている車両こそがJR四国の中では最も希少(4両のみ)な車両だからです。

 今回乗車するこの2600系気動車は、JR四国が保有している2000系気動車の置き換えを目的として、2017年に2両編成2本の計4両が製造されました。当初の予定では、導入後の性能検査の結果を受けて導入する路線を決めることと予定されていたのですが、カーブが連続する土讃線において空気ばね制御に用いる空気用量の確保に課題があることが判明したことから、2600系の量産化が見送られ、その後は改良された2700系気動車が導入され現在に至っています。

 先行落成した2600系4両については、改造を受けて2700系化することなく、カーブが比較的少ない高徳線の特急[うずしお号]で運用を開始し、現在では同特急列車で4往復の運用に就いているということから、今回、この2600系気動車を使用する列車に乗ることにしました(多客期の特急[いしづち号]や特急[しまんと号]の高松⇔多度津間の代走運転にも使用されているようです。)。

 私、2600系と2700系というのは、いわば「試作車」と「量産車」くらいの違いだろうと思っていたので「まあ、デザインの違いは多少あるんだろうな…」くらいは思っていたのですが、これが車内に入ると誰もが2600系と2700系は全然違う!ことがわかります。

 まず、シートですが2700系は普通のハイバックシートで、シートの色がブルーなのですが、2600系は可動式ピローが付いたシートで、シートの色も2650系はブルーなのですが、2600系はえんじ色となっています。
 また、2600系のシートにはフットレストが設備されていますが、2700系には付いていません。普通、試作車の良い点については量産車に繁栄をするはずですが、逆に2700系はあきらかにコストダウンされた量産車になっているようです。

 座席の列番号の表示については2600系も2700系も荷棚部にシールが貼付されていますが、2600系には番号横にランプがセットされています。最初、これはJR東日本の特急などに設置されている座席の着席状況や指定席の販売状況等を示すものかと思ったのですが、ライトが1つしかありませんので、JR四国の特急列車では多い、1両の半分を指定席、残り半分を自由席として使用する際の表示灯ではないかと思いました。なお、同様のライトは2700系にはありません。ものと
 それ以外にも車体の帯色が違うとか車体エンド部のデザインが異なっている…という個所はありますが、やはりインテリアの部分が一番異なっているようです(車内Wi-Fiや各席のコンセントは両車両とも設備されています。)。

 じゃあ、乗り心地は違うのか…というと、車内にまで響き渡る豪快なエンジン音…という部分は一緒なのですが、2700系で聞こえるヒューンという過給機の音が2600系では聞こえない…ということに気がついたくらいで(2600系も2700系もエンジンは同じです。)、乗り心地という部分では2600系と2700系の違いは無いように感じました。
 まあ、走っている路線は違いますし、なにより1時間少々の乗車では違いが判らない…というのが正直なところでした。



車体前部
       PHOTO:車体外観デザイン(上:2600系、下:2700系)
            ※2700系の黄色のラインが目立ちます。







車体デザイン
      PHOTO:車両エンド部のデザイン(上:2600系、下:2700系)
          ※こちらも2700系の方が大胆なデザインだと思います。







シート
     PHOTO:車内(上:2600系、左上:2650系、右下2700系)
  ※2600系は形式によってシートカラーが異なりますが、2700系は同一カラーです。     








シート前
         PHOTO:シート形状①(上:2600系、下:2700系)
 ※2600系は可動式ピロー付きのシートですが、2700系は一般的なハイバックシートです。








シート後ろ
         PHOTO:シート形状②(上:2600系、下:2700系)
※2600系にはフットレストが装備されていますが、2700系にはフットレストはありません。







多目的トイレ
        PHOTO:多目的トイレ(上:2600系、下:2700系)
※2600系はドーム型、2700系はスクウェア型です。型よりも大きな違いは2600系は洗面所が外にあるということでしょうか(ただし、2650系は大型スーツケース置場があります。)。








トイレ
        PHOTO:一般のトイレ(上:2650系、下:2750系)
※2650系は通路を挟んで男子専用のトイレと男女別のトイレの2つありますが、2750系は男女共通の洋式トイレ1か所です(ただし、2650系は大型スーツケース置場があります。)。








座席表示
           PHOTO:座席表示(上:2600系、下2700系)
           ※2600系にはランプが表示できるようになっています。








行先表示
          PHOTO:行先表示(上:2650系、下:2750系)
※2600系は2段表示、2700系は1段表示です(ただし、2700系は違う場所にも表示器があります。)。








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④高松(1440)→児島(1510) 3140M 快速[マリンライナー40号] 223系+5000系5
 高松駅で(Wi-Fiを利用して)少々ブログの整理をしてから、快速[マリンライナー40号]で児島駅に向かいます(本日使用しているキップは児島までしか乗車できません…)。




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               PHOTO:5000系の車内
※快速[マリンライナー]は、岡山方の2両がJR西日本の223系、高松方の3両がJR四国の車両です。
 高松方の先頭車は2階建ての指定席車両ですが、それ以外の2両についてはJR西日本の223系と同形式の車両となっています。ただ、写真で見ていただとお分かりだと思いますが、シートモケットの色が異なっており西日本はブラウン系、JR四国はワインレッド系となっています。




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         PHOTO:JR西日本とJR四国の境界駅となる児島駅








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⑤児島(1527)→高知(1741) 45D 特急[南風15号] 2700系3連
 児島駅からは2700系の特急[南風15号]に乗車して高知に戻りました(本来なら1本早い特急(特急[南風23号]は2000系)で帰ることができたのですが、2600系と2700系の乗り心地の違いを確かめるため、1本遅い列車に乗車しました。)。
 終点まで乗っていても大丈夫…という安心感で、久しぶりに[赤いアンパンマン列車]で爆睡して帰りました。





 まあ、2600系への乗車は、たったの1時間ですので2700系との乗り心地違いなんてわからない…というのが正直なところです。また、シートに座っているだけではわからない部分もあると思うのですが、間違いなく言えるのは2600系の方が「車両にお金を掛けている。」ということですね。
 この2600系の内装を知ってしまうと、なんで2700系にも導入しなかったの?と思うのは私だけではないと思いますので、今回の乗車記を見て興味を持たれた方は。ぜひ、この希少車種の2600系DCへの乗車をお勧めします。


【乗車日:令和 3年 1月30日(土)】鉄道コム鉄道コム

 平成25年・冬の青春18キップ旅行記(H25.12.31~H26.1.2)③四国でDCの旅を満喫