単身赴任先の東京から長野に戻る際、久しぶりに「篠ノ井快速」に乗車しましたので、ごく簡単ですが乗車記をアップさせていただきます。
 なお、タイトルや文中で「篠ノ井快速」と記載していますが、この「篠ノ井快速」という名称が実際に使用されているわけではありません。この愛称は利用客や鉄道ファンの間で「通称や呼称」として使われているものですのでご承知願います。



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★松本(2004)→長野(2107) 2537M 快速 211系6連
 八王子駅から乗ってきた普通列車が19時58分に松本駅の4番線ホームに到着すると、これから乗車する「篠ノ井快速」は、向かい側の5番線ホームにすでに入線をしている…と思ったら列車がいない!あれ?どうしたの?とホームの長野寄りを覗いてみたところ、なんと3両編成の列車が停まっているではあれませんか!(私、松本駅での乗換を考えて最後部車両に乗っていました…)。
 あれ?いつから3両編成になっちゃったの?と思いながら歩みを速めたのですが、まあ、3両編成(しかもこんな時に限ってセミクロスシートの1000番台車でした…。)では全員が座れるわけがありませんので、しかたなく先頭車両に立っての乗車となりました(今日は中央西線を走る特急[しなの21号]が大雨の影響で運転が中止となったこともあり、混雑をしたと思われます。)。


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      PHOTO:行先表示にもしっかりと「快速」と入っています。





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          PHOTO:211系1000番台車の室内
         ※0番台車とはアコモデーションが異なります。


 さて、今回乗車しているこの「篠ノ井快速」ですが、かつては、当時、特急[あずさ号]や[かいじ号]に使用されていたE257系の9連を使用して運転されてのり「乗り得」の快速列車だったのですが、2019年3月のダイヤ改正により使用車両が現在の211系6連に変更されました(いつから3連になったのか、それとも本日は変運用で3連になったのかは不明です。)。
 ただ、それでも数を減らしつつある211系にとって「快速運用」は、まさに花形運用になるものと思われます。


 列車種別は「快速」となっているものの、そこは単線のローカル線を走る列車であり、また、普通列車の補完的な部分も持ち合わせていますので、「篠ノ井快速」は、松本駅発車後、田沢駅、明科駅、西条駅、坂北駅、聖高原駅と各駅に停車をしながら進んで行きます。


 松本駅から立ったままの乗車でしたが、明科駅からは座って行くことができましたので、ここからゆっくりと座って篠ノ井快速の乗車を楽しみます。


 聖高原駅を発車すると、ようやく「快速列車」らしく、冠着駅、そしてスイッチバック駅の姨捨駅を通過して稲荷山駅に到着します。途中の駅では少しずつですが乗客が降りて閑散としかけた車内ですが、稲荷山駅そしてしなの鉄道との分岐駅となる篠ノ井駅からは多くの乗客があり、車内は再び賑やかとなって進んで行きます。


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  PHOTO:姨捨駅には停車しませんが、善光寺平の夜景を見ることができます。


 篠ノ井駅を発車すると、途中、停車するのは川中島駅のみということで、「篠ノ井快速」はその列車種別を誇示するかのような走りで定刻通どおり長野駅に到着しました。



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         PHOTO:長野駅に到着した「篠ノ井快速」

 
 今日だけ3両編成だったのか…?それとも3月のダイヤ改正で3両になってしまったのかわかりませんが、これでまた「篠ノ井快速」の魅力が少しスポイルされてしまったようにも感じます。
 ただ、この長野⇔長野間を走る普通列車は、だいたい所要時間が1時間15分~30分程度かかるのですが、この「篠ノ井快速」は1時間3分という時間で走り切りますので、乗車すると211系の小気味良い走りを堪能することができるのは間違いないのですが…。
 使用車両が以前のように211系の6両編成に戻ってゆったりと乗車が出来れば最高なんですが…。


 最後までご覧いただきありがとうございました。



※乗車日・撮影日は令和 7年 7月 4日(金)です

【令和 7年 7月 5日(土)・2025/7/5】鉄道コム
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◎過去の篠ノ井快速の乗車記はこちらから!