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        PHOTO:新鉾田駅を発車して行く6000系2連


 鹿島臨海鉄道の乗車については、東京に単身赴任となった直後に行ったところですが、その際、鹿島臨海鉄道の鹿島神宮方には貨物列車が走っていることに気がつきました。その時には貨物列車の姿を見ることができませんでしたので、今回は貨物列車の撮影も兼ねて再訪問してきました。


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①水戸(714)→新鉾田(755) 2117D 6000系2連
 山手線~常磐線と乗り継いで水戸駅まで来ました(途中、取手駅で一度下車して「ときわ路キップ」を購入しました。)
 水戸駅から6000系気動車2連の新鉾田行きに乗車します。水戸駅を7時41分に発車する列車に乗れば、乗り換えなしで鹿島神宮駅まで乗車できるのはわかっていますが、この古い気動車に乗りたかった…ということと、この列車の先頭車にはガルパンラッピング車両が使用されていましたので、こちらの列車に乗車して新鉾駅を目指すことにしました。


 水戸駅の8番線を定刻どおりに発車した列車は、いかにも…というか、これぞ…というべきかはわかりませんが「ドゥルドゥルドゥル…」というディーゼルエンジン音を奏でながら加速し、常磐線を左手に見ながら一気に築堤部を駆け上がり、その後、高架部を走りながら右へと進路を変えて進んで行きます。


 土曜日ということもあるのでしょうか、水戸駅からの乗客は2両併せても10数名程度とちょっと少なめです。次の東水戸駅で下車する人もいましたので通勤・通学に利用されているようです。
 なんとなく「鹿島臨海鉄道」と聞くと、田舎のローカル線、田畑の中をトコトコ進む…というイメージがあるのですが、ここ鹿島臨海鉄道線は田園地帯の中を進んで行くことは間違いないのですが、前述のとおり高架部を走っていきますので、なんとなくローカル線というイメージはありません。

 大洗駅では列車交換のため4分ほど停車します。
 この大洗駅では残っていた乗客の大半が下車しましたので、私が乗車している列車はほぼ回送状態で進んでいきます。小沼駅から先は高架部から地上部へ降りて進みますが、この路線は道路との交差がなく踏切がありませんので列車は警笛を鳴らすこともなく進んて行きます(道路が線路をまたぐ形に作られています。)。次の鹿島旭駅から数名の高校生を乗せた列車は、定刻どおり新鉾田駅に到着しました。


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          PHOTO:先頭車はガルパンラッピング車両




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          PHOTO:サイドに貼られたラッピング①




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          PHOTO:サイドに貼られたラッピング②




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            PHOTO:後部は普通の車両




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             PHOTO:6000系の車内




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    PHOTO:車両の両エンドがロングで中央部は転換クロスシートです。




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        PHOTO:田園地帯の中を高架で駆け抜けていきます。




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          PHOTO:大洗駅では上り列車と交換




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           PHOTO:大洗駅に停車中




     
       VIDEO:新鉾田駅到着後、引き上げ線に向かう8000系





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②新鉾田(831)→鹿島神宮(907) 119D 8000系単行
 新鉾田駅からは水戸駅を7時41分に発車した8000系を使用する列車に乗り換えて終点の鹿島神宮駅を目指します。
 先ほどまで乗っていた6000系は2扉・転換クロスシート・トイレ付ですが、ここから乗車する8000系は、3扉・ロングシート・トイレなし…ということで、なんとなく長距離を走る列車に6000系を入れて欲しいと思うのですが、まあ、そこは列車の配備時期は走行距離数も関係してくると思いますので仕方ない…と言ったところでしょうか。


 新鉾田駅を発車した列車は、北浦湖を右手に見ながら進んで行きます。先ほどまで乗っていた6000系は「これぞディーゼルカー」という振動と豪快なエンジン音を奏でながら進んで行きましたが、さすがに新しいディーゼルカーは(ディーゼルカーとしては)静かですし、なによりも振動が少なくて乗り心地が良いですねぇ…そんな気持ちの良い乗車を楽しんでいるうちに、列車は鹿島スタジアム駅を通過していきます。この鹿島スタジアム駅はサッカーの試合がある日にしか営業をしない駅ですので、まあ、私が応援するチームか鹿島アントラーズと試合することは無いと思いますので、永久に途中下車できなさそうな駅だなぁ…なんてことを考えているうちに、列車は鹿島神宮駅に到着しました。


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       PHOTO:新鉾田駅を発車すると右手に北浦湖が見えます。




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        PHOTO:鹿島スタジアム駅を通過していく普通列車




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        PHOTO:鹿島神宮駅に到着した8000系普通列車



 鹿島神宮駅到着後は、今まで一度も見たことのない「鹿島臨海鉄道の貨物列車」の撮影に向かいました。
 始めて訪れる場所なので、どこで撮影すればいいのか…ではなく、どこへ行けば貨物列車の姿を見ることができるのか…ということがどこか全くわからず、まあ、この辺なら撮影できるだろうということで、駅から30分ほど歩いた場所で上りと下りの貨物列車を撮影しました。


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         PHOTO:鹿島サッカースタジアム駅を目指す96レ




     
        VIDEO:
鹿島サッカースタジアム駅を目指す96レ




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             PHOTO:神栖駅を目指す97レ





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➂鹿島神宮(1240)→水戸(1354) 146D
 貨物列車の撮影を終えて鹿島神宮に戻ってきました。
 鹿島神宮駅からは8000系普通列車に乗って水戸駅に戻ったのですが、朝はあんなに空いていた列車なのに、この列車は途中の新鉾田駅付近から混雑が始まり、大洗駅からは大混雑となって水戸駅に到着しました。


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         PHOTO:水戸駅に到着した8000系普通列車


 久しぶりの鹿島臨海鉄道に乗車してきました。
 いゃ~やっぱりディーゼルカーは良いですねぇ~。車台はブルフルふるえるし、エンジン音は煩いですが「列車に乗っている…。」という気分を味わうことができます。
 東京に住んでいても、ちょっと足を伸ばせばディーゼルカーに乗車ができる!最高の「乗り鉄」ライフを楽しんでいます。


 (趣味で)鹿島臨海鉄道に乗車される方へ…
 鹿島臨海鉄道に乗車して鹿島神宮駅で降りるとき、また、その反対に鹿島神宮から乗車して水戸駅で列車を降りるときですが、降車用の扉は1番前のドアの1か所のみです。まあ、途中駅から乗車した方の車内清算が必要なための措置なので致し方ない…とは思いますが、思っている以上に降車に時間がかかります。特に水戸駅での乗換え時間が短い場合は、事前に1番前のドア付近に行っていることをお勧めします。


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           PHOTO:本日使用した「ときわ路キップ」
※このキップ「神キップ」だと思います。品川に住んでいる私からすれば、取手駅までの往復乗車券(往復で1,660円)が必要ですが、この「ときわ路キップ」かあればエリア内のJRは当然ですが、今回乗車した鹿島臨海鉄道だけでなく、関東鉄道の常総線・竜ヶ崎線、ひたちなか海浜鉄道、真岡鉄道まで乗車できます。特に鹿島臨海鉄道はフリーキップがありませんし、水戸→鹿島神宮の片道運賃だけでも1,750円かかりますので、まさに神キップだと思います。


 最後までご覧いただきありがとうございました。


※乗車日は、令和 7年 2月15日(土)です(2025/2/15)。


【令和 7年 2月16日(日)・2025/2/16】鉄道コム
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◎過去の鹿島臨海鉄道の乗車記はこちらから!