TOMODACHIYA鉄道日記

 私が撮影した列車や乗車した列車の記録をアップさせていただいています。  基本的には「不定期更新」となっていますので、あしからずご了承願います!

2021年08月

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。写真がありませんが、よろしければご覧ください(by管理人)。



 昨年実施された「歩こう!信州 秋の信濃路キャンペーン2008」に併せて、湘南色に塗装変更された「しなの鉄道169系・S52編成」!、その後の活躍は皆さんご存知のとおりですが、ついにその勇士に終止符を打つことになってしまいました。
 惜別の意味をこめて、湘南色のいでたちとしては最後の運用となる、快速[さよならリバイバル信州号]に乗車することにしました。


◎軽井沢(1500)→長野(1617) 9655M 快速[さよならリバイバル信州号] しなの鉄道・169系3連【S52編成】
(←長野③ クハ169-19+モハ168-6+クモハ169-6 ①軽井沢→)
 今回は青春18キップを使って、快速[DLみなかみ]に乗車し、その後、水上から高崎までは普通列車、高崎から軽井沢までは新幹線で来ています。そのまま新幹線に乗車していればあっという間に長野に到着するのですが、最後にS52編成に乗車したくてこのような行程を組みました。

 新幹線を降り、しなの鉄道線のホームに下りていくと、そこには見慣れたS52編成が既に入線していました。ホームには人が沢山集まっており、どうしたのかな?と思って見たところ、どうやらまだ乗車が始まっていないようで、皆さん乗車口に並んでいる状況でした。私も並んでいる人が一番少ないと思われる3号車の列に並び、乗車扉が開くのを待ちます。列に並ぶこと約10分、14時40分頃に乗車扉が開き、無事、座席の確保をすることができ、これで長野までのラスト・ランを楽しむ準備はできました。

 さて、その後は見慣れたS52編成ですが、最後の撮影をたっぷりと楽しんだのち車内に入って出発の時を待ちます。
 15時ちょうど列車はやや長めの警笛を鳴らして軽井沢駅を発車します。乗車率は50~60%程度といったところでしょうか。ただ、この中には「たまたまこの列車があったので乗車した。」というような人も結構いましたので、惜別列車としてはやや乗車率が悪いように思えます。

 軽井沢を出発した快速[さよならリバイバル信州号]は中軽井沢、小諸、大屋、田中と快速列車らしく小刻みに停車をしていきます。駅に停車するたびに少しずつ乗客は増えていったのですが、その乗客の多くは次の上田駅で下車してしまいました。上田を発車した快速[さよならリバイバル信州号]は快調に長野に向けて走ります。最後の停車駅となる篠ノ井駅では6分ほどの停車時間があったため、乗客の多くも、また、駅に来ていた人も列車の撮影に一生懸命です。篠ノ井駅では多くの人に見送られ、列車はいよいよ長野に向けてのラストスパートです。

 長野駅到着前に車内アナウンスで車掌さんからの御礼の挨拶があり、少々センチメンタルなムードが漂ったのですが、そのムードを吹き飛ばすかのように、長野駅のホームには多くのファンがS52編成の到着を待ってくれていました。
 16時17分、快速[さよならリバイバル信州号]は定刻どおり長野駅に到着し、その半年間の活躍に終止符を打つことになりました。

 できることなら、このままの塗色で活躍をして欲しいのですが、残念ながら契約の関係上難しいらしいと聞いています。S52編成は再びしなの鉄道色戻りますが、色が変わっても活躍を見守って生きたいと思いますし、もし、機会があれば、再び湘南色となって活躍してくれることを、一鉄道ファンとして祈りたいと思います。


【乗車日:平成21年3月22日(日)】鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。写真がありませんが、よろしければご覧ください(by管理人)。



 例年ですとD51-498号機を使用する快速[SL&EL奥利根号]や快速[SLみなかみ]が運転される時期なのですが、その牽引機となるD51なんですが、昨年12月の[SLゆけむり号]の運転の際にボイラー不具合を起こし、復帰には長期間を要することとなったため、牽引機をDD51に変更した[DLみなかみ]が運転されることになりました。DL・DC大好きな私としてはなんとしても乗車したいと思い、指定席も「無理かな?」と思っていたのですが無事購入できましたので乗車することにしました。当初は運転初日に乗車するつもりでいたのですが、3月22日にしなの鉄道の169系湘南色・S52編成のさよなら運転があることがわかりましたので、この列車にも乗ろうと考えたため本日の乗車になりました。




①長野(524)→軽井沢(654) 2612M  しなの鉄道・115系3連【S7編成】
(←軽井沢 <クモハ115-1018+モハ114-1023+クハ115-1017 長野→)
 本日のトップバッターはしなの鉄道の1番列車です。この列車で軽井沢を目指します。
 長野駅への入線は約10分前といつもあわただしい出発です。こんな朝早い時間の列車ですが、そこそこ人が乗ってきます。ただ、相席になるほどの人数ではありませんので、ボックス席に1人で座っていくことができました。
 毎回ブログに書くのですが、しなの鉄道の車両は清掃がきちんと行き届いていて、いつ乗車しても気分が良いですね。トイレが無いのが唯一の欠点ですが、今回乗車した普通列車も小諸駅で6分間ほどの停車がありましたので、安心して乗車することはできました。

 さて、なぜこんなに早い時間の列車で軽井沢に来たかというと…そうです、本日運転される[さよならリバイバル信州号]のグッズが朝の6時から発売されるからです。サボを1枚買ってから横川行きのバスに…と思っていたのですが、サボは売っていたのですが、なんと販売コーナーには5~60人位の人の列が!この列に並んでしまうとバスに乗れなくなってしまいますので、泣く泣くサボの購入をあきらめ、軽井沢駅を後にしてバス乗り場に向かいました。





②軽井沢(700)→横川(734) 連絡バス
 横川行きのバスは軽井沢駅からやや離れたバス乗り場から出発します。ワンコイン500円を支払って乗車します。今回は普通の路線バスでした(豪華な観光バスの時もあります。)。
 とてもスムーズな運転で、特にスピードを出していたとは思えなかったのですが、道路が空いていたせいでしょうか、定刻よりもやや早めに横川駅に到着しました。





③横川(740)→高崎(811) 130M  115系4連【T1090編成】
(←高崎 クハ115-1063+モハ114-1090+モハ115-1029+クモハ115-1114 横川→)
 無理にこの列車に乗車しなくても、次の列車でも十分間に合いますので、先にゆっくりと写真を撮ります。撮っているうちに発車してしまうなら、それでもいいと思っていましたが、バスが早めに着いたおかげで写真を撮り終えても発車までにはまだ時間がありました。
 ここの列車は、横川を発車するときはガラガラなのですが、途中からドッと乗ってきて高崎到着時にはラッシュ並になるのですが、さすがに学生さんたちが春休みのせいでしょうか、今日はさほど混雑することもなく高崎駅までゆったりと乗車することができました。



④高崎(958)→水上(1155) 9743レ  快速[DLみなかみ]
(←水上 DD51-842 ⑥ スハフ12-162+オハ12-366+オハ12-367+オハ12-368+オハ12-369+スハフ12-161 ①高崎→)
 SLとDLでは文字だと一文字しか違わないのですが、こんなに違うのか…と愕然としました。人がいないのです。毎回、高崎駅のホームにはあふれるように人が集まっているはずなのに、ほとんどいないのです。推進運転で入ってくるときも、機回しの運転の時も、そして発車準備が整った状態でも、撮影をする時に他の撮影者が邪魔にならないのです。牽引機はロイヤルエンジンの842号機だというのにです。DLでは魅力がないということでしょうかねぇ~。私なんかはSLよりもこちらのほうが断然好きなんですけどねぇ…。

 車内に入っても愕然、1両に20名程度の乗車率でしょうか。おかげで私のボックス席にも誰も来ずも1人でゆったりと乗車することはできましたが…。
 さて愚痴はこの位にして、快速[DLみなかみ]は甲高い汽笛を発してゆっくりと高崎駅を離れます。乗客は少ないのですが、撮影している人は結構多いです。特に菜の花が咲いている畑では多くの人が撮影をしていました。

 列車はゆっくりとしたリズムで進んでいきます。高崎駅を出発後、しばらくすると早速、記念の乗車証明書の配布がありました。今回の証明書はカラー刷りのなかなか凝った証明書でした。その後、新前橋駅発車後、車内では恒例のじゃんけん大会が行われました。今回は人数が少ないので当たる確立は高いのですが、私は残念ながら2回とも負けてしまい賞品を手にすることができませんでした。
 また、「EF55」関係のイベント列車ではサボを購入するにも、車内の通路に並んで順番待ちをしないと購入できなかったのですが、さすがに今回は乗車している人も少ないので車内販売の時で十分購入することができました。

 次の渋川駅では約30分間という長時間停車があります。[SLみなかみ]の時にはここで、子供たちがJRの制服に着替えて記念撮影をするのですが、今回はそのようなイベントはありませんでしたが、DD51の運転席に座っての記念撮影は行っていました。15分もすると子供たちも撮影が終了してしまい、誰も並んでいなかったので、私も大人気なく運転席に座って記念撮影をしていただきました(お召し機の運転席に座ったなんて、この写真は我が家の家宝です。)。ちなみに…842号機は外観だけが綺麗なわけではありませんでした。キャブ内もとても綺麗になっており「さすがお召し機」と思えました。

 さて、そんな事をしているうちに発車時間が迫ってきましたので車内に戻って発車を待ちます。
 その後は小刻みな停車はするのですが、カーブを走行しているときに、先頭で孤軍奮闘しているDD51の勇士を撮影したり、利根川の流れや諏訪峡を見ているうちに終着駅の水上に到着しました。




⑤水上(1245)→高崎(1349)  740M  107系4連【R13+R6編成】
(←高崎 クハ106-113+クモハ107-113+クハ106-106+クモハ107-106 水上→)
  水上駅では帰りの列車の出発まで1時間ほど時間がありましたが、DD51の移動等を撮影しているうちに発車時刻が迫ってきましたので、諏訪峡も見ることなく駅に戻りました。
 駅の新潟寄りには107系が留まっており、「まさか…」と思っていたら、案の定、水上駅の1番線に入ってきたのはロングシートの107系4連でした。この列車で1時間か…と考えても仕方がありませんので、最後部の車両に座って出発を待ちます。ところが出発時間になっても一向に発車しません。そのうちにアナウンスがあり、「長岡からの到着列車が遅れているため、接続を取ってから出発します。なお、長岡からの列車は約10分の遅れです。」とのことでした。10分の遅れとなると「あさま535号」に乗れなくなってしまいます。ですが、このようなことが起きても大丈夫なように乗り継ぎには余裕を取っていますので、あわてず発車を待ちます。

 長岡からの列車が到着すると大勢の人が乗り込んできます。がら~んとしていた車内も立ち客がでる状況となり、そんな中、約10分の遅れで列車は水上駅を出発しました。このあとは新前橋駅までぐっすりでしたので、レポートはありません。今回分かったことは、107系というと高崎-横川間の短距離を走る車両というイメージがあるのですが、上越線では110km/h運転もこなす万能機ということがよ~く分かりました。
 列車は水上での遅れを若干取り戻したものの、約8分遅れで高崎駅に到着しました。
 



⑥高崎(1415)→軽井沢(1432) あさま573号  E2系8連【N1編成】【乗車:1号車】
 高崎に着いたのが13時56分でしたので、もう[あさま535号]には間に合いません。まあ、こんなことがあっても大丈夫なような予定としていますので、後続の[あさま573号]に乗車します。
 ホームに到着する他の新幹線を見ると自由席は通路・デッキにまで人があふれています。これは立っていかなくては…と思っていたのですが、高崎駅に到着した[あさま573号]だけは、自由席にも空席が目立ち、おかげでゆったりと座っていくことができました。やはりこの列車が臨時列車だからでしょうか?
 シートに座ってうとうととした瞬間、車内アナウンスがあり、本当にあっ!という間に軽井沢に到着してしまいました。


※このあと、軽井沢からは快速[さよならリバイバル信州号]に乗車して長野に戻りました。
 この「快速[さよならリバイバル信州号]」の乗車については、別記事としてブログにアップさせていただきます。



 牽引機のD51の故障に伴い、今年は[SLみなかみ]も[SLよこかわ]も運休だろうと思っていたのですが、高崎車両センターに所属しているDD51を有効に活用して運転していただいたことは、鉄道ファンとして本当にありがたいことです。特にDD51が牽引する定期の客車列車は北海道にしか残っていませんので、今回の列車はある意味、蒸気機関車が牽引する列車よりも珍しいということになります。DL・DC好きの私としては、今回は予定もうまく合い乗車することができてラッキーでした。
 
【乗車日:平成21年3月22日(日)】鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。写真がありませんが、よろしければご覧ください(by管理人)。


 湘南色に塗色変更された、しなの鉄道169系S52編成のさよなら運転は明日22日に予定されています。最後の運用には私も乗車しようと思っていますが、朝から「乗り鉄」に行った最後の最後に乗る予定としていますので、ダイヤが乱れたりすると乗車するチャンスを逸してしまいますので、午前中だけ予定が空いていましたので1日早い惜別の乗車に行ってきました。



①長野(558)→上田(639)  2614M  しなの鉄道・169系S52編成
(←上田 クモハ169-6+モハ168-6+クハ169-19 長野→)
 本日は運が良いことにS52編成が「41行路」に入っています。したがって、S52編成が運用に入っているこの普通列車に上田まで乗車して、上田からは同じく169系6連で運転する快速[しなのサンライズ号]に乗車するという、「ほぼ1時間169系に乗りっぱなし!」というのを楽しみます。今日が最後の普通列車の運用となるからでしょうか、朝早い時間にもかかわらず、長野駅には同じ目的の人が結構います。

 いつもですとモーター音のしない「クハ車」に乗るのですが、今回はそのモーター音も聞きたかったので「モハ車」に乗車します。この編成に乗車するのはイベント列車の時が多く、主要駅以外は通過することが多かったので、今日のようにこまめに停車していくのが変な感じです。
 ちょうど陽が上る、撮影には厳しい時間帯の列車ですが、普通列車としての最後の勇士を写真におさめようと多くの鉄道ファンがいたるところで撮影しています。そんなファンに見守られながら上田駅に到着しました。今日はキップの関係(信州北回廊パスを使用)でここまでの乗車としました。




②上田(732)→長野(758)  601M  快速[しなのサンライズ号] しなの鉄道・169系6連【S51+S54編成】
(←長野 クハ169-27+モハ168-1+クモハ169-1+クハ169-13+モハ168-13+クモハ169-13 上田→)
 上田駅の改札口で「200円のライナー券」を購入してから、[しなのサンライズ号]に乗車します。
 普段は混雑する[しなのサンライズ号]もさすがに土曜日ということで、ガラガラの状態で上田駅に到着しました。私も他の方を見習って、乗車後、早速、座席をボックス席にしてくつろぎながら乗車することにしました。
 この列車も169系6連が使用されていますので貴重ですよね。次は色が元に戻されたS52編成がこの運用に入ったら乗ってみたいですね。


【乗車日:平成21年3月21日(土)】鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。写真がありませんが、よろしければご覧ください(by管理人)。

※文字数制限の関係で前編からの続きです。



③村上(1510)→新津(1730) 9826レ 快速[SL村上ひな街道号]
(←新津 C57-180 ⑦スハフ12-102+オハ12-315+オハ12-316+オハ12-1701+オハ12-314+オハ12-313+スハフ12-101① 村上→)
 帰路も快速[SL村上ひな街道号]に乗車します。この列車、往路と復路では行程が異なっており、復路は新津駅が終着となります。羽越本線の新発田-新津間をSLに乗車するのも珍しいことと思い、復路もこの列車に乗ってみることにしました。
 一般的に、このような列車の場合、往路は混雑するが帰路は空いているというパターンなのですが、今回は帰路も結構な数の乗客が乗っています。

 いろいろなイベント列車に乗りましたが、今回ほど盛大な見送りを受けたことがないような気がします。ホームには潮太鼓の威勢の良い音が響きわたり、そんな中、1日駅長、出迎えをしてくれた生徒さん、トッキッキ、踊りをしていただいたかたを始め、本当に多くの人が見送る中、列車はゆっくりと村上駅を発車しました。
 復路もあいかわらずゆったりとした速度で進みます。ただ、途中の停車駅は坂町と新発田だけという、ここだけは特急並です。

 2番目の停車駅となる新発田では20分以上の長時間停車となります。後続の特急[いなほ]または新潟行きの普通列車に乗車すると早く帰れるためでしょうか、ほとんどの乗客はここで下車してしまいました。列車内は本当に回送列車のようです。私はこの先の羽越本線をSLに乗車するのが目的ですので、新発田駅でじっくりと撮影をしてから車内に戻り出発を待ちます。1両に10名程度しか乗っていませんので、空いてるボックス席に座って景色を見ながらゆったりとした時間を過ごします。途中の月岡でも列車交換のための20分以上の運転停車がありましたが、先週まではキハ52や58が走っていた線路にもキハE120が走っているという事実をこの目で確かめることができましたので、収穫にある停車でした(できればホームに出たかった。)。

 月岡を出て信濃川をわたると間もなく終着駅の新津です。羽越本線は磐越西線とは反対方向から新津駅に入りますので、この時点で編成の向きが変わったことになります。したがって、明日は今日とは反対向きの編成で列車は運転されることになります。…ですから運転日が連休中の3日間ではなく2日間だけなのでしょうか?





④新津(1741)→長岡(1836) 1352M 115系5連【S7+N16編成】
(←長岡 クモハ114-1515+クモハ115-1556+クハ115-1075+モハ114-1111+クモハ115-1063 新津→)





⑤長岡(1918)→直江津(2043) 1356M 115系3連【N28編成】
(←直江津 クハ115-1074+モハ114-1109+クモハ115-1062 長岡→)
 新津からは淡々と普通列車を乗り継いで直江津を目指します。今回は新津か乗った編成も長岡から乗った編成もアコモ改善を行った車両でしたが、このアコモ改善を行った車両はシートが硬すぎますね。朝、早かったせいでしょう、車内でうとうとしているうちに無事、直江津駅に到着しました。




 久しぶりに気持ちの良いイベントに参加しました。イベント列車というと到着したときは盛大に迎えてくれるのですが、帰路にはなんにもなし…というのが多いので、特に今回は感激しました。
 今回は私1人でしたが、次は奥さんと娘を連れて来たいと思わせるイベントと街でした。




【乗車日:平成21年3月20日(金)】鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。写真がありませんが、よろしければご覧ください(by管理人)。



 さて春の三連休です。青春18キップを購入してから1回しか使用していませんし、子供たちも妻と一緒に妻の実家に遊びに行っていますので、今日は1日を目一杯使って出かけることにしました。
 今回は快速[SL村上ひな街道号]をメインに乗車します(※今回は青春18キップを使う予定でしたが、急行[きたぐに]に乗車する関係で、「えちごツーデーパス」を使用しています。)。




①直江津(617)→新潟(829) 501M 急行[きたぐに] 581・3系12連【B2編成】
(←新潟⑫ クハネ581-35+モハネ583-78+モハネ582-78+モハネ583-88+モハネ582-88+サロネ581-6+サロ581-103+モハネ583-73+モハネ582-73+モハネ583-74+モハネ582-74+クハネ581-28 ①直江津→)
 快速[SL村上ひな街道号]の新潟駅発車は9時15分という、なんともやるせない発車時間です。何が「やるせない」かというと、新井駅を6時55分に発車する快速[くびき野1号]では新潟到着が9時16分となってしまい、直前に[SL村上ひな街道号]は発車してしまっています。快速[SL村上ひな街道号]の発車をあと2分遅らせてくれれば…と思っても仕方がありませんので、今回は直江津駅まで車で行き、新潟まで急行[きたぐに]に乗車して新潟を目指すことにしました。

 …なんてことを思いながら急行[きたぐに]を待っていたのですが、直江津駅に入ってきた急行[きたぐに]の編成を見た瞬間「ラッキー!」と思ってしまいました。なぜかというと、今日の急行[きたぐに]は通常の編成ではなく、波動用のB2編成・別名「シュプール&リゾート編成」が使用されていたからです。自由席や寝台車については通常の編成とは大きく異なるところはないのですが、グリーン車は大きく異なっています。通常の編成のグリーン車では片側2列のシートがずらっと並ぶだけなのですが、この「シュプール&リゾート」編成は座席がわずか24席(4席×6列)とかありません。そのかわり車内の両端にはミニサロンが設けられています。このミニサロンには大型のテーブルがあるためグループで食事するときや、私のように車内で書き物をするにはとても重宝します。せっかくのミニサロンがありますので、今日はここに座って新潟を目指します(ちなみにグリーン車の乗客は6名しかいませんでした。)。

 まだ夜が開け切らない直江津駅を提示に出発します。直江津駅で確認したところ自由席・寝台車ともかなりの人が乗車しているようで、さすがに三連休の初日です。急行[きたぐに]は信越本線の一番列車の役目を果たすため、停車する各駅からも結構な数の人が乗ってきます。その人たちの中には自由席の位置が分からず、寝台車に乗車してしまい、普通車に移動するためにグリーン車を通路代わりとして通り抜ける人がいますが、グリーン車に乗っているほうにとっては高いお金を払って静粛性や快適性を求めているわけですから、このような行為はやめて欲しいところです。

 長岡駅では新幹線が接続するため多くの乗客が降りましたが、グリーン車の乗客は誰も降りません。この6人手元にはデジタルカメラがあり、テーブルには時刻表を出していますのでたぶん同じ目的で乗っていることが予想されます。
 長岡駅を出発すると完全に通勤・通学列車となり、どの駅でも多くの人が自由席には乗ってきます。特に新津駅から先は快速列車となりますので、自由席は大混雑をしているようでした。その新津駅の停車時間で、これから新潟駅へ回送される[村上ひな街道号]の編成を撮影することもできラッキーでした。

 このあと急行[きたぐに]は亀田駅に停車したのち、新潟車両センターを右手に見ながら、定刻どおり新潟駅に到着しました。





②新潟(915)→村上(1103)  9929レ 快速[SL村上ひな街道号]
(←村上 C57-180 ①スハフ12-101+オハ12-313+オハ12-314+オハ12-1701+オハ12-316+オハ12-315+スハフ12-102⑦ 新潟→)
 新潟駅に到着したところ快速[SL村上ひな街道号]の入線までに時間がありましたので、ホームの端で快速[SL村上ひな街道号]の入線を待ちます。さすがにSL人気は衰えを知らないようで、SLが到着する場所には家族連れや子供連れが大挙して押しかけてきました。入線した快速[SL村上ひな街道号]にはオリジナルのヘッドマークがついていますが、SLの写真を…と思ったのですが、先ほどの家族連れ等が記念撮影に入ってしまい、ヘッドマークすら取れない状況が続きましたので、撮影はこの先できる駅もあると思い、若干の撮影後、車内に入って出発のときを待ちます。

 さて、車内ですがあいかわらずロマンムードがあふれる内装とシートが並んでいます。個人的には車内が暗すぎると思っているのですが…。乗客も結構乗っています。ただ、私が乗車した3号車だけはガラガラの状態です。もしかすると団体用に確保していたシートで、直前になって放出された分かもしれません。そのおかげでしょうか、私のボックスには誰も乗ってきませんでしたので、ゆったりと過ごすことができました。

 快速[SL村上ひな街道号]が長めの汽笛を発して、定刻に新潟ホームを出発します。今年初めての運転のためでしょうか、線路脇やビルの窓からも多くの人が手を振って列車を見送ってくれます。
 SL独特の脈動を伴いながらの進行もたまには良いものです。列車は新潟車両センターの手前で信越線と別れを告げ左方向に進路を変えます。そうすると左手にはJR貨物の東新潟機関区が広がってきます。ここには普段長野では見ることができないEF510型EL、DD51型DLやワム(貨車)なとが置かれており、私のような人にはたまらない光景が続きます。

 さて、イベント列車となると車内での配布物も気になるところですが、今回はC57復活運転10周年記念ということで、新津運輸区の社員さんが作成した「オリジナルSLカード」の配布と村上市から「村上の人形さま巡り」を記念しての「オリジナルはがき」が村上東中学のみなさんからのプレゼントされました。
 列車はゆったりとしてリズムで進み、まず最初の停車駅となる新発田に到着しました(余談ですが、私、社会人になるまで「しばた」と読めませんでした。)。新発田駅には1番線到着ということで、ここでようやく編成写真を撮影することができました。

 約8分の停車の後、快速[SL村上ひな街道号]はゆっくりと進みます。この区間をSL列車が走るのも1年に1回、この時期だけだからでしょうか、多くの人が沿線に出てきて列車を見送ってくれています。列車はまもなく2番目の停車駅となる坂町に停車しました。停車時間が短いので外に出ませんでしたが、三脚を持った鉄道ファンが多く下車したようです。これは、この列車は村上到着後、一度坂町まで回送され、坂町駅に残っている転車台を使ってC57の向きを換えなくてはならないためです。どうやらそのシーンをおさめようと思っている人が多いようです。

 短い停車後、SLはあいかわらずゆっくりとした速度で最後の停車駅となる村上を目指します。新潟からここまでの間、厳しい勾配はありませんので、もう少し早く走れると思うのですが、どうしてこんなにゆっくりなんだろう…と思っているうちに列車は村上駅に到着しました。

 村上駅では歓迎ムード一杯です。改札口にはお内裏様とお雛様の姿をした子供がトキ(ときめき新潟国体のマスコットで「トッキッキ」と言うらしい…。)や1日駅長と一緒に私たちを迎えてくれます。また、列車の降り口には「村上市の中高一貫校」の中学2年生の生徒さんたちが、「人形さま」のように着物を着て迎えてくれてパンフレットを配ってくれています。また、ホームには踊りや太鼓も披露されており、盛大に出迎えをしていただきました(正直言えば少し恥ずかしかったですね。)。
 



◎村上にて
 村上では4時間ほど時間がありますので市内の散策に出かけます。
 村上市は昔ながらの町屋が残っており、その町屋では代々伝わる人形が存在しているといわれています。人形は、いわばその家の宝というわけで、村上の人々に大切に扱われてきたとのことです。その家宝ともいえる人形を、この時期だけに限って観賞ができるようにということで「町屋さまの人形さま巡り」が行われています。
 特段、人形に興味があるわけではありませんが、せっかく村上まで来ましたので少し見学に出かけることにしました。

 その後は「イヨボヤ会館」に向かいます。「イヨボヤ」というのは村上地方の言葉で「鮭」のことです。この会館は正直楽しいです。入館料が600円かかりますが子供から大人まで楽しむことができます。

 次は「おしゃぎり会館」です。「おしゃぎり」とはやはり村上の言葉で、祭りに引き回される山車を意味しているそうです。
 …と街中を散策しているうちに、帰りの快速[SL村上ひな街道号]の回送の時間が近づいてきましたので駅に戻ることにしました。…今日は本当によく歩きました。


※文字数制限の関係で後編に続きます。

【乗車日:平成21年3月20日(金)】鉄道コム


↑このページのトップヘ