※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。
毎年、恒例となりつつある「ダイヤ改正」時の「乗り鉄」ですか、今年は私が住む長野エリアで北陸新幹線の金沢延伸開業という大きな改正があります。
私も今回の「乗り鉄」については、北陸新幹線の[かがやき]、[はくたか]、[つるぎ]等の乗車を…と考えたのですが、まあ、年に1~2回しか乗車しない北陸新幹線よりも、「乗り鉄」を含め出張に手段として乗車する長野・新潟県内の列車のほうが気になりましたので、今回はこちらを中心に乗車することにし、しなの鉄道・北しなの線の一番列車や特急[しらゆき]の乗車を予定していたのですが、しなの鉄道の北しなの線の運転が朝一番の列車から運休となってしまったため、急遽、予定を変更して直江津まで車で移動して、直江津駅からえちごトキめき鉄道の日本海ひすいライン~あいの風とやま鉄道で富山へ、富山にせっかく行ったならアルプスエキスプレスにも…という日程に変更をして「乗り鉄」を楽しむことにしました。
車で直江津駅に到着したのが9時15分頃。いつもの駐車場に車を停めて…と思ったところ、なんと直江津駅の駐車場はどこも満杯!どうしようかと思ってしばらく待っていたところ、幸い10分もしないうちに駐車場が空きましたので車を停めて直江津駅へ…。
直江津駅では自由通路を中心にえちごトキめき鉄道の開業を記念するお祭りが開催されており、人・人・人と凄い騒ぎになっていました。
そんな状況の中、なんとか駅の窓口でこの2日間のみ販売されているフリーキップを購入して直江津駅の2番線に下りていくと、この日から運転が開始されるET122系気動車が1両で待っていました。
えちごトキめき鉄道る日本海ひすいラインはもちろん電化路線なのですが、線区の途中の糸魚川-梶屋敷間にはデッドセクションがあり、このデッドセクションを境に電化方式が異なっていることもあり、交直流電車の新造・購入費・維持費などのコストが考慮された結果、日本海ひすいラインには気動車が使用されることとなったようです。そしてここで使用される車両は、JR西日本のキハ122系気動車をベースとしたET122系気動車が使用されます。
また、えちごトキめき鉄道・日本海ひすいラインの営業エリアは直江津⇔市振間なのですが、列車の交換設備や乗客の乗り継ぎ等を考慮した結果なのでしょうか、列車の大半はあいの風とやま鉄道の泊駅まで乗り入れを行うこととなり、ほとんどの列車が泊行ということになります。
2番線に待っていたET122に乗り込もうとしたところ…すでに満員の状態!なんとか身体を車内に潜り込ませ車内の人となったのですが、この時点で発車までまだ10分以上あり、発車が近づくに連れてどんどん人が増えてきて、ついに乗車不可という状態に!結局、この列車は直江津駅で積み残し客を出したまま発車となってしまいました。
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昨日まで413系3両編成の車両を使っていたのに、いきなり今日から気動車1両、しかも今日は開業イベントで乗客も多いと予想ができたはずなのに増結も行わないとは…。正直、えちごトキめき鉄道で鉄道輸送の免許を与えておいていいものなのか?と思ってしまいました。
途中駅でも乗れない乗客が多く、また、満員のため降車にも時間がかかり、どんどん遅れが拡大して行きます。幸い、糸魚川駅で長めの停車時間があったようで、そこで遅れを回復することはできましたが、ほとんどの乗客が泊駅までの1時間20分を立ったままの乗車をしました。
泊駅でも本日から発売のフリー切符を購入して、あいの風とやま鉄道の521系に乗車して富山駅に向かいました。
こちらも昨日までの413系3両編成から1両減らした2両編成の車両となりましたが、さすがに始発から大混雑とはなりませんでしたので、あいの風とやま鉄道はいろいろと考えた上での車両運用を行っているようでした。
富山駅からは富山地方鉄道に乗り換えて、あいの風富山鉄道との接続駅となる新魚津駅まで、アルプスエキスプレスを使用する特急[うなづき7号]に乗車します。
このアルプスエキスプレスですが、今日から車内販売の営業を行うというPRがありましたので、窓口で指定席券を購入した上で乗車をしました。
久しぶりにアルプスエキスプレスに乗車しましたが、相変わらず素晴らしい車内ですね…。この列車が運賃+特急券だけで乗車できるなんて羨ましい限りです。ぜひ、しなの鉄道も見習ってほしいものですね。
特急[うなづき7号]を新魚津駅で下車し、地下連絡通路を歩いて魚津駅を目指します。
魚津駅からは、再びあいの風とやま鉄道の521系に乗車して泊駅に戻ります。車内の混雑はそこそこで、私も相席ながら座ってくることができました。
泊駅の到着直前になると、乗客の多くが先頭車の一番前の出入口に集まり始めます。何が起きるのか…と思っていると、列車が停止してドアが開くやいなや乗客が一斉に飛び出し、前方に停車しているえちごトキめき鉄道・日本海ひすいラインの車両を目指してダッシュをします。
そうです、ここまでは2両編成の車両でしたから多くのことが座って来ることができましたが、この先は1両編成のディーゼルカーになってしまうため、壮絶な座席確保のダッシュが行われた…というわけです。
「大垣ダッシュと並んぶ泊ダッシュか…泊駅の名物になるな。」と言っていた方がいましたが、えちごトキめき鉄道の考え方を変えていただかないと、本当に大変なことになりそうだな…と思ってしまいました。
私も「泊ダッシュ」に参加して、無事に座席を確保したのですが、遅れて乗車してきた年配の方に座席を譲りましたので、結局、泊駅から終着の直江津駅までずっと立ちっぱなしの乗車でした。
また、この列車も糸魚川駅で積み残し客があったようですが、都会と違い次の列車まで1時間以上あるわけですから、えちごトキめき鉄道にはもっと柔軟な車両運用等を考えて欲しいものだよ!…と怒りながら直江津駅を後にしてきました。
どこに言っても大混雑!まあ、これは多少分かってはいたのですが、まさかこんなに混雑をしているとは思ってもいませんでした。
直江津⇔泊間のえちごトキめき鉄道・日本海ひすいラインの乗車ですが、正直、これをお読みの方にはお勧めしません。少し料金が割高になりますが、上越妙高から新幹線で新黒部か富山駅まで行くことをお勧めします。さすがに1時間30分近く立ったままの乗車は健常者でも辛いものがあります。
そして、もし、この記事をえちごトキめき鉄道の方がお読みでしたら、乗客を新幹線や高速バスに取られる前に、乗客の意見に耳を貸し、しっかりと次の手を打たないと、会社が立ち行かなくなりますよ…と言っておきます。
私たちが払っている乗車賃は座って移動する料金であって、立ったまま乗車する料金ではないことをしっかりと肝に銘じてください!







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