※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。写真がありませんが、よろしければご覧ください(by管理人)。



 名古屋鉄道のキハ8500系気動車は特急[北アルプス号]の名称で、JR東海管内を単独叉は特急[WVひだ号]と連結される形で活躍をしていたのですが、利用客の減少や高速バス等の影響により平成13年9月にその運行を廃止してしまいました。
 キハ8500系気動車についてはそのまま廃車かと思われたのですが、平成13年12月に会津鉄道が購入することとなり、塗装等も全く名鉄時代のままの状態で[AIZUマウントエクスプレス]という名称を新たに得て、平成14年3月から会津鉄道で活躍を始めました。

 当然、そのことは知っていたのですが、なかなか乗車する機会もなく「この次は…」と思っていたところ、なんと「AIZUマウントエクスプレス」は平成22年4月中に引退というニュースが飛び込んできました。
 これはDC好きの私としてはなんとしても乗っておかないと…と思い、青春18キップを購入して乗車してきました。




①松本(1935)→甲府(2133) 450M 115系3連【N30編成】
(←甲府 クモハ115-1562+モハ114-1002+クハ115-1248 松本→)
  今回のトップバッターは甲府行きの普通列車です。時間帯からすると6両編成だろうと思っていたのですが、予想に反して3両編成…。仕事帰りのサラリーマンなどで大混雑するも岡谷あたりからは下車する人が多くなり、茅野以降はだいぶ空きました。青柳駅で特急列車の退避を行いましたので、ようやく列車の撮影もすることができました。




②甲府(2136)→高尾(2300) 568M 115系6連【C6編成】
(←高尾 クハ115-365+モハ115-340+モハ114-366+モハ115-359+モハ114-385+クハ115-436 甲府→)
 ここからは「スカ色の115系で…」と思っていたのですが、予想に反してホームに入っていたのは信州色の115系でした。混んでいれば次の列車で…と思っていたのですが、さすがに6両編成は余裕があり、ボックス席を1人で使用することが出来ました。
 時期的には勝沼ぶどう郷駅のさくらが咲くころですが、さすがに真っ暗でなにも分からずじまいでした。





③高尾(2310)→新宿(※※)  2211T 快速 E233系10連【H51+?編成】
 高尾からは中央線の快速列車で新宿を目指します。高尾から中央線の快速や特別快速に乗車すると、八王子からどっと乗客が乗り込み大混雑となるのですが、さすがにこの時間帯ではそうにはならず、好き好きしたまま新宿駅に到着することが出来ました。
 しかしE233系っていい列車ですねぇ。静かだし、ドア上部のモニターを見ているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいました。





④新宿(※※)→上野(※※)
 新宿からは上野方面に向かう最終の山手線に乗車します。しかし、最終列車って、どうしてこんなに混雑するのでしょうか?
※このあと上野ではファストフード店に行ったり街中をうろうろと徘徊して、上野駅のシャッターが空く4時まで時間を潰していました。





⑤上野(510)→宇都宮(651) 521M E233系15連【U11+U515編成】
 シャッターが下りていた上野駅も4時になると再び入ることが出来るようになります。5番線ホームにはこれから乗車する列車が入線していますが、なかなかドア扱いを行なわず、ようやく4時50分頃になって車内に入ることが出来ました。
 宇都宮までの乗車時間は約1時間40分。迷うことなくグリーン券をスイカに読み込ませ、5号車の2階席に座ります。発車した記憶はあるのですが、赤羽駅に到着した記憶もなく、気がつくと列車は小金井駅に停車していました。
 青春18キップだと、この列車のような自由席。グリーン車は本当にありがたいですね。





⑥宇都宮(659)→日光(745) 825M 107系2連【N2編成】
(←日光 クハ106-2+クモハ107-2 宇都宮→)
 宇都宮駅からは日光駅を目指します。ここからはレトロチックに生まれ変わった107系に乗車します。レトロチックに生まれ変わったのは外観のみで、車内はロングシートのままです。また、この列車乗り心地は良くないですし、とてもうるさいということで、とても観光路線用の列車とは思えません。何か観光用の目玉となる列車(例えば週末だけでもSL列車を走らせるとか)を走らせないと、日光線に乗車する理由がないような気がします。






⑦東武日光(816)→下今市(824) 910列車
(←下今市 モハ6159+クハ6259+モハ6158+クハ6258 東武日光→)
 日光駅に到着後、東武日光駅まで歩いて向かいます。ここは歩いて3分もかかりませんので楽勝ですね。
 東武日光駅からは普通列車で下今市に向かいます。東武日光駅で西若松駅までの乗車券を購入したのですが、今時、現金で無いと購入できないというのはどうなんでしょうね。

 さて、ここからは東武鉄道の列車に乗車しますが、この6100系?(それとも6150系?6200系)列車はいいですねぇ。シートの出来もいいのですが、なによりも静かだという事が特筆されると思います。また、スペーシアを走らせる関係で路盤もしっかりとしているようで、嫌な横揺れなどは感じることなく乗車することができました。





⑧下今市(910)→鬼怒川温泉(930) 35列車・快速
(←鬼怒川温泉 クハ6261+モハ6161+クハ6279+モハ6179 下今市→)
 下今市駅では乗り継ぎを行い鬼怒川温泉を目指します。新宿を6両で発車した列車は、ここ下市駅で分割され前4両が新藤原行きに、後ろ2両が東武日光行きとなるのですが、やはり分かりにくいようで、停車時間中に車内を行き来する人が大勢いました。

 さて、列車は下今市駅を発車すると日光線を左手に見ながら東方向に向かいます。日光線は複線ですが、鬼怒川線は単線のためゆっくりとした速度で進んでいきます。鬼怒川を渡ると進行方向には温泉街が見えてきます。列車はAIZUマウントエクスプレスが待ち受ける鬼怒川温泉に到着します。



【乗車日:平成22年4月2日(金)~3日(土)】鉄道コム