…とはいうものの、この中央線快速のグリーン車については、一気に導入することが難しかったことから、昨年の10月から順次組換え作業が開始され、それに伴いグリーン車が連結された編成に乗車しても「お試し期間」ということで、無料で乗車することができました(ただし、Wi-Fiサービス、電源コンセント、トイレが使用できませんでした。)。
私も「せっかく無料だから…」ということで、何度となく利用したのですが、有料化となってからは一度も利用していませんでしたので、有料化後にサービスが開始となったサービスなどの確認のほか、なによりも色々なところで話題となっている「乗車率」などを確認するため長野から東京の単身赴任先に戻る道すがら乗車をしてきました。
長野から快速[リゾートビュー諏訪湖]~普通列車と乗り継いで大月駅までやってきました。ここ大月駅から東京駅まで「有料のグリーン車」に初乗車します。
これから乗車する列車は、大月駅に13時37分に到着する中央特快の折り返し列車となるため、3番線ホームのグリーン車乗車口に向かったところ、4号車には私を含めて4名、5号車には7~8名の乗車を待つ人が列を作っていましたので、意外と乗車する人は多いように感じました。
前述のとおり列車は大月駅の3番線ホームに13時37分に到着するのですが、普通車はすぐに乗車することができるのですが、グリーン車は車内清掃とシートの回転(自動ですが…)が必要なため、暑い中ホームで待たされる形となります。結局、乗車ができたのは13時45分ということで、4人がかりで2両のグリーン車の清掃等を行っていたのですが、意外と時間がかかるのね…と思ってしまいました。
今回、私は4号車の2階席に座りましたが、結局、大月駅発車の時点では5名の乗車が確認できました(平屋席と1階席は0名でした。)。
大月駅を発車した列車は、列車種別こそ「中央特快・東京行き」とは表示されているのですが、特別快速となるのは高尾駅からとなります。ただ、実際には途中の立川駅までは各駅停車で進んで行きますので、実際に「特別快速」になるのは立川駅から…ということになります。
途中の四方津駅から1名の乗車があり、相模湖駅から3名の乗車がありましたので、4号車の2階席の利用客は合計9名ということで、中央線快速列車の始発駅であり終着駅である高尾駅に到着しました。
高尾駅では特急列車を先行させるため、約5分ほど停車してから発車をします、高尾駅のホームにはトレッキングや観光帰りの人が多く待っていましたので、何人かはグリーン車の利用客もいるはず…と思っていたのですが、どうやら4号車の2階席の乗客は増えないまま高尾駅を発車していきます。
西八王子駅からは1名、八王子駅からは3名、豊田駅からは1名、日野駅からは0名、立川駅からは2名、国分寺駅から2名、三鷹駅からも2名ということで、4号車の2階席の乗客は合計20名となって東京を目指して進んで行きます。
ちなみに、今回、私は「紙のグリーン券」を使用していましたので、頭上のランプが「赤色」のままでしたが、立川駅発車後、グリーンアテダンドさんが回ってきて確認をしてくれましたので、立川駅から先はランプの色が緑色となりまた。
この後、中央特快は中野駅、新宿駅、四ツ谷駅、御茶ノ水駅、神田駅に停車をしながら進みましたが、これらの駅からのグリーン車利用客はいませんでしたので、結局、今回、私が乗車した4号車の2階席の利用客数はトータルで20名、グリーン車の2階には48席ありますので、利用率は41.7%という結果になりましたが、さて、皆さんはこの数字をどのように判断されるでしょうか…。
有料化直後のグリーン車を見ると「空気を運んでいる感じ…」でしたが、最近、仕事帰りに高尾方面に向かう中央特快を始め通勤特快や青梅特快という、いわゆる早く到着する列車を見ると「グリーン車にもそこそこ人が乗っているよね…」という感じになってきましたので、だんだんとグリーン車の利用率は上がってきているようにも感じています。
ただ、今回のように大月⇔東京間についてグリーン車の利用を…と考えると、この区間の座席指定特急料金が1,020円(チケットレス35%オフだと660円、普通のチケットレスだと920円)ですので、グリーン券1,000円との差が少なすぎる気もします。
まあ、グリーン車サービスが開始されて、まだ3か月ですので早急な結論は不要だとは思うのですが、このまま空気を運ぶような状態が続くようなら、中央線に限っては少し安いグリーン料金を導入してもいのではないかと私は思いました。
※乗り換え時間を考慮して「紙」のグリーン券を事前に購入しておきました。