TOMODACHIYA鉄道日記

 私が撮影した列車や乗車した列車の記録をアップさせていただいています。  基本的には「不定期更新」となっていますので、あしからずご了承願います!

カテゴリ: 2017年度

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。





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        PHOTO:湯田中駅に停車中の特急[スノーモンキー]



 私が住む長野市を走る長野電鉄には、全国に誇れる特急列車が2本(2種類)走っています。
 その自慢の特急列車のうちの1本が、元小田急電鉄の10000形HiSEを改造した特急[ゆけむり]です(長野電鉄では1000系となっています。)。小田急電鉄時代にはプラチナチケットだった展望席シートも、長野電鉄ではわずか100円の特急料金を払えば誰にでも座るチャンスがあるとあって、子どもだけではなく大人や旅行客にも大人気となっています。
 そして、もう1本がJR東日本の初代・成田エクスプレスに使用していた253系を使用する特急[スノーモンキー]です(長野電鉄では2100系となっています。)。こちらの車両にはJR時代には高嶺の華であった「個室グリーン」も残っており、長野電鉄ではバーゲンプライスの1,000円で提供されています(長野電鉄ではグリーン車という座席種別はありません。)。

 この2種類の特急列車の素晴らしさを1人でも多くの人に知ってもらいたい、そして長野に来て乗ってもらいたい!という思いから定期的に乗車をして乗車記をアップさせていただいています。
 いつもなら1回の乗車記でこの2種類の列車の乗車記をアップさせていただいていますが、今回は特急[スノーモンキー]に絞ってご紹介させていただきます。





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①長野(904)→湯田中(954) 5A 特急[スノーモンキー] 2100系3連【E2編成】
(←湯田中① クハ2152+モハ2102+デハ2112 ③長野→)
 今回の「乗り鉄」は、長野駅を9時4分に発車する5A特急[スノーモンキー]に乗車して湯田中駅を目指します。
 本日の5A特急に使用される車両は、2編成ある2100系のうちE2編成が使用されます。E1・E2編成とも同じJR東日本の253系なのですが、E2編成は長野電鉄に来てから塗色の塗り分けを若干変更しており、E1編成のグレー部が白く塗られていることから、若干、JR時代とは見た目の印象が異なります。実際、どのように異なるのかは、ぜひ、長野に来ていただいてご自身の目で確かめていただきたいと思います(個人的にはE2編成を「白いスノーモンキー」と呼んでいます。)。

 8時29分に信州中野行きの普通列車が発車した後、しばらくすると特急[スノーモンキー]はドアが開き、客扱いが開始されます。スノーモンキーに使用される2100系には大きな特徴があり、湯田中方の1号車は車端部に個室指定席を備えた回転リクライニングシートが並ぶ車内となっていますが、2・3号車は集団見合い式のシートとなっており、好みに応じて好きな方に座ることが出来ます(個人的にはリクライニングしませんが、窓の大きな集団見合い式シートの方が、シートが柔らかくて私は好きです。)。また、荷物棚にも大きな違いがあり、1号車は一般的な荷物棚ですが、2・3号車は成田エクスプレス時代から使用されてきたハットラック式の荷物置場となっており、なんとなく車内というよりも航空機の室内のような感じもしますので、土の号車に座るのかを選ぶのもこの列車の楽しみにもなっています。

 さて、発車の時刻となり特急[スノーモンキー]は地下化された長野駅を発車して住んで行きます。最初の停車駅である権堂駅に停車したのち、しばらく走ると地下部から地上部へと出て、雪が舞い散る長野市の郊外を湯田中を目指して進んで行きます。



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PHOTO:1号車の行先表示はLED式となっています。







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       PHOTO:1号車の車内はリクライニングシートが並びます。








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       PHOTO:1号車の車端部には個室が設けられています。







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   PHOTO:窓割を見るとわかりますが、入口の手前側が個室となっています。







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   PHOTO:2・3号車の行先表示は、今や貴重となった幕式となっています。








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   PHOTO:2・3号車のシートはリクライニングしませんが、柔らかいシート。







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      PHOTO:2・3号車の車内は集団見合いシートとなっています。
      ※荷物棚もJR時代のハットラック式のものが使用されています。



 朝陽駅までの複線区間を過ぎ、しばらくすると千曲川にかかる村山橋を渡ります。この村山橋は日本でも数少ない鉄道と道路の併用橋ですので、車窓には列車と並走する車の姿を見ることが出来ます。この村山橋を渡ると長野市から須坂市へと入り、間もなくすると長野電鉄の車両基地のある須坂駅に到着します。この須坂駅で長野電鉄のもう1つの顔でもある特急[ゆけむり]と交換をしたのち発車します。

 次の停車駅でもある小布施駅には、この2100系が導入されるまで、長野電鉄の特急電車として活躍をしていた2000系電車が保存されています。この2000系ですが屋根のある場所に置かれているため、見た目にも錆や塗装の剥離などもありませんので、いつの日か復活をして欲しいと思っています。
 特急[スノーモンキー]は小布施駅を発車し、最後の途中停車駅となる信州中野駅に到着します。
 信州中野駅を発車すると、列車は大きく進行方向を右に変えながら、長野電鉄の勾配区間へと入っていきます。
 さすがに登り勾配がきつくなってきたようで、速度をぐっと落しながら着実な歩みで右カーブを曲がると終着の湯田中駅に到着します。




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 PHOTO:日本でも数少ない鉄道道路併用橋の村山橋を渡ると須坂市に入ります。







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      PHOTO:須坂駅では特急[ゆけむり]との交換シーンも…







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      PHOTO:小布施駅には2000系特急が保存されています。







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      PHOTO:夜間瀬川を渡ると終点の湯田中駅はもうすぐです。







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②湯田中(1013)→長野(1105) 6A 特急[スノーモンキー] 2100系3連【E2編成】
(←長野 デハ2112+モハ2102+クハ2152 湯田中→)
 今回は湯田中・渋温泉で特に用事があるわけではありませんので、先ほどまで乗車してきた5A特急の折返し列車となる6A特急[スノーモンキー]に乗車して長野に戻ります。時間的に混雑することが予想されたので「1本あとの列車でも…」とは考えていたのですが、運よく個室が空いていましたので個室に乗車して長野に戻りました(2100系がデビューした当時、長野電鉄ではこの個室のことを「Spa猿る~ん」と言っていたのですが、今日見たらそのような表示が無くなっていました。)。

 ちょうど湯田中温泉・渋温泉に宿泊していた旅行客が、乗車するにちょうどいい時間帯の列車ということで、6A特急[スノーモンキー]は湯田中駅を発車する時から混雑しており、そのままの混雑が続いた状態で長野駅まで戻りました(個室を取って大正解でした。)。



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 PHOTO:志賀高原の玄関口となる湯田中駅(列車が到着すると音楽が流れます。)







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  PHOTO:個室の車内(定員は4名ですが1人で乗っても料金は1000円です)







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         PHOTO:信州中野駅のホームから湯田中方面を…
        ※左端に「木島線」が走っていたあとが残っています。







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      PHOTO:本郷駅を過ぎると地下部へと入っていきます。




 どうして特急[ゆけむり]に乗らなかったの?と聞かれそうですが、実は、昨日、仕事の関係でたっぷりと特急[ゆけむり]に乗っているため、今日は特急[スノーモンキー]に乗りたかった…というのが本音です。
 長野駅から湯田中駅まで往復253系特急列車に乗って約2時間、1日フリーキップと特急券を併せても2,000円+αって安いと思いませんか?
 長野まで来ましたら、ちょっと足を伸ばしてぜひ長野電鉄の1000系・ゆけむりと21OO系・スノーモンキーに乗車をしてみてくださいね。


【乗車日:平成30年 3月21日(水)】鉄道コム鉄道コム

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   PHOTO:富士急行との連絡線を渡って、大月駅に到着する快速[富士山]



 豊田車両センターに所属する189系を使用して運転が行われてきた、快速[ホリデー快速富士山1・2号]、快速[山梨富士3・4号]、そして快速[富士山]については、2018年3月17日のダイヤ改正をもって使用車両がE257系500番台車に変更される…というプレスリリースがあったことから、「これはダイヤ改正前にもう1度乗っておかなければ…」ということで、2月24日(土)に国鉄特急色のM51編成を使用する快速[ホリデー快速富士山1号]に乗車してきました。
 「これで乗り納め…」と思っていたのですが、今度は「豊田車両センターに残っている189系2編成については4月で廃車となる。」旨の発表が追加のような形でされたことから、もう1種類の189系・グレードアップあずさ色を纏ったM52編成の惜別乗車をしていない…ということで、『運が良ければ快速[富士山]にM52編成が使用されるかも…』と思い、惜別の乗車に出かけてきました(仕事の関係で4月以降の「乗り鉄」については予定が立たないことから、今、乗れるうちに…ということです。)。






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①長野(1112)→松本(1227) 2236M 快速 E127系2連【A1編成】
 午前中、少し会社に行って仕事をし、その後、歯医者に行ってからの「乗り鉄」となります。
 普段、長野⇔松本間については特急[WVしなの号]に乗車する機会が多いのですが、本日は「青春18キップ」を使用しているため松本まで普通列車で向かいます。
 長野⇔松本間については、E127系2連を使用される列車が多いのですが、あきらかにキャパシティ不足ですね…。長野駅を発車する時点で座ることが出来なければ、松本に到着するまでずっと立って行かなくてはいけませんので、「ワンマン運転」を行いたい…という事情もあるのでしょうが、もう少し「お客さま」のことを考えて、ここはやはり(最低でも)211系3連を使用するべきではないかと思いました。



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         PHOTO:長野駅ではこんなシーンが見られました。







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②松本(1242)→小淵沢(1400) 1530M 211系3連【N337編成】
 松本駅からは211系3連を使用する小淵沢行き普通列車に乗り換えて小淵沢駅に向かいます。
 列車の時間を考えると、普段は空いている列車なのでしょうが、今日は学生さんたちが春休み、そして青春18キップの期間中ということも理由なのでしょうか、松本駅から結構混雑していました(混雑は塩尻駅まで、塩尻から先は空きました。)。
 しかし、混雑したロングシート車では駅弁も食べれませんねぇ…。旅を楽しむにはロングシート車は向いていませんね。







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③小淵沢(1407)→大月(1632) 550M 211系6連【N603編成】
 小淵沢駅からは高尾行の普通列車に乗り換え大月駅に向かいます。
 この時間帯、高尾行は14時7分と14時30分の2本あり、どちらの列車に乗車しても良かったのですが、向かい側のホームに停車していた14時7分発の列車にはロングシート車が使用されていましたので、迷うことなくこちらに乗車していくことにしました(ようやくお昼のお弁当を食べることが出来ました。)。
 途中、甲斐大和駅で10分停車するなど、そんなに足の速い普通列車ではありませんでしたが、逆に「普通列車」の乗車そのものを楽しめたような気がします。



   PHOTO:小淵沢駅14時30分発の列車はロングシート仕様の編成が…








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④大月(1721)→新宿(1827) 9522M 快速[富士山] 189系6連【M52編成】
(←新宿① クハ189-509+モハ189-38+モハ1788-28+モハ189-41+モハ188-41+クハ189-11 ⑥大月→)
 大月駅に到着しました。大月駅からは189系を使用する快速[富士山]に乗車します。
 快速[富士山]が到着するまで約1時間ほどありますので、富士急行の特急列車で富士山駅に向かい、富士山駅から快速[富混雑したは山]に乗り継ぐ方法も考えたのですが、万が一、遅れが生じた場合には乗り継ぎができなくなり、今回の「乗り鉄」のメイン列車に乗るそれまでよりことが出来なくなってしまいますので、ここは大月駅で快速[富士山]が到着するのをじっくり待つことにしました。

 大月駅で待つこと約1時間、快速[富士山]は富士急行とJRとの連絡線を渡り、大月駅の5番線ホームに到着します。本日の快速[富士山]には今や貴重となった189系M52編成が使用されました。このM52編成は、いわゆる「グレードアップあずさ色」ということで、国鉄型車両ファンの中ではあまり好まれていない色のようですが、私個人としては中央線ゆかりの良い色だなと思います。快速[富士山]は全車指定席の列車ですので、知っている人はグレードアップされた1号車を選ぶのでしょうが、私は写真撮影の関係から最後部の6号車の指定席を取りましたので、列車の撮影後、車内へと入ります。




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      PHOTO:大月駅の電光表示板、列車名を入れて欲しいですね。







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      PHOTO:大月駅の5番線ホームに進入する快速[富士山]







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          PHOTO:「臨時」の表示が寂しいですね。



 車内に入ると、普段ならインバウンドの観光客が多いのでしょうが、さすがに快速[富士山]の運用から離脱する1週間前…ということもあり、私と同じく「鉄道ファン」・「乗り鉄ファン」の人が多いように思えました。
 快速[富士山]は大月駅からの乗客を乗せ、定刻どおりに発車していきます。土・休日に運転されている快速[ホリデー快速富士山号]に乗車すると小まめに停車をしていきますので『随分とゆっくり走るんだな…』と感じるのですが、快速[富士山]は大月駅を発車すると次の停車駅は八王子駅ですので、走っている時間が長いせいでしょうか乗っていると『随分、早い列車だな…』と感じます。

 八王子駅を発車するとちょうど夕方のラッシュ時間にかかることもあり、先ほどよりはだいぶ速度を落としながら中央線を東へと向かっていきます。さすがにこの時間ですので沿線等で写真を撮る人はいませんが、大月駅を含め停車をする駅では多くの鉄道ファンが待ち受けており、快速[富士山]の到着と同時にシャッター音が聞こえそうなほどカメラを列車に向けている人の姿が見えます。
 快速[富士山]は車窓にオレンジ色の帯を配した列車を見ながら進んで行きます。途中、立川駅に停車しますが、その後は新宿駅までノンストップで走ります。まあ、そうは言ってもラッシュの時間帯なので、速度をがくんと落として…と思っていたのですが、ほとんど特急列車並みの速度でどんどんと進んで行きます(ちょっと驚きでした。)。
 街の景色がそれまでより一段と明るくなり、高層ビルが間近に迫ってくると間もなく終着の新宿駅です。新宿駅の手前で2回ほど運転停車を行った関係で、新宿駅には約4分の遅れて10番線ホームへと到着し、これで私のM52編成の惜別乗車も終了しました。



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         PHOTO:新宿駅に到着した快速[富士山]



 …惜別の乗車はこれで終わりですが、快速[富士山]に使用されたM52編成は、新宿駅で10分停車した後、豊田車慮センターに回送されます。その回送の途中、中野駅で約30分ほど停車することがわかりましたので、先回りをして回送シーンをしばらく撮影し、その後、長野に戻るため新宿駅に戻りました。ました。





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         PHOTO:中野駅に停車中の189系・M52編成
         ※こちら側は誰も撮影をしていなかったのですが…







       PHOTO:先頭車側は大混雑(ホームで三脚を使うな!)






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             PHOTO:中央線の快速列車と…






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⑤新宿(2000)→松本(2238) 33M 特急[スーパーあずさ33号] E351系12連【S3+S23編成】
 新宿駅に戻ってきました。長野に戻るためには新幹線の方が速いのですが、今回は3月17日のダイヤ改正で引退となるE351系を使用する特急[スーパーあずさ12号]で松本に戻ることにしました。
 なお、この乗車については別記事としてブログにアップさせていただきます。






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⑥松本(2247)→長野(2357) 1243M 211系3連【N338編成】
 松本からは長野方面行きの最終列車で長野駅に戻りました。
 特急[スーパーあずさ33号]の到着が7分も遅れたので、当然、ホームに入っていると思ったのですが、発車直前にホームに入線し、乗客を乗せたと思ったらすぐの発車となりました。
 3月になり、長野県内もだいぶ暖かくなってきたのですが、今日は久しぶりの雪の中の走行となり、冬の寒さに逆戻りした長野に帰ってきました。




 快速[ホリデー快速富士山]の時にも思ったのですが、実際、189系に乗ってみると『もう、限界なんだな…。』と思います。暖房が上手く効かない、隙間風が至るところから入ってくる、サニタリー等の設備が旧態依然…ということを考えると、ここで引退は致し方ない…と思います。
 国鉄型車両が無くなることはとても残念ですが、ここは静かに引退を見守りたいと思っています。


【乗車日:平成30年 3月 9日(金)】鉄道コム鉄道コム

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        PHOTO:戸倉駅に到着した[コカ・コーラ塗色]編成




 しなの鉄道の115系3連【S11編成】が、クラウドファンディングにより[コカ・コーラ塗色]になって登場しました。
 午前中の戸倉→軽井沢間については、そのクラウドファンディングに支援した方の中で、「記念臨時列車への乗車」を見返りに選んだ方のみを対象とした団体専用列車でしたが、往路の軽井沢→戸倉間については誰でも乗車でくる臨時列車…ということなので、どのみち長野に帰らなくてはいけないこともあり、この[コカ・コーラ塗色]の臨時列車に乗って帰ることにしました。




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★軽井沢(1250)→戸倉(1356) 9645M 115系3連【S11編成】 臨時列車
(←戸倉③ クハ115-1019+モハ114-1027+クモハ115-1020 ①軽井沢→)
 当初の予定では軽井沢駅の線路にて[コカ・コーラ塗色]編成の撮影会が開催される予定だったのですが、線路上に残る残雪等の影響等によりホーム上での撮影会になったことから、いまいち盛り上がりがかけたことから、早々に撮影会を切り上げて、帰りの列車の座席を確保するために列車の乗車口へと並びます。
 隣の1番線ホームから12時25分発の普通列車が発車後、ドア扱いが始まりましたのでドア脇の2人掛けシートを確保し、これで戸倉まで乗って帰ることが出来ます。
 往路の列車は団体列車…ということで、乗車できる人が限定されていましたので、車内も空きずきしていたのですが、往路(戸倉→軽井沢)は「快速列車」とうことで、軽井沢駅から混雑した状態でした。また、往路の団体列車は[快速]ということで、途中、上田駅と小諸駅にしか停車しませんでしたが、帰りは「普通列車」ということで、天気が良い中、ゆっくりとしなの鉄道線の風景を見ながら戸倉駅まで乗車をしてきました。



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     PHOTO:往路は「団体」でしたが、復路は「臨時」の表示でした。







       PHOTO:軽井沢駅で販売されていた「記念乗車券」
 



 ついにこれで長野県内を走っていた115系の塗色が揃いました。
 私個人としては記憶に無い車両もあるのですが、こんな凄いことを第3セクターの鉄道会社が実現してくれるわけですから、鉄道ファンとしては今後も継続的に支援をしていかなくてはいけませんね。その一方、もともとの車両を保有しているJRが全く見向きもせず、どんどんと解体していく姿勢にはちょっと疑問を感じた1日でした。


【乗車日:平成30年  3月 4日(日)】鉄道コム鉄道コム

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 PHOTO:戸倉駅の2番線で発車の時を待つ[コカ・コーラ塗色]編成の1番列車



 しなの鉄道では、開業20周年を迎えたことを記念し、同社が所有している115系電車の塗色変更を行っており、4月には「初代・長野色」、5月には「湘南色」、7月には「横須賀色」、そして11月には「長野色」を復活させ、現在では同社のオリジナルカラー編成と観光列車[ろくもん]と併せて6種類もの塗色が異なった編成が走っています。

 ところが、かつて長野県内を走った115系の中には[コカ・コーラ塗色]の編成が走っていた経緯もあり、この塗色の復活も…と期待していたのですが、しなの鉄道側からの発表は「既に塗色変更に必要な費用は使い切った…」とのことで半ばあきらめていたのですが、10月になりしなの鉄道から「塗色の変更に必要な資金については、クラウドファンディングで集める。」との告知がされました(必要資金は290万円)。

 この投資には3,000円から100,000万円まで各種コースがあり、それぞれ趣向を凝らしたリターンが設定されていたのですが、1万円を投資すれば「記念臨時列車に招待!」というコースがあったため、私も早速申し込みを行っておいたのですが、いよいよい塗色変更が現実となり、一般の方より一足お先に[コカ・コーラ塗色]の115系に乗車できることになりましたので、戸倉→軽井沢間の乗車をしてきました。





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★戸倉(1050)→軽井沢(1135) 9636M 115系3連【S11編成】 ※団体専用臨時列車
(←軽井沢① クモハ115-1020+モハ114-1027+クハ1151019- ③戸倉→)
 今日は朝天気も良く、気温も20℃くらいまで上昇する…という天気予報でしたので、久しぶりにバイクで戸倉駅まで向かい、「乗り鉄」は戸倉駅からスタートします。
 戸倉駅に到着したのは9時15分くらい、クラウドファンディング支援者の受付は9時30分から…とはなっていたのですが、既に受け付けが開始されていましたので、早速、受付を済ませて戸倉駅のホームへと入ります。
 戸倉駅のホームには既に支援者だけではなく一般の鉄道ファンも集まっており、やはり「リバイバル塗色」の人気の高さが伺えます。
 [コカ・コーラ塗色]に塗られたS11編成は、この時点では戸倉駅の1番線ホームに北西側に留置されており、全体の姿は見ることはできませんが、鮮やかに塗られたそのボディを見ることはできました。まあ、撮影はいずれできるので…と思い、2・3番線ホームに移動をすると、そこには出発式の準備が行われており、その準備の様子を見たところ、今回の出発式にはクラウドファンディング支援者(乗車招待者)の席が用意されているようでした。



 
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    PHOTO:戸倉駅の1番線ホーム側線に停車中の[コカ・コーラ塗色]編成







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     PHOTO:2・3番線ホームでは出発式の準備が行われていました。







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        PHOTO:出発式の様子(しな鉄社長のあいさつ)



  [コカ・コーラ塗色]に塗り戻された編成は、10時少し前に移動を開始し、戸倉駅の2番線ホームへと入線します。停止位置は本来の位置ではなく、出発式が行われる場所にちょうど先頭車が重なるように停車し、出発式を盛り上げます。なお、出発式は、その後、ホーム上にて10時から開催されました。

 出発式終了後、列車の位置を若干、軽井沢方に移動をさせると客扱いが開始されます。座席は事前に指定されているものの、ボックス席は自由席となっている旨の案内がありましたので、私も3号車のドア脇の2人掛け用シートに座って軽井沢を目指すことにしました(号車を指定しているわりには、号車の表示がありませんでしたが…)。
 列車内で発車の時をしばし待った後、[コカ・コーラ塗色]編成は多くの方の見送りを受けながら戸倉駅を定刻どおりに出発します。出発をしてしまえば乗っている人にとって、塗色の違いは分かりませんので、ここからは単純に115系電車への乗車となります。発車後、車内では記念弁当の配布が行われたのですが、今回の列車が[コカ・コーラ塗色]ということでしょうか、中身はハンバーガー、チキンナゲット、ポテトフライという洋風の駅弁でした(滅茶苦茶ボリュームのある駅弁でした。)。また、列車に「コカ・コーラのロゴが入っていることから…」ということでしょうか、コカ・コーラ・ボトリング社からも炭酸飲料等の無料配布もあり、今回のクラウド・ファンディングによる乗車は意外とお得な乗車のような気がしました。



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       PHOTO:[コカ・コーラ塗色]編成の入換が始まります。







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        PHOTO:専用のヘッドマークが付いていました。







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   PHOTO:車体サイドのコカ・コーラマーク(30年前とは違うそうです。)







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PHOTO:こちらはキャッチフレーズ(30年前はアイ・フィール・ザ・コークです。)







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           PHOTO:列車種別は「団体」です。
 






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     PHOTO:車内は当然ですが、コカ・コーラのポスターだらけです。







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      PHOTO:車両の通路脇には支援者の氏名等が張り出されています。
   ※支援者は500名以上だそうで、車内に何か所にも分けて掲出されています。








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       PHOTO:特製弁当(戸倉上山田温泉の白鳥園謹製でした。)







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       PHOTO:飲み物はコカ・コーラ社さんからいただきました。




 最初の停車駅となる上田駅では、これも名物と言っては失礼にあたるのかもしれませんが、甲冑駅長が登場し、今日はコカ・コーラのペットボトルを片手に見送りをしていただきました。
 その後、列車は小諸駅にも停車したのですが、列車を降りて撮影をするほどの時間もなく、青空の中に浮かび上がる浅間山を見ながら軽井沢駅に到着し、今回の「クラウド・ファンディング支援者専用列車」への乗車は終了しました。




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       PHOTO:上田駅では甲冑駅長の見送りがありました。







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       PHOTO:青空の中に浅間山が浮かび上がっていました。




 1番列車への乗車…正直、気持ちよかったです(運転初日の列車の指定席券を時報打ちしてもらう気分が、よ~くわかりました。)。まあ、色々な難しいことをクリアして登場した[コカ・コーラ塗色]編成ですが、これからしばらくの間はしなの鉄道線・北しなの線で元気に活躍する姿を見ることが出来ますので、私も他のリバイバル塗色編成とともにしっかりと記録をしていきたいと思っています。




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    PHOTO:今回は乗車券はなく、配布されたパスで乗降が可能でした。
   ※この列車の乗車証明書は貴重です(乗車招待客は約60名とのことです。)


【乗車日:平成30年 3月 4日(土)】鉄道コム鉄道コム

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       PHOTO:京王新宿駅に回送されてきた[京王ライナー]



 京王電鉄の新型車両5000系に乗りたい!ということで、昨年11月に京王新宿駅で約1時間、列車本数にして12本待ったのですが、残念ながら5000系に乗ることができませんでした。
 前回のリベンジを果たすため2月1日に、再び京王新宿駅来て、2回目は1時間30分、列車本数にして16本待ったのですが、残念ながら乗車できませんでした(乗車はしていませんので、乗車記はありません)。
 「京王ライナー」の運転が開始する前に「何としても乗りたい!」と思っていたのですが、ついに時間切れ…ということで、京王初となる有料座席指定列車・「京王ライナー」の運転が2月22日から始まってしまいましたので、今回は確実に上できる座席指定列車[京王ライナー]で京王5000系の初乗車をしてきました。





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①新宿(1800)→京王八王子(1839) [京王ライナー5号] 5000系10連
 京王新宿駅のライナー券売機で、これから乗車する「京王ライナー5号」の座席指定席券を購入してからホームへと入ります(ライナー券はホームの券売機でも購入できますが、ホームで購入できるのは「次のライナー」のみとなっています。)。
 時間的に17時20分の橋本行きの京王ライナー3号がまだ入線をしていなかったので、こちらの撮影に回ったのですが、その撮影者の多いことにびっくりしました。今朝の189系の撮影者が全員ここに集まっているのでは…と思うほどの大混雑でした。
 その後、しばらくホームで待った後、ミュージックホーンを鳴らしながら入線してくる[京王ライナー5号]を撮影した後、いよいよ初乗車となる京王5000系の車内へと入ります。




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      PHOTO:ライナー券専用販売機で座席指定席券を購入します。







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       PHOTO:ライナーは全て2番線からの発着のようです。







   PHOTO:撮影する方が滅茶苦茶多く、ものすごい人気でびっくりでした。




 さて、これから乗車する5000系電車ですが、利用客の着席ニーズに対応するため、京王電鉄初の座席定制列車を運行するために、本年度から導入された車両です。
 ただ、座席指定席専用車両としてしまうと運用が限定されていしまいますので、この車両はクロスシートとロングシートに転換できるような座席の造りとなっています。

 座席指定制列車の運行に先立ち9月28日から一般列車として営業運転に入りましたので、私もライナー運転開始前に何とか浄書を…と思っていたのですが、前述のとおり2回ほどチャレンジしたのですが、ついに乗車することができず、結果的に本日の乗車となってしまいました。

 さて、車内に入ると座席はほとんど埋まっており、京王ライナーの人気の高さが伺えました(デビュー直後のため「ちょっと乗ってみようか…」という人が多かったようです。)。車内にはいたるところにデジタルサイネージが装着されており、必ず自分の視界の中には画像が見て取れるような車内となっています。また、車内にはクラッシックの音楽が発車後途中まで流れていたのですが、若干音量が高く、私のようなクラッシック嫌いのものにとってはちょっと…でした(途中から流れなくなりました。)。

 この列車、前述のとおりクロスシートとロングシート双方に転換できるシートとということで、少し前にデビューした西武鉄道の40000系とコンセプトとが似ていますが、西武鉄道の40000系のようにシートガタつくこともなく非常によくできたシートのように感じました(当然、リクライニングはしません。)。

 外は既にすっかり暗くなっているため、どこをどう走っているのか全く分からなかったのですが、この[京王ライナー]は相当俊足ではないか…と感じました。それが証拠に、気が付くと高尾山方面に向かう列車との乗換駅でもある北野駅に到着する直前ということで、あわてて充電を行っていたPCなどを仕舞って[京王ライナー5号]を後にしました。



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           PHOTO:先頭車両上部の列車種別表示







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            PHOTO:車体横にある行先表示






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           PHOTO:5000系の車内の様子






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  PHOTO:リクライニングはしませんが、なかなか座り心地の良いシートです。







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   PHOTO:車内のいたるところにデジタルサイネージが装備されています。








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②京王八王子(1849)→新宿(1929) 特急 8000系10連
 京王八王子からは、ライナー到着の10分後に発車する特急列車で新宿駅に戻りました。
 この特急列車、新宿⇔京王八王子間の所要時間がライナーと1分しか違わないのですが、妙に「時間がかかったな…」と感じました。停車駅がライナーよりも多いことと、停車した駅での停車の時間が少し長く感じましたので、せっかく「特急」と名乗っているのですから、もう少しこの点を改善をして欲してところです。 




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   PHOTO:[京王ライナー5号]に使用された車両は回送されていきます。




 JRの中央特快で八王子駅から新宿駅まで向かうと「結構時間がかかるな…」と感じるのですが、今日は(PCで文書を作成していたこともありますが)本当に「あっという間」に京王八王子駅に到着したなと感じましたので、この[京王ライナー]は意外と良い乗車率になるかもしれません(やっぱり、途中の停車駅が少ないと速い!と感じますね。)。
 ただ、ちょっと気になったのは、途中の府中駅からは指定席券が無くても[京王ライナー]に乗車できる…ということで、ライナー券を持たない乗客がぽつぽつと乗ってきましたが、この制度はどうなんでしょうか?個人的には「それじゃあ、ライナー券を購入する意味がない!」と感じたのですが、さて、お客さまの声はどのような反応なのか興味がわくところです。


【乗車日:平成30年2月24日(土)】鉄道コム鉄道コム

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