TOMODACHIYA鉄道日記

 私が撮影した列車や乗車した列車の記録をアップさせていただいています。  基本的には「不定期更新」となっていますので、あしからずご了承願います!

カテゴリ: 2016年度

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。




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     PHOTO:甲斐大和駅に停車中の中央線最長普通列車・441M



 国鉄時代には、全国の至るところでいわゆる「長距離普通列車(鈍行)」が走っていたのですが、会社が国鉄からJRに代わり、そのJRの同じ会社の中でも支社が誕生すると、列車が支社と支社の分割地点で折り返すようになり、いつの間にか長距離普通列車の姿がだんだんと減って行ってしまいました。
 私が住む長野県内を走る普通列車も、昔は新宿発松本行きとか長野行きという列車も過去にはあったのですが、現在では長野発大月行きという普通列車が最も長い区間を走る列車となってしまいました。
 ところが、今年のダイヤ改正によりそれまで2本の列車で運転されていた普通列車を、1本の車両で運用することになり高尾発長野行きという普通列車が誕生しました。
 走行距離で245km、乗車時間で4時間45分ということで、一気に乗車するにはちょっと気後れする列車ですが、ちょうど青春18キップのシーズンの期間中ということと、余っているお休みもいただくことができましたので、往路は私の好きな甘いものを途中下車をしながら集めて、復路はその甘味を楽しみながら高尾駅から長野駅まで一気にこの「長距離普通列車・441M」に乗車をしてきました。





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①長野(609)→松本(702) 1002M 特急[WVしなの2号] 383系8連
 今回の「乗り鉄」は青春18キップを使用するのですが、それだと途中下車できる駅が限定されてしまうことから、長野→松本間については特急[WVしなの2号]でワープをしました。
 最初から、こんな快適な列車に乗ってしまうと後が辛いのですが…。普段は通勤・通学客で混雑する特急[WVしなの2号]ですが、春休みの期間中ということもあるのでしょうか、行楽客と思われる乗客でだいぶ混雑をしました。



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  PHOTO:なかなか撮影することが難しい快速[おはようライナー]を松本駅で…







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②松本(712)→甲府(859) 428M 211系6連【N614編成】
 松本駅からは211系を使用する普通列車に乗り換えて甲府駅を目指します。特急[WVしなの2号]の車内から松本駅のホームに停まっている列車を見た時に6両編成だとわかりましたので、内心「ラッキー」と思って、松本駅の5番線に降りて行ったところ、6両編成には違いはないのですが、これがロングシート仕様の6両編成ということで、甲府駅まで約2時間、まさに修行タイムとなってしまいました(だからロングシート車って嫌いなんですよ…。) 
 松本駅が始発の列車ということもあり、なんなく座っていくことはできたのですが、ちょうど通勤・通学時間帯を走る列車ということもあり茅野駅を過ぎるころまでは混雑をしましたが、茅野から先はだいぶ車内も空き、ゆったりと乗車することができました。




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        PHOTO:八ヶ岳連峰を見ながら進んで行きます。






◆1つ目の甘味スイーツ▼
 甲府駅に到着しました。ここ甲府駅では次の列車に乗り継ぐ間に、ホームの売店で最初の甘味「信玄餅」を購入します。
 この「信玄餅」は、山梨県内では広く知られているの土産菓子で、風呂敷を模したビニールに包まれたポリ容器の中に、きな粉がまぶされたお餅が3個入っており、そのお餅に別容器に入った黒蜜をかけていただく…というものです。名前の由来は、甲斐の国の国主であった武田信玄と、当地のお盆には安倍川餅を仏前に備える…という習わしから来ているそうです。今回は6個入りを購入しましたので、1個だけ車内で食べて残りは家へのお土産としました。



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       PHOTO:こんな感じに包装をされて販売されています。






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         PHOTO:この黒蜜が美味しいんですよね…。







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③甲府(917)→笹子(959) 534M 211系6連【N322+N321編成】
 甲府駅からは後続の普通列車で笹子駅を目指します。
 甲府駅のホームには「高尾行は6両編成です。」というアナウンスがあったのですが、ホームにに入ってきた211系を見たところN322編成の札がかかっており「あれ?」と思ったところ、この列車は3両編成を2本繋いだ6両編成でした。ただ、3両編成ということは「また、ロングシート車か…」と思ったのですが、この列車、2編成ともセミクロスシート車ということと、平日の日中で乗客も少なかったのでボックス席にゆったりと座って信玄餅をいただきながら乗車をしました。
 


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 PHOTO:EF64が2両常駐しており、こんなシーンを見ることができました。






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     PHOTO:甲斐大和駅での停車時間を利用して編成写真の撮影を…





★2つ目の甘味スイーツ▼
 笹子駅に到着しました。
 ここの駅の脇にあるみどりやさんに行って、名物の笹子餅を購入します。
 この笹子餅ですが、その昔、笹子峠は甲州街道1の難所といわれ、その峠の茶屋で力餅として売られていたものが由来となっているようです。昔は列車内で笹子餅だけを販売する姿を見かけたのですが、今では特急列車のワゴンの中身の一つとなっているようです。久しぶりに笹子餅が食べたくなりましたので、途中下車して購入してきました。
 さて、この笹子餅ですが、見た目は写真のとおり真っ白なのですが、実際は草餅ということで、お餅を口に入れると蓬の香りが漂い、間違いなく草餅であることがわかります。中の餡子は私が大好きな粒あんということで、小ぶりなことをいいことに一気に5個も美味しくいただいてしまいました。



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         PHOTO:みどりやさんは笹子駅から徒歩1分






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        PHOTO:こんな化粧箱にお餅が10個入っています。






          PHOTO:見た目は真っ白なのですが…








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④笹子(1015)→高尾(1110) 536M 211系6連【N614編成】
 本当は笹子駅を1043分に発車する548Mに乗車する予定だったのですが、笹子餅を販売している「みどりや」さんが、駅から近かったため1本早い列車に乗車ることができました。
 ここからは211連6連を使用する列車で高尾駅に向かいます(ロングシート車でした…)。



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       PHOTO:笹子駅のホームではこんな素敵な写真が撮れます。








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⑤高尾(1118)→高尾山口(1121) 京王電鉄・各駅停車
 高尾駅に到着しました。ここからは本来の目的である「中央線最長普通列車」の乗車を行うのですが、その列車は高尾駅を14時2分に発車する列車ですので、それまでの時間を使って3つ目の甘味スイーツを購入しに行きます。
 ここからはJRではなく京王電鉄に乗車します(ちなみに、私、京王電鉄・初乗車になります。)。







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⑥清滝(1130)→高尾山(1136) 高尾登山電鉄
 京王の高尾山口駅を出て西に向かってしばらく歩くと、高尾登山電鉄の清滝駅に到着します。ここからはケーブルカーに乗車して高尾山駅を目指します。私、知らなかったのですが、ここのケーブルカーって日本一の急勾配を上がり下がるケーブルカーだったのですね…




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     PHOTO:頂上に向かう途中には、列車交換の場所がありました。






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            PHOTO:日本一の急勾配を示す看板





■3つ目の甘味スイーツ●
 高尾山登山の玄関口となる高尾山に到着しました。
 ここでは高尾山駅の「香住売店」で販売されている「天狗焼き」を購入します。
 こちらは昔から販売されているものではなく、観光客向けのお土産のようですが、シーズン時には100人以上のお客さんが列を作るくらい人気のあるスイーツ…ということなので、私もぜひ食べてみたくて高尾山までやってきた次第です。
 見た目は天狗の顔を形どった最中のようですが、口にするとまわりは「カリカリ」、中は「モチモチ」とした生地が香ばしく、中は甘さ控えめの黒豆あんがぎっしりと詰まっており、これは癖になりそうな感じでした。




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 PHOTO:天狗焼きはこんな感じです(1個で結構お腹がいっぱいになります。)。








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⑦高尾山(1200)→清滝(1206) 高尾登山電鉄
 本来なら、ここ高尾山駅から徒歩で高尾山の山頂を目指して…ということなのでしょうが、まあ、今回の目的は天狗焼きの購入ですので、現地のベンチで天狗焼きを食した後は下山します。








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⑧高尾山口(1222)→高尾(1225) 京王電鉄・特急
 高尾山口からは京王電鉄の特急列車でJR高尾駅に戻り、高尾駅近辺で昼食をとってから、いよいよ今回の「乗り鉄」のメインとなる「中央線最長普通列車」に乗るためJR高尾駅に入ります。









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⑨高尾(1408)→長野(1853) 441M 211系6連【N602編成】
 早めに駅に着いたのは良いのですが、問題は中央線最長普通列車・441Mは何両編成の211系が使用されるのか?ということが不安だったのですが、高尾駅の側線にはすでに「長野行き」の行先表示を出している6両のN602編成が停まっていましたので一安心です。

 長距離列車に乗る前の鉄則と言えば、なんといっても「食料と水」の確保…ということで、高尾駅の売店で飲料水を購入してから列車乗車口に並びます(食料はスイーツがいっぱいありますので…)。

 今日は篠ノ井線内で発生した人身事故の関係で、中央線の列車にも若干の遅れが生じていた関係で、中央線最長普通列車・441Mは13時55分頃になって高尾駅の4番線ホームに入線しました。N602編成はセミクロスシート仕様の車両ですが、長野まで1人で座っていけるわけがありませんので、今回はドア横の2人掛けシートに座って長野を目指すことにしました。



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     PHOTO:高尾駅の側線に停車中の中央線最長普通列車・441M






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   PHOTO:突如、EF64-37号機牽引のホキ臨が通過していきました。




 定刻時刻となりホームに発車のベルが鳴り響きも中央線最長普通列車・441Mは定刻どおり高尾駅を発車し、245km先の長野駅を目指して進んで行きます。
 道のりは長いのでそんなに慌てる必要もない…ということでしょうか、早速、次の相模湖駅では1回目の特急列車退避ということで、約5分ほど停車をします。後ろから迫ってきていた特急[かいじ109号]に進路を譲った後、中央線最長普通列車・441Mは、再び長野を目指して進んで行きます。

 この列車、鈍行とはいうものの、実際には相当足の速い列車で、高尾-長野間の245Kmの区間を4時間45分で走り切りますので、表定速度は51.6Km/Hにも達しますので、単線区間を走る特急列車並みの表定速度ということにもなります(飯田線の特急[WV伊那路]の表定速度は51.0Km/H程度です。)。

 足が速い証拠に、この中央線最長普通列車・441Mは、終着の長野までに特急列車に追い抜かれるのは、わずか2回のみとなっています(1回目は前述の相模湖駅で特急[かいじ109号]に、2回目は甲斐大和駅で特急[スーパーあずさ19号]に抜かれるだけです。)。

 その2回目の特急退避を甲斐大和駅で行った中央線最長普通列車・441Mは、甲斐大和駅を定刻どおり発車し、再び長野を目指して走り始めます。高尾駅では立客が出るほどの混雑だった車内も、大月駅をすぎでからはだいぶ空席も目立つようになってきましたが、塩山駅を過ぎたあたりからは、再び、乗客が増え始めました。

 甲府駅では多くの乗客が入れ替わり、再び賑やかさを取り戻した中央線最長普通列車・441Mですが、駅に停車するたびに乗客が少なくなっていき、小淵沢駅をすぎると再び閑散とした車内になってしまいました。ただ、この中には私同様、高尾駅から乗っている人の姿も多く、時刻表やカメラをっている人も多かったので、たぶん、私と同じ目的でこの列車に乗っている人もいるようです。



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     PHOTO:快調な速度で長野を目指す、中央線最長普通列車・441M



 中央線最長普通列車・441Mの車内が再び賑やかになってきたのは上諏訪駅からで、学校帰りと思われる高校生たちで車内は三度、賑やかくなりました。

 松本駅から一段と多くの乗客を乗せた中央線最長普通列車・441Mは、陽が沈みかけた篠ノ井線進んで行きます。
 姨捨の夜景を見ると、あとは長野駅に向かって一気に山を下っていけばいいのですが、篠ノ井線は単線区間ということもあり、姨捨駅と稲荷山駅の中間にある「桑ノ原信号所」で特急列車との交換を行うため、姨捨駅に続いてスイッチバックを行って待避線に入ります(2回連続でスイッチバックを行うことも、この列車の魅力につながるかもしれませんね。)。

 帰宅を急ぐ人には迷惑な特急退避ですが、私たち鉄道ファンにとってはまたとないチャンスですが、さすがに6時30分という時刻になると撮影も厳しく、列車内から特急[WVしなの号]が通り過ぎていくのを見るだけでした(陽の長い時間だと撮影できそうです。)。

 この後、中央線最長普通列車・441Mは稲荷山、篠ノ井、今井、川中島、安茂里と停車して、245km、4時間45分という長い距離と時間を走り切り、長野駅の5番線ホームに定刻どおりに到着しました。



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        PHOTO:姨捨の夜景を見ながらの乗車となります。






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     PHOTO:長野駅の5番線に到着した中央線最長普通列車・441M




 さすがに5時間近い乗車は厳しいかな…と思っていたのですが、意外とそうでもなく、日中の乗車ということもあり、過ぎ去る景色を見ているうちに時間が過ぎて行った…という感じでした。ただ、途中駅でホームに出て一休みできたのは甲斐大和駅のみ(相模湖駅では車内が混雑していたので、そのような雰囲気ではありませんでした。)ということで、その点ではちょっと不満がありました。通勤・通学の足としても利用される普通列車なので、さすがに頻繁な長時間停車は無理だとは思いますが、やはり長距離鈍行の旅を味わうためにも、1時間に1回程度は5分位の停車をして欲しい…と思いました。
 この列車、高尾→大月間と松本→明科間は混雑しますが、1度乗ってしまえば長野まで乗り換えが不要ですし、なによりも長野に19時前という早めの時間に到着するということで、私の「乗り鉄」では乗る回数が多くなりそうな列車かもしれません。


【乗車日:平成29年 3月23日(木)】鉄道コム鉄道コム

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         PHOTO:横川駅に到着した快速[ELレトロ碓氷]



 高崎⇔横川間の多客臨時列車については過去に何度となく乗車をしていますが、今年もSLではにくELが先頭に立つ、快速[ELレトロ碓氷]が運転されるとのことなので乗車をしてきました(私、ああまりSLには興味が無いので、好んでDLやELが牽引機となる列車を選んで乗車をしています。)。






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①横川(610)→高崎(641) 122M 211系4連【A51編成】
 今回の「乗り鉄」も横川駅がスタートとなりますので、自分の車で横川駅に向かい、駐車場に車を停めてから横川駅に向かいます。
 この時間帯、横川駅には駅員さんがいませんので、開いている改札口を通り抜けホームに入っていきます。ここ横川駅からは、ちょうど入線をしてきた211系4連の普通列車で高崎駅に向かいます。
 今年3月のダイヤ改正で、この高崎地区においては211系を投入して115系の淘汰を図ったようですが、まだ、完全に211系が出そろっているわけではなさそうで、横川駅には115系3連を2本繋いだ6両の編成が留置されていましたし、高崎駅でも115系や107系を使用した列車の姿を見ることができました。
 ただ、このシーンもいつまでも見ることが出来るわけではないと思いますので、記録は早めに行っておくべきでしょうね。

 122Mは朝の7時前に高崎駅に到着する…という列車にもかかわらず、途中駅から徐々に乗客を増やしながら高崎駅に到着しました。なお、高崎駅到着後は、倉賀野駅まで移動して貨物列車等の撮影を行ってから、快速[ELレトロ碓氷]の発車時刻まで過ごしました。



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   PHOTO:8877レは荷物なしでEF65-2138号機の単機でした。






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      PHOTO:3090レはEF210-173号機の牽引でした。






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       PHOTO:651系の回送列車を倉賀野駅のホームから







②高崎(947)→横川(1049) 9135レ 快速[ELレトロ碓氷]
(←横川④ EF60-19 スハフ32-2357+オハ47-2266+オハ47-2261+スハフ42-2173 D51-498 ①高崎→)
 快速[ELレトロ碓氷]は9時35分頃にEF64-1001号機を先頭に、ゆっくりと高崎駅の2番線ホームに入ってきます。もう少し入線が早いとゆっくりと写真を撮ることができるのですが、まあ、ダイヤが密集していることもあり、なかなか難しいことだと思いますので、手短にヘッドマーク等を撮影してから車内に入り発車の時を待ちます。

 今回、列車名が「レトロ…」と付いていましたので、当然、牽引機は旧型客車と色を併せ、茶釜のEF64-37号機かEF64-1001号機のどちらかだろう…と思っていたのですが、ホームに入ってくる快速[ELレトロ碓氷]の先頭には、かつてのブルトレ牽引機、EF60-19号機が立っており、ちょっと意外な感じを受けたのですが、まあ、これも珍しい組み合わせ…ということで乗車を楽しむことにします。



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            PHOTO:高崎駅の電光掲示板





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      PHOTO:EF60-19号機を先頭に2番線に入ってきます。





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        PHOTO:EF60に装着されていたヘッドマーク






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       PHOTO:D51-498に装着されていたヘッドマーク




 発車時刻定刻となり、ホームの発車ベル(音楽というべきかな?)が鳴りやむと、EF6O電気機関車の甲高い汽笛が鳴り響き、そして、その汽笛に呼応してD51の図太い汽笛が鳴り響くと快速[ELレトロ碓氷]はゆっくりとした速度で高崎線の2番線ホームを発車していきます。

 高崎駅のホームで多くの人に見送られた快速[ELレトロ碓氷]は、徐々に速度を上げながら進行方向を西向きに変え、上越線と別れて信越本線を進んで行きます。今日は三連休の初日…ということで、車内も混雑を予想していたのですが、やはり牽引機が蒸気機関車ではなく電気機関車ということもあってでしょうか、乗車率も6~7割といったところです。ただ、沿線は逆に多くの鉄道ファンが駆けつけて来ているようで、有名な撮影地ではカメラの放列ができていました。

 快速[ELレトロ碓氷]はゆっくりとした速度で、独特の脈動を伴いながら信越本線を西に向けて走っていきます。安中駅では8分ほど停車時間がありますので、高崎駅で撮影ができなかったSLの撮影を行ってから車内に戻り発車の時を待ちます。
 安中駅を発車すると快速[ELレトロ碓氷]の車内では、スクラッチカードを使ったお楽しみ抽選会が行われ、休日の多客臨時列車らしく賑やかな車内となりました。
 この後、快速[ELレトロ碓氷]は磯部駅に停車を行った後、峠を登り切って横川鉄道文化むらのある横川駅にほぼ定刻どおりと到着しました。



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        PHOTO:安中駅に停車中にD51サイドの撮影を…






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     PHOTO:妙義山が近くに見えてくると間もなく横川駅に到着します。






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      PHOTO:横川駅では安中高校の皆さんの太鼓が迎えてくれました。






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     PHOTO:横川駅に到着した快速[ELレトロ碓氷](EF60サイド)






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     PHOTO:横川駅に到着した快速[ELレトロ碓氷](D51サイド)






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      PHOTO:帰りはD51が先頭に立つ、こんな編成とになります。






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    PHOTO:3月のダイヤ改正前までは115系との並びだったのですが…




 この区間を入る多客臨時列車には高崎車両センター配置の機関車が充当されるわけですが、現在、高崎車両センターに配置されている電気機関車はEF60、EF64、EF65の3種類があり、このうち(主として)イベント用に使用されるのは、EF60-19号機、EF64の37号機、1001号機、EF65-501号機の4種類が交代で使用さ
れています。また、客車も旧型客車と12系客車の2種類がありますので、牽引機が連結される場所の違いまでを考えると多様な組合せができますので、乗車する人を飽きさせないなかなか趣のある多客臨時列車ではないかと思います(季節ごとにヘッドマークも違いますしね…。)。
 個人的には高崎車両センターには茶色に塗られたDE10が配置されていますので、いつの日か、この機関車が旧型客車の先頭に立つシーンを見てみたい…と思っています。


【乗車日:平成29年 3月18日(土)】鉄道コム鉄道コム

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                PHOTO:直江津駅に回送されてくる快速[淡麗Shu*Kura]



 地酒王国・新潟をPRするために誕生した[越乃Shu*Kura]ですが、デビュー時には上越地方と十日町を結ぶ快速[越乃Shu*Kura]だけの設定だったのですが、現在では上越妙高と越後湯沢を結ぶ快速[ゆざわShu*Kura]、上越妙高と県都・新潟を結ぶ[柳都Shu*Kura]も誕生し、週末を中心に活躍を続けて
います。
 その[越乃Shu*Kura]ですが、3月11日と12日の2日間、新潟市で開催される「新潟淡麗 にいがた酒の陣2017」に併せて、直江津⇔新潟間に快速[淡麗Shu*Kura]が設定されましたので、お酒には全く無縁の私ですが、珍しい列車名と今年最初の[越乃Shu*Kura]の運転…ということにに惹かれて乗車をしてきました。




 
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①上越妙高(652)→直江津(708) 2341M えちごトキめき鉄道・ET127系2連【V9編成】
 今回の「乗り鉄」は上越妙高駅からスタートするため、自宅から上越妙高駅までは車で向かい、駅裏の駐車場(24Hで400円)に車を停めてから上越妙高駅に向かいます。
 平日は「2両編成では短すぎる!」と文句を言いたくなるゆっくりと座っていくことができました。
 なお、直江津駅到着後は、黒井駅・犀潟駅で貨物列車の撮影を行ってから直江津駅に戻りました。



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    PHOTO:ダイヤ改正後も新潟⇔直江津・新井間の快速は115系です。







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       PHOTO:EH510-12牽引の3093レ(犀潟駅)







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   PHOTO:日本海縦貫・唯一のEH200牽引貨物808レ(黒井駅)








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②直江津(910)→新潟(1122) 快速[淡麗Shu*Kura]
(←新潟③ キハ40-552+キハ48-1542+キハ48-558 ①直江津→)
 快速[淡麗Shu*Kura]は直江津駅に9時1分頃に回送されてきて、9時10分には発車する…という非常に慌ただしいダイヤ設定となっているため、急いで列車の撮影を行い、車内に入ると発車…という感じです。
 本日の快速[端麗Shu*Kura]の指定席は「全席完売」になっているらしいのですが、直江津から3号車に
乗車したのはわずか10名足らずという少なさで、この少ない乗車を乗せて直江津駅を発車します。

 今回設定された快速[淡麗Shu*Kura]ですが、運転区間はほぼ快速[柳都Shu*Kura]と同じですが、快速[柳都Shu*Kura]では、途中の青海川で6分、長岡で18分、新津でも7分停車を行い、直江津→新潟間を3時間ほどかけてゆっくりと進んで行きますが、今回の快速[淡麗Shu*Kura]は、イベントの開催時間に併せて設定されたこともあり、直江津→新潟間を2時間ほどで結ぶ速達ダイヤとなっています(115系を使用する快速列車と、ほぼ同じ所要時間です。)。
 


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    PHOTO:直江津駅の電光掲示板には列車名が表示されていました。






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                   PHOTO:行先表示は「臨時」のみと少し寂しい表示でした。



 直江津駅を発車した快速[淡麗Shu*Kura]は、前述のとおり、後続の列車に追いつかれないため、ディーゼル列車とは思えない速度で日本海沿線を進んで行きます。
 柿崎駅の手前からは2号車のイベントスペースではジャズの生演奏も始まり[Shu*Kura]らしい雰囲気で進んで行きます。



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         PHOTO:日本海を見ながら進んで行きます。






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      PHOTO:イベントスペースではジャズの生演奏が行われました。






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      PHOTO:2号車の一部はサービスカウンターとなっています。



 最初の停車駅となのは柏崎駅です。柏崎からは多くの乗客が乗ってくるのでは…?と思っていたのですが、乗車したのはわずかに4名ということで、ちょっと意外な感じでした。快速[淡麗Shu*Kura]は身軽な状態のまま、ここからは日本海を離れ山間部へと入り、長岡駅を目指して進んで行きます。



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      PHOTO:柏崎から10分程で、今までと別世界が広がります。






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        PHOTO:信濃川を渡るとまもなく長岡駅に到着します。



 2番目の停車駅であり、最後の停車駅となる長岡駅からはどっと乗客が乗り込んでくる…と思ってのですが、ほとんど乗ってくる人がおらずびっくりです。それどころか、ここ、長岡駅で途中下車する人が多くて、これまた2度びっくりしました。結局、長岡駅からは今まで以上に身軽になって快速[淡麗Shu*Kura]は、終着の新潟駅を目指して発車します。このあと2号車では2回目のジャズ演奏が行われましたので、私も座席を離れて聴きに行きました。
 長岡駅から先は、平坦な区間を走ることと、途中駅に停車するまでの減速が必要ないこともあり快速[淡麗Shu*Kura]はエンジン音も高らかに信越本線を進んで行きます。

 本来、特急列車が停車する見附駅、東三条駅、加茂駅を通過して進んで行きます。磐越西線と羽越線の乗換駅となる交通の要所でもある新津駅は、停車はしたものの(約10分ほど停車します。)ドア扱いを行いませんので、まあ、通過と同じようなものですね…。
 その新津駅を発車してしばらく進むと進行方向には新潟車両センターが見えてきます。広大に広がる車両センターに並ぶ色とりどりの列車を見ながら、進行方向を大きく西向きに変えると快速[淡麗Shu*Kura]はぐっと速度を落とし、「新潟淡麗 にいがた酒の陣2017」の会場の玄関駅となる新潟駅の8番線ホームに到着しました。



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         PHOTO:軽快な速度で加茂駅を通過していきます。






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    PHOTO:新津駅では隣のホームに新潟色のキハ47が停まっていました。






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       PHOTO:新潟駅に到着した快速[淡麗Shu*Kura]








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③新潟(1205)→長岡(1322) 438M E129系6連【B12+A13編成】
 新潟駅到着後は、市内の特設会場で開催される「新潟淡麗 にいがた酒の陣」のイベントに…というのが一般的なのでしょうが、私はアルコールには全く興味がありませんので、駅ビルの中でお買い物を済ませてから長野に向けて帰ります。
 新潟駅からはE129系6連を使用する438Mで長岡に戻ります。さすがに6両編成ということで、新潟駅から長岡駅までボックス席を一人で座っていくことができました。








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④長岡(1332)→柏崎(1416) 1336M E129系2連【A19編成】
 長岡駅からは10分の待ち合わせで柏崎行きの普通列車に乗り換えます。ここからはE129系2連の列車への乗車です。不思議なのは、なせ柏崎行きなのか?ということですね。直江津まで行ってくれればいいのに…。







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⑤柏崎(1421)→上越妙高(1504) 3016M 特急[しらゆき6号] E653系1100番台車4連【H-202編成】
 柏崎から直江津間については、後続の普通列車が15時30分までありませんので、ここからは乗車券と特急券を別に購入して特急[しらゆき6号]に乗車します。
 E129系もシートピッチが広いので決して居住性は悪くはないのですが、さすがにリクライニングシートは快適ですね~。うとうとしながら上越妙高まで帰ってきました。




 列車の指定席が「完売」になっている…ということですので、PR不足ではないと思うのですが、どうみても3号車の乗車率は30~40%程度でした(1号車は4名だったそうです。)。お酒のイベント会場に向かう列車が、お酒を飲むための列車…というのも、どうなのかな?とは思いました(乗客のほとんどが、車内で出来上がっていました…。)。
 また、列車に乗って思ったのは、新潟駅の到着時刻が遅すぎるのでは…ということでしょうか。まあ、アルコールには縁のない私にとっては、珍しい列車に乗車することができましたので、これはこれで「良し」としておきましょうね。


【乗車日:平成29年3月11日(土)】鉄道コム鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。






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  PHOTO:新村駅構内で開催された「第10回・上高地線ふるさと鉄道まつり」



 私が生まれ育った松本市を走るアルピコ交通(旧・松本電鉄)で、今年も「上高地線ふるさと鉄道まつり」が開催
される…という告知が同社のHPにありましたので2年ぶりに見学に行ってきました!
 松本までならば車で1時間ほどど距離ですが、ここのイベントには「上高地線電車に乗って行く…」ということが基本だと思っていますので、往復とも長野から電車に乗って久しぶりにアルピコ交通の乗車も楽しんできました。




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①長野(745)→松本(835)1004M 特急[WVしなの4号] 383系8連
 長野からは久しぶりにJR東海の383系を使用する特急[WVしなの4号]で松本に向かいます。久しぶりに383系に乗車しましたが、何度乗っても良い車両だなぁ…と感じます。ただ、JR発足から30年、ぼちぼち383系にも後継機の話が出てきても良さそうな感じもします。
 3連休の最終日、ということで混雑を予想していたのですが、時間帯が早かったこともあり松本駅まではゆったりと座っていくことができました。





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②松本(921)→大庭(927) アルピコ交通  11列車
③大庭(1016)→新村(1024) アルピコ交通 13列車
 松本駅到着後は一度駅を出て、駅前のアリオの1階にあるアルピコ交通のインフォメーションセンターに行き、本日使用するフリーキップを購入してから、再度駅に戻り、9時21分発の列車に乗車します、なお、このあとは、昔、住んでいた大庭駅でいったん下車してから新村駅に向かいました。



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  PHOTO:乗車列車には「鉄道まつり」のヘッドマークが装着されていました。




★上高地線ふるさと鉄道まつり★
 会場の新村駅に到着しました。まあ、毎回、展示される車両にさほど違いはないのですが、古い車両も多く
長野電鉄のOSカーや電気機関車の例もありますので、記録できるうちにしっかりと記録しておきます。




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 PHOTO:古豪の電気機関車ED30は整備をされたようで、とても綺麗でした。






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            PHOTO:保線用のモーターカー






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        PHOTO:青ガエルもしっかりと保存されています。 





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  PHOTO:アルピコ交通はバス会社なので、しっかりバスも展示されています。




 現在の新村駅が使用されるまで使われていた新村駅は、現在の駅舎の横に保存されていましたが、老朽化により3月21日から解体されるということで、本日は最後に事務室内の展示も行われました。



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            PHOTO:新村駅舎の全景






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           PHOTO:ホーム側から駅舎を…






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  PHOTO:子供のころ、この窓口で何度かキップを購入した記憶があります。






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          PHOTO:このキップ、欲しいですね…。





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④新村(1059)→新島々(1115) アルピコ交通 15列車
⑤新島々(1126)→松本(1155) アルピコ交通 20列車
 「上高地線ふるさと鉄道まつり」を見学した後は、せっかくフリーキップを購入しましたので、終点の新島々駅まで1往復乗車をしてきました。

 

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          PHOTO:森口駅での列車交換は希少です。






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     PHOTO:山並みが迫ってくると終点の新島々駅は間もなくです。






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              PHOTO:新島々の駅舎






 
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  PHOTO:新島々駅の反対側には使われなくなった島々駅舎が移転され保存ています。






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 PHOTO:なぎさトレインを見ないと思ったら、新島々駅の側線に置いてありました。





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⑥松本(1309)→一日市場(1324) 4233M
 松本駅に戻った後は、奥さんや家族と合流をするため奥さんの実家に向かい、今回の「乗り鉄」はこれで終了です。




 2年ぶりの「上高地線ふるさと鉄道まつり」を見学しました。
 一昨年は「枕木オーナー制度」の応募があって、私も1口(5,000円)協力したのですが、昨年も今年も行われていませんでしたので、どうやら1回限りの施策だったようですね…。こういうのは協力者の多い少ないにかかわらず、続けることに意味があると思うのですが、ちょっと残念な結果でした(ふるさと納税のように、松本から出て行った人を対象に、電柱オーナー制度を5万円ぐらいでやりませんかね…。オーナーになった人には電柱に好きな広告を出すことができて、一生涯アルピコ交通に無料で乗車できる…という特典を付ければ、何人かは協力者がいると思うのですが…。)。
 

【見学日:平成29年 3月20日(月)】鉄道コム鉄道コム

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 長野電鉄の須坂駅構内で、引退後長らく留置されていた長野電鉄オリジナル車両「10系OS11編成」と電気機関車「ED5001形」が解体されることになり、別れを惜しむ長野電鉄有志の会が、地域連携長野電鉄長野線沿線活性化協議会の協力を受け「OS11編成&ED5001 お別れ会」が須坂駅で開催される…ということなので見学に行ってきました。


 須坂駅に到着したのは、ちょうとイベントが始まる9時30分だったのですが、須坂駅のホームに入って行ったところ人の多さにびっくり!普段、臨時列車を走らせてもこんなに人が集まらないのにどうして?と思うほどでした。
 本当は限定販売されるオリジナル商品でも購入しようかな?と思っていたのですが、列の長さを見て早々に諦めて撮影だけして帰ることにしたのですが、列車を撮影をしている人も多く、これは撮影にも時間がかかりそう…と思っていたのですが、イベントが始まって10分ほど経過すると撮影をする人もだんだんと減ってきて、落ち着いて撮影をすることができました。



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         PHOTO:OS11編成、ED5001、8500系の並び






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            PHOTO:OS11をアップで






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         PHOTO:OS11の車内は解放されていました。



★10系OS11編成
 長野電鉄10系電車は、長野電鉄の長野駅-善光寺下駅間が地下化にされる際に、A-A基準に適合する車両が必要になり、同社が所有していた半鋼製車の置換えを目的として1980年(昭和55年)に製造された車両です。
 その後、0系とともに同車の主力車両として活躍をしていたのですが、木島線の廃止に伴い3500系が余剰となったことから、これを転用することで車種統一によるコストダウンを図るため、製造から20年足らずの2003年(平成15年)のイベント運用を最後に廃車となり、その後は須坂駅構内で物置として利用されていました。







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            PHOTO:ED5001をアップで




★ED5001形電気機関車
  ED5001形電気機関車は、長野電鉄が1927年(昭和2年)に新製された直流用電気機関車です。
 長野電鉄では貨物列車の牽引やスキーシーズンにおける国鉄からの直通列車の牽引などに使用されていましたが、1979年(昭和54年)に長野電鉄における過密営業が廃止されるとその用途が失われ、その後は除雪や入換等として使用されていましたが、軌道モーターカーや除雪車の導入により次第に用途を失い、結局、2002年(平成14年)3月に除籍となりました。
 その後は長電テクニカルサービスの機械扱いということで、本線には出ることはできませんでしたが、須坂駅構内の入換機として使用されていました。



         


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          PHOTO:3500系と8500系の並び




 この後、色々とイベント等が行わるようでしたが、所用があるため撮影だけ済ませて戻ってきました。
 OS11編成については「いつか現役復帰するのでは…」と思っていましたし、ED5001は須坂駅で使われている姿も目にしていましたので、今回、解体という処分には少々残念ですが、致し方ないところでしょうね。


【見学日:平成29年 3月 5日(日)】鉄道コム鉄道コム

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