※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。
3月14日の北陸新幹線・金沢延伸開業まであと1週間!
この新幹線開業に伴いJRから経営が分離される信越本線(信越山線)では、長野支社と新潟支社が多数の臨時列車を走らせいます。そんな中でもなかなか入手することができなかった特急[懐かしの特急みのり]の指定席が金曜日になり確保することができましたので、長野→新井間のみですが乗車に行って来ました。
特急[懐かしの特急みのり]は3時20分を少し回った頃、長野総合車両センターからヘッドマークを掲出したまま回送されてきました。
列車は5番線に入線ですが、長野駅のホームはどのホームとも大混雑で国鉄色の特急列車の人気の高さが伺えます。今回、特急[懐かしの特急みのり]にはT18編成が使用されますので、本当はダブルヘッドライトを装着した新潟方の先頭車の撮影をしたかったのですが、さすがにあの人の多さでは…と思いあきらめ、長野方の先頭車を何とか撮影をしてから車内に入ります。
車内に入るとホームの大混雑が嘘のように空いています…。車内アナウンスでは『全席指定席車で完売済みです。』と流れてはいましたが、どう贔屓目に見ても50~60%程度の混雑でした。
車内に座って待つこと数分、特急[懐かしの特急みのり]は、甲高い長いタイフォンを鳴らしながら長野駅を発車して行きます。
今回乗車する特急[懐かしの特急みのり]の元になった特急[みのり]は、長野新幹線が誕生した平成9年に新潟⇔長野間に誕生した特急列車でしたが、さほど利用がなかったせいでしょうか、その後、快速[くびき野]と名前を変え、走行区間も新潟⇔新井間と短縮され現在に至っています。
私は特急[みのり]が走っていた頃は「撮り鉄」を中心に活動をしていましたので、長野駅から新潟県に向けて特急列車に乗る…というのが今回が初体験となります。
長野駅を発車した特急[懐かしの特急みのり]は青空が広がる中、そして多くの鉄道ファンが待ち受ける中、淡々と進んで行きます。
ダイヤ上の最初の停車駅は黒姫駅となっていますが、そこは臨時特急の宿命、牟礼駅で[妙高号]と行き違いのため停車をしました。どちらの列車の乗客も相手の列車の撮影をしている姿がちょっとユーモラスでした…。
黒姫駅では本日運転されている115系C1編成を使用した快速[信越線スイッチバック号]と交換をします。このシーンは本日だけ…ということで、本当に多くの鉄道ファンが黒姫駅には待ち受けていました。
その後、特急[懐かしの特急みのり]は県境を越えて新潟県内に入ります。本当は終着駅の新潟駅まで乗車をしたいところなのですが、家庭を持っている立場からすると1時間でも1分でも早く戻らないと…ということで、後ろ髪を引かれる思いで新井駅で下車し、特急[懐かしの特急みのり]を見送りました。
まあ、新井駅から先は快速[くびき野号]で乗車したこともあるし…と、自分自身を納得させながらの途中下車でした。
新井駅からは「いつもの信州色の115系」で長野に戻ってきたのですが、この列車、沿線で特急[懐かしのみのり]を撮影した方たちが乗車をしてきて車内は大混雑でした。
まさか長野駅から485系を使用する特急列車に乗車をして、県境を越えて新潟県内まで乗車ができるとは…というのが正直な感想です。
JR新潟支社さんに最後の最後に本当にいい体験をさせていただきました。