TOMODACHIYA鉄道日記

 私が撮影した列車や乗車した列車の記録をアップさせていただいています。  基本的には「不定期更新」となっていますので、あしからずご了承願います!

カテゴリ: 2012年度

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。


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 昭和の時代が甦る私鉄…それが千葉県のいすみ鉄道です。
 「いすみ鉄道」のことについては私が色々と説明するより、皆さん方のほうが詳しいと思いますので「いすみ鉄道の生い立ち」、「キハ52が導入された経緯」、「民間から転職された社長さんの奮闘記」などの説明は割愛させていただきます。

 昭和時代に製造された気動車が今も現役で活躍している…ここ、いすみ鉄道はDCファンにとってはまさしく「聖地」です。気動車好きならば何がなんでも乗りに行かなくてはいけない路線でしょうね。
 私も過去に小湊鉄道の乗車に絡めて1度訪問させていただいたことはあるのですが、その時はキハ52の復活前でしたので、今回改めて訪問させていただくことにしました。本当はJR西日本から購入したキハ28の復活を待って…と思っていたのですが、キハ28とキハ30は次回以降のお楽しみにとっておくことにします。




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①長野(600)→大宮(714)  500E [あさま500号] E2系8連【N13編成】
 今回の「乗り鉄」も長野新幹線でスタートします。
 長野駅を朝一番に発車する新幹線ということで「大混雑」する新幹線でも有名な[あさま500号]ですが、私は始発駅から乗車できますので、ちょっと早めに駅に行けば絶対に座れますので自由席でも十分です。

 長野駅のホームには列車が入線する前から、自由席車両を中心に長い列ができます。車内に入って座席に座ると「指定席は全席販売済みです…」というアナウンスが流れていましたので「これは自由席も混むだろうな…」と思っていたのですが、結局、大宮駅に降りるまで私の席の横には誰も来ませんでしたし、私が乗っていた2号車は4割程度の乗車率でした。この列車、もしかすると指定席の方が混むのかもしれませんね。

 本来、いすみ鉄道に向かうためには東京駅の方が便利なのですが、まあ、色々な列車にも乗りたいので大宮駅で新幹線を下車します。





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②大宮(748)→蘇我(912) 9137M 快速[花摘み南房総号] 183・9系6連【OM101編成】
(←蘇我① クハ183-1529+モハ183-1042+モハ182-1042+モハ183-1049+モハ182-1049+クハ182-101 ⑥大宮→)
 大宮からどのルートで「いすみ鉄道」に向おうかな?と考えたのですが、ちょうど今日から快速[花摘み南房総号]が走ることがわかりましたので、この列車で蘇我駅まで向かうことにしました。
 183・9系を使用する列車への乗車も貴重なことから「乗れるうちに…」ですね。







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③蘇我(917)→大原(1033) 243M 209系連【マリC412編成】
(←大原 クハ209-2145+モハ209-2173+モハ208-2173+クハ208-2145 蘇我→)
  蘇我駅からは外房線の普通列車でいすみ鉄道との乗換駅となる大原駅を目指します。
 ここからは改造された209系に乗車するわけですが、何度乗ってもこの車両は良いですねぇ~。できれば211系ではなくて、この車両を3両編成にして長野地区にも投入して欲しいところです。
 硬めのシートに座り、大きな窓を通じて長閑な田園風景を見ながら乗車しました。




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        PHOTO:このシート、ちょっと硬過ぎるような気も…







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④大原(1039)→西大原(1042)  13D いすみ202
 大原駅に到着した後は、急ぎ、大原駅の売店で1日フリーキップを購入してから列車に乗ります。
 当初の予定では国吉駅まで行って、急行1号で戻ろうかと思っていたのですが、久しぶりにキハ52の走行シーンを撮影したくてロケハンをしながら乗車をしました。







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⑤西大原(1132)→大原(1113)  14D いすみ201
 西大原駅でキハ52の撮影を終えた後、大原駅に戻ります。
 今度こそは新型気動車に…と思っていたのですが、西大原駅に到着した気動車はまたしてもいすみ200形でした。






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⑥大原(1202)→大多喜(1240) 91D 急行2号
 大原駅に戻ってきました。
 列車の発車までに時間がありますので、まず、駅の売店で急行券+座席指定券、次回訪問時のフリーキップ、たこ飯弁当、い鉄揚げ、鉄道グッズを購入した後、駅に停車しているキハ52をじっくりと撮影します。

 しかし、大糸線や新津エリアからキハ52が消滅した時、まさかこんな日が来るなんて夢にも思いませんでした。嬉しいというか本当に「ありがたい」話ですよね…。DL・DC好きとしては言葉に表すことができないくらい嬉しい現実です。

 発車の10分くらい前になると、車掌さんがホームに現れ、持っている急行券に入札をしてもらってから車内に入ります。
 大糸線時代の赤茶色から国鉄時代の青系のモケットに張り替えられた座席に座っていると、大原駅のホームにリ・リ・リ・リ~ンと発車のベルが鳴り響き、キハ52はエンジンを吹かし気味に発車をしていきます(この座席のモケットもホームのベルもこの列車と昭和時代を再現するためだけに用意されたんでしょうねぇ…。感激です。)。

 キハ52はゆったりとした速度で進んでいきます。大糸線では2エンジンの威力を見せていたキハ52ですが、平坦地の多いいすみ鉄道では余力がたっぷりという感じて軽やかに進んでいきます。ムーミンとその仲間が遊ぶ湖の場所を乗降しながら進んでいくと、キハ52は間もなく国吉駅に到着します。

 国吉駅では約10分ほどの停車時間があります。
 この駅には、先日まで久留里線を走っていたキハ30が留置されていますので、その車両の撮影をしたり、キハ52の運転席横にタブレットを持った駅員さんがいますので、その姿などを撮影して停車時間を過ごすことができました(私、タブレットを持った駅員さんがいたので、いすみ鉄道はタブレットを使用しているのかと思って尋ねたところ「タブレットは使用していません。皆さんのためにご用意させてもらっています。」との回答でした(これもありがたい話ですよね…)。
 なお、国吉駅にも売店が併設されていますのでお買い物もできます。

 国吉駅で列車交換をした後、キハ52は終点の大多喜駅を目指します。
 ゆったりとした車内でお昼を食べ、食後のおやつに「い鉄揚げ」を食べながら乗車を続けます(ちなみに、い鉄揚げには3種類の味がありますが、私のお勧めは「カレー味」です。)。途中、鉄道写真家が絶賛する撮影ポイントを通過すると間もなく大多喜駅です。もっともっとキハ52に乗っていたい!どっぷりと昭和の時代に浸っていたい!のですが、キハ52を使用する急行列車は大多喜駅が終着駅ですので、後ろ髪を引かれる思いで列車を後にしました。

 次にここを訪れるのはキハ28が復活したあとでしょうか…。




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    PHOTO:JR大原駅といすみ鉄道大原駅は同じ建物ですが入口は別々






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     PHOTO:駅前にはこんな自販機が…ついつい買っちゃうんですよね!






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            PHOTO:大原駅に停車中のキハ52






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             PHOTO:大原駅に停車中のキハ52






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          PHOTO:本日のヘッドマークは「夷隅」です。






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           PHOTO:ちゃんとサボも入っています。






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       PHOTO:車内の中吊り広告もノスタルジックな広告です。






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        PHOTO:こんなのを保存していたなんて驚きですね。






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        PHOTO:ムーミンの仲間達を見ながら進んでいきます。






 
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          PHOTO:国吉駅ではこんなサービスも!






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            PHOTO:国吉駅停車中のキハ52






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        PHOTO:国吉駅にはキハ30が留置されていました。






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         PHOTO:このキハ30も復活して欲しいですね。






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⑦大多喜(1307)→大原(1335) 18D  いすみ201
 大滝駅にはいすみ鉄道の本社や車両基地がありますので、新型の気動車などを撮影します。その後、大多喜駅発13時7分の列車で大原駅に戻りました。




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     PHOTO:キハ52は大多喜駅到着後、すぐに入換作業を行います。






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         PHOTO:車庫で並ぶキハ52といすみ200形






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      PHOTO:車庫の中にはピカピカのキハ28が顔を覗かせていました。






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         PHOTO:これが噂のキハいすみ350形ですね。






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    PHOTO:セミクロスシートのキハいすみ300形の姿もありました。






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⑧大原(1338)→大網(1419) 266M 209系8連
 いすみ鉄道の乗車を終えて、あとは長野に戻るだけなのですが、ちょっと寄り道をする予定のため、大原駅から大網駅へ移動します。
 ここからは房総地区の主力電車となった209系に再び乗車します。






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⑨大網(1423)→成東(1440) 1649M 209系6連
 大網駅からは東金線で成東駅に移動します。
 東金線内も209系の乗車でした。




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⑩成東(1507)→千葉(1601) 1362M 205系5連【マリ508編成】
 成東駅に来た理由は、このエリアで最後の活躍を続ける211系房総色に乗車するためです。





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⑪千葉(1606)→秋葉原(1656) 1639B 総武緩行線 E231系10連【ミツB21編成】
 千葉駅からは総武緩行線に乗車して秋葉原駅を目指します。
 帰りも大宮駅から新幹線に乗車する予定のため、どのルートが一番早いのか色々と検索したした結果、総武緩行線で向かうのがベスト!との判断で乗車です。
 久しぶりに209系500番台車に…と思ったのですが、残念ながらE231系でした。






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⑫秋葉原(1658)→大宮(1742) 1606B 京浜東北線 E233系10連【ウラ146編成】
 一番早いのは秋葉原で京浜東北線で上野駅に行き、上野駅から高崎線に乗り換えるというルートなのですが、この列車に乗りさえすれば大宮駅で十分(新幹線に)乗換可能なため、この列車で大宮駅まで向かいました。混雑する時間帯の乗車だったのでしょうか、結局、南浦和駅まで座る事ができませんでした。






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⑬大宮(1750)→長野(1900) 537E [あさま537E] E2系8連【N3編成】
 本日のラストランナーは長野新幹線です。
 この列車は高崎駅を通過するタイプのため、他の長野新幹線よりも混雑しませんので狙い目の列車です…。
 私の読みどおり、さほど混雑もなく長野までゆっくりと乗車することができました。


  『乗りに行こう!乗りに行かなくては!!』と何度も思っていた「いすみ鉄道のキハ52」にようやく乗車することができました。
 大糸線の厳しい冬の中を走るキハ52も素晴らしかったですが、暖かな地でのんびり走るキハ52の素晴らしさを再発見してしまいました。
 「じゃあ、来週も行こうか!」と思うほど近くないのが大きな欠点ですが、いすみ鉄道には「また訪ねたい…」と思わせる何かがあることに気が付いてしまいました…。
 次回は「ひたちなか海浜鉄道」と絡めて『旧型気動車三昧!』と行きたいものです…。


【乗車日:平成25年2月9日(土)】鉄道コム鉄道コム


◎過去のいすみ鉄道の乗車記はこちら…
 ・いすみ鉄道~小湊鉄道乗車記(H22.12.3)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_32.html

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。


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 関東の北部地方から房総エリアへの観光の足として、毎年、2月から3月に快速[花摘み南房総号]が運転されています。
 この列車の乗車がメインではありませんが、183・9系を使用する快速列車に乗車する機会も減ってきていますし、ちょうど「いすみ鉄道」に向かう足として便利でしたので、大宮から蘇我駅まで乗車してみました。






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★大宮(748)→蘇我(912) 9137M 快速[花摘み南房総号] 183系6連【OM101編成】
(←蘇我① クハ183-1529+モハ183-1042+モハ182-1042+モハ183-1049+モハ182-1049+クハ182-101 ⑥大宮→)
 大宮駅で新幹線を下車し、在来線の3番線に降りて行くと、そこには既に快速[花摘み南房総号]が入線していました。一昨年乗車した際は7時26分の入線だったのですが、現在では7時13分の入線になっているようで、まあ「乗り鉄」としては1分でも早い入線はありがたいところです。

 一昨年はOM103編成だったのですが、今回はOM101編成が充当されています。OM101編成は両先頭車を除く中間車は全てグレードアップ車両ということで、今回は私は2号車の乗車ですのでラッキーということですね…。
 さて、ひととおり撮影をして…と言いたいところですが、いつまで待っても先頭車の列車名表示が「回送」表示のままで、多くの鉄道ファンの先頭車の場所で今か今か…と待っていたのですが、どうやら結局「回送」のままで発車したようです(私は早々に切り上げましたが…)。

 列車は定刻どおりに大宮駅を発車します。最初の停車駅が「武蔵浦和駅」ということなので「埼京線を走るのかな?」と思ったのですが、どうやらそうではないようで…。では、高崎線かというとそれも違うようで…、一体、どこをどう走ったのかよくわからないまま武蔵浦和駅に停車します。

 ここからは武蔵野線に入っていきます。さて、車内はというと2~3割程度の乗車率といったところでしょうか…。前車指定席ではなく一部自由席を設ければ…といも考えられるのですが、この路線内を走る快速列車に自由席を設けてしまうと大混雑になってしまいますので難しいところなんでしょうね。

 武蔵野線内は高架部も多いので「快速らしい走り」を期待していたのですが、なんとなく抑止がかかっているような感じでダラダラと走って行きます。しかし、さすがに国鉄特急色の車両が走るというせことからでしょうか、武蔵野線内のどの駅でも多くの鉄道ファンが待ち構えているのが印象的でした。新松戸、西船橋駅からは多くの乗客が乗ってきましたが、それでも車内は4割程度の乗車率でしょうか、三連休の初日、観光地に向かう列車とすればちょっと寂しい感じもします。

 快速[花摘み南房総号]は京葉線内もゆったりとした速度で進みます。ただ、表定速度を計算すると65km/h以上の数字になりますので、そんなに遅いわけではないのですが、反対側を走る京葉線のE233系が勢いよく走っているせいでしょうか、やはり「遅いなぁ~」と感じてしまいます。
 そんなことを思っているうちに列車は蘇我駅に到着します。このまま外房線の旅も魅力的ですが、今回は目的地が違うため、快速[花摘み南房総号]の乗車はここまでとしました。



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            PHOTO:大宮駅の電光掲示板






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     PHOTO:行先表示は「快速」のみ…列車名を入れて欲しい所です。







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             PHOTO:OM101編成の車内






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            PHOTO:グレードアップ車のシート







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     PHOTO:快速表示をするまでに「特急」の表示を出していました。



【乗車日:平成25年2月9日(土)】鉄道コム鉄道コム



◎過去の快速[花摘み南房総号]の乗車記はこちら…
 ・惜別・189系[彩野]&485系小山車+α乗車記【前編】…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_45.html

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。



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 昨年末から「しなの鉄道」、「上田交通」、「アルピコ交通」と私が住む長野県内の私鉄の乗車が続いているのですが、お膝もとの「長野電鉄」だけ乗っていません。
 昨年までは「2000系車両の引退」、「屋代線の廃止」、「スノーモンキーの塗色変更」などでだいぶ賑わいを見せていた同私鉄ですが、最近は公式HPの更新も少なく、また、イベントの開催もなく、ちょっと元気がないような感じがします…。
 それならば…というわけではありませんが、私が「乗り鉄」をして長野電鉄の魅力を発信してやろう!ということで、少しだけですが「乗り鉄」をしてきました。

 で、今回使用する切符は「楓の湯クーポン」です。
 これは湯田中駅に隣接している日帰り温泉施設「楓の湯」の入浴券が付いたキップで、往復の乗車券に特急券まで付いていて1,500円という非常にリーズナブルなキップです。フリーキップのように「乗り降り自由」なキップではありませんが、片道は特急[ゆけむり]で片道は特急[スノーモンキー]で湯田中まで往復乗車を…なんて時はとても便利なキップです。




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①長野(1338)→湯田中(1422)  9A 特急[ゆけむり] 1000系4連【S2編成】
(←湯田中① 1002+1012+1022+1032 ④長野→)
 長野駅には発車の20分ほど前に到着しました。駅の窓口で「楓の湯クーポン」を購入してホームに下りていったところ、列車は既に入線をしていたのですが列車を待つ人は皆無でした。
 このまま先頭車両の入口で待てば最前列への着席は可能なのですが、今日は土曜日で子供の乗客も多いだろうと思い展望席ではなくハイデッカー部に座ることにしました。
 しかし、何回座ってもこのシートのできは良いですねぇ~。クッションも適度に柔らかく身体にフィットする感じです。また、不通の車両よりも座席が高い位置にありますので視界も良いのが魅力てきですね。

 さて特急[ゆけむり]は定刻に長野駅を発車して地下道を進んで行きます。途中の権堂駅は長野で1番の繁華街、そして長野電鉄の本社ビルがある場所ということもあり全ての列車が停車します。この権堂駅を出ると列車は間もなく地上部に出て明るい日差しの中を進んでいきます。

 B特急に乗ると「特急の割にはこまめに停まるな…」と感じるのですが、さすがにA特急となると須坂まで停車しませんので、本当にあっという間に須坂まで来てしまいます。
 この須坂駅は長野電鉄の車両基地にもなっています。昼間訪れると特急[ゆけむり]や[スノーモンキー]はもちろんですが、往年の長野電鉄のスター・OSカーの姿なども見ることができますので、この駅で途中下車することもお勧めです。

 須坂駅を発車し、天気が良ければ進行方向左手に「北信五岳」が見えるのですが、残念ながら今日は曇っていて見ることができません。天気がよく北信五岳を見ていると「栗と北斎の街・小布施駅」に到着します。
 街の中の散策ももちろんいいのですが、何と言ってもこの駅には昨年まで特急電車と活躍していた2000系D編成が飾ってあり、見学も可能となっていますので須坂駅とともに立ち寄ることをお勧めします。

 小布施駅を発車すると列車は進行方向を東よりに変え、半円を描くような経路で信州中野駅に向かいます。信州中野駅は「土雛」で有名な町ですが、個人的には6月頃開催される「バラ祭り」に興味が引かれるところです。

 列車は信州中野駅を発車すると最後の難関となる山登りが待っています。ここまでは特急らしい走りできたのですが、さすがにここからはゆっくりとというじっくりと進んでいきます。天気がよければ進行方向左手に高社山が見えるのですが、残念ながらこちらも見ることはできませんでした。
 ここから車体をきしませながら急勾配(40パーミル)を登りきると終点の湯田中駅に到着です。



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   PHOTO:行先表示板に[ゆけむり]と入るのを久しぶりに見たいものです。






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     PHOTO:1000系の車内、柔らかな肌触りのシートが並びます。






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     PHOTO:リクライニングはしないものの非常にゆったりと座れます。






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         PHOTO:千曲川を渡ると間もなく須坂駅です。






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      PHOTO:小布施駅には2000系D編成が飾ってあります。






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         PHOTO:天気が悪く高社山も見えませんでした。







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◎湯田中駅到着後…
 湯田中駅到着後は、駅に隣接している「楓の湯」に向かいます。この温泉はホームを挟んで駅舎の反対側にありますので、湯田中駅からは徒歩1分ほどで到着します。
 私、基本的には「お風呂」が嫌いなんです。特に昼間に入ると疲れてしまうので、日帰り温泉などにはめったに行かないのですが、まあ、今回は入らないと差額運賃を取られてしまうということなので、短時間ですが湯船につかることにしました。
 今日の予定としては湯田中駅を15時56分に発車する特急[スノーモンキー]で長野に帰る予定としていたのですが、お風呂から出てきたところ特急[ゆけむり]がまだ湯田中駅のホームに…。発車時刻まであと4分…『間に合う!』ということで14時46分の特急[ゆけむり]で戻ることにしました。






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湯田中(1446)→長野(1531) 10A 特急[ゆけむり] 1000系4連【S2編成】
(←長野④ 1032+1022+1012+1002 ①湯田中→)
 ということで、湯田中駅を14時46分の特急[ゆけむり]で長野に戻ります。
 湯田中に来るときは大混雑でしたが帰りの特急はガラガラでした。温泉で体が温まており、また。列車の刻むリズムがとても心地よかったせいでしょうか、うとうととしていたら列車は長野駅に到着してしまいました。



 久しぶりに特急[ゆけむり]に乗車しましたが、いや~相変わらず良い車両ですね。こんな凄い車両が長野の街を走っているなんて未だに信じられませんね。
 さて、長野電鉄は私が住む街の大切な私鉄路線です。
 私自身、日々利用するわけではありませんが、もし仮に「廃止」となってしまえば地元住民には一大事ですし、私自身も大ショックです。
 そんなことにならないよう「鉄道ファン」として1年に数回は乗車をして、長野電鉄の魅力を皆さんに発信していきたいと思っています。


【乗車日:平成25年2月2日(土)】鉄道コム鉄道コム


◎過去の長野電鉄関係の乗車記はこちらです。よろしければご覧ください。
 ・しなの鉄道&長野電鉄乗車記(H19.9.2)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_122.html
 ・しなの鉄道+長野電鉄屋代線乗車記(H20.5.24)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_154.html
 ・長野電鉄・特急[ゆけむり]乗車記(H21.3.7)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_194.html
 ・長野電鉄8500系と特急[ゆけむり]ミニミニ乗車記(H21.3.8)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_196.html
 ・さよなら村山鉄橋記念イベント[1000系ゆけむり]貸切特別ツアー参加乗車記(H21.11.6)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_244.html
 ・長野電鉄2000系乗車記(H23.1.9)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_38.html
 ・169系S52編成+長野電鉄A編成とゆけむりの旅(H23.1.29)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_41.html
 ・長野電鉄・特急[スノーモンキー]1番列車(?)乗車記(H23.2.13)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_44.html
 ・長野電鉄2100系[スノーモンキー]先行特別試乗会乗車記(H23.2.20)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_47.html
 ・長野電鉄2100系・特急[スノーモンキー]・[Spa猿~ん]乗車記(H23.3.6)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_48.html
 ・さよなら長電2000系A編成・D編成乗車記(H23.3.20)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_49.html
 ・長野電鉄・臨時急行[スノーモンキー]+2000系D編成乗車記(H23.5.4)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_51.html
 ・モンハン特急(ゆけむり+スノーモンキー)乗車記(H23.8.7)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_61.html
 ・長野電鉄2000系・臨時急行電車乗車記(H24.1.21)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_97.html
 ・長野電鉄・特急[ゆけむり]&特急[スノーモンキー]乗車記(H24.2.18)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_259.html
 ・さよなら2000系D編成・引退特別記念ツアー」参加乗車記(H24.3.25)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_263.html
 ・特急[ゆけむり]&特急[スノーモンキー]乗車記(H24.2.18)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201207/article_1.html
 ・長野電鉄2100系E2編成乗車未遂記(H24.9.10)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201209/article_4.html
 ・長野電鉄2100系E2編成[白いスノーモンキー]乗車記(H24.9.23)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201209/article_11.html

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。



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  一昨日のクモハ123、昨日のアルピコ交通・上高地線に続き、あいかわらずスーパーお馬鹿な「乗り鉄」にチャレンジしています。
 今日は神奈川県内へ出張ということで、考えただけでも恐ろしい時刻に自宅を出発し、仕事開始前に富士急行へ乗車を…ということです。

 富士急行の主力電車として活躍している1000系・1200系電車ですが、富士急行には7編成存在しているのですが、どの編成にも特徴があり『全編成に乗ってみたい!』と思いから乗車にチャレンジしているのですが、あとどうしても2編成に乗れない状態が続いています。
 なんとか今日でコンプリートを!と思って乗車にチャレンジしたのですが…



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①大月(622)→河口湖(714) 
(←富士山 1206+1306+5113+5863 大月→)※富士山→河口湖は逆向き
 まだ夜が明けない大月駅に到着しました。駅のホームを覗くとそこには京王カラーに塗られた1000系とエヴァンゲリヲン・カラーの1200系が…。
 『う~ん、残念!』と思ったのですが、京王カラーの編成は4両編成のようで、奥まで回ってみたところ、なんとそくには「特急編成」の1200系が連結されていました。ということで大月駅発6時22分の始発列車に乗車することにしました。

 この編成、「特急編成」ということで、フジサン特急に使用されている2000系の予備編成という位置づけなのですが、現在は車内のテレビも外されているようで、車内外を見る限りでは「特急予備編成」とはわからない…というのが正直なところですね。

 さて、列車は真っ暗の中大月駅を定刻に発車して河口湖駅を目指します。途中の禾生駅と東桂駅ではJRのE233系とすれ違います。この列車は大月駅に到着後は快速列車となって東京駅に向かうわけですから、河口湖沿線というのは東京のベットタウンにもなっているということなんですね。

 三つ峠駅を過ぎるといよいよ登り勾配もきつくなってきます。車内で座っていても『登っているな…』ということがよくわかります。この厳しい勾配を登りきると富士山駅に到着します。ここからは進行方向を変えて終点の河口湖駅を目指します。
 富士山駅を発車し、左手に見えていた富士急ハイランドの遊具が見えなくなり、列車の速度が遅くなってくると、今度は富士急行の車両基地が広がってきます。そうすると間もなく終点の河口湖駅に到着しました。



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        PHOTO:1200系の車内、シートの配置が独特です。






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        PHOTO:東桂駅ではJRのE233系と交換します。






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         PHOTO:朝日を浴びる富士山を見ながら進みます。






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      PHOTO:富士急行線の難所、40‰の勾配を登っていきます。









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②河口湖(718)→大月(811)
(←大月 5863+5113+1306+1206 富士山→)
 河口湖駅からは「違う編成が使用されるだろう…」と思っていたのですが、ここまで乗車してきた列車がそのまま充当されましたので、結局「マッターホルン号」の乗車はできませんでした。
 今日はこれ以上の乗車ができませんので、マッターホルン号は次の楽しみに…としておきましょうか。



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        PHOTO:河口湖駅には列車の留置線が何本もあります。






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       PHOTO:いつの間にか6000系が4本揃っていました。






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      PHOTO:予備用の205系が河口湖駅に置いてありました。




 今回の「特急編成」の乗車で、7編成あるうちの6編成に乗車することができました。あと残りは1つ、マッターホルン号だけなのですが、ちょっと気になるのは「エヴァンゲリヲン・カラー」編成です。
 実はこの編成「エヴァンゲリヲン・カラー」で走るのは今日が最後なのです。工場に入って富士急行色に戻るのならいいのですが、違う塗装になってしまうと、また乗車しなくてはいけない編成が増えてしまうのですが…ちょっと気になりますね…。

 それと、今日、河口湖駅に行ったところ富士急行6000系(元京葉線205系)が4編成とも置いてありました。 既に4編成とも運用に就いているようなので、もしかするとこれにより1000系・1200系が廃車になる可能性もありますね…。早いところマッターホルン号に乗りに行かなくては…。



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     PHOTO:今日が最後のエヴァンゲリヲン・カラーの1200系






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    PHOTO:今日は天気がよく、フジサン特急も一段と輝いて見えました。


【乗車日:平成25年1月31日(木)】鉄道コム鉄道コム



★富士急行1000系・1200系編成一覧(私の備忘録です。)
モハ1001+モハ1101 京王カラー            H24.11.2乗車
モハ1002+モハ1102 富士急行色(ロングシート)    H23.9.6乗車
モハ1201+モハ1301 マッターホルン号
モハ1202+モハ1302 リバイバルカラー(青+水色)   H24.11.2乗車
モハ1205+モハ1305 富士登山電車           H22.4.10乗車
モハ1206+モハ1306 富士急行色(特急仕様)      H25.1.31乗車
モハ1207+モハ1307 エヴァンゲリヲンカラー      H22.12.4乗車


◎過去の富士急行関係の乗車記はこちら…
 ・富士急行1000系・1200系[エヴァンゲリヲン・カラー]乗車記(H24.12.4)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201212/article_1.html
 ・富士急行1000系(京王カラー)・1200系等乗車記【前編】(H24.11.2)の乗車記はこちら…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201211/article_1.html
 ・富士急行1000系(京王カラー)・1200系等乗車記【後編】(H24.11.2)の乗車記はこちら…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201211/article_2.html
 ・平成24年・春の青春18キップ乗車記【富士急行6000形乗車記(H24.3.4)】…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_260.html
 ・平成23年・夏の青春18キップ乗車記【115系スカ色と富士急行・前編】(H23.9.26)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_67.html
 ・平成23年・夏の青春18キップ乗車記【115系スカ色と富士急行・後編】(H23.9.26)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_68.html
 ・「富士登山電車」乗車記【前編】(H22.4.10)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_3.html
 ・「富士登山電車」乗車記【後編】(H22.4.10)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_4.html
 ・平成21年・冬の青春18キップ乗車記VOL.4(富士急行・フジサン特急乗車記)…http://tomodachiya0221.at.webry.info/201206/article_184.html

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。


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 昨年末に上田交通・別所線に乗車し、その乗車記(http://tomodachiya0221.at.webry.info/201212/article_3.html)の中で『私、実は長野県内のJR・私鉄の全線走破を果てしていない…』ということを書いたのですが、その未乗車となってっているのが、この「アルピコ交通・上高地線」なのです。

 ちなみに私は「松本生まれの松本育ち」。小学校も中学校も高校も全部松本市内でした。
 30才を過ぎてからは長野市の住民となったものの、3年前からは単身赴任で再び松本市民となっているのですが、この路線だけは全線乗車をしていませんでした。まさに「灯台元暮らし」というやつですね。

 本人の名誉のために書き加えるとするならば、幼少の頃に松本⇔島々間の全線を乗車したようなのですが、さすがに記憶にありませんし記録にも残っていません(私が小さかった頃、上高地線(当時は松本電鉄島々線と言っていました。)は松本駅から島々駅まで路線があったのですが、昭和58年に新島々駅-島々駅間が災害に合い、翌々年に廃線となったという経緯があります。)。

 …ということで、今日は夕方からお休みとなりましたので、上高地線の全線乗車にチャレンジをしてきました。


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    PHOTO:松本駅ではJRの券売機と並んでアルピコ交通の券売機もあります。






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          PHOTO:改札口もJRと同じ場所です。






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 PHOTO:改札を入って右手に曲がるとアルピコ交通の乗場・7番線に到着します。






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①松本(1527)→新島々(1557)  29列車
(←新島々 3001+3002 松本→)
 まずは松本駅で新島々までの乗車兼を購入して松本駅の改札口を入ります。
 ちなみにアルピコ交通の松本駅はJR松本駅の中にありますので、改札はJRの自動改札口を通って中に入って行きます。
 ホームは一番西よりの7番線がアルピコ交通のホームとなります(となりの6番線はJRの大糸線のホームです。)。

 上高地線の列車は元京王電鉄の3000系(アルピコ交通でも3000系です。)が2連で使用されています。
 ただ、京王時代とは塗装がだいぶ異なり、アルピコグループ共通の白色をベースにレインボーのストライブが入ったとてても綺麗な車両となっています。

 列車は松本駅に到着した列車が、そのまま折り返し列車となって新島々駅に向かいます。松本駅の7番線にJRとは異なるベルが鳴り響くと列車は松本駅を発車します。しばらくは松本駅と松本車両センターを左に見ながら進みますが、間もなく進行方向をぐっと西に向けて進んでいきます。

 信濃新井駅の手前で渡る奈良井川までは市街地を走ってきましたが、ここからは田園地帯をゆっくりとした速度で西へ西へと向かいます。
 新村駅はアルピコ交通の車両基地がある駅です。年に何回かイベントを実施しているのですが、なぜか一度も訪問したことがありません。今年こそは…とは思っているところです。

 その後も駅に停車するたびに人が降りていき、終着駅まで乗りとおした乗客はたったの2人だけでした。



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              PHOTO:3000系の車内






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          PHOTO:なかなかカッコいい行先表示板ですね。






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             PHOTO:3000系の運転席






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       PHOTO:松本車両センターを左手に見ながら進みます。






  PHOTO:渚駅はイメージキャラクターである「淵東なぎさ」が描かれています。
                ※本日撮影したものではありません。






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        PHOTO:ちなみに渚駅以外は一般的な駅名看板です。






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  PHOTO:奈良井川を渡るとそれまでの市街地から田畑が広がる風景になります。






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           PHOTO:天気がいい中をトコトコと走ります。






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      PHOTO:終点が近づくと雪の量が多いことに気がつきます。






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            PHOTO:終点の新島々駅






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        PHOTO:新島々駅はバスターミナルも兼ねています。






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     PHOTO:新島々駅から島々駅に向かう線路は残っているようです。
               ※現在は廃線となっています。







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②新島々(1606)→新村(1621)  34列車
(←新村 3002+3001 新島々→)
 新島々駅では駅前に移転保管されている「島々駅」の駅舎の撮影などをしてから、今まで乗車してきた列車で新村駅を目指します。
 なお、新島々駅から乗車したのは私一人でした…。ただ、次の淵東駅からは学校帰りの小・中学生が、三溝駅からは高校生が大挙乗車してきて賑やかな車内となりました。



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        PHOTO:新村駅にはアルピコ交通の車庫があります。






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         PHOTO:アルピコ交通の主・古豪ED30!
 ※自走はできないようですが、イベント時にはモーターカーで移動する姿が見られます。






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      PHOTO:綺麗に保たれている5000系(元東急5000系)






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③新村(1700)→松本(1714)  36列車
(←松本 3008+3007 新村→)
 新村駅では車庫横に保管されている列車などの撮影をしてから松本駅に戻ります。
 先ほどの列車とは異なり新村駅に到着した列車はガラガラでした。このまま松本駅間で行くのかな?と思っていたら、次の北新・松本大学前駅からは大学生がドドッと乗り込み、大そう賑やかな状況の中、終着駅となる松本駅まで乗車しました。


 さて、これでようやくですが長野県内のJR線及び私鉄路線ですが「全線乗車」をしました。
 まさか、自分が小さな頃から乗車していた上高地線が最後まで残るとは思ってもいませんでした…。


【乗車日:平成25年1月30日(水)】鉄道コム鉄道コム

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