※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。
この春の青春18キップでは、ダイヤ改正に伴い使用車両が変更となった列車に乗車をしているところですが、私の地元でも211系・信州色の登場や、それまで大糸線内のみで使用されていたE127系の運用が中央線・篠ノ井線・信越線にまで拡大されるなど話題が豊富なところです(注:E127系は過去に篠ノ井線の運用は持っていました。)。
信州色の211系も篠ノ井線のE127系も数ヶ月すれば珍しくなくなるのはわかっていますが、やはり話題の列車に…ということで乗車にチャレンジしてきました。
(←長野 クハE126-101+クモハE127-101+クハE126-103+クモハE127-103 松本→)
今回の「乗り鉄」は松本駅がスタートです。松本駅からはE127系4連(2B+2B)を使用する1221Mで長野駅を目指します。この列車、ダイヤ改正前までは115系5連(3B+2B)を使用していたわけですから、編成長からすると1両減ってしまったわけですがその辺の影響はどうなんでしょうか?(今日は土曜日ですし、学生さん達がまだだ春休みでしたので、そのへんの影響は不明でした。)
この列車、松本駅の5番線に6時少々過ぎに入線してきます。E127系が篠ノ井線・中央線の運用に入ってから日が浅いためでしょうか、列車の写真を撮る人が多くて少し驚きでした(どう見ても鉄道ファン以外の人も撮影していました。)。
さて、列車の中に入ります。今回はA1編成に乗車しましたので、車内は未更新のタイプとなり藤色のシートが並びます。このE127系ですがクハ車とクモハ車では車内のアコモデーションが異なるのが大きな特徴です。クハ車はトイレ設備があるのですが、ボックスシートは1両に2箇所のみ。それ以外はロングシートという車内になります。一方のクモハ車はトイレが無い代わりにボックスシートが4箇所という車内になっています。これ以外にもロングシートの配置などにも違いがありますので、興味のある方はぜひご乗車を…とお奨めしておきます。
今回は私は3人掛けのロングシートに座って長野を目指すことにしました。
列車は定刻どおり松本駅を発車します。乗車したのはクハ車ですがインバータ特有の立上り音が聞こえますが、基本的には車内は静かで良いですねぇ~。115系は結構走行音が進入してきましたがE127系はそのような音もあまり聞こえません。また、車内が明るく窓ガラスが綺麗なのも好感が持てました。
ただ、長野までの乗車で気がついたのですが①ドアを開けるのにボタンを押すという行為に乗客が慣れていない(特に閉めることを忘れる乗客が多い!)。ということと②ロングシートのどこに座って良いのか躊躇する人が多い(人と人の間のスペースに座っていいものか?と悩んでいる人が多い)ということでしょう…。まあ、この辺は時間が解決してくれるとは思いますが…。
列車は静かに、そして淡々と長野を目指して走ります。まさか大糸線用に導入したE127系に乗車して姨捨の棚田を見るとは思いませんでした。
辰野支線をこのE127系で乗ったときも思ったのですが、ボックスシートが反対側にあった方が良いですねぇ…。このままの編成の向きでは姨捨の絶景もボックス席ではなくロングシートで見るようになってしまいますから、思い切って大糸線と中央・篠ノ井線用の運用を分けて、篠ノ井線等で使用するE127系は方向転換をすれば…なんてことも思っているうちに列車は長野駅に到着してしました。
PHOTO:松本⇔長野間で『4両編成』の列車はあるにはありましたが…
★長野駅での撮影…
1221Mを下車した後、松本に戻る列車を待つに間に、今回のダイヤ改正に伴う使用車両の変更に関する列車の撮影を…
PHOTO:松本方の2両は・松本行き1222M・快速となります。
左:小諸行き6624M、右:軽井沢行き2628M
(←松本 クモハ211-3041+モハ211-3041+クハ210-3041 長野→)
長野駅からは今回のダイヤ改正で登場した211系・信州色に乗車して松本駅に戻ります。
この列車は8時5分頃に長野総合センターから5番線に入ってきます。
発車まで10分以上あるせいでしょうか車内はがらがらです…と思っていたところ、飯山線からの列車、しなの鉄道からの列車が到着すると『あっ!』という間に乗客が増えます。ですが、今日は土曜日ということもあるのでしょうか座席の約半分が埋まったくらいの乗車率で列車は長野駅を発車します。
乗車する前は『ロングシートで松本までの乗車は大丈夫なのか?』と思っていたのですが、意外や意外快適な乗車です。正直、この車内ではちょっと食事をしにくいなぁ…とは思いますが、列車内が明るくて静かなことプラスの要素に働いていることは間違いなさそうです。
ただ、E127系に比べると『古さ』は感じてしまいますが…。個人的に車両を比べると「E127>115系>211系」といった感じでしょうか…。
この211系ですがちょっと気になったのは車外のドアスイッチの位置と車内のドアスイッチの位置が反対側にあるということです。列車に乗り込むときにはドア右側のボタンを押すのですが、車内に乗り込んだあとは反対側の左側にドアスイッチがありますので、ドアの幅が大きいこともあってちょっと戸惑う部分ですね。まあ、これも慣れの部分だろうな…と思いながら松本までの『211系初乗車』を楽しみました。
今日はE127系と211系の両方に乗車しましたが、『どちらが好みですか?』と聞かれれば、『ボックスシートのあるE127系かな?』という回答になると思います。ただ、211系も思っていたよりは…というのも正直な感想です。
211系の登場とE127系の運用拡大により、篠ノ井線を走る普通列車・快速列車に使用される車両は、古豪の115系、新登場の211系、運用拡大のE127系、JR東海から乗り入れる313系、1往復のみですが快速に使用されるE257系、快速[おはようライナー]に使用される183・9系と6種類もの車両が走る路線となりました。この状態は115系が淘汰されるまでの間のみと思われますので、ぜひ、どなたか1日でコンプリート乗車に挑戦してみませんかねぇ…。