TOMODACHIYA鉄道日記

 私が撮影した列車や乗車した列車の記録をアップさせていただいています。  基本的には「不定期更新」となっていますので、あしからずご了承願います!

カテゴリ: 2011年度

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。


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 「帰りもスカイライナーで!」と思ったのですが、やはり同じ列車には乗りたくないこともありましたので、成田空港からの帰路は、こちらも新型となった成田エクスプレスで戻ることにしました(新宿まで直通ですし…。)。





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○成田空港(1645)→新宿(1815) 特急[成田エクスプレス38号] E259系12連
 成田空港へのアクセス特急には、253系特急車両が1991年から使用されてきましたが、2010年の成田空港の滑走路延伸に伴う利用客の増加と、京成が運行するスカイライナーに新型車両が導入されることになったことに伴い、JR東日本が導入したのが今回乗車するE259系特急車両です。

 253系に使用されていた外装色である「白」、「黒」、「赤」、「灰」の4色から、E259系は「灰色」を除く3色の組合せとなっていますが、やはりイメージ的には253系を引き継いでいるため、誰が見ても「これぞ成田エクスプレス」という感じがします。

 253系は3両編成が基本となっていましたが、E259系は6両で1編成という単位になっているほか、253系では酷評された普通車の「集団見合いシート」も、E259系では普通のリクライニングシートになっています。「個性」という部分では253系に軍配が上がるかもしれませんが、利用する立場からするとE259系の方が良いですね。

 成田空港駅で指定席券を購入して早速車内にはいります。
 普通車のシートは黒色ベースでシートの一部に赤色が使われているところなどは、やはり253系譲りというところでしょうか。ただ、シートのピッチが大幅に広くなっており、また、普通車としては初めてではないかと思いますが、可動式のピローが付いており、この手触りがソフトでとても感じがいいです。
 ただ、こちらも253系譲りなのでしょうか、窓ガラスが小さいというのはどうなんでしょうか?個人的には天井が高く車内が広いのに、窓ガラスだけ異様に小さいのが気になりました。

 走りはというと…、夕方のラッシュ時間帯であったというのを考慮しても、「これで特急?」と思えるような速度で、京成より高い料金はいかがなものでしょうか…。
 ただ、新型車両ということで乗り心地も静粛性も非常に高いので、「もし、この列車を成田スカイアクセス線で走らせたら…」意外と面白いのでは?と思ってしまいました。

 京成電鉄よりも乗継面で優位性があるので利用客は多いと思うのですが、この走りでこの値段なら(乗り継ぎの不便さを考えても)…私は[スカイライナー]ですね。




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      PHOTO:車体ロゴは253系から引き継がれているようです。






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        PHOTO:入口上部にもN’EXの表示がされています。






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        PHOTO:行先表示はフルカラーでとても綺麗です。






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        PHOTO:一目でN’EXとわかるシートの色合い






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     PHOTO:シートピッチも広くリクライニングも深い普通車のシート






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       PHOTO:車内には何箇所も液晶パネルが設置されています。






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    PHOTO:シートの回転レバーは肘掛の後ろにあります(オレンジの部分)






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           PHOTO:本日使用した指定席券


【乗車日:平成24年2月14日(火)】鉄道コム鉄道コム

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 レッドライナークラッシックで池袋に戻ってきた後は、山手線で上野駅まで移動し、160km/h運転を行っているAE・スカイライナーに乗車します。





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○京成上野(1540)→成田空港(1624) 特急[スカイライナー43号]
 京成上野駅の指定席券売場で「成田空港まで乗車券と指定席券を…」と言ったところ「帰ってきた答えは2,400円です。」でした。正直「高っ!」と思ったのですが…。

 私は飛行機が好きではありませんので、当然のことながら成田空港に行く用事などありません。ですから、この列車に乗る機会はまず巡ってこないのですが、やはり160km/h運転をする新型スカイライナーにも1度は乗っておかないと…と思い今回乗車をすることにしました。

 正直新型のAE・スカイライナーも「かっこ悪い。」と思っていたので、あまり期待をしていなかったのですが、いざスカイライナーの乗車口が開くと「この列車は、なにか次元が違う!」、「なんとなく未来の乗り物」という感じを受けました。
 具体的にどこがそうなの?と言われると説明に困るのですが、今までの車両とコンセプトが違うような感じを受けます。それは車内に入り座席に座ると「やっぱり今までの車両とは作りが違うよね。」と思えてしまうから不思議です。
 特に自分の目の前に並ぶ銀色のシートバックを見ていると、なんとなく気分が宇宙船に乗っているような感じがしてきます(宇宙線に乗ったことはありませんが…)。

 そんな不思議な感覚にとらわれていると、列車は定刻どおり京成上野駅を発車します。発車後、しばらくの間は地下部分を走り、間もなくすると日暮里駅に停車します。乗継ぎの利便性の関係でしょうか、この駅では始発駅よりも多くの人が乗り込んできます。
 
 これで5割程度の車内となったスカイライナーは、ようやく特急列車らしい速度で成田空港を目指します。
 この列車の売りは160km/hの運転ですが、これは成田スカイアクセス線の一部でしか出すことができませんので、しばらくは130km/h(120km/hかな?)を上限とした速度での走りなのでしょうが、車内の静かなことは特筆できますね。今まで多くの列車に乗ってきましたが、これだけ静かな列車は初めてです。

 で、いつ160km/hが始まるのかな?と楽しみにしていたのですが、進行方向右手にケーズ電気の千葉ニュータウン店を見て間もなくすると列車のモーター音が一段と高まります。
 『来た!』と思っているとぐんぐんと列車の速度が上がっていきます。車内にある液晶モニターには運転席からの風景が映し出されていますが、そこにも青色信号が2灯燈る「G-G信号」が確認することができます。

 『速い!、速すぎる!』単純にそう思える時間が続きます。北越急行の特急[はくたか]も160km/h運転を行っているのですが、はくたかに乗車したときはそんなにも「速さ」を感じなかったのですが、スカイライナーの速さには感動すら感じられました。

 ずっとこの列車に乗っていたい…のですが、この快感も成田山・新勝寺が見えてくると終了です。
 最初はあまり乗る気ではなかったのですが、この高速走行を味わうと「もう1回乗りたい!」、「2,400円は高くない!」と思ってしまいますので不思議なものです。

 この記事をお読みの方で、まだスカイライナーの160km/hを体験されていないのなら、ぜひ1度は乗ってみて下さい。不思議な感覚と驚きの感動を1度の乗車で楽しむことができますよ。



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     PHOTO:列車案内もフルカラーでとても綺麗です(京成上野駅)






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  PHOTO:ブルーリボン賞の記念ロゴは先頭部だけでなく車体にも入っています。







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          PHOTO:スカイライナーのロゴもあります。






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        PHOTO:行先表示もフルカラーでカッコいいです。






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       PHOTO:成田スカイアクセス経由で成田空港を目指します。






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  PHOTO:出入口は超・未来的!足元のLEDのほかグリップバーにもライトが!






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    PHOTO:シートはシックでかっこよくて、なんとなく未来的な感覚が…






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       PHOTO:特に後方から見ると不思議な感覚に陥ります。






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     PHOTO:シートピッチも広く、リクライニングも深くて快適です。






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     PHOTO:シートの下部にはコンセントが標準装備(緑色のライト部)






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       PHOTO:車内の液晶パネルには色々な表示がされます。







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              PHOTO:使用した切符


【乗車日:平成24年2月14日(火)】鉄道コム鉄道コム

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 久しぶりに平日に休みをいただきましたので、前々から乗りたかった列車を乗りに東京へ!

 『西武鉄道のニューレッドアロー号が、初代レッドアロー号の塗色に…』という記事を見た瞬間、『西武鉄道までもリバイバルブームに便乗して…。』と思ったのですが、レッドアロークラシックの写真を見た瞬間『カッコいい~!』
 これはもう乗りに行くしかないでしょう!ということで、松本の自宅を早朝に出発し、特急[ちちぶ号]の出発駅となる池袋駅にやってきました。

  そうは言っても、レッドアロークラシックの運用が発表されていませんので、ここは指定席券の売り場に行って直接本日の運用を聞くと、駅員さんが親切に調べていただき『このあと11時30分発の特急の運用に入りますよ。』とのこと。特急列車の発車まで若干時間がありましたので西武鉄道の普通の列車に乗って所沢駅まで往復をして時間調整をした後、特急列車に乗車します。




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①池袋(1130)→西武秩父(1248) 特急[ちちぶ13号]
 特急[ちちぶ13号]に使用される列車は、池袋駅に10時46分に到着する特急[ちちぶ18号]の車両が使用されますので、レッドアロークラシック自体は早くから池袋駅の特急列車ホームに入っており、(柵越しですが)先頭部の撮影や列車を見ることはできます。 
 発車時刻の15分位前になると、特急列車線用ホームの改札が使用可能となり、ようやく列車全体の撮影や車内に入ることができるようになります。

 さて、このレッドアロークラシックですが、現在、特急[ちちぶ]や[小江戸]に使用されている10000形の中から1編成(10105編成)に初代レッドアローと同じ車体塗装が再現されたものです。
 オリジナルのガンメタリックベースの塗色から、5000系と同じ淡いクリーム色をベースに窓下に赤帯を配しており、先頭車両前面窓下にはこちらも5000系と同じくステンレスの飾り板を模したラッピングがされ、初代レッドアローラの雰囲気を醸し出しています。

 両先頭車の車体後部側面には「NRA」のロゴの代わりに「RED ARROW CLASSIC」のロゴが表記されています(個人的には、もう少しデザインに頑張って欲しかった!)。
 しかし、このクリーム色と赤色というのは、国鉄特急色にも似た色合いですが、列車には似合う色なんですねぇ~。ガンメタのレッドアローもカッコいいですが、このクリーム色の塗色も最高ですね!

 ひととおり撮影を終え、車内に入るとシートピッチが広いブルーのシートがずらっと並び、こちらもなかなか素敵です。ただ、車内はオリジナルの10000系から変更がないのですが、座席背面のテーブルに昭和40年代の写真が掲出されており、初代レッドアローが走っていた当時の沿線の状況などをうかがい知ることができるような工夫はされています。

 さて、列車は定刻どおりに池袋駅を発車します。車内はさすがに平日の昼間ということで2~3割程度の乗客しか乗っていません。
 「池袋」と聞くと「都会のど真ん中、高層ビルとビルの間を列車が駆け抜けていく!」というイメージが私にはあるのですが、列車は住宅密集地の間をそろそろと走ります。なんとなくイメージと違うような…。

 ですが、しばらくすると列車は高架部を走るように特急列車本来の速度で走っていきます。発車時点では少なかった乗客も所沢駅と入間駅から大勢が乗り込みだいぶ賑やかになり、気がつくと8割方座席が埋まっていました。

 列車は次の飯能駅で進行方向が替わります。駅到着後、当然の行動として座席を回転させようと思ったのですが、私が乗った1号車は誰一人として座席を回転する人がいません!私一人だけ回転させても、見知らぬおばあちゃんと向かい合わせになってしまいますし…。しかたなく飯能駅からは進行方向の反対を向いたまま乗車をすることにしました(ここから景色が良いのに…。)。

 ここまで特急列車らしい走りを見せてきたレッドアロークラッシックも、山登り区間に入るためゆっくりとした速度で確実に標高を稼ぎながら走っていきます。列車は車体を左右に大きく曲げながら着実に進んでいきます。
 進行方向左手に雪が被った武甲山が見えてくると最後の停車駅となる横瀬駅に到着します。横瀬駅を発車するとあとは秩父の街並みに滑り込むだけです。左手に秩父鉄道の線路が寄り添ってくると、レッドアロークラシックは終点の西武秩父駅に到着しました。



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    PHOTO:室内は変化がありません。ブルーの綺麗なシートが並びます。







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      PHOTO:シートピッチも広く、リクライニングも深いシート。







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    PHOTO:テーブルのウラにはデビューした当時の写真が貼られています。






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       PHOTO:10000系は窓が大きくて視界がいいのが美点ですね。







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  PHOTO:1号車と7号車にある車体ロゴ。もう少しデザインをして欲しかった!







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         PHOTO:池袋を出るといきなり住宅街を走ります。







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 PHOTO:飯能駅で進行方向が替わり、今まで来た線路を右手に見ながら進みます。







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        PHOTO:飯能駅を出ると山登りが始まります。







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      PHOTO:武甲山が見えると終点の西武秩父駅はもうすぐ。







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              PHOTO:西武秩父駅







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②西武秩父(1325)→池袋(1446)
 西武秩父駅でしばらく時間を潰した後、再び、レッドアロークラシックが使用される特急[ちちぶ26号]で池袋駅に戻ります。
 西武秩父駅にレッドアロークラッシックが停車しているときに気がついたのですが、この列車、先頭の3両は進行方向(飯能駅方向)を向いているのですが、後ろの4両は発車の時点から反対方向(池袋方向)を向いているんですね。
 だから、西武秩父駅、横瀬駅から乗車する人は先頭の3両に、飯能駅から先で乗車する人は後ろ4両に乗車するよう指定席が振り分けられているようです。これでシートを回転させない理由がわかったような気がしました。

 帰りは2号車に乗車したのですが、2号車は電動車ということでモーター音が結構車内に響き渡ります。個人的には気にならないのですが、静かな車内をお望みの方は電動車を避けたほうが良いのかな…なんとことを考えながら池袋駅までの1時間少々の乗り鉄を楽しみました。



 平日の昼間ということで、鉄道ファンなどいないと思ったのですが、やはりレッドアロークラシックの人気は高いようで、車内で撮影をする人、駅のホームで撮影する人、沿線で撮影する人の姿を何度も見かけました。
 どの列車も何年に1度は塗色を塗り替える必要があるわけですが、色を変えるだけで集客効果があるならば、これからも色々と出て来るのかな?なんてことを思った「レッドアロークラシック」でした。


【乗車日:平成24年2月14日(火)】鉄道コム鉄道コム

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 長野電鉄の2000系D編成も、いよいよ今春の引退に向けカウントダウンが開始されたようで、今週末は久しぶりに屋代線に臨時急行として乗入れをします。
 また、屋代駅ではしなの鉄道の169系とのコラボレーションもあるということなので、2000系D編成を使用する臨時急行に乗車をしてきました…(まさか、あんな混雑にするとは思ってもいませんでした。)。



○長野駅で2000系の撮影を…
 少し早く長野駅に来ました。その理由は列車~列車に2000系D編成が入るからです。時間がありましたので今月だけ装着されている「八幡屋礒五郎さんのイヤー缶記念」のヘッドマークなどを中心に撮影をします。



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      PHOTO:長野駅でこの姿を見ることができるのもあとわずか…






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   PHOTO:長野駅では特急[スノーモンキー]との並びも見ることができます。



 現在、2000系にはちょっと見慣れないヘッドマークが装着されています。
 これは七味唐辛子で有名な「八幡屋礒五郎」さんが製造する、缶入り七味唐辛子の「イヤー缶」のデザインに長野電鉄の2000系が選ばれたためです。
 2000系とちょっと珍しいヘッドマークの組み合わせは今月中のみとなっていますので、撮影される方はお早めに!
 ちなみに、八幡屋礒五郎さんのHPはこちらです(「イヤー缶」の意味もこちらから調べることができます。)…http://www.yawataya.co.jp/index.html
 なお、『長野土産』にはこの八幡屋礒五郎さんの「七味唐辛子」が喜ばれますので、せ゛ひ、長野に来た際のお土産に購入を!


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    PHOTO:1月中はこのヘッドマークが装着されています(長野方)。






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    PHOTO:1月中はこのヘッドマークが装着されています(湯田中方)。







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①長野(906)→須坂(922) 3A 特急[スノーモンキー] 2100系3連【E2編成】
(←須坂 クハ2152+モハ2102+デハ2112 長野→)
 長野駅から2100系を使用する特急[スノーモンキー]で須坂駅を目指します。
 本当はこの1本前の列車に2000系D編成が充当されていますので「そちらに乗車を…」とも思ったのですが、2000系はこのあと乗車しますし、[スノーモンキー]への乗車も久しぶりなので、特急料金100円を支払ってこちらに乗車します。

 前述のとおり特急[スノーモンキー]には元JR東日本の253系を長野電鉄向けに改造したわけですが、元クロ253を湯田中方先頭車として使用しているため、この車両だけは回転リクライニングシート車、この車両以外の2両は「集団見合いシート」車となっています。
 人気はもちろん「回転リクライニングシート車」ですが、私はそうではなく「集団見合いシート車」の中央席が一番のお気に入りです。今回もこの場所に座って須坂駅を目指します。

 この列車はA特急ですので、長野電鉄の本社がある権堂駅に停車しただけで須坂駅までノンストップで走ります。 この間わずか16分。いくら特急料金が100円と安いものの、もう少し乗っていたというのが正直なところですね。


 
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            PHOTO:集団見合いシート車の車内






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      PHOTO:1両に2か所だけこのようなボックス席があります。









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※臨時急行列車は珍しくヘッドマークなしでの運転でした。
②須坂(933)→屋代(1040) 臨客2411X 2000系3連【D編成】
(←屋代③ 2008+2054+2007 ①須坂→)
 昭和32年から運行を開始し、半世紀以上にわたって活躍を続けてきた2000系電車も、いよいよ今春の引退時期が迫ってきてしまいました(D編成が昭和32年のデビューという意味ではありません。)。
 今日はその2000系最後のD編成が、臨時急行として屋代線(屋代⇔須坂)に入るということなので、これがもしかすると2000系での屋代線への最後の乗車になるのかな?と思いつつ乗車することにしました。

 長野駅を8時47分に発車した203列車には、大勢の鉄道ファンが乗車していましたので「もしかしたら(臨時急行は混雑していて)乗れない?」と思っていたのですが、無事、席を確保することができました。
 ただ、2000系引退のフィーバーは間違いなく始まっているようで、列車が発車する時点から(相席を嫌って)立っている人も多く見受けられました。

 列車は「急行」と名乗ってはいるものの、ゆっくりとした速度で屋代駅を目指して走っていきます。最初の停車駅となる綿内駅では須坂行きの普通列車と交換します。この駅では「停車時間はわずかです。」とアナウンスされているにもかかわらず、列車から降りた撮影をする人が…。結局、この人を乗せるために列車は発車を遅らせることに…。同じ鉄道ファンとして恥ずかしい限りです。

 次の信濃川田駅では約15分間の停車となります。いつもですとこの駅で列車交換があるのですが、今回は列車交換もないためゆっくりと撮影をすることができます。



○信濃川田駅での撮影



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        PHOTO:信濃川田駅に停車中の2000系D編成






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        PHOTO:信濃川田駅に停車中の2000系D編成






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           PHOTO:この表示も今回が最後か?



 信濃川田駅からは、この近くで撮影等をしていた人たちも乗車してきましたので、列車は結構な混雑具合となって松代駅を目指します。
 企画列車などですと松代駅での停車時間はわずかですが、今回は松代駅でも10分少々の停車時間がありますので、こちらでも大撮影会となります。
 

○松代駅での撮影



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         PHOTO:松代駅に停車中の2000系D編成





 松代駅からも多くの乗客が乗ってきたため、車内はいよいよ大混雑となります。「2000系ってこんなに人気があったんだ。」と改めて思うほどの乗客を乗せ、臨時急行列車は定刻どおり、雪が降りしきる屋代駅に到着しました。


◎屋代駅での撮影会模様
 屋代駅到着後は長野電鉄の2000系としなの鉄道の169系を並べての撮影会が行われました。
 私はあまりの混雑に嫌気がさし途中で撮影をやめたのですが、私が撮影を終えた後に2000系D編成の幕回しや169系へのヘッドマークの装着などが行われたようです。
 また、一足先に引退をした169系S54編成にも立派なヘッドマークが装着され、また、パンタグラフを上げた状態で留置されていました。



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      PHOTO:屋代駅に停車中のしなの鉄道・169系S52編成






 
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  PHOTO:2000系D編成としなの鉄道・169系S52編成の並びが実現






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   PHOTO:2000系D編成としなの鉄道・169系S52編成の並びが実現






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   PHOTO:169系S54編成もヘッドマークを装着して置いてありました。








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③屋代(1200)→須坂(1236) 414列車 3500系2連
(←須坂 3522+3532 屋代→)
 本当は屋代駅からは、しなの鉄道の臨時快速[169系湘南色]に乗車して軽井沢駅まで行く予定としていたのですが、さすがにこの混雑で「乗り鉄」を続けるのが嫌になりました。
 169系には乗車できる機会もあるだろうと思い、ここは、やはり今年の4月1日で廃線となる「屋代線」を「屋代線を走る普通列車」に乗車することにしました。

④須坂(1240)→長野(1305) 528列車 8500系3連
 須坂駅からは普通列車で長野に戻り、本日のショートトリップはこれで終了です。



◎おまけ




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    PHOTO:須坂駅には引退をした2000系A編成も置いてあります。






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  PHOTO:今回は乗車しませんでしたが、1000系も長野電鉄にはあります。


 

 2000系の引退、屋代線の廃止まで2か月以上ありましたので「まだまだ静かな動きかな?」と思っていたのですが、こんな騒ぎになっているとは思いもよりませんでした。
 学生達が春休みに入る3月になると、もっと凄いことになるんでしょうね。地元の私は、そんな騒ぎを横目で見ながら、休日限定で運用に入る普通列車に乗車して楽しもうと思っています。

 ちなみに、ご存知のとおり長野電鉄には2000系以外にも注目すべき列車が走っています。
 その1つが1000系特急[ゆけむり]です。こちらは元小田急の10000形HiSEですね。小田急時代の探訪席最前列はプラチナシートでしたが、長野電鉄では誰でも少し早く駅に行って並べば座ることができます(特急料金は湯田中まで乗車しても100円!)。
 そして2つ目は2100系特急[スノーモンキー]です。こちらは元JR東日本の253系がJR時代のままの塗色で運用に入っています。また、JR時代には高くて絶対に乗ることが出来なかったN’EXの個室グリーン車も長野電鉄ならば1,000円で乗車可能(しかも硬券のキップも手にはいります。)です。
 2000系の引退と屋代線の廃止だけに注目が集まりがちですが、ぜひ、長野電鉄に来た際はこちらの楽しい列車にも乗車するのをお忘れないように…。


【乗車日:平成24年1月21日(土)】鉄道コム鉄道コム

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⑤宇奈月温泉(1352)→上市(1440)  [アルプスエキスプレス・特急うなづき10号]
(←上市③ モハ16013+クハ112+モハ16014 ①宇奈月→)
 宇奈月温泉駅では列車の写真を撮りながらぶらぶらと…。
 発車時間が近づいてきたので、改札口に向かうと発車20分前だというのに既に改札前には長い列が…。まあ、帰りは普通車に乗るつもりでしたので、ゆっくりとホームに入って写真を撮ったあと、アテンダントさんとも少しお話を…(内容は…ひみつ!)。

 [アルプスエキスプレス]は展望用に改造した2号車に注目が集まっていますが、1・3号車も今回のデビューに伴って大きく改造をされています。
 従来はブルー系のモケットが使われていたシートですが、こちらはモケットを全て赤色系統に張替え、また、シートの肘掛には木製のカバーを取り付けて2号車との整合性を持たせています。
 車端部にはグループでの乗車が楽しめるようにボックス席を設けたほか、ドア付近には子供達が窓の外を見ることができるようにと子供用の椅子が並べられるなど、水戸岡先生お得意のデザインが炸裂しています。

 さて、列車は宇奈月温泉駅を定刻に発車して、一気に雪山から里へ駆け下ります。
 今回は最後部の車両に座って行ったのですが、シートは若干小ぶりですがシートピッチも十分ですし、なによりもフットレストバーが付いているのが良いですね。そしてさすが元特急車両ですね、車内が静かなのが最高です。こんな列車なら1日乗っていても楽しいですよね。

  もっと乗っていたいのですが、明日以降の予定もありますので、後ろ髪を引かれる思いで上市駅で下車し、[アルプスエキスプレス]に別れを告げました。



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         PHOTO:宇奈月温泉駅前も雪でいっぱいです。






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       PHOTO:宇奈月温泉駅停車中の[アルプスエキスプレス]






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           PHOTO:改札の電光掲示板は最新式!






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          PHOTO:1号車のモケットはこんな感じ…






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          PHOTO:3号車のモケットはこんな感じ…








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           PHOTO:車端部に設けられたBOX席







         PHOTO:子供達にも専用の席が用意されています。






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         PHOTO:上市駅に停車中の[アルプスエキスプレス]






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⑥上市(1503)→新魚津(1523) 特急[うなづき9号]
(←新魚津 14767+14768 上市→)
  上市駅からは特急[うなづき9号]でJRとの接続駅になる新魚津駅に戻ります。
 この特急にはもう1編成ある16010形が入るのでは?と期待をしていたのですが、残念ながら新塗色の14760形でした。
 この列車、写真で見ていただくとわかるのですが、車端部には簡易リクライニングシートが設置されているのですが、1脚だけは横を向いた状態で設置されているため、世にも珍しいリクライニングするロングシートと言われているようです。





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  PHOTO:転換クロスシートとリクライニングシートという不思議な車内です。







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⑦富山(1505)→直江津(1656) 538M 457系3連
(←直江津 クモハ457-18+モハ456-18+クハ455-65 富山→)
 新魚津駅からは457系に乗車して直江津駅を目指します。
 直江津に向かう普通列車は、普段はこの辺りから空き始めて糸魚川でガラガラとなるのですが、今日はずっと混んでいました。
 直江津からの往路も復路も413系だろう…と思っていたのですが、意外にも(貴重になりつつある)475系に乗車することができました。冬場はデッキつきの車両がありがたいですね…。




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       PHOTO:糸魚川駅を出ると、お約束のデットセクションです。








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⑧直江津(1707)→長野(1850) 354M 115系6連【N32編成】
(←長野 クモハ115-1009+モハ114-1014+クハ115-1009 直江津→)
 直江津駅に待っていたのは3両編成の長野行きでした。
 「3両か…混むだろうな。」と思っていたのですが、意外にも混雑することなく長野駅まで乗りとおすことができました。
 しかし、県境の雪は本当に凄いですねぇ~。北陸新幹線が開通すると長野⇔直江津間はJRから経営分離して第3セクターになるようですが、本当に住民の足は守られるのでしょうか?ちょっと疑問ですね。


 さて、今回で「冬の青春18キップ」の乗車記は終了です。
 「冬の青春18キップ」を初めて利用してみましたが、なんとか5回分全て使い切ることができました。
 最後に[アルプスエキスプレス]という”大物”に乗車することができましたが、(何度も書くようですが)この列車、本当に良いです!もっと多くの人に知ってもらいたいですし、多くの人に乗ってもらいたい列車ですね。

 この[アルプスエキスプレス]がもっと多くの人に愛されるために、あえて、辛口なことを書かせていただくとすれば…
①「座席指定券」は不要ではないでしょうか?これは富士登山電車と同じく「着席整理券」として座席の数だけ販売すればいいような気がします。今の座席指定券の販売方法には無理と(時間の)無駄が多すぎるのでは?
②沿線には名勝地や映画の撮影スポットが多くあるわけですから、アテンダントさんからの紹介のアナウンス等があってもいいのでは?
③遠方から乗りに来る人のために「フリーパス」は通年販売して欲しいです。
④やっぱりメロンパンは車内で売るべきでしょうね(わかる人だけわかればいいです。)!
 と、いうことでしょうか。
 富士急行に登場した「富士登山電車」もデビュー後、色々と体制や仕組みなどを代えながら成長してきていますので、ぜひ[アルプスエキスプレス]もそのようになって欲しいと思っています。

 私も今回の乗車では(混雑していて)調べたいことや聞きたいことができないまま帰ってきてしまいしましたので、できれば近いうちにもう1回乗車を…と考えているところです。


【乗車日:平成24年1月7日(土)】鉄道コム鉄道コム


○過去の富山地方鉄道の乗車記はこちら
 ・[セントラム]と[富山地方鉄道]乗車記…http://tomodachiya221.at.webry.info/201003/article_31.html
 ・城端線+富山地方鉄道・特急[アルペン]乗車記…http://tomodaciya221-3.at.webry.info/201105/article_64.html

○富士登山電車の乗車記はこちら
 ・平成23年・夏の青春18キップ乗車記[115系スカ色と富士急行・後編]…http://tomodaciya221-3.at.webry.info/201109/article_9.html
 ・「富士登山電車」乗車記【後半】…http://tomodaciya221-3.at.webry.info/201004/article_7.html


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