TOMODACHIYA鉄道日記

 私が撮影した列車や乗車した列車の記録をアップさせていただいています。  基本的には「不定期更新」となっていますので、あしからずご了承願います!

カテゴリ: 2011年度

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。




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       特急表示も誇らしげに須坂駅に停車中の2000系D編成




 昭和39年のデビュー以来、約48年間活躍を続けてきた長野電鉄2000系D編成も、ついに平成24年3月31日をもって引退することとなってしまいました。
 3月20日までは週末を中心に定期普通列車の運用にも入っていたのですが、3月20日の運転を最後に運用からも外れ「このまま引退か?」と思っていたのですが、長野電鉄から「引退記念特別ツアー」が発売されました。私が住む地元の列車の引退です。もう『これは乗車するとかない!』と思い、皆さんに混じってツアーに参加をしてきました。





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①長野(856)→湯田中(1021) 臨客2101X 2000系D編成
(←湯田中① 2007+2054+2008 ③長野→)
 今回の貸切列車の受付は8時10分からということで、「参加人数も決まっているし予約もしてあるから急がなくても…」と思っては見たものの、やはり気があせってしまい受付開始時間前には長野電鉄の長野駅に…(私、せっかちですから…。)。
 結果的にはこれが大正解で、受付をしたところ「今回は乗車車両は指定していますが、座席は自由ですからお好きな席に…」ということで、受付をした人から改札口前に並ぶことに…。早く並ぶことができましたので、結果的には自分の好きな場所に座ることができましたが、やはり早く申し込んだ人と後から申し込んだ人とは差をつけて欲しかったと思ったのは私だけでしょうか…。

 列車は朝のラッシュ時間帯の間を縫って回送されてくるため、改札が始まったのは発車6分前となる8時50分でした。長野駅の階段を下り、1枚だけ写真を撮って座席に座ると、列車は直ぐに発車となりました。まあ、長野駅のホームでの混雑を嫌ったための処置なんでしょうが、もう少し発車までの時間を味わいたかったというところです。

 権堂駅、朝陽駅ではドア扱いをしない運転停車でしたが、その後の須坂駅、小布施駅、信州中野駅ではたっぷりと停車時間が取られており、参加者はそれぞれのスタイルで停車時間を過ごすことに…。私も写真撮影はしましたが、やはり2000系の雰囲気を味わうために車内で時間の多くを過ごしました。

 この貸切列車のツアーを申し込んだ時点では、2000系D編成の定期列車の代走が終了していましたので、この列車が長野線を走る最後の列車になる…と思っていたのですが、その後、長野電鉄のHPに2000系D編成を使用する定期列車の代走の追加が発表されたため『長野線を走る最後の列車』ではなくなってしまいました(このへんを長野電鉄はどう考えているか、機会があれば聞いてみたものですね!)。
 ただ、追加された定期列車の代走は長野⇔信州中野間のみであったことから、信州中野⇔湯田中間は文字どおりこの列車が最後の2000系D編成による走行となります。

 ファンの方達もそのことを知っているようで、信濃竹原駅や夜間瀬川の撮影の名所には多くの鉄道ファンの方がカメラを構えて待ち構えていました。

 列車は夜間瀬側を渡ると大きく右にカーブをしながら勾配をゆっくりと登っていきます。進行方向に温泉街の建物が見えると間もなく湯田中駅です。湯田中駅は行き止まり駅のため、ゆっくりとした速度で駅に侵入して停車をしました。



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     PHOTO:長野駅の窓口には記念乗車券等を求める人で行列が…






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    PHOTO:電光掲示板にはしっかりと「貸切」という表示がされました。






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       PHOTO:この車内を見ることができるのもあとわずか…






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       PHOTO:特別仕様のヘッドマークが装着されていました。






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       PHOTO:千曲川を渡って長野市から須坂市に入ります。






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     PHOTO:須坂駅では比較的長めの停車で撮影タイムとなりました。






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     PHOTO:北信五岳は残念ながら曇っていてよく見えませんでした。






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   PHOTO:慣れ親しんだ湯田中駅とも今日でお別れとなる2000系D編成








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②湯田中(1033)→松代(1152) 臨客2006X~2413X
(←松代③ 2008+2054+2007 ①湯田中→)
 湯田中駅では12分ほどの停車の後、列車は屋代駅を目指して発車をしていきます。
 この団体貸切列車は、このあと屋代駅まで行き、屋代駅でしなの鉄道の169系S52編成と最後の競演を行った後、須坂に戻る…という行程になっているのですが、私は応援しているサッカーチームの試合の関係で、松代駅を最後にツアーから離脱することに…。
 まあ、2000系D編成と169系S52編成の並びは過去にも撮影をしていますし…2000系D編成への乗車は…(ひ・み・つ)!



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      PHOTO:2000系の車内から高社山を見るのもこれが最後






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      PHOTO:小布施駅では光線が最高状態で撮影ができました。






          PHOTO:愛嬌のある2000系の顔です。






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             PHOTO:小布施駅に停車中…






        PHOTO:小布施駅で後続の普通列車を先行させます。






          PHOTO:須坂駅からは屋代線に入って行きます。






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  PHOTO:小布施駅のながでん広場にあった車両が信濃川田駅に置いてあります。






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        PHOTO:信濃川田駅では子供達のこんなポスターが…






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        PHOTO:松代駅には多くの人が集まっていました。






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        PHOTO:松代駅でこの写真を撮ってからお別れを…



【乗車日:平成24年3月25日(日)】鉄道コム鉄道コム

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 しなの鉄道が所有する169系・湘南色(S52編成)を使用したイベント列車については、さまざまな列車名が付され運転が行われてきましたが、列車種別は「快速」が大半でした(JR側が主催したイベント列車では「急行」の名勝を用いたものもありました。)。
 今回、しなの鉄道のHPに「急行」名を付した列車が「多客臨」として走るということが発表されましたので、軽井沢までの1往復のみですが乗車をしてきました。
 また、今回のダイヤ改正(3/17)で、長野⇔軽井沢間に直通の快速[快速軽井沢号]が新設されましたので、こちらにも乗車をしてきました。





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①長野(817)→屋代(838) 2628M 115系3連【S9編成】 
(←屋代 クモハ115-1527+モハ114-1048+クハ115-1223 長野→)
 長野駅からは、当初8時33分発の1630Mに乗車をする予定でいました。この1630Mは快速[しなのサンライズ号]の折り返しとなる車両ですので、あさま色の183・9系長野車を使用する列車です…という書き方で始まる予定だったのですが、今回のダイヤ改正でどうやら運用が変わってしまったようで、快速[しなのサンライズ号]は長野駅到着後、そのまま[妙高1号]になる運用となってしまったようです。そうすると、なにも次の列車を待つ必要もないため、1本早い列車で屋代駅に向かうことにしました(この点については確認をしていませんので、誤っていたらごめんなさい。)。

 ホームに入ってきた115系乗車していつも思うのは、「しなの鉄道の車両は清掃が行き届いており乗車しても気持ちがいい。」ということですね。特に窓ガラスが綺麗に磨かれており、景色が汚れで曇って見えることがありませんので、乗っていても本当に気分がいいです。

 屋代駅に予定よりも早く到着しましたので、本日の急行[リバイバル志賀]号の乗車に必要な急行券等を駅窓口で購入した後、今月いっぱいで廃線となる屋代線の列車などの撮影を行い、急行[リバイバル志賀]号の入線までの時間を過ごしました。



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    PHOTO:しなの鉄道・115系の車内(とても綺麗に清掃されています。)






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       PHOTO:シートの隙間にもほこりなどはありません。




◎屋代駅にて…



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     PHOTO:赤帯が外された3500系がちょうど入線してきました。






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        PHOTO:しなの鉄道から長野電鉄に繋がる跨線橋






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     PHOTO:このシーンを見ることができるのもあと10日あまり…






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     PHOTO:須坂駅を目指して3500系が屋代駅を発車して行きます。







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②屋代(926)→軽井沢(1021) 9632M 急行[リバイバル志賀2号] 169系3連 【S52編成】
(←軽井沢① クモハ169-6+モハ168-6+クハ169-19 ③屋代→)
 普通列車で屋代駅に到着したときには、駅ホームに結構な数の人が…。しかも三脚やカメラを持った鉄道ファンと思える人が多数おり「さすがに『急行』という名称が付くと人気があるんだ…。」と思っていたのですが、この人たちのお目当てはどうやら今月いっぱいで廃止となる長野電鉄・屋代線のようでした。

 タイミングよく長野電鉄の3500系(赤帯なし!)が到着すると、大勢の人が長野電鉄のホームに移動し、しなの鉄道のホームにはそこそこの乗客が残るのみでした。
 
 快速[リバイバル志賀]に使用されるS52編成は、しなの鉄道の車両基地のある戸倉駅から9時12分に回送されてきます。回送された時点では列車種別は「回送」、しかもヘッドマークなしですが、屋代駅に到着後、列車種別を「急行」に変更し、この列車のためのヘッドマークを掲げると発車の準備は完了です。

 私もひととおり列車の撮影を済ませてから車内に入り発車の時を待ちます。車内の乗車率は残念ながら2割程度といったところでしょうか…。ちょっと淋しい乗車率のまま定刻に列車は屋代駅を発車します。この列車、今回は列車種別が「急行」ということで、当然のことながら乗車には乗車券のほか急行券(片道300円)が必要となります。私たちのような「乗り鉄」派のファンにとって見ると「300円で硬券の急行券が手に入って、しかも、列車に乗れる。」という楽しみがあるのですが、一般の乗客の方にはどうなんでしょうか…。S52編成を使用した快速列車ですと「駅で待っていたら、ちょうどこの列車が来たから乗車した。」という方も多く見受けられたのですが、今回、途中駅から乗ってきた人の大半は「明らかに鉄道ファン」と思われる人が多かったような気がします。このあたりが今回の企画をしていただいたしなの鉄道さんにとっても「痛し痒し」というところかもしれませんね…。
 
 さて、列車は「急行」らしい走りで軽井沢駅を目指します。今日は薄曇りながら日差しがあたたかく、絶好の乗車日和です。沿線や駅のホームにも多くの人が急行[リバイバル志賀]を撮影している姿を見かけました。
 小諸駅を発車すると記念の乗車証明書の配布が行われます。個人的には収集はしていないのですが、やはり乗車の記念としてこのような物を配布してくれることはうれしいものですね。

 列車は快調に軽井沢を目指して進んでいきます。浅間山のビューポイントになっている「大曲」を過ぎると列車は信濃追分駅に到着します。その後、改築が進んでいる中軽井沢駅に停車した後、終点の軽井沢駅に到着しました。




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           PHOTO:169系S52編成の車内






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 PHOTO:オリジナルのボックス席からリクライニングシートに変更されています。






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        PHOTO:しっかりとヘッドマークも掲げられました。






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    PHOTO:サボにも「急行」の文字が入り、誇らしげに表示されています。
   





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   PHOTO:天気が良かったため、浅間山もしっかりと見ることができました。




◎軽井沢駅にて…
 軽井沢駅では30分ほど時間があるので「何をしようか?」と思っていたところ、2734Mで軽井沢駅に到着した普通列車がなんと同じ169系を使用するS53編成!ということで、ホームを挟んでしまいましたが、169系同士が並ぶというシーンが実現し、軽井沢駅は撮影会状態に…。私もしっかりと皆さんに混じって撮影をさせていただきました。



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         PHOTO:軽井沢駅に停車中の169系・S52編成






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             PHOTO:駅の連絡通路から撮影






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            PHOTO:169系同士の並びが実現!






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③軽井沢(1056)→屋代(1151) 9637M 急行[リバイバル志賀1号]
(←屋代③ クハ169-19+モハ168-6+クモハ169-6 ①軽井沢→)
 169系同士の並びを撮影した後は車内に入り発車の時を待ちます。往路の2号は閑散としていましたが、首都圏から新幹線で来た人たちが乗り込んで来たせいでしょうか、車内は6~7割程度の乗車率となり、ようやく列車は往年の「急行」らしい賑わいとなりました。

 沿線では往路よりもずいぶんと撮影をする人が増えたようで、いたるところでカメラを構えた人たちを見かけました。この人たちの何割かが乗車に回ってくれれば増収になるのに…と思ってしまうのは「乗り鉄」を趣味にしている私の悪い癖でしょうか…。

 復路は往路とは異なり、途中駅からの乗客もあり車掌さんも急行券の販売に忙しいようです。復路では上田駅を過ぎた時点で記念の乗車証明書の配布が行われました。絵柄については往路と同じものですが、裏面の列車名などはしっかりと異なっており、このような乗車証明書を用意してくれる「しなの鉄道」さんには本当に頭が下がる思いでいただきました。
 その後も列車は「急行」らしい走りを続け、定刻どおりに終点の屋代駅に到着をしました。





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④屋代(1154)→小諸(1237)  642M 115系3連 【S2編成】
(←小諸 クモハ115-1012+モハ114-1017+クハ115-1011 屋代→)
 急行[リバイバル志賀]への乗車はこれで終了。もちろん、この後の4号~3号と乗車してもいいのですが、ここはやはり普通列車に充当されている他の169系に乗車するために移動をします。

 ちなみに、この日はS51編成は戸倉駅の留置線に停まっていましたので、先ほど軽井沢駅で見たS53編成に狙いを絞って移動をすることにしました。
 急行[リバイバル志賀1号]が屋代駅に到着すると同時に、反対側ホームに小諸行きの普通列車が入ってきたので、この列車で小諸駅に移動をすることにしました。




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      PHOTO:小諸駅にはあさま色の183・9系が停車していました。







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⑤小諸(1340)→軽井沢(1404) 768M 169系3連 【S53編成】
(←軽井沢 クモハ169-23+モハ168-23+クハ169-20 小諸→)
 小諸駅ではしばらく待ち合わせの上、13時40分発の軽井沢行きに乗車します。小諸まで乗ってきた列車の乗り継ぎ列車とすると、1本早い12時54分発の766Mにも十分間に合うのですが、766Mは115系3連、こちらの768Mはお目当ての169系3連ですので、やはり少々待ってでもこちらがいいですね。766Mはさほど混雑もせず小諸駅を発車して行ったのですが、こちらの列車はそこそこ混雑をしましたので、やはり169系目当ての乗客って意外と多いのでは…なんて思ってしまいました。
 
 列車設備の関係でこの169系がJR線を走れなくなってしまったときには「169系もこれで引退か…」と言われたのですが、なんとなく今回のダイヤ改正の少し前あたりから169系の運用が復活をしているような感じがします(このへんは調べていませんので、あくまでも私が思っているだけかもしれません。)。事実、こうやって小諸以東には169系を使用した普通列車も走っていますし、(未確認ですが)戸倉駅を発車して軽井沢駅まで走る169系の普通列車もあるようですので、残った169系3編成には末永く活躍をして欲しいものですね…という原稿の下書きをしているうちに列車は軽井沢駅に到着をしてしまいました(やっぱり、列車内にパソコンを持ち込んじゃだめですね…。全然、列車に乗った気がしないです!)。

 軽井沢駅到着後はフリーキップの威力を十分使って、快速[快速軽井沢号]の時刻まで、少々行ったり来たりして時間調整を行いました。





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⑥軽井沢(1508)→長野(1624) 2605M 快速[快速軽井沢号] 115系3連 【S8編成】
(←長野 クハ115-1021+モハ114-1052+クモハ115-1529 軽井沢→)
 軽井沢駅からは、今回の「乗り鉄」のもう1つの目的だった快速[快速軽井沢号]に乗車します。
 この列車は前述のとおり、今回のダイヤ改正により誕生した、しなの鉄道としては初の長野⇔軽井沢間直通快速列車です。上りは長野駅を9時48分に発車し軽井沢駅に11時に到着、下りは軽井沢駅を15時に発車して長野駅には16時28分に到着するという、まさに軽井沢への観光・ショッピングに特化した列車ダイヤとなっています。

 この快速[快速軽井沢号]使用される車両は(残念ながら)普通の115系3連ですが、列車種別幕に「快速」と入ると115系もかっこよく見えるから不思議です。ただ残念なのは快速表示はされているものの、列車名の表示などが一切されていないのがちょっと残念ですね。どこかに列車名を入れてくれれば『商品』として発売できますので、しなの鉄道さんにはぜひ、検討をして欲しいところですし、個人的には、この快速[快速軽井沢号]は「しなの鉄道の看板列車」に育てて欲しいなぁ~と私は思っています。

 さて、列車は本日運転されている急行[リバイバル志賀4号]から乗り移った乗客なども乗り込み、そこそこの乗車率で軽井沢駅を発車します。さすがに快速列車ということで、通過する駅もあることから体感的にも「速く」感じます。長野⇔軽井沢間を普通列車に乗車すると約90分かかるところ、快速列車では74~6分で走りきりますので速く感じますし、なによりも便利ですね。

 小諸駅付近までは起きていたのですが、その後は暖かな車内のせいでしょうかうとうととしてしまい、気が付くと篠ノ井駅到着間近でした。その後、快速[快速軽井沢号]は今井駅と安茂里駅を通過し、定刻どおり長野駅に到着し、本日の「乗り鉄」はこれで無事終了です。今日は1日どっぷり「しな鉄」にはまりました…。





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      PHOTO:残念ながら列車名はどこにも表示されていませんでした。







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   PHOTO:軽井沢駅では急行[リバイバル志賀号]との並びも実現しました。




 169系に一番相応しい列車種別は間違いなく「急行」なのに、なぜ、「急行」という名勝を使用しないのか?ということについては諸説が飛び交っており、最終的な真実についてはいまだ不明なのですが、一説によると「急行」という名勝を使用するのにはJR側の承諾が必要である…ということを聞いたことがあります。
 ただ、今回はどのような経緯で「急行」という名称が使用できるようになったのか不明ですが、「急行」という表示ができるようになったことで、しなの鉄道の169系に、また新たな魅力が加わったのではないかと思います。
 「急行」という名称が今回限りのものか、継続して使用していくのかは不明ですが、やはり湘南色の169系に似合うのは「急行」ですね!



【乗車日:平成24年3月20日(火)】鉄道コム鉄道コム

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    2週間ぶりの「青春18キップ」での「乗り鉄」です。
 私が応援するサッカーチームの試合が横浜で行われましたので、応援に行くついでにちょっと足を伸ばして、首都圏で未乗車区間として残っている「相模線」の乗車をしてきました。




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①松本(539)→高尾(931)  424M 115系6連【C13編成】
(←高尾 クハ115-1127+モハ115-1071+モハ114-1134+モハ115-398+モハ114-424+クハ115-1224 松本→)
 今回の「乗り鉄」は、松本から高尾まで走る長距離普通列車の乗車からスタートです。この列車には松本車両センター所属の115系6連C編成が充当されます。
 このC編成の中にもシートの背もたれが低いシートクッションが硬め「更新車」と、モケットのみを灰色に張り替えた「アコモ改善車」の2タイプがあるのですが、個人的にはクッションが柔らかい「アコモ改善車」が私の好みなのですが…。そんなことを考えているうちに列車が松本駅に入線をしてきました。本日乗車する424MにはC13編成・アコモ改善車が充当されましたので、(おかげさまで)柔らかなボックス席に座っていくことができました。

 列車は松本駅を定刻に出発します。乗車率は10~20%といったところでしょうか…、まあ、休日のこの時間ですからこんなもんでしょうね。
 列車は快調に進みます…と書きたいところですが、この日は温度が急上昇したことにより、昨夜から降り続いた雨が急激に蒸発をしはじめたせいでしょうか、沿線一体に霧が立ち込め極めて視界が悪くなったせいでしょうか、列車は速度を落としながらの運転が続きます。ただ、列車は遅れが生じるものの、駅での停車時間で遅れを取り戻せるため、結果的には終着の高尾駅には定刻どおりの到着となりました。

 この列車、朝一番で首都圏に向かうため、途中、日野春、甲斐大和、四方津駅の3か所で特急の追越退避が行われます。その停車時間が勿体ない…という人には薦められませんが、特急画通過していくシーンを写真に納めたいというマニアの方にはうってつけの列車です。参考まで…。





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     PHOTO:甲斐大和駅では特急[スーパーあずさ4号]の退避を…






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  PHOTO:中央線にはスイッチバックだった駅がいくつもあります(笹子駅)。
  


       


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    PHOTO:スカ色の115系も目にする機会が減ってきました(大月駅)。






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    PHOTO:四方津駅では特急[かいじ104号]の退避を行います。






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②高尾(932)→八王子(938) 962T 中央特快 E233系10連
 高尾駅からは中央線快速のE233系で八王子へ移動します。






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③八王子(940)→橋本(952) 914K 205系8連【H5編成】
 八王子駅からは横浜線に乗換え、相模線の始発駅となる橋本駅を目指します。
 横浜線には205系が使用されていますが、首都圏を走る列車の多くがE231系やE233系に置き換えられてきていますので、さすがに205系に乗車すると「古くなったなぁ~」と思ってしまいます。






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④橋本(1007)→茅ヶ崎(1104)  1080F 205系500番台【R4編成】
 橋本駅からは今回の「乗り鉄」のメインとなる相模線に乗車して茅ヶ崎駅を目指します。実は私、大学生時代の4年間を厚木市で過ごしており、相模線は身近にあった存在だったのですが、ちょうど大学生の頃は鉄道趣味から離れており、ついに一度も乗車することがありませんでした。当時の相模線にはキハ30・35系が走っていたわけですから、今、考えると「惜しいことをしてしまった…。」と思っています。

 さて、現在の相模線は既に電化をされておりディーゼルカーどころか205系でも最終増備車となった205系500番台車4連が走る路線となっています。
 この205系500番車ですが、概観は従来の205系とは大きく異なり、先頭車を見ると「地下鉄に乗り入れるために貫通扉を設けているのかな?」と思えるような作りとなっています(実際には貫通扉ではなく、そのように見えるデザインとなっています。)。
 ただ、ひとたび車内に入ってしまうと、そこはやはり205系!若草色のシートの色が205系であることをしっかりとアピールしていました。

 列車は座席定員の5~6割りの乗客を乗せて橋本駅を出発します。しばらくの間は横浜線と平行して走る形ですが、その後、相模線は進行方向を南西に変え、新興住宅街を走って行きます。
 私は「相模線」というのは首都圏の都市と都市の間を結んでいるので、当然「複線」だと思っていたのですが、全線単線なんですね。そのため駅で列車交換をする停車時間がけっこう取られており、なんとなくこの時間が少なくなれば時間短縮にもなるのに…と思ったり、こういう路線だからこそ、途中駅を通過する快速列車が走っていてもいいのでは…と思いをめぐらせながら乗車を続けました。

 列車は小田急線との乗換駅となる厚木駅を過ぎ、東名高速、東海道新幹線をくぐりながら茅ヶ崎駅を目指します。寒川駅からは高校生達がどどっと乗り込んできて、ここまで静かだった車内も賑やかになります。
 寒川駅を出てしばらく走ると周りに道路やビルやらがぐくっとと近づき、そのうちにJRの線路が近づいてくると、間もなく終点の茅ヶ崎駅に到着します。

 この路線、仮に八王子駅から茅ヶ崎駅までの間を30分程度時間で抜けることができるようになれば、中央線から東海道本線へのバイパスとしての利用価値が上がるような気がするのですが、さすがにそれは難しいことなのかな?と思いつつ、相模線の列車をあとにしました。







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⑤茅ヶ崎(1110)→横浜(1136) 826M E231系15連
 茅ヶ崎駅からはサッカー競技場のある横浜まで東海道線で移動します。最新鋭のE233系3000番台車を期待したのですが、残念ながら普通のE231系でした。
 このE231系の普通列車ですが、当然のように東海道線では120Km/H運転を行っていますが、普通列車の120Km/H運転って凄くないですか?(絶対、長野じゃ考えられません!)。
 しかも185系特急がモーター音を金きり立てて通過していくのに、E231系はスムーズな音で走り去っていく姿を見ると、時代の流れを感じてしまいますね…。




◎このあとはニッパツ三ッ沢球技場で「Y.S.C.C.VSAC長野パルセイロ」の試合を観戦しました。試合結果が記になる方はこちら…http://tomodaciya221-2.at.webry.info/201203/article_6.html






⑥横浜(1524)→八王子(1613)  1529K 快速 205系8連
 横浜駅までバスで戻り、ここからは横浜線の快速列車で八王子駅に戻ります。
 なにせ、横浜駅の西口にバスが到着したのが15時22分。猛ダッシュでなんとかギリギリで乗車することができました(この列車に乗り遅れると、松本の到着が1時間45分違ってきます…。)。







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⑦八王子(1617)→松本(2000) 445M 115系6連【C1編成】
(←松本 クハ115-1084+モハ114-1129+モハ115-1066+モハ114-1128+モハ115-1065+クハ115-1123 高尾→)
 八王子駅でも乗換時間がわずか4分!こちらも階段ダッシュによりなんとか乗り継ぎに成功しました。残念ながら列車は混雑をしており座わることはできませんでしたが、この列車にさえ乗り継ぐことができれば8時には松本駅に到着しますので、まずは、ほっと一安心。
 結局、座っていけたのは大月駅からでしたが、大月駅からは1人でずっと1ボックスを使用できましたので、松本までゆったりと普通列車の旅を満喫することができました。



 今回は「サッカー観戦」がメインだったのか「乗り鉄」がメインだったのか、自分でもよくわかりませんが、今回は乗り継ぎ時間がほとんどない「乗り鉄」でしたので、満足な写真も撮ることができず、また、車内の観察もできなく、ちょっと不満足な「乗り鉄」となってしまいました。貴重な205系500番台車に乗車したのですから、もっとゆっくりと乗りたかったですね。ただ、相模線が中央線と東海道線のバイパスとして使えることがわかりましたので、機会があればもう一度どこかで乗車を…と思っているところです。


【乗車日:平成24年3月18日(日)】鉄道コム
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※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。


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 JR東日本から富士急行に譲渡された205系が、富士急行6000系となって再デビューを飾ることになりました。
 運行記念イベントは3月18日(日)に行われるようですが、2月29日(水)から運用に入っているということなので、長野総合車両センターで一次改造を施された205系が、どのような変化を果たしたのか…?ということを確かめに、青春18キップを利用して見学兼乗車に出かけてきました。




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①松本(941)→甲府(1139) 436M 115系3連【N3編成】
(←甲府 クモハ115-1008+モハ114-1013+クハ115-1008 松本→)
 松本からは115系に乗車して甲府駅を目指します。
 この時間帯の甲府行きは3両編成で、しかもこれから乗車する列車は長野駅始発の列車なので混雑を予想していたのですが、乗客の大半が松本駅で下車したため、余裕で座ることができました。座ってしまえばあとは時間さえ経過すれば甲府駅ですので、久しぶりの青春18キップの楽しみました。





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②甲府(1140)→大月(1229) 546M 115系6連【C2編成】
(←大月① クハ115-1125+モハ115-1068+モハ114-1131+モハ115-1069+モハ114-1132+クハ115-1086 ⑥甲府→)
 甲府からは同じ115系ですが6両貫通編成を使用する大月行きに乗車します。甲府駅での乗り換え時間がわずか1分しかありませんが、同じホーム上での乗換えということで、余裕で乗り換えもすることができましたし、なによりも3両から6両編成になったこともあり、甲府駅から大月駅までボックス席に1人で座って移動することができました。





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③大月(1308)→河口湖(1409) 6000系3連
(←富士山① クモハ6501+モハ6601+クハ6551 ③大月→)
 ※富士山→河口湖間は逆向き編成
 甲府から乗車してきた普通列車が大月駅に到着する少し前から、進行方向右手の富士急行線にお目当ての6000系は既に停車をしています(これが綺麗だなんて…。)。
 大月駅到着後、早速、フジサン特急デビュー10周年を記念した「フジサン特急フリーキップ」を購入して6000系の撮影を行います。

 その後、一度、大月駅を出で、駅近くの誇線橋まで移動し[フジサン特急]の発車シーンなどを撮影します。その後、再び、駅に戻り6000系の細部を写真に収めてから列車に乗ります。

 さて、この富士急行に新たに導入された6000系ですが、車内・外はJR時代の205系から大幅に変更されていますが、機器類等に変更はありませんので、ドアを開けるときの「ピンポ~ン♪、ピンポーン♪」なんて音は205系のままですし<span style=color:#00c>(この部分ですがご指摘がありました。このピンポ~ンという音はE233系の音ですね。失礼いたしました。)</span>、電車のモーター音なども205系そのものですから、乗車しているとなんとなく不思議な気もするのですが…なかなか良い車両です。

 なによりも列車に乗っていても見るべきところが多い列車で、壁のポスターを見ているだけでも2~3駅は過ぎてしまいます(将来的にはここには広告が入るのかな?できればこのまま6000系のポスターを飾っておいて欲しいところですが…。)。

 6000系普通列車は淡々と河口湖を目指して進んでいきます。ご存知のとおり富士急行線は上り勾配の厳しい路線です。特に三つ峠駅を発車すると間もなく最大の難所である40‰の上り勾配を迎えるのですが、6000系はこの区間を楽々と登っていきましたのです、205系が元々持っていたポテンシャルもたいしたものです。ちなみに三つ峠駅から次の寿駅までの間に標高が90m上がるそうで、列車に乗っていても斜めに上っていることを感じ取ることができます。
 
 6000系普通列車は富士山駅で停車し、この後は向きを変えて河口湖駅を目指します。
 富士山駅に停車中も多くの乗客が、この新しい車両にカメラを向けます。あまり宣伝がされていないような感じだったのですが、地元の方々は良く知っているようで「この間デビューした列車だね。」とか「今日は試運転じゃないんだ。」なんて会話を聞くことができました。

 進行方向が替わり、左手に富士急ハイランドのジェットコースターが見えてくると間もなく富士急ハイランド駅です。ここから河口湖まで乗車する人がいるのかな…?と思ったのですが、結構多くの人が乗ってきて少々驚きでした。
 列車は富士急ハイランド駅をあとにしてしばらく進むと終点の河口湖駅に到着します。河口湖駅の側線には今まで富士急行の主力として活躍してきた1000系のほかに6000系の第2編成の姿も確認できました。新たにデビューした車両があれば、必ず引退する車両が発生するのが世の常。このまま6000系の増備が続くと引退するのは1000系なのか?それとも富士急行オリジナルの5000系なのか?しばらくは富士急行から目が話せませんね。


      

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        PHOTO:このブルーの色が鮮やかで目を引きます。






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  PHOTO:FCTというロゴが車体のあちこちに入っています。






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             PHOTO:ドア部は外側が青色…






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           PHOTO:内側も青色で統一されています。






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      PHOTO:吊り輪も木製のように見えますが…たぶんプラスチックですね。
※この部分、ご指摘をいただきました。吊り輪は「木製」だそうです。訂正をさせていただきます。







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         PHOTO:改造は「東日本トランスポーテック」が担当






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      PHOTO:運転台には大きな変化が無いように見えますが…。






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      PHOTO:40パーミルを楽々と登っていく6000系です。






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       PHOTO:富士山駅にはクモハ169もまだ残っています。






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   PHOTO:河口湖駅の側線には第2編成と思われる車両が留置されていました。







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④河口湖(1421)→下吉田(1433) 6000系3連
 河口湖駅では6000系の車内を中心に撮影を行い、「下吉田ブルートレインテラス」の見学をするため下吉田駅まで乗車しました。

 6000系の車内ですが、当然のことながらシートモケットは205系のものからオリジナルのシートモケットに替えてありますが、号車ごとにレイアウトが若干違うため見た目の印象がだいぶ異なります。



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           PHOTO:1号車・クモハ6501の車内






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           PHOTO:2号車・モハ6601の車内

 




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          PHOTO:3号車・クハ6551の車内





 また、6000系の車内ですがドア横には6000系をデザインしたポスターが飾られています。これも号車ごとに意匠が異なっていますし、同じポスターが2枚とありませんので、これをコレクションするだけでも楽しいのでは?と思いました。時間の関係で2号車のポスターの一部しか撮影できませんでしたが、ぜひ、ご覧ください。


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 下吉田駅では「ブルートレインテラス」の見学をします。その模様はこちらにあります…http://tomodaciya221-3.at.webry.info/201203/article_6.html






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⑤下吉田(1505)→富士山(1516) [トーマスランド号]
 下吉田駅で「ブルートレインテラス」の見学と「」でのティータイムを楽しんだ後は、富士山駅まで移動します。ここから乗車したのは富士急行オリジナルの5000系を使用する[トーマスランド号]に乗車します。さすがにこの列車は小さな子供が多く乗っていました。



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      PHOTO:トーマスランド号は富士急唯一のオリジナル車両です。







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⑥富士山(1517)→大月(1554) [フジサン特急12号]
 富士山駅では本日購入した「フジサン特急10周年記念限定版・フジサン特急フリーキップ」の特典を利用するために下車します。

 今回の限定キップにはいろいろな割引等が受けれる特典がついているのですが、その中でも富士山駅待合室内「ふじやまたいやき」で限定キップを提示すると、お好きなたい焼き1個+珈琲1杯がなんと223円(フジサンの語呂にあわせているわけですね…)で購入できる特典が付いているのです(定価は360円だそうです。)。この記事を長野の自宅で見たときから「絶対に立ち寄ろう!」と決めていましたので、[トーマスランド号]を降りて一直線に向かいました([トーマスランド号]は富士山駅に15時9分頃に到着します。)。

 本当は、「ゆっくりとたい焼きを食べて、珈琲を味わって…。」と思っていたのですが、たい焼きは包み紙に入れてくれましたし、珈琲も蓋付きのカップでしたので、このままテイクアウトをして[フジサン特急]に乗車することにしました。

 しかし、この[フジサン特急]ですが、ゆったりと乗車できて最高ですね!小田急の20000形RSE導入の噂もあるようですが、ぜひ、このまま[フジサン特急]も残して欲しいですね。



 
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      PHOTO:車内はグリーン車並みのソファシートが並びます。



  


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  PHOTO:今回使用した「10周年記念限定版・フジサン特急フリーキップ」






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⑦大月(1616)→甲府(1706) 347M 115系6連【C2編成】
(←甲府⑥ クハ115-1086+モハ114-1132+モハ115-1069+モハ114-1131+モハ115-1068+クハ115-1125 ①大月→)
 大月からは甲府行きの普通列車に乗車します。この列車、甲府→大月という短区間の列車なので豊田車両センターに所属しているスカ色の115系ではないか?と期待をしていたのですが、残念ながら長野色の115系、しかも午前中に乗車した列車と同じ編成でした。
 これで、今日は115系の普通列車を4本乗車する予定なのですが、すべて長野色の115系ということになってしまいました。
 列車はさすがに6両という長大編成のため、ゆっくりと1人でボックス席に座って移動することができました。






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⑧甲府(1720)→松本(1928) 443M 115系3連【N24編成】
(←松本 クハ115-1020+モハ114-1029+クモハ115-1021 甲府→)
 甲府からは松本行きの普通列車に乗り換えます。今まで6両だった編成から3両編成の列車に乗り換えるわけですから、混雑するのは当然!講まで乗車してきた列車を足早に降りて、普通列車の乗口に並びます、素早い行動が功をそうし、入口ドア横のロングシート部に座るとことができましたので、これで余裕を持って乗車することができます。
 甲府駅を発車する時点では大混雑の列車でしたが、竜王駅と韮崎駅で大勢降りたため、今までの喧騒が嘘のように車内もだいぶ静かになり、おかげでゆっくりと2時間の列車旅を過ごすすことがてきました。
 今月のダイヤ改正で飯田線を走る119系が引退となり、長野県内を走るJR東海の車両はひとまず近代化が終了することになりますが、一方のJR東日本は未だ主力たる普通列車が115系ということで、だいぶ格差が生じてしまいましたので、ぼちぼちJR東日本にも頑張って欲しいところですね。


 富士急行・6000系…今まで通勤列車で使用されていた列車がここまで替わることができるのか…?と思えるほどの変身を遂げた元JR205系、現在、富士急行6000系。
 まさに『水戸岡マジック』ですね。この言葉を列車に乗車している子供たちが、そしてホームで撮影をしている地元の子供たちが言っているわけですから、富士急行には「水戸岡イズム」がしっかりと浸透してきているんだな…と感じた1日でした。



※参考:富士急行6000系の甲種輸送の撮影記はこちら…
 第1回目(H23.9.30)…http://tomodaciya221-3.at.webry.info/201109/article_47.html
 第2回目(H24.1.20)…http://tomodaciya221-3.at.webry.info/201201/article_37.html


【乗車日:平成24年3月4日(日)】鉄道コム鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。




 本日、中野市で行われた「長野電鉄長野線シンポジウム」を聴講した後は、久しぶりに長野電鉄が誇る特急[ゆけむり]と特急[スノーモンキー]の乗車を楽しむことにします。

 14日(火)に東京に行って乗車した、京成の特急[スカイライナー]のスピードは凄かった、西武鉄道のレッドアロークラシックはお洒落でモダンだった、新型のN’EXもスマートでかっこよかった、前月乗車した富山地方鉄道のアルプス・エキスプレスも水戸岡デザインで素晴らしかった、本当にどの列車もぜ~んぶ良かったですが、やっぱり凄さで言えば長野電鉄にはかないません!

 なんといっても小田急のロマンスカーとJR東日本の成田エクスプレスが同じ路線を走っているんですから…。信じられます?
 しかも特急料金は終点まで乗車してもたった100円!小田急時代には手に入れることが絶対無理に近かったロマンスカーの展望席だって、始発駅でちょっと早めに並べば確実にゲットできるんです。JR時代には高くて絶対に乗車出来なかったN’EXの個室グリーン車がたった1,000円で乗車できるんです。
 これはもう乗るしかないでしょう!ということでシンポジウム参加者(事前申込者)には2日間有効のフリーキップを1,000円で販売してくれましたので、本日はこれを使用して特急[ゆけむり]と特急[スノーモンキー]の乗車を楽しみます。




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①信州中野(1211)→長野(1245)  8A 特急[ゆけむり] 1000系4連
 ひとまずシンポジウム会場をあとにして、湯田中に行こうか?長野に行こうか?と考えたのですが、答えが出る前にちょうど長野行きの特急[ゆけむり]が来ましたので、ひとまず長野に戻ることにします。
 特急[ゆけむり]は元小田急のロマンスカー10000形HiSEです。塗色が一部代わり編成長もだいぶ短くなってしまいましたが、展望席を前後に備えたハイデッカー車両は魅力十分ですね。長野までは2号車に座ってゆったりと戻りました。


 
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       PHOTO:クッションが柔らかいシートが気持ちいいです。






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②長野(1338)→湯田中(1422)  9A 特急[ゆけむり] 1000系4連
 長野駅に到着後は一度駅を出て買い物と昼食をとってからホームに入ります。
 この時の時刻が1時10分なのですが、これから乗車する特急[ゆけむり]の先頭展望車には誰も並んでいません。…ということでいとも簡単に展望車の先頭席に座ることができました。この席で湯田中駅までの約45分間の乗車を楽しみます。
 しかし、小田急時代にはプラチナチケットといわれたロマンスカーの展望席を、わずかな努力で誰もが手に入れることができる「全席自由席」というこのシステムは最高ですね

 普段は進行方向のどちらかしか見ることができない景色も、180度以上のワイドビジョンで見渡すことができ、いつもの景色も新鮮に見えます。また、運転士が盛んに鳴らす警笛の意味もよくわかります(今回も乗車している途中で猫が飛び出てきたシーンがありましたし…。)。

 信州中野を過ぎると周りの景色もガラッと変わり標高が上がってきていることが誰もがわかります。ここまではチラチラとしていた雪もいよいよ本降りとなってしまい、さすがの展望席も雪にはかないません。





           PHOTO:信号が青に変わり長野駅を出発します。






            PHOTO:地下部から地上に出て行きます。






         PHOTO:この席からみる風景は新鮮そのものですね。






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        PHOTO:信州中野駅を過ぎると一面銀世界となります。






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          PHOTO:湯田中駅に到着した特急[ゆけむり]





◎湯田中駅では次の特急[スノーモンキー]の発車まで1時間以上ありますので、湯田中駅に隣接されている楓の湯へひとっ風呂浴びに行ってきました(入浴料300円って、街中の銭湯より安いような気がします。)。

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③湯田中(1556)→長野(1640) 14A 特急[スノーモンキー] 2100系3連
 湯田中から駅は元JR東日本の253系N’EX改め特急[スノーモンキー]で長野に戻ります(長野駅ではなく権堂駅までですが…)。
 今日はシンポジウムに参加した関係でフリーキップが安く手に入りましたので、帰りは奮発して個室グリーン車に乗車して帰ります。
 しかし、この座席、何度乗っても思うのですがまさに「リムジンシート」ですね。サラリーマンがこんな贅沢なシートの列車に乗ってもいいのか?と思えるほど豪華なのですが、これがわずか1,000円(1人の料金ではなく、1室の料金です。)で乗ることができますので、ぜひ、空いているときには皆さんに乗車をして欲しいですね。

 このグリーン個室はクハ車の車端にあるためとても静かなのも良いですね。あまりにも静かなのでうとうとしてしまいました。



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   PHOTO:3号車のリクライニングシート(1・2号車は集団見合いシート)






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           PHOTO:個室グリーン車を奮発して購入!






         PHOTO:本日使用したフリーキップと個室グリーン券



 JR東日本が誇る看板特急(N’EX)と小田急のロマンスカーが競演する地方私鉄、それが『長野電鉄』です。しかも3月末頃まではオールドタイマーの2000系もこの競演に花を添えていますので、ぜひ、全国から乗りに来て欲しいですね。
 『私鉄の料金は高い!』と思われがちですが、長野電鉄では3月3日から4月1日までの間、「ぶらり北信濃ひな巡りフリーキップ」というワンデー・フリーキップを1,500円で販売しますし、中学生・高校生の方なら(往復切符となってしまいますが)たったの500円で「青春ホリデーチケット」という切符が購入できます。しかもこの「青春ホリデーチケット」は特急列車にも特急料金不要で乗車できるという優れものですので、特急[ゆけむり]で湯田中駅まで行き、楓の湯で足湯に浸り(足湯だけなら無料です。)、帰りには特急[スノーモンキー]に乗って長野に戻ってもたったの500円!もうこれは春休みには長野電鉄の特急[ゆけむり]&特急[スノーモンキー]に乗車をするしかないでしょう!ぜひ皆さん長野に!!


【乗車日:平成24年2月18日(土)】鉄道コム鉄道コム

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