TOMODACHIYA鉄道日記

 私が撮影した列車や乗車した列車の記録をアップさせていただいています。  基本的には「不定期更新」となっていますので、あしからずご了承願います!

カテゴリ: 2008年度

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。写真がありませんが、よろしければご覧ください(by管理人)。

※文字数制限の関係で前編からの続きです。



③村上(1510)→新津(1730) 9826レ 快速[SL村上ひな街道号]
(←新津 C57-180 ⑦スハフ12-102+オハ12-315+オハ12-316+オハ12-1701+オハ12-314+オハ12-313+スハフ12-101① 村上→)
 帰路も快速[SL村上ひな街道号]に乗車します。この列車、往路と復路では行程が異なっており、復路は新津駅が終着となります。羽越本線の新発田-新津間をSLに乗車するのも珍しいことと思い、復路もこの列車に乗ってみることにしました。
 一般的に、このような列車の場合、往路は混雑するが帰路は空いているというパターンなのですが、今回は帰路も結構な数の乗客が乗っています。

 いろいろなイベント列車に乗りましたが、今回ほど盛大な見送りを受けたことがないような気がします。ホームには潮太鼓の威勢の良い音が響きわたり、そんな中、1日駅長、出迎えをしてくれた生徒さん、トッキッキ、踊りをしていただいたかたを始め、本当に多くの人が見送る中、列車はゆっくりと村上駅を発車しました。
 復路もあいかわらずゆったりとした速度で進みます。ただ、途中の停車駅は坂町と新発田だけという、ここだけは特急並です。

 2番目の停車駅となる新発田では20分以上の長時間停車となります。後続の特急[いなほ]または新潟行きの普通列車に乗車すると早く帰れるためでしょうか、ほとんどの乗客はここで下車してしまいました。列車内は本当に回送列車のようです。私はこの先の羽越本線をSLに乗車するのが目的ですので、新発田駅でじっくりと撮影をしてから車内に戻り出発を待ちます。1両に10名程度しか乗っていませんので、空いてるボックス席に座って景色を見ながらゆったりとした時間を過ごします。途中の月岡でも列車交換のための20分以上の運転停車がありましたが、先週まではキハ52や58が走っていた線路にもキハE120が走っているという事実をこの目で確かめることができましたので、収穫にある停車でした(できればホームに出たかった。)。

 月岡を出て信濃川をわたると間もなく終着駅の新津です。羽越本線は磐越西線とは反対方向から新津駅に入りますので、この時点で編成の向きが変わったことになります。したがって、明日は今日とは反対向きの編成で列車は運転されることになります。…ですから運転日が連休中の3日間ではなく2日間だけなのでしょうか?





④新津(1741)→長岡(1836) 1352M 115系5連【S7+N16編成】
(←長岡 クモハ114-1515+クモハ115-1556+クハ115-1075+モハ114-1111+クモハ115-1063 新津→)





⑤長岡(1918)→直江津(2043) 1356M 115系3連【N28編成】
(←直江津 クハ115-1074+モハ114-1109+クモハ115-1062 長岡→)
 新津からは淡々と普通列車を乗り継いで直江津を目指します。今回は新津か乗った編成も長岡から乗った編成もアコモ改善を行った車両でしたが、このアコモ改善を行った車両はシートが硬すぎますね。朝、早かったせいでしょう、車内でうとうとしているうちに無事、直江津駅に到着しました。




 久しぶりに気持ちの良いイベントに参加しました。イベント列車というと到着したときは盛大に迎えてくれるのですが、帰路にはなんにもなし…というのが多いので、特に今回は感激しました。
 今回は私1人でしたが、次は奥さんと娘を連れて来たいと思わせるイベントと街でした。




【乗車日:平成21年3月20日(金)】鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。写真がありませんが、よろしければご覧ください(by管理人)。



 さて春の三連休です。青春18キップを購入してから1回しか使用していませんし、子供たちも妻と一緒に妻の実家に遊びに行っていますので、今日は1日を目一杯使って出かけることにしました。
 今回は快速[SL村上ひな街道号]をメインに乗車します(※今回は青春18キップを使う予定でしたが、急行[きたぐに]に乗車する関係で、「えちごツーデーパス」を使用しています。)。




①直江津(617)→新潟(829) 501M 急行[きたぐに] 581・3系12連【B2編成】
(←新潟⑫ クハネ581-35+モハネ583-78+モハネ582-78+モハネ583-88+モハネ582-88+サロネ581-6+サロ581-103+モハネ583-73+モハネ582-73+モハネ583-74+モハネ582-74+クハネ581-28 ①直江津→)
 快速[SL村上ひな街道号]の新潟駅発車は9時15分という、なんともやるせない発車時間です。何が「やるせない」かというと、新井駅を6時55分に発車する快速[くびき野1号]では新潟到着が9時16分となってしまい、直前に[SL村上ひな街道号]は発車してしまっています。快速[SL村上ひな街道号]の発車をあと2分遅らせてくれれば…と思っても仕方がありませんので、今回は直江津駅まで車で行き、新潟まで急行[きたぐに]に乗車して新潟を目指すことにしました。

 …なんてことを思いながら急行[きたぐに]を待っていたのですが、直江津駅に入ってきた急行[きたぐに]の編成を見た瞬間「ラッキー!」と思ってしまいました。なぜかというと、今日の急行[きたぐに]は通常の編成ではなく、波動用のB2編成・別名「シュプール&リゾート編成」が使用されていたからです。自由席や寝台車については通常の編成とは大きく異なるところはないのですが、グリーン車は大きく異なっています。通常の編成のグリーン車では片側2列のシートがずらっと並ぶだけなのですが、この「シュプール&リゾート」編成は座席がわずか24席(4席×6列)とかありません。そのかわり車内の両端にはミニサロンが設けられています。このミニサロンには大型のテーブルがあるためグループで食事するときや、私のように車内で書き物をするにはとても重宝します。せっかくのミニサロンがありますので、今日はここに座って新潟を目指します(ちなみにグリーン車の乗客は6名しかいませんでした。)。

 まだ夜が開け切らない直江津駅を提示に出発します。直江津駅で確認したところ自由席・寝台車ともかなりの人が乗車しているようで、さすがに三連休の初日です。急行[きたぐに]は信越本線の一番列車の役目を果たすため、停車する各駅からも結構な数の人が乗ってきます。その人たちの中には自由席の位置が分からず、寝台車に乗車してしまい、普通車に移動するためにグリーン車を通路代わりとして通り抜ける人がいますが、グリーン車に乗っているほうにとっては高いお金を払って静粛性や快適性を求めているわけですから、このような行為はやめて欲しいところです。

 長岡駅では新幹線が接続するため多くの乗客が降りましたが、グリーン車の乗客は誰も降りません。この6人手元にはデジタルカメラがあり、テーブルには時刻表を出していますのでたぶん同じ目的で乗っていることが予想されます。
 長岡駅を出発すると完全に通勤・通学列車となり、どの駅でも多くの人が自由席には乗ってきます。特に新津駅から先は快速列車となりますので、自由席は大混雑をしているようでした。その新津駅の停車時間で、これから新潟駅へ回送される[村上ひな街道号]の編成を撮影することもできラッキーでした。

 このあと急行[きたぐに]は亀田駅に停車したのち、新潟車両センターを右手に見ながら、定刻どおり新潟駅に到着しました。





②新潟(915)→村上(1103)  9929レ 快速[SL村上ひな街道号]
(←村上 C57-180 ①スハフ12-101+オハ12-313+オハ12-314+オハ12-1701+オハ12-316+オハ12-315+スハフ12-102⑦ 新潟→)
 新潟駅に到着したところ快速[SL村上ひな街道号]の入線までに時間がありましたので、ホームの端で快速[SL村上ひな街道号]の入線を待ちます。さすがにSL人気は衰えを知らないようで、SLが到着する場所には家族連れや子供連れが大挙して押しかけてきました。入線した快速[SL村上ひな街道号]にはオリジナルのヘッドマークがついていますが、SLの写真を…と思ったのですが、先ほどの家族連れ等が記念撮影に入ってしまい、ヘッドマークすら取れない状況が続きましたので、撮影はこの先できる駅もあると思い、若干の撮影後、車内に入って出発のときを待ちます。

 さて、車内ですがあいかわらずロマンムードがあふれる内装とシートが並んでいます。個人的には車内が暗すぎると思っているのですが…。乗客も結構乗っています。ただ、私が乗車した3号車だけはガラガラの状態です。もしかすると団体用に確保していたシートで、直前になって放出された分かもしれません。そのおかげでしょうか、私のボックスには誰も乗ってきませんでしたので、ゆったりと過ごすことができました。

 快速[SL村上ひな街道号]が長めの汽笛を発して、定刻に新潟ホームを出発します。今年初めての運転のためでしょうか、線路脇やビルの窓からも多くの人が手を振って列車を見送ってくれます。
 SL独特の脈動を伴いながらの進行もたまには良いものです。列車は新潟車両センターの手前で信越線と別れを告げ左方向に進路を変えます。そうすると左手にはJR貨物の東新潟機関区が広がってきます。ここには普段長野では見ることができないEF510型EL、DD51型DLやワム(貨車)なとが置かれており、私のような人にはたまらない光景が続きます。

 さて、イベント列車となると車内での配布物も気になるところですが、今回はC57復活運転10周年記念ということで、新津運輸区の社員さんが作成した「オリジナルSLカード」の配布と村上市から「村上の人形さま巡り」を記念しての「オリジナルはがき」が村上東中学のみなさんからのプレゼントされました。
 列車はゆったりとしてリズムで進み、まず最初の停車駅となる新発田に到着しました(余談ですが、私、社会人になるまで「しばた」と読めませんでした。)。新発田駅には1番線到着ということで、ここでようやく編成写真を撮影することができました。

 約8分の停車の後、快速[SL村上ひな街道号]はゆっくりと進みます。この区間をSL列車が走るのも1年に1回、この時期だけだからでしょうか、多くの人が沿線に出てきて列車を見送ってくれています。列車はまもなく2番目の停車駅となる坂町に停車しました。停車時間が短いので外に出ませんでしたが、三脚を持った鉄道ファンが多く下車したようです。これは、この列車は村上到着後、一度坂町まで回送され、坂町駅に残っている転車台を使ってC57の向きを換えなくてはならないためです。どうやらそのシーンをおさめようと思っている人が多いようです。

 短い停車後、SLはあいかわらずゆっくりとした速度で最後の停車駅となる村上を目指します。新潟からここまでの間、厳しい勾配はありませんので、もう少し早く走れると思うのですが、どうしてこんなにゆっくりなんだろう…と思っているうちに列車は村上駅に到着しました。

 村上駅では歓迎ムード一杯です。改札口にはお内裏様とお雛様の姿をした子供がトキ(ときめき新潟国体のマスコットで「トッキッキ」と言うらしい…。)や1日駅長と一緒に私たちを迎えてくれます。また、列車の降り口には「村上市の中高一貫校」の中学2年生の生徒さんたちが、「人形さま」のように着物を着て迎えてくれてパンフレットを配ってくれています。また、ホームには踊りや太鼓も披露されており、盛大に出迎えをしていただきました(正直言えば少し恥ずかしかったですね。)。
 



◎村上にて
 村上では4時間ほど時間がありますので市内の散策に出かけます。
 村上市は昔ながらの町屋が残っており、その町屋では代々伝わる人形が存在しているといわれています。人形は、いわばその家の宝というわけで、村上の人々に大切に扱われてきたとのことです。その家宝ともいえる人形を、この時期だけに限って観賞ができるようにということで「町屋さまの人形さま巡り」が行われています。
 特段、人形に興味があるわけではありませんが、せっかく村上まで来ましたので少し見学に出かけることにしました。

 その後は「イヨボヤ会館」に向かいます。「イヨボヤ」というのは村上地方の言葉で「鮭」のことです。この会館は正直楽しいです。入館料が600円かかりますが子供から大人まで楽しむことができます。

 次は「おしゃぎり会館」です。「おしゃぎり」とはやはり村上の言葉で、祭りに引き回される山車を意味しているそうです。
 …と街中を散策しているうちに、帰りの快速[SL村上ひな街道号]の回送の時間が近づいてきましたので駅に戻ることにしました。…今日は本当によく歩きました。


※文字数制限の関係で後編に続きます。

【乗車日:平成21年3月20日(金)】鉄道コム


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 乗車記というほど大げさなものではないのですが、昨日から使用している「信州北回廊パス」の有効利用を図ることを目的に、現在まで乗車したことのない長野電鉄の8500系に乗車して須坂駅まで1往復してきました。



①長野(1422)→須坂(1450) 8500系・3連【T2編成】
(←須坂 8502+8552+8512 長野→)
 今回の乗車目的は「乗ったことのない8500系に乗る!」というのが目的でしたので、8500系が来るまで待つつもりで長野電鉄のホームに降りていったところ、ちょうど運よく信州中野行きの運用に8500系が入っていましたので、この列車で須坂へ向かうことにしました。てきました

 さてこの8500系電車ですが、ご存知のとおり元東急電鉄の車両です。「元」といっても現在も東急電鉄で使用されていますので、いわば現役バリバリの電車ということになります。私の頭の中では「新しい電車」というイメージがあったのですが、ちょうど乗車した列車に「ローレル賞」受賞の記念プレートが張ってあり、年度を見たところ1978年となっていましたので、結構年数が経過している車両だということがわかりました。
 …ですが、車内を見ると出入口扉の上には電光掲示板があったり、車内放送のシステムも結構近代的な感じがしましたので、まだまだ相当の間、頑張れそうな感じでした。
 乗車した区間が、駅間距離の短い須坂駅まででしたので、加速感の鋭さとかはわかりませんでしたが、結構乗り心地の良い車両だということは分かりました。次回はA特急かB特急の代走に入ったときに乗車してみたいと思いました。

 …なぜ須坂まで来たのかといいますと、昨日、須坂駅を特急[ゆけむり]で通過したときに「今のうちにOSカーの写真も撮っておかないと…。」と思ったから来たわけです。
 動かなくなってもう何年も経ちますが、B特急に使用している2000系以外では唯一の長野電鉄発注車両ですので、再起は無理としても車庫内で保存をして欲しいと思っているのは私だけではないと思います。
 須坂駅には20分程度しかいなかったのですが、その間にも3500系の移動が行われており、この駅も半日いても飽きない駅ですねぇ~!




②須坂(1517)→長野(1534) 14A 特急[ゆけむり] 1000系4連【S1編成】
(←長野④ 1031+1021+1011+1001 ①須坂→)
 長野には100円の特急料金を支払って、特急[ゆけむり]に乗車します。長野駅の出口に近い4号車~3号車は込み合いますので、1号車の位置に並んで列車の到着を待ちます。須坂駅に入ってきた車両を見たところ、昨日のS2編成ではなく本日はS1編成です。
 予想していたとおり1号車はがら空きでしたので、ハイデッカー部分シートを向き合いにしてゆったりと座ります。座った瞬間に「昨日の車両と何かが違う。」と感じました。何が違うかよ~く見たところ、シートの後にテーブルが付いていないことに気がつきました。長野電鉄に譲渡された、元小田急電鉄10000形は同じ工場で製造された車両ですが、年度によっては若干設備が異なるですね。
 昨日のS2編成より、若干シートが柔らかめのシートに身体を預けて17分間のショートトリップを楽しむことができました。


【撮影日:平成21年3月8日(日)】鉄道コム

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 しなの鉄道・169系【S52編成】は、昨年の9月にそれまでの「しなの鉄道色」から「湘南色」に塗り替えられ、9月13日から快速[リバイバル信州号]として運用に入り、11月には急行[妙高]、12月には急行[アルプス]、1月には急行[善知鳥]、2月には急行[ちくま]として活躍する一方、毎日の普通列車の運用・快速列車の運用と大車輪の活躍を続けてきましたが、いよいよ今月でその姿も見納めになってしまいます。
 11月からスタートした「169系湘南色で行く…」も今回が最終回です。湘南色の169系への乗車も最後となる可能性がありますので、ゆっくりとじっくりと乗車を楽しみたいと思います。



 
①長野(829)→戸倉(854) 1630M  169系6連【しなの鉄道・S54+S51編成】
(←戸倉 クモハ169-13+モハ168-13+クハ169-13+クモハ169-1+モハ168-1+クハ169-27 長野→)
 軽井沢までどうやって行こうか?と考えたのですが、しなの鉄道にはS52編成以外169系を使用した列車が走っていますので、その列車に乗って行こうと思い、快速[しなのサンライズ号]の折り返し運転となる1630Mに乗って戸倉まで行くことにしました。
 今日は「しなの鉄道色」のS54編成とS51編成の6連が使用されています。S51編成にはクモハ169とモハ168のトップナンバーが組み込まれていますので、トップナンバーに敬意を表してクモハ169-1に乗車して戸倉駅までの間、169系の乗車を楽しみました。





②戸倉(913)→小諸(949) 632M  115系3連【しなの鉄道・S10編成】
(←小諸 クモハ115-1067+モハ114-1162+クハ115-1210 戸倉→)
③小諸(1018)→軽井沢(1042) 760M  115系3連【しなの鉄道・S3編成】
(←軽井沢 クモハ115-1013+モハ114-1018+クハ115-1012 小諸→)
 戸倉駅からは115系を使用した普通列車を乗り継いで小諸駅に向かいます。
 しなの鉄道の115とJRの115系の大きな違いはシートモケットの色と柄くらいですが、しなの鉄道の車両はいつ乗車しても綺麗で気持ちが良いですね。




 
④軽井沢(1100)→長野(1222)  9635M  急行[信州] 169系3連【しなの鉄道・S52編成】
(←長野③ クハ169-19+モハ168-6+クモハ169-6 ①軽井沢→)
 軽井沢駅に到着したところ、急行[信州]号は軽井沢駅の既に入線していました。…いつもですと多くの人が撮影をしているのですが、今回はあまり人が集まってきていません。おかげで撮影もゆっくりと行うことができ、発車の時刻が近づいてきたので車内に入ります。
 出発の時刻になっても車内はだいぶ空いており、急行[善知鳥]や[ちくま]のときにような賑やかさはありません。もしかすると、軽井沢始発ということが裏目に出てかもしれません。

 さて、列車は定刻に軽井沢駅を出発します。ここから急行の韋駄天の走りが…と思っていたら、いきなり次の中軽井沢駅に停車します。当然ですが、乗車する人も降りる人もいませんが、なぜ、中軽井沢で停車するんでしょうか…?(昔の急行も停車していたからかな~?)中軽井沢を発車するとここからは、右手に浅間山を見ながら急行らしい走りで小諸を目指します。

 小諸駅では反対側のホームにも169系が入ってきましたが、さすがに1分の停車ではホームに出て撮影をするわけにはいきません。ホームに出ての撮影を断念して車内からの撮影にとどめます。
 小諸駅を発車した後も快調な走りは続きます。しなの鉄道に乗っていて思うのは「ゆれが少ない。」と感じることです。しなの鉄道はもともと信越線という幹線でしたので、線路を引いている路盤も強固に作ってあるのでしょうね。

 上田駅ではトイレ休憩を兼ねて10分間ほどの停車があります。しなの鉄道の最大の欠点は車両のトイレ設備が使用できないということでしょうね。今回の3月のダイヤ改正では長野-軽井沢間の直通列車が増えるようですので、このへんを何とかしないといけないと思いますが…。

 上田を出ると長野までは「あっ」という間です。急行表示のS52編成も今日が最後ということで、沿線各地には多くの人が撮影をしています。「湘南色の169系」をしなの鉄道の「売り」にすればいいのに…なんて考えていたら長野駅に到着してしまいました。





⑤長野(1331)→屋代(1345)  9648M 急行[信州] 169系3連【しなの鉄道・S52編成】
(←上田① クモハ169-6+モハ168-6+クハ169-19 ③長野→)
 復路も軽井沢駅までの運転です。やはり長野駅出発の復路コースのほうが乗客が多いです。
今回は「信州北回廊パス」を購入していますので、上田より東へ行くには再び乗車券が必要となりますので、今回は無理をせず屋代駅で下車して長野に戻ることにしました。





⑥屋代(1350)→長野(1409)  645M  115系3連【しなの鉄道・S10編成】
(←長野 クハ115-1210+モハ114-1162+クモハ115-1067 屋代→)
 屋代駅からはしなの鉄道の115系3連で長野に戻ります。




 今回で「169系湘南色で行く信州の旅シリーズ」は終了となりますが、このS52編成は3月22日まではこの姿を保っているようです。そしたその最終日には「さよなら169系湘南色・ぐるっと信州なつかしの列車旅(3月22日運転)」にも使用されますし、なによりも毎日、普通列車として活躍をしています。できれば次の検査までこの色で残してほしいと願っているのですが…どうやらそれは無理なようですので、なんとか3月22日までにもう一度惜別の乗車を…と思ってはいるのですが…。


【乗車日:平成21年3月8日(日)】鉄道コム

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 いまさらながら…の感もありますが、自分の乗車記を見ていて「そういえば、長野電鉄の特急[ゆけむり]の乗車記がないなぁ…。」ということに気がつきました(一部区間の乗車記はあります。)。
 もちろん地元を走っている列車ですし、大好きな列車ですので展望車を含めて何回も乗車していますが、なぜか乗車記を作成していないのです。
 今年中には本家・小田急のHiSEにも乗車したいと思っていますので、乗り比べをする意味でも[ゆけむり]の乗車記が必要と思い、早速、湯田中まで1往復乗車してきました。




①長野(1341)→湯田中(1426) 9A 特急[ゆけむり] 長野電鉄 1000系4連【S2編成】
(←湯田中① デハ1002+モハ1012+モハ1022+デハ1032 ④長野→)
 特急[ゆけむり]に使用される長野電鉄・1000系ですが、皆さんご存知のとおり、元小田急電鉄のロマンスカー10000形HiSE(ハイデッカー・スーパーエクスプレス)です。

 小田急電鉄において、バリアフリー化が困難ということで廃車となる予定でしたが、平成17年に長野電鉄が無償で譲り受けた車両です。ただ、小田急時代は11両編成という長大編成でしたが、長野電鉄での使用に際して、ホームの有効長等の関係で3号車~9号車の中間車を外した4両編成としたほか、抑速ブレーキの強化やドアレールヒーターの取り付けなどの改造が行われました。外観は、ほぼ小田急時代の塗色を強襲していますが、小田急時代の「ワインレッド」の部分を長野電鉄のコーポレートカラーである「赤」に変更しています。大きな変更箇所はこのくらいですので、小田急時代からの展望車は健在です。

 小田急時代では入手困難な指定席として「プラチナチケット化」していていた展望席も、長野電鉄ではわずか100円の特急料金で、しかも、並べば誰でも座れる自由席として解放しています。
 休日には親子連れで賑わう展望室ですが、平日には空席で運転されている姿を目にしますので、展望室狙いの方はどうぞ平日にご乗車を…。

 さて、今回乗車する 9A・特急[ゆけむり]は10Aの折り返し運用となる列車のため、長野駅には12時48分に 2~3番線ホームに入ってきます(到着します。)。
 今回は乗車記を書く関係でどうしても最前列に座りたかったため、ホームに留置されている「ゆけむり」をひととおり撮影して1時頃から並びました(当然1番です)。先頭車の列が7~8人となった1時20分頃にはドアが開きましたので、さほど並ばずに最前列の席を確保することができました(今回は1番C席です。)。

★ここでワンポイント!★
 長野電鉄の長野駅は「地下駅」です。従って、雨や雪には無縁ですし、寒さをあまり感じることもありませんので、早めに並ぶことをお勧めします。

 特急[ゆけむり]は定刻に長野駅を出発します。長野電鉄は一部区間が地下となっているため、しばらくの感は暗い地下を走ります。長野電鉄の本社がある「権堂駅」に停車し「善光寺下駅」を過ぎると、間もなく地上に出ます。
 しばらくの感は複線区間ですので、運がよければ対抗してくる[ゆけむり]やB特急などとすれ違うこともあるようです(今回は残念ながらそのようなシーンには出会えませんでした。)。

 朝陽駅からは単線区間になります。1000系・ゆけむりは車両サイズが大きいので、沿線の家の軒下がぶつかりそうな感じもして、乗っているとスリリングな場面も結構あります。
 菖蒲の花で有名な柳原駅で元東急電鉄の8500系とすれちがうと、間もなく「村山橋」を渡ります。この村山橋は全国的にも少ない、自動車と鉄道が一緒に走る共用橋となっていましたが、自動車は新たに隣に作った橋を通っており、現在では「共用」ではなくなっています。ですが、間もなくすると長野電鉄も新しい橋に線路を引きますので、橋は変わっても「共用橋」となるようです。

 そんな村山橋を渡って、元営団地下鉄の列車が見えると須坂駅です。ここには車両基地があり、B特急用の2000系や現在では使用されていないOSカーなども見ることができます。鉄道ファンなら半日は楽しめそうな場所です。

 須坂駅を発車すると線路は北東に進路を変え、山に向かって走っていきます。信州の鎌倉といわれる小布施駅を過ぎ、りんご畑の中を走り抜け目の前に「高社山」が広がると信州中野駅に到着します。信州中野を発車するとガクンと速度が落ちます。ここからは厳しい上り勾配がつづいていきます。展望席に座っていると、上り勾配のきつさがよくわかります。途中で40‰という厳しい上りがあり、それを上りきると終点の「湯田中」です。駅舎左手には「楓の湯」という温泉があり、ここへ入浴するための入場券と長野電鉄乗車券がセットになったキップが販売されており、多くの人がそのキップを持っているのが見えます。
 もっと乗っていたいのですが、湯田中駅から先は線路が続いていませんので、残念ですがここで下車することとしました。





②湯田中(1448)→長野(1534) 14A 特急[ゆけむり] 長野電鉄 1000系4連【S2編成】
(←長野④ デハ1032+モハ1022+モハ1012+<span style=color:#090>デハ1002</span> ①湯田中→)
 復路は展望席ではなくハイデッカー部に座って長野を目指します。ハイデッカー部のシートはクッションもたっぷりと厚みがあり、とてもすわり心地が良いシートだと思います。若干シートピッチが少ないかな?と思える部分もありますが、1時間にも満たない乗車ならこれで十分だと思います。また、シートの後にはテーブルが付いていますが、シートを向かい合わせにしたときにもテーブルがないと不便だということから、折りたたみの大型テーブルがついているのも好感がもてます。
 また、このシートには足を置けるバーが設置されています。フットレストというほど大げさなものではありませんが、これがなかなか良く足の疲れを軽減してくれます。
 そして小田急・10000形の一番すばらしいのは、展望席ではなくても、少し高い位置から大きな窓を通じて景色を見ることができるということに尽きるのではないかと思います。
 往路は込み合いましたので、復路も混むのかと思いましたが、途中駅の信州中野、小布施、須坂でも乗車する人は少なく、おかげでシートを向かい合わせにして、ゆったりと乗車して帰ってきました。

 

 自分が住む市にこんなにすばらしい電車が走っていることを、ただ単に誇りに感じます。いつまでも良いコンディションで走ってもらうためには、私たち沿線の住人がもっと利用しなくてはいけないと思います。
 これからは定期的に長野電鉄に乗車して、他の列車のすばらしさ、沿線の模様などをここから発進していきたいと思っています。


【乗車日:平成21年3月7日(土)】鉄道コム

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