TOMODACHIYA鉄道日記

 私が撮影した列車や乗車した列車の記録をアップさせていただいています。  基本的には「不定期更新」となっていますので、あしからずご了承願います!

カテゴリ: 2010年度

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。


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 長野電鉄2月13日(日)からダイヤ改正を実施します。
 今回のダイヤ改正の最大の目玉は、JR東日本から譲渡された253系(長野電鉄では2100系という名称になります。)を使用する特急[スノーモンキー]が運転されることでしょう。


 ただ、2100系が運用に入るのは2月26日(土)からと発表されており、ダイヤ改正からの2週間は他の車両が特急[スノーモンキー]の運用に入る可能性があります。

 急遽、検査期間を短縮して出場してくる1000系が運用に入るのか?それとも引退が2月25日(金)と発表された2000系D編成が最後の花道を飾るのか?
 それを確かめるため、特急[スノーモンキー]の1番列車に乗車してみました(…結果的には[スノーモンキー]という名称は1度も使われませんでしたが…。)。




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①長野(624)→須坂(649) 507列車 8500系3連【T4編成】
(←須坂 8504+9554+8114 長野→)
  須坂駅から発車する特急[スノーモンキー]に乗車するため、長野駅を発車する1番列車に乗車します。大幅なダイヤ改正を行いましたので、なにか案内でもあるのかと思っていたのですが、特段、何もありませんでした。ただ、改札口を降りてホームに入って場所に掲示されている時刻表は既に新しいものと変更をされていました。
 
 昨日は2000系A編成の定期運用最終日ということで、沿線には多くの鉄道ファンが集まっていたようです。私も撮影に出かけたのですが、何箇所かの撮影地を回ったのですが、どの場所もマナーの悪い撮影者の車が歩道を不法占拠・違法駐車しているような状態でしたので、そのようなルールすら守れない仲間だとは思われたくありませんし、ここまで撮影し何回もしてきていましたので撮影は行いませんでした。

 さて、ダイヤ改正後の1番列車ということで、昨日まで撮影に回っていた人などで賑わうかと思っていたのですが、カメラを持った人が数名程度、あとは一般の乗客ということで、とても静かな1番列車でした。

 列車は昨夜から降った雪で一面真っ白となった長野盆地を淡々と走り向け、電車基地のある須坂駅に到着しました。



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          PHOTO:長野駅の時刻表も新しくなっています。






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②須坂(705)→信州中野(720) 1B 特急[スノーモンキー] 2000系【D編成】
(←信州中野 2007+2054+2008 須坂→)
 須坂駅に到着すると、ラッピングの剥がされた1000系は車庫の中、2000系A編成はOSカーと同じ線路上に留置されている状態で、2000系D編成がライトをつけて側線に止まっていましたので、どうやら1B特急は2000系D編成が代走するようです。

 ホームでしばらく待っていたところ、2000系D編成が側線から移動、転線を行ったのちホームに入ってきました。車両の前後の列車種別などを見ても「スノーモンキー」という文字は全く見ることができませんでしたし、車内のアナウンスでも「この列車はB特急の信州中野行きです。」というアナウンスしかありませんでしたので、長野電鉄の考え方だと、この列車は2月25日までは単なるB特急、2100系が運用に入る26日以降が[スノーモンキー]ということのようです。

 ちょっと肩透かしの感はありますが、この2000系D編成にしても定期運用に入っているのは25日までですから、私自身にとってはたぶんこれが最後の乗車になると思いますので、2000系の乗り心地を味わいつつ信州中野まで乗車をしました。



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     PHOTO:特急[スノーモンキー]の代走は2100系D編成です。






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    PHOTO:A編成は須坂駅でOSカーと縦位置に並んで留置されています。







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        PHOTO:2100系の準備も進んでいるようです。








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③信州中野(736)→長野(814) 2B 特急[スノーモンキー] 2000系【D編成】
(←長野 2008+2054+2007 信州中野→)
 信州中野からは先ほどまで乗車してきた2000系D編成に乗車して長野に戻ります。
 こちらの車内でも「B特急の長野行きです。」というアナウンスしかなくちょっと残念な結果でした。発車まで少し時間がありましたので、信州中野駅のホームでD編成の撮影を行います。まったく個人的な意見ですが、このD編成の塗色は雪景色に本当に映えると思います。このシーンもあと2週間しか残っていないかと思うと残念至極です。

 信州中野駅を出発した2000系D編成は大きく右に曲がりながら勾配を下っていきます。朝早いにもかかわらず沿線には2000系D編成をカメラに収めようとする鉄道ファンが多く訪れています。

 須坂駅では多くの乗客が乗り込んできます。長野駅到着が8時14分ということで、時間的に通勤には良さそうな感じですので、明日以降は結構混雑する列車になるのではないかと思いました。
 須坂駅を発車すると、朝陽、信濃吉田、本郷、権堂、市役所前と普通列車並みに停車を繰り返し、定刻に長野駅に到着しました。



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          PHOTO:車内は綺麗ですがシートのへたりが…






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          PHOTO:長野駅に到着した2000系D編成






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      PHOTO:長野駅で8500系と並ぶ姿もあと2週間足らず



 どうやら2月26日(土)の2100系導入までは[スノーモンキー]という列車名は使用せず、単にB特急という名称を使用するようです。ちょっとイレギュラーな運用等を期待していたのですが残念でした。
 まあ、それでも2000系に乗車できるのも今回が最後になりそうですので、これはこれで貴重な「乗り鉄」を楽しむことができました。

【乗車日:平成23年2月13日(日)】鉄道コム鉄道コム

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 ※前編からの続きです。


◎DD51牽引貨物列車撮影記
 さて。快速[みえ5号]に乗車して四日市駅にやってきました。ここに来た目的はDD51貨物を撮影するためです。
 DD51が牽引する貨物列車を撮影するなら「塩浜」がベストだと思うのですが、JRの駅と接していないためどこかで近鉄へ乗り換えなくてはならないため、どうしても足が遠のいてしまいます。
 その一方四日市駅は良い撮影ポイントが無いのが玉にきずですが、やはり気軽に撮影することできますので、時間に制約がある人にはこちらの方が撮影しやすいですね。

 さて駅到着後は構内に何両もDD51が停車しているのですが、そちらには目をくれずに駅の北側の踏切付近に急ぎ、次々にやってくる貨物列車の撮影を行います。



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          PHOTO:890号機牽引の2087レ






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          PHOTO:1803号機牽引の2082レ






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        PHOTO:国鉄色847号機が牽引する5365レ






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      PHOTO:875号機+1802号機が牽引する5284レ






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          PHOTO:847号機が牽引する5364レ







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        PHOTO:単機で四日市駅に入ってきた891号機






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       PHOTO:四日市構内に留置されていた国鉄色896号機



 四日市に滞在することわずか1時間、たった1時間の間に7両のDD51を見ることができました(しかも国鉄色のDD51が2両も!)。
 ここがDD51の「聖地」と呼ばれるのが分かるような気がしました(また来ようっと!)。

【撮影場所:四日市-富田浜、四日市駅】





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⑦四日市(1324)→名古屋(1358) 2910D 快速[みえ10号]
(←名古屋 キハ75-307+キハ75-207+キハ75-101+キハ75-1 四日市→) 
 もう少しDD51貨物を撮影していたいところですが、次に乗る列車も決まっているため快速[みえ10号]で名古屋駅に戻ります。
 混雑が予想され、しかも途中駅からの乗車ということで指定席を購入して乗車しました。



◎キヤ97レール輸送列車撮影記
 名古屋駅に戻ってきて特急[WVひだ号]の乗車まで時間があるので、「ホームのきしめんを…」と思っていたのですが、なぜかホームの端にカメラを持っている人たちが何人も集まっています。
 何か珍しい列車でも来るのかと見ていたところ、なんとDE10に牽引されたキヤ97が入ってくるではありませんか!自走できるキヤ97がなぜDE10に牽引されているの?キヤはどこへ向かうの?と思いながら撮影をしていたところ、ホームでDE10がを切り離なされ、キハ97は関西方面へと自走していきました。



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        PHOTO:DE10に牽引されてキヤ97が入ってきました。
※これって、JR貨物のDE10がJR東海の車両を牽引してきたということでいいのでしょうか?キヤ97はなぜ自走しない?





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               PHOTO:キヤ97-3






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             PHOTO:キヤ97-103






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           PHOTO:DE10が離れて出発準備完了







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           PHOTO:名古屋駅を出発していきます。







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              PHOTO:上記の後追い

【撮影場所:名古屋駅】





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⑧名古屋(1448)→美濃太田(1528) 1033D 特急[WVひだ13号]
(←岐阜① キハ85-10+キロハ84-6+キハ84-7+キハ85-1117+キハ85-1118+キハ84-305+キロ85-4 ⑩名古屋→)※岐阜以降は逆向き、5~7号車は欠車
 名古屋からはJR東海が誇るキハ85系DCに乗車します。
 今回乗車する特急[WVひだ13号]は数少ない富山行きの列車なので「富山」を目指したいところですが、今回は「美濃太田駅」までの乗車とします。
 キハ85系はJR東海が保有していたキハ80系を置き換える目的で製造した車両で、1989年に登場した特急形気動車です。
 キハ80系は180PSのエンジンを1機又は2機という非力な気動車特急でしたが、キハ85系は350PSのエンジンを全車2機積むという高出力形気動車で、特急[ひだ]及び[南紀]の大幅な所要時間の短縮に貢献しました。

 この車両は[ワイドビュー]の名のとおり、座席と通路の間に20cmの段差をつけて側窓からの展望が抜群となっています。それに加え、今回私が用意した指定席は「1号車1番D席」ということで、この席はキハ85系0番台の先頭車が組み込まれた場合は、岐阜までのわずかな間ですが先頭車最前列で前面展望も楽しむことができる席です(いい年をして子供みたいですみません…。)。

 ひととおり列車の撮影を行った後車内に入ります。私の座席は先ほど述べたとおり先頭車の一番前の座席なのですが、シートは高山線内で進行方向に向くようにセットされた状態で入線をしてきます(岐阜駅で進行方向が変わるためです。)。ですがせっかくの「1号車1番D席」ですので、座席を回転させて前面展望を楽しむことにします。

 特急[WVひだ13号]は定刻に名古屋駅を離れると、シートに身体にグッ、グッと押さえつけられるような感じを受けながら加速をしていきます。
 運転士さんの肩越しに速度計を覗くと針はピタッと120km/hを指しています。同じエンジンを積むキハ75系DCでは、車内にエンジン音が結構入ってきましたが、やはりキハ85系DCは特急車両ということで防音・防振対策がしっかりと行われているようで、車内では不快な音や振動を感じることはできません。

 しかしこの席は良いですねぇ~。運転士さんの標識等確認の声も聞こえますし、対抗して走ってくる列車の運転士さんの顔を見ることができます。「乗り鉄」好きな方はぜひこの席を!

 さて、列車は名古屋からわずか18分で高架駅の岐阜に到着します。ここで進行方向が変わりますので、私の席の前面展望もここまでです。
 岐阜駅を発車した特急[WVひだ13号]は東海道線をくぐる形で高山線に入っていきます。さすがにここからは単線となるため先ほどまでの速度では走りませんが、それでも結構な速度で走っていきます。

 途中、右手に木曽川が見え始めると「録音による観光案内」が行われましたが、残念なことに音量が小さすぎて何を説明しているのか聞き取ることができませんでした。

 坂祝駅では特急列車との交換のため運転停車が行われます。線路左手にはセメント工場や引込み線が残っており、貨物列車の運転再開がすぐにでもできそうな感じですが、そんなことは実現しないのでしょうね…。

 坂祝駅を発車すると次は美濃太田駅です。もっとキハ85の乗車を楽しみたいのですが、ここで乗り換えないと帰れなくなってしまうので、後ろ髪を引かれる思いで下車しました。



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               PHOTO:行先表示







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           PHOTO:車内はカラフルなシートです。







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          PHOTO:最前列から見るとこんな感じ…。







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          PHOTO:高速でのすれ違いは迫力満点です。







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         PHOTO:坂祝駅には貨物設備が残されていました。







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⑨美濃太田(1537)→多治見(1604) 638C  
(←多治見 キハ11-118+キハ11-116 美濃太田→)
 美濃太田駅からはキハ11系を使用する普通列車で多治見駅を目指します。
 キハ11系DCはJR東海が民営化時に引き継いだキハ30、28・58系を置き換えるために製造された車両です。 車体長が18mということで、少し小ぶりな感じの車両ですが、その心臓部には330PSという強馬力エンジンを積んでいますので、意外と豪快な走りも見せてくれます。

 車内はピンク系のモケットが使用されたボックスシートとロングシートで構成されており、やや柔らかめのシートで座り心地がいいです。
 車内に入ったところボックス席が既に埋まっていましたので、ロングシート部分に座って多治見駅に戻りました。



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          PHOTO:高山線と分かれて進みます。






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       PHOTO:美濃太田車両区に残された車両の行方は…







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           PHOTO:木曽川を渡って進みます。






 
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PHOTO:多治見駅にはEF66が!(中央線のEF66って違和感たっぷりです。)







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⑩多治見(1623)→松本(1804) 1019M 特急[WVしなの19号]
 本日のラストランナーは383系を使用する特急[WVしなの19号]に乗車して、一気に松本に戻ります。
 松本⇔名古屋間は普通列車でも3時間30分程度なので普通列車でも構わないのですが、中津川から先の列車本数が少なく、早めに帰りたい場合などは結果的に特急に乗らざるを得ない状況となってしまいます。
 今回もどうしても列車の接続が悪いため、特急で帰ることになってしまいました。
 朝が早かったため、乗車直後から爆睡状態となり気がつくと塩尻駅の手前でした。


 久しぶりにDD51牽引の貨物列車の撮影をすることができました。残念だったのは重連で牽引する貨物列車の撮影ができなかったことでしょうか…。
 次は紀勢貨物と塩浜へ足を伸ばしましょうか…。
 
【撮影日・乗車日:平成23年2月5日(土)】鉄道コム鉄道コム

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 無性に気動車に乗りたくなりました。
 そんなに乗りたければ自宅近くの飯山線のキハ110系に乗車すれば…と言われそうですが、普段目にすることのない気動車に乗りたくなりました。

 本当なら高山線に残るキハ28・58に乗りに行きたいのですが、さすがに年度末には休暇を取得しにくいので、今回はJR東海のキハ75&85に乗りに行くことにしました。

 また、せっかく名古屋まで行きますので、ちょっと足を伸ばしてDL牽引の貨物列車の撮影も…という欲張りな日程となってしまいました。





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①松本(627)→木曽福島(736) 822M 115系3連【N10編成】
(←中津川 クモハ115-1038+モハ114-1051+クハ115-1039 松本→)
  本日のトップバッターは中央西線の普通列車です。自分の頭の中では「313系に乗って…」と思っていたのですが、松本駅0番線ホームに入ってきたのはJR東日本の115系3連でした。この列車、本日乗車する列車では唯一のJR東日本車となる予定です。

 さて列車は夜が明けきらぬ松本駅を発車して淡々と進みます。松本発車の時点では1両に数名という乗車率でしたので、私もボックス席に1人で座っていきます。今回乗車しているN10編成はアコモ未改善車なので、シートが柔らかく背もたれも高く私が好きな車両です。

 途中の塩尻駅には9分の停車をします。中央東線からの列車の接続をとるのかと思いきや、運転士の交代による長時間停車でした。

 塩尻を出ると「木曽路」に入ります。俳句に読まれたように、まさに山の中を縫いながら進みます。塩尻まではガラガラの車内でしたが、今日は土曜日ということで高校があるのでしょうか?駅に停車するたびに結構な数の学生さんたちが乗り込んできて、車内は大そう賑やかになりました。
 
 木曽福島からは特急に乗り換えるため、その学生さんたちとともに下車しました。





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②木曽福島(742)→多治見(852) 1002M 特急[WVしなの2号] 383系8連【A204+A9編成】
 木曽福島駅に下車しましたが、寒いのなんのって…。松本駅を出発するときは-5℃でしたが、間違いなく木曽福島はマイナス2桁の寒さです。
 幸い6分待つだけで特急に乗れたのでいいのですが、10分以上はとても待てないくらいの寒さでした。
 
 さて、木曽福島からは特急列車に乗車して多治見まで移動します。本日の特急[WVしなの2号]は所定の6両に2両増結しての8両編成です。自由席はほぼ座席が埋まっていますが、指定席は5割程度の乗車率でしょうか。私も自分の指定された座席に座ってくつろぎます。

 115系に乗車していると、カーブにさしかかると車輪とレールがこすれてキィーキィーと甲高い音が鳴りますが、383系は振り子が作用しているせいでしょうか、そのような音も発せず身をくねらせながら進んでいきます。

 「名古屋まで特急にすればよかった…」と思いつつ、多治見駅で特急[WVしなの2号]を下車しました。





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③多治見(858)→名古屋(933) 5712M 快速 211系7連【K20+K109編成】
(←名古屋 クハ210-5315+サハ211-5018+モハ210-5046+クモハ211-5046+クハ210-5018+モハ210-5018+クモハ211-5018 多治見→)
 今回の「乗り鉄」の目的は「JR東海のDCにたっぷりと乗る。」ということですが、それ以外にも色々な列車に乗車したいと思い多治見駅で特急を下車しました。

 多治見駅からは211系に乗車して名古屋を目指します。始発列車ではないので「座れないかな?」と思っていたのですが、7両という編成のおかげで名古屋駅まで座って移動することができました。





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④名古屋(958)→東浦(1035) 4518D 区間快速
(←東浦 キハ75-401+キハ75-501+キハ75-3+キハ75-103 名古屋→) 
 名古屋駅からはキハ75形を使用する区間快速に乗車して、キハ75自慢の俊足ぶりを楽しみます。
 さて、現在武豊線にはキハ75形の300・400番台車(ワンマン仕様)が中心に使用されいるところですが、平成23年3月のダイヤ改正からは、早くも後継となるキハ25形が運用に入ることが決まっています。

 現時点ではキハ25形は2編成(4両)しか落成してませんので、一気にキハ75形が運用から外れるわけではありませが、キハ25形の増備状況によっては「あっという間」に武豊線からの撤退も考えられます。そして何よりもキハ75形の撤退により313系に混じって東海道線を爆走するキハ75に乗車することもできなくなってしまいますので、今回が最後と思って乗車することにします。

 今回乗車する列車は名古屋駅に9時40分に到着する列車の折り返し運転となります。「混むだろうな…」と思っていたのですが、発車間際になっても車内はがらがらの状態です。区間快速より足の速い特別快速に乗客が流れているということでしょうか…。

 さて、列車は定刻に名古屋駅を発車します。グォッ、グォッ、グッォォォォ~という豪快なエンジン音の高まりとともに車速がぐんぐんと上がっていきます。「これは速い!」と素直に思えます。並行して走る中央線の313系や名鉄電車にも負けない速度で東海道を走って行きます。圧巻は金山駅を過ぎてからです。長い加速感を感じながらどこまでも速度が上昇していく感じが分かります。「一体どのくらいの速度を出しているのか?」と思い、速度計を見に行ったところ、速度計の針は120km/hを指していました(速いわけです…。)。

 ただ、こんなに速い列車でも「区間快速」という列車種別のため、共和駅では後続の特別快速に進路を譲るため3分間ほど停車します。また、次の大府駅でも5分の停車があり、なんかせっかく足の速いDCを使用しているのにもったいないダイヤ設定だなと思ってしまいました。

 大府駅から先は単線の武豊線に入っていきます。さすがにここからは先ほどのような鋭い加速はなく、ローカル線で活躍するディーゼルカーという姿になります。武豊線については、過去に全線乗車を果たしていますので東浦駅で下車して名古屋に戻ることにしました(過去の武豊線の乗車記はこちら…http://tomodachiya221.at.webry.info/200709/article_13.html)。



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              PHOTO:行先表示






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            PHOTO:キハ75系の車内






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        PHOTO:ワンマン使用の最大の特徴は運賃表







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⑤東浦(1044)→名古屋(1117) 4521D 区間快速 
(←名古屋④ キハ75-302+キハ75-202+キハ75-301+キハ75-201 ①東浦→)
 東浦駅で下車してた理由はこの駅が「衣浦臨海鉄道」が合流する駅だからです。運がよければ衣浦臨海鉄道の貨物列車を見ることができるかも…と思ったのですが、残念ながらその姿を見ることはできませんでした。

 さて、東浦駅からもキハ75を使用した区間快速で名古屋駅を目指します。しかし何度乗ってもキハ75の走りは豪快ですねぇ~。キハ75が武豊線から撤退すれば、キハ75で東海道線を乗車できなくなるなんてもったいないですね。






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⑥名古屋(1135)→四日市(1210) 快速[みえ5号]
(←四日市① キハ75-406+キハ75-506+キハ75-203+キハ75-303 ④名古屋→)
 名古屋駅からは本日3回目のキハ75に乗車します。
 こちらは列車名がちゃんとついており、しかも指定席車両までも連結した快速[みえ号]です。この列車混むことで有名なので座れるか不安だったのですが、2両増結の4両編成ということで、無事に座ることができました(3月のダイヤ改正後は、すべての快速[みえ]が4両編成化されるようですね。)。

 さて、東海道を走る快速列車が名鉄との対決ならば、関西本線の快速は近鉄との対決です。なんとなくイメージ的に「電車特急=速い」、「ディーゼル車両=遅い」というイメージがありますが、キハ75は関西本線でもやはり速いですねぇ。ただ、残念なのは単線区間があるため信号停車という場面が結構あり、そこで時間がかかっていますので、もったいない感じがします。

 列車は街中~郊外~工場地帯とめまぐるしく変わる沿線を駆け抜け、DD51が待受ける四日市駅に到着しました。


※文字数制限のため「後編」に続きます。

【撮影日・乗車日:平成23年2月5日(土)】鉄道コム鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤っている部分もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。






  しなの鉄道が企画・販売した「169系S52編成&長電2000系A編成とゆけむりの旅」というイベントに参加してきました。169系S52編成、長野電鉄2000系A編成、特急[ゆけむり]には、休日に乗車することができるのですが、なんと言っても今回の企画の大きな特徴は「2000系A編成で長野電鉄屋代線に乗車できる。」ということです。
 さすがに2000系は屋代線には営業車両としては入ってきませんし、来月には引退してしまう車両ですので、2000系A編成の「さよなら乗車」と思い乗車をしてきました。




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①長野(833)→戸倉(859) 1630M 169系6連【S51+S53編成】
(←戸倉 クモハ169-1+モハ168-1+クハ169-27+クモハ169-23+モハ168-23+クハ169-20 長野→)
 今回の企画はしなの鉄道の上田駅が出発地となっているため、長野駅からは上田駅を目指しますが、そこは「乗り鉄」大好きな私ですので、115系を使用する普通列車ではなく、169系を使用する普通列車に乗車してスタートします。

 長野からは169系を使用した普通列車で戸倉駅を目指します。ご存知の方も多いと思いますが、この列車は快速[しなのサンライズ号]に使用された車両で、車両基地がある戸倉駅まで返却するために普通列車として運転されます。平日だと3編成を連ねた9両編成となりますが、土・休日は6両編成での運転となります。

 列車は8時前に長野駅に到着するのですが、8時17分発の軽井沢行きとの誤乗を防止するためでしょうか、客扱いは軽井沢行きが発車した後になります。

 乗降客が多い「上田」に達しない列車ということで、車内はがらがらの状態でしたので、ゆったりと座って169系の乗車を楽しみます。
 篠ノ井まではゆったりとした速度で走りますが、篠ノ井を発車して「しなの鉄道」に入ると俄然元気な走りを見せます。信越線は駅間が長い箇所が多くありますので、久しぶりに「急行」を彷彿する走りを堪能しました。



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     PHOTO:車内はオリジナルと異なりリクライニングシートが並びます。






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       PHOTO:ボックス席よりは遥かにリラックスできます。







②戸倉(914)→上田(930)  632M 115系3連【S10編成】
 戸倉駅からは後続の普通列車で上田駅に向かいます(最初からこれに乗ればいいのですが…。)。
 やはり上田へ向かう列車は乗客が多いですね。2両目のロングシートに座って上田駅まで乗車しました。






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③上田(959)→屋代(1016) 169系3連【S52編成】
(←屋代③ クハ169-19+モハ168-6+クモハ169-6 ①上田→)
 上田からは今回のための169系S52編成を使用する「団体臨時列車」に乗車します。
 
 上田駅到着後は一度改札を出て、受付を済ませてから再度ホームに入ります。
 今回はイベントに関する乗車券は「車内補充券」となっており、参加者からするとこれは保存すべきコレクションとなりますので、駅や列車への入場の際は「記念乗車証」をフォルダーに入れたもの首から掛けて、他の乗客との区別するスタイルとなっていました(これだといちいち乗車券等を見せる必要がないので楽でした。)。

 駅のホームに下りたところ列車はまだ入線しておらず、9時42分頃になり戸倉から回送されて上田駅の2番線ホームに入りました。
 ひととおり列車の写真を撮ったあと、今回のイベントはあらかじめ座席番号が予め指定されていますので、指定された座席で発車の時を待ちます。旅行企画の応募人数から判断すると、2人用の座席を1人で使用するような区割りとなっているようで、おかげでゆったりと座ることができました。

 S52編成は定刻どおり上田駅を発車します。今回の企画ではS52編成の乗車がメインではありませんので、わずか17分の乗車で屋代駅に到着してしまいました。



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PHOTO:17分間の乗車ですが、専用の行先サボと列車名サボが用意されていました。





【イベント①】
 屋代駅では169系S52編成と2000系A編成の並びを、線路上から撮影できるイベントが開催されます。
 長野電鉄2000系A編成には現在使用されていないヘッドマークが取り付けられており、特急[志賀]だけではなく特急[野沢]なども表示されたほか、169系もヘッドマークが付いている状態と外した状態などを  手間をかけと、イベント参加者が飽きないよういろいろと工夫していただいたおかげで、あっという間に撮影時間が終了となりました。


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           PHOTO:特急[のざわ]・木島行き





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        PHOTO:特急[のざわ](169系ヘッドマークなし)






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           PHOTO:各駅停車・湯田中行き






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            PHOTO:各駅停車・屋代行き







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④屋代(1120)→須坂(1248) 2000系【A編成】
(←須坂① 2001+2051+2002 ③屋代→)
 2000系A編成は屋代駅の4番線に入っており、このまま乗車できるかと思っていたのですが5番線に入れ替えた上で客扱いを行うということで、なかなか普段お目にかかれない屋代駅での列車の入換シーンを見ることができました。
 しなの鉄道のS52編成は座席が決められていましたが、長野電鉄は号車しか指定されていませんでしたので、自分の好きな場所に席を取り須坂駅を目指します。

 屋代駅を発車した2000A編成はしばらく信越線と併走をした後、進行方向を東に変えて進みます。2000系が屋代線を走るのは珍しいせいでしょうか、沿線には鉄道ファンだけではなく一般の住民の方なども大勢撮影を行っています。 

 2000系A編成は警報機の付いていない踏切などを通過する祭に「警笛」を鳴らすわけですが、警笛の音が甲高くまるでEF64の警笛を聞いているような気がします。「2000系はもっと音色のやわらかい低い音だったような気がするのだが…。」と思っていたところ、車内放送で説明があり、「本日はイベントということで普段使用していない予備用の警笛を使用している。」とのことでした。

 列車は松代駅で列車交換のための停車をした後、撮影会の会場となる信濃川田駅に到着します。




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      PHOTO:屋代駅では5番線の側線を使って入換を行います。






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          PHOTO:信越線を左に見ながら進みます。






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            PHOTO:松代駅に停車します。




【イベント②】
 「信濃川田駅」では列車ダイヤに余裕があるため、線路上で撮影会が開催されます。
 屋代駅では何種類か違うヘッドマークを表示しましたが、信濃川田駅では行先と列車種別を変えての撮影会となりました。



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  PHOTO:松代までは「特急・木島」、松代からは「臨時・須坂」の表示でした。







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          PHOTO:列車種別表示が「特急」に!




 約20分の撮影会後、列車は信濃川田駅を出発します。
 2000系A編成にいつまでも乗っていたいところですが、わずか10数分の乗車で多くの撮影者が待っている須坂駅に到着しました。






⑤須坂(1230)→長野(1248) 8A 特急[ゆけむり]【S1編成】
(←長野④ 1031+1021+1011+1001 ①須坂→)
 須坂駅からは特急[ゆけむり]に乗車して長野駅に向かいます。この列車は企画列車ではありませんが、今回の企画の中に運賃・特急料金は含まれています。

 短時間の間で169系、2000系そして1000系と乗り継ぎましたが、さすがに1000系の乗り心地は秀逸ですね。 まるで線路の上をすべるような感じで長野駅に到着しました。
※特急[ゆけむり]の写真は本日乗車のものではありません。



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     PHOTO:今回の企画の参加者に配布されたグッズ・記念乗車証等






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        PHOTO:お弁当も参加費の中に含まれています。




 長野駅を8時過ぎに出発して1時前には戻ってくるという「ミリトリップ」的なイベントでしたので「物足りない」と思う人もいるかと思いますが、私のように家庭を持つ身としては帰ってきた後に家の用事等ができますので、参加しやすい企画でしたち。今後ともこのような企画を期待したいところですね(D編成でもやるかな?)。
 
【乗車日:平成23年1月29日(土)】鉄道コム鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤っている部分もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。






 横川駅に戻って来ました。ここから次の「乗り鉄」が始まります。
 
 1月8日~10日の3日間、高崎⇔横川間で快速[SL新春碓氷]・[EL新春碓氷]が運転されます。当初は『烏山線のキハ40』をメインに乗車する予定で、こちらには乗車する予定ではなかったのですが、ルート変更をしたところ[EL新春碓氷]ならば乗車できることがわかりました。

 指定席の状況を見てもらったところ、「SLもELも空いていますよ~。」と言われたのですが、もともとSLに興味がありませんので、往路となる[EL新春碓氷]のみ乗車しに行って来ました。





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①横川(1510)→高崎(1615) 9136レ 快速[EL新春碓氷]
(←高崎 EF64-1001 ①スハフ12-161+オハ12-369+オハ12-368+スハフ12-162④ D51-498 横川→)
 14時52分着の列車で横川駅に到着したところ、快速[EL新春碓氷]は既に客扱いをしているようで写真を撮っている人も少なく、おかげで罵声大会にもならずゆっくりと撮影することができました(それでもカメラを構えている人の前に這いこむ人やフラッシュを焚いて撮影する人がいて困ったものですね…。)。

 ひととおり撮影を行い車内に入ります。イベント列車らしく家族連れが多いのが目立ちますが、平均的には50%程度の乗車率でしょうか。私が座ったボックス席にも誰も来ませんでしたの゛ゆっくりと乗車することができます。

 ロクヨンの「ピィー」という甲高いホイッスルのあと、D51が汽笛を鳴らし、その後快速[EL新春碓氷]はゆっくりと走り始めました。
 ELの牽引で勾配も下りですのでもっと速度を出せるのでしょうが、やはり後部に付いているSLの動輪の車軸の熱対策を考えるとこれが精一杯というところでしょうか?また、SLの動輪が回転しているため、EL牽引の列車に乗っているのにSL列車のような脈動が感じられます。

 列車は途中の安中駅で約10分ほど停車します。これだけの時間があると「撮影会」になるのは当然なのですが、ELが先頭になって牽引しているのに、後部のSLに撮影者が集まるのは「ご愛嬌」ということで…。

 安中駅を出発すると多くの撮影者が集まっている田園地帯を走り抜け、列車は一路高崎駅を目指します。新幹線の橋脚が見え、大きく右にカーブすると間もなく終着駅です。
 快速[EL新春碓氷]は多くの人が待つ高崎駅に定刻どおりに到着しました。




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         PHOTO:編成の後部にD51を従えています。






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          PHOTO:EF64-1001号機を…






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           PHOTO:D51-498を…






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           PHOTO:今回のヘッドマーク






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             PHOTO:行先表示






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           PHOTO:安中駅停車中(EF64)






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            PHOTO:安中駅停車中(D51)






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        PHOTO:安中駅には珍しい貨車が置いてあります。






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          PHOTO:安中駅のスイッチャーDB30






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       PHOTO:高崎駅で群馬DC編成にようやく会えました。








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②高崎(1633)→横川(1706) 145M 107系4連【R16+R6編成】
(←横川 クモハ107-116+クハ106-116+クモハ107-106+クハ106-106 高崎→)
 高崎駅到着後は信越線の普通列車で横川駅に戻り、これで本日の「乗り鉄」は終了です。
 今回の「乗り鉄」は107系で始まって、107系で終了となりました。107系って良い車両だとは思うんですよ…。加速もそこそこ良いですし車内もルーミーだし。でも、ロングシートというのがね…と思ってしまいました。




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        PHOTO:色も形状も良いのですが、クッションが…



 久しぶりの「イベント列車」への乗車となりましたが、やはりイベント列車はイベント列車ならではの楽しさもありますね~。秋にはC61も復活するということですから、今年開催される「群馬デスティネーションキャンペーン」からは目が離せませんね。

【乗車日:平成23年1月10日(月)】鉄道コム鉄道コム

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