TOMODACHIYA鉄道日記

 私が撮影した列車や乗車した列車の記録をアップさせていただいています。  基本的には「不定期更新」となっていますので、あしからずご了承願います!

カテゴリ: 2010年度

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。





 長らく長野電鉄の主役として活躍をしてきた2000系電車ですが、A編成(マルーン色)については2月12日(土)を最後に定期運用から離脱、D編成(りんご色)についても2月25日(金)をもって定期運用を離脱し、両編成とも須坂駅の留置線で「最後のその日」を迎えるために、その身体を休める日々を送っていたわけですが、いよいよその「最後の日」が近づき、A編成については3月下旬のイベント臨時列車を最後に完全引退となることが決定しました。

 この引退に先立ち3月20日(日)に「2000系A編成最終普通列車定期運行イベント」が開催されましたので、その『2000系を使用した最後の普通列車』に乗車してきました。





003
①長野(624)→信州中野(713) 507列車 2000系A編成
(←信州中野 2001+2051+2002 長野→)
 本日運転されるのは、A編成が長野駅⇔信州中野駅までの6往復と長野駅⇔須坂駅までの1往復、D編成は引退がまだ少し先ということもあり長野駅⇔須坂駅までの1往復となっています。
 時間が許す限りA編成に乗ろうと思いましたので、今日は格安なフリーキップ『ぶらり北信濃ひな巡りフリーキップ(1,500円で当日限り有効)』を購入して改札を入ります。

 改札を入って階段を下りていくと…そこにはマルーン色の2000系が。このシーンを再び目することができるとは思っていませんでしたのが感慨もひとしおです。
 ひととおり写真をとったあとは2号車に座り、しばらく2000系の走りを堪能することにします。

 沿線には朝早いにもかかわらず撮影に来ている姿もちらほらと見かけ、あらためて2000系の人気の高さが伺えます。駅に停車する都度、ドアが開きますが、相変わらず「ドアレールになにか石でも詰まっているの?」と思うような音がしますが、この音こそが2000系らしくてなんとなく郷愁すら感じられます。
 須坂駅で多くの鉄道ファンが降りた後は車内もだいぶ空き、2000系の快調な走りを堪能しながら信州中野駅にやってきました。



006
       PHOTO:長野駅のホームで待っている2000系A編成






002
         PHOTO:このシートも今日が見納めか…。






016
        PHOTO:信州中野駅を発車するA編成(後追い)










014
②信州中野(736)→須坂(752) 2B 特急[スノーモンキー] 2100系3連【E1編成】 
(←須坂③ デハ2110+モハ2100+クハ2150 ①信州中野→)
 信州中野駅では2000系A編成を見送り、私は後続の特急[スノーモンキー]に乗車します。人気は湯田中方に連結されているリクライニングシート車でしょうが、私は1~2号車の中央こそが最高の席と思っていますので、その場所に座って短時間ですが2100系の乗り心地を楽しみます。

 2000系に乗車すると「まだまだ現役で通用するよね。」と思うのですが、2000系の後に2100系に乗車すると、さすがに時間の流れというものを強く感じてしまいました。
 もう少し乗っていたいところですが、2000系D編成に乗車するために、特急[スノーモンキー]は須坂駅で途中下車します。



010
       PHOTO:信州中野駅に到着する特急[スノーモンキー]






017
     PHOTO:個人的には集団見合いシートも悪いとは思いませんが…





 
018
        PHOTO:この中央部を1人で座れれば最高です。







022
③須坂(801)→長野(829) 206列車 2000系D編成
(←須坂③ 2008+2054+2007 ①長野→)
 須坂駅ではD編成と特急[スノーモンキー]の並びが撮影できるということで、ホームの端には何人もの鉄道ファンが列車の撮影をしています。
 D編成は長野電鉄では「りんご色」と呼ばれていますが、このいろは紛れもなく「国鉄特急色」でもあり(個人的には)とてもよく似合っていると思います。

 今日の主役はA編成ですが、A編成の最後を飾るためD編成も長野⇔須坂間を1往復走りますので、長野駅までの短区間ですがD編成にも乗車をします(D編成は長野到着後は須坂駅まで普通列車として走り、そのあとは小布施駅で展示をされていました。)。

 D編成の人気の高さは沿線でカメラを構える人の多さでもよくわかります。有名な撮影場所にはこの時点で数十名が集まっていたようです。 
 D編成についは引退時期がまだ先なので、これからも乗車する機会があると思いますので、今回は長野駅までの片道のみの乗車を楽しみました。



023
         PHOTO:人気の撮影地ではこの時間でこの状態






021
  PHOTO:このスタイルに、この色の塗りわけはとても似合っていると思います。







026
④長野(906)→信州中野(938) 3A 特急[スノーモンキー] 2100系3連【E1編成】
(←信州中野① クハ2150+モハ2100+デハ2110 ③長野→)
 長野駅に戻ってきました。長野駅からはD編成への乗車ではなくA特急の[スノーモンキー]で信州中野駅を目指します。
 さすがにこの時間になってくると鉄道ファンの数も多くなってきます。また、一般の乗客も多くなってきましたので、さきほどのように2~3号車の中央席を1人で座るなんてことは出来ませんので、今回は1号車のリクライニングシート車に座って信州中野駅を目指します。
 まあ、好みが分かれると言えばそれまでなのですが、個人的にはリクライニングシート車は窓が小さく閉塞感が感じられてしまうので、わたしは2~3号車の集団見合いシート車の方が好きです。

 A特急の[スノーモンキー]に乗車するのは初めてだったのですが、A特急は停車駅が少なくて快適ですね~。本当に「あっ」という間に信州中野駅に到着してしまいました。



025
         PHOTO:長野駅でもD編成との並びが実現







027
  PHOTO:シートの出来は良いのですが、窓が小さいのが玉にきず…でしょうか。








028
⑤信州中野(948)→長野(1033) 520列車 2000系A編成
(←長野③ 2002+2051+2001 ①信州中野→)
 再び信州中野駅にやってきました。ここからは2000系A編成を使用する普通列車で長野駅に戻ります。
 この列車に乗車する理由は、この列車内では車両グッズの販売が行われ、何か購入すれば記念の乗車証明書が貰えると言うことなのですが…。

 信州中野駅を発車すると直ぐに「記念グッズを持って1号車から順番に販売に回るので、(乗車証明書が欲しい人は)座って待っていていただきたい。」旨のアナウンスがあったので、自分の座席で待っていたのですが、記念乗車証明書を手にしたい鉄道ファンが大挙して1号車へ殺到して長蛇の列が!
 長野電鉄側もそのような人に対して販売をしなければいいものを、販売をしてしまうから自分の座席で待っている人には良い迷惑。幸い、信濃吉田駅を過ぎたあたりで販売が回ってきたので購入することは出来たのですが、『自分達で決めたルールすら守らない長野電鉄のコンプライアンスはどうなっているのか?』と問いたいですね。

 せっかくの2000系A編成への惜別乗車ですが、後味が悪く憤慨おさまらぬ状態で長野駅に到着しました。





030
⑥長野(1100)→権堂(1103) 525列車 2000系A編成
 長野駅からは520列車の折り返しとなる525列車で信州中野駅を目指します。そして信州中野駅からは特急[ゆけむり]に乗車して長野に戻ってくるという予定だったのですが…。

 さすがにこの時間ともなると多くの鉄道ファンが集まっています。大勢集まっているのはいいのですがマナーのなっていな鉄道ファンが多くいのには困惑します。
 人がカメラを構えているのに前に入り込む人、列車に対してフラッシュを使用して撮影する人、撮影を終えても画像チェックをその場で行い場所を開けない人…等々。もう少しマナーを守って皆で鉄道趣味を楽しんでいただきたいところです。

 この列車では権堂駅から『記念弁当』の販売があるということで乗車をしました。最後部からの販売だろうと思い3号車に乗ったのはいいのですが、長野駅発車直後に「お弁当は権堂駅から販売します。乗客が多いので3号車での販売を行います。」というアナウンスが!降車客の多い権堂駅を過ぎてからアナウンスすればいいものを、長野駅発車直後に行うから車内は騒然!鉄道ファンが大挙して3号車に列を作ってしまったので3号車は移動もままならぬ状態に…(一般乗客はなんのことだかわからず仕舞いだったでしょうね)。
 私は、『これ以上乗っている意味がない。』と判断して権堂駅で下車しました。

 
 せっかくの惜別乗車だったのでが、何とも後味の悪い結末に…。
 長野電鉄側もある程度の混雑や鉄道ファンが全国から集まることが想定されていたわけですから、もう少し考えて物販等を行って欲しかったです。
 2000系A編成の最終運転は27日(日)に行われるとのことですが、私自身は今日の乗車を最後としました(本当は27日も乗車予定としていたのですが、今日の対応等を考えると不満が爆発しそうですかで止めときます。)。
 列車には何も責任がありませんので、多くの人に見送られながら最後の運転を行って欲しいと願っています。




004
            PHOTO:本日使用した乗車券



【乗車日:平成23年3月20日(日)】鉄道コム鉄道コム鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。


055




  巷では、E5系・はやぶさの「グランクラス」が話題になっているようですが、『長野電鉄の特急[スノーモンキー]にはもっと贅沢な「Spa猿~ん」がある!』と私は声を大に叫びた~い!!


 長野電鉄では2月13日(日)に大幅なダイヤ改正が実施され、JR東日本から譲渡された253系(長野電鉄では2100系という形式番号になりました。)を使用する特急[スノーモンキー]の運転が開始されました(実際には2100系の使用は2月26日(土)からです。)。
 特急[スノーモンキー]の乗車記などについては、既に多くの方のHPやブログで公表されているところですが、ようやく私にも乗車できるチャンスが巡ってきました。時間の制限がありましたので、「じっくりと…。」というわけには行きませんが、2100系の乗り心地、そして1列車1室だけの「旧グリーン車個室・Spa猿~ん」の乗り心地も楽しんできました。

 2月20日に行われた、特急[スノーモンキー]先行特別試乗会の乗車記についてはこちらを…http://tomodaciya221-3.at.webry.info/201102/article_39.html





021
①長野(624)→須坂(649) 507列車 8500系3連  
(←須坂 8503+8553+8513 長野→)
 須坂駅から特急[スノーモンキー]に乗車して信州中野までの1往復が今日の日程のため、長野駅からは朝の1番列車となる507列車に乗車します。
 この列車には2月にも乗車したのですが、長野駅からの乗客より途中駅の権堂駅や本郷駅から乗車する人が多いのが特徴です。
 2月に乗車したときは暖房があまり効かずというか、温まった車内の空気がドアが開くたびに逃げてってしまい「寒~い」と感じたのですが、さすがに3月ともなるとさほど寒さも感じることなく須坂駅まで乗車できました。



022
    PHOTO:この編成には「ローレル賞」受賞プレートが付いていました。






023
②須坂(705)→信州中野(720) 1B 特急[スノーモンキー] 2100系3連【E1編成】
(←信州中野① クハ2150+モハ2100+デハ2110 ③須坂→)
 須坂駅からは朝の1番特急となる1B列車で信州中野駅に向かいます。この列車ならたぶん「Spa猿~ん」は空いているだろうと思ったのですが、さすがに15分間に1,000円を支払うのはもったいないので、この列車は普通の座席に乗車します。

 さて、朝の須坂駅ですが、なんとも豪華な車両基地になっているんですねぇ~。特急[ゆけむり]に使用されてる元小田急のロマンスカー・1000系が2編成、先月末にデビューしたばかりの元JR東日本の253系・2100系が2編成、そして先ごろ定期列車の運用から離脱した元特急列車・2000系の2編成が同一敷地内に所狭しと置いてあるわけですから、一度は訪問をする価値があるというものです。

 さて、今回乗車する特急[スノーモンキー]はまで入線していません。側線にはE1編成が待機をしているので、どうやら本日の列車はE1編成のようです(試乗会もE1編成でしたので、私はE2編成にまだ乗車していません。)。
 そのE1編成が入換のために発車するときに「♪ピロ~、ピロピー♪♪」とメロディーホーンを鳴らすではありませんか!253系にはメロディホーンが付いていることは知っていたのですが、まさか長野電鉄で使用するとは…。試乗会では一度も聞くことができませんでしたので、この音が聞きたければ「いざっ、須坂駅に…。」ということになると思います。
 ちなみに、このメロディーホーンの音色はE257系と同じではないかと思いました。

 さて、列車の出発時間が近づいてきたので車内に入ります。前回の試乗会ではラッキーなことに「回転リクライニングシート」の1号車に乗りましたので、今回は集団見合いシートの3号車に乗車します。
 JR時代にはあまり評判が良くなかったこの「集団見合いシート」ですが、長野電鉄では自由席なので進行方向に座れば文句はありませんし、なによりも特急料金100円でこの列車に乗ることが出来るわけですから文句を言う人などいないと思います。

 個人的には回転リクライニングシートよりも座り心地がいいですし、車両中央部の対面となった部分に座ることが出来れば、足元は広いですし、大型テーブルも付いていますので最高だと思います。また、回転リクライニングシートの1号車は窓が狭いのですが、2~3号車は大型の窓となっていますので、天気の良い日に景色を楽しむなら2~3号車がお勧めだと私は思いました。

 そんなことを思っているうちに列車は信州中野駅に到着をしてしまいました。




030
      PHOTO:車庫内には1000系が並んで留置されています。






029
      PHOTO:OSカーの後方(湯田中方)には2000系A編成






026
       PHOTO:A編成の後方にはD編成が留置されています。






025
       PHOTO:ホーム横の側線にはE2編成も待機しています。






      PHOTO:メロディーホーンを鳴らしながら入線してきます。






024
 PHOTO:車体側面には試乗会の時には貼っていなかったスノーモンキーの写真が…






031
       PHOTO:3号車の車内・集団見合いシートが並びます。






032
     PHOTO:車両中央のこの場所は特等席ではないかと思います。






034
     PHOTO:ハットラック式の荷物棚はちょっと使いづらいかも…






035
  PHOTO:スポットライトやエアコンの吹出口もそのままで使用されています。






037
      PHOTO:スキー客には大型の荷物置場が喜ばれそうです。






038
      PHOTO:2~3号車は窓が大きくて視界が良いのが特徴






041
 PHOTO:3号車は窓が小さいものの、回転リクライニングシートであることが特徴







039
②信州中野(736)→長野(814) 2B 特急[スノーモンキー] 2100系3連【E1編成】
(←長野③ デハ2110+モハ2100+クハ2150 ①信州中野→)
 信州中野駅到着後は一度改札口を出てキップ売り場に行きます。そうです、何を買いに行ったかというと「個室利用券」を購入しに行ったわけです。幸い私が購入するまで誰も買っていませんでしたので、復路の2B特急は「Spa猿~ん」に乗ることが出来ます。
 事前予約が出来ない個室なので、どのような形で利用券を販売するのかと思ったところ、なんとD型硬券に手書きで列車番号等を入れるようになっています。
 1列車1枚限りの券ですから、なんとなくこのキップだけを収集する人も出てくるのでは…と思いました。

 さて、無事に個室利用券が手に入りましたので、ホームに戻って車掌さんに個室を空けてもらいます(「個室利用券が売れているよ~」という情報が伝わっているようです。)。
 中は…すっごく豪華です。もちろんもともとはグリーン車・個室で4人利用が原則なわけですから、豪華で当たり前じゃないかと言われればそうなんですが…。
 シートはとても大きなサイズの2人掛けソファが対面で備え付けられています。そのソファシートにはセンターアームレストが備え付けられていますので、非常にリラックスした姿勢で座ることが出来ます。
 ソファとソファの間には大型テーブルが配置されいますが、こちらも普通車の2、3号車の中間席にあるような安いっぽいものではなく、黒色の高そうなテーブルがド~ンと鎮座をしています。

 このシートに座るとなんとなくヘッドレストの位置が合わないような…。途中で気がついたのですが、実はこのソファシート電動で座面がスライドするのです。アームレストサイドのスイッチを操作すると、座面がスライドすると共にシートの腰の部分が押し出されきます。この状態でルーズな姿勢でとシートに座ると体とシートがとてもフィットすることに気がつきました。

 出入口の扉には鍵が懸からないのが少々残念ですが、乗客のプライバシーを守るために、ドア両側のガラスはスイッチひとつで半透明になる液晶ガラスが使用されているのも嬉しい装備のひとつです。

 そんな「Spa猿~ん」にどっしりと腰を下ろし、窓の外に見える北信五岳を見ながら電車に乗れるなんてもう最高ですね。本当に長野に住んでいて良かったなぁと思いながら長野までの40分間を楽しみました。
 正直、この「Spa猿~ん」って病み付きになりそうです。



001
  PHOTO:D型硬券の指定席利用券、キップそのものに価値がでそうな予感が…。






078
       PHOTO:ドア横のガラスはスイッチひとつで透明から…






076
       PHOTO:半透明になり、乗客のプライバシーが守られます。






064
         PHOTO:個室「Spa猿~ん」へのご案内






056
           PHOTO:室内はこんな感じですね。






066
      PHOTO:超・大型のソファシートがあなたを待っています…。






070
   PHOTO:室内には専用の電光掲示板(ON-OFF可、日本語-英語表示変更可)






072
       PHOTO:大型アームレストには電動シートのスイッチが…






074
 PHOTO:座面が前に出るだけでなく、腰の部分のクッションも前方に張り出します。






079
          PHOTO:個室を外から見るとこんな感じ…



 成田エクスプレスに「グリーン車・個室」があるのは知っていましたし、東武特急のスペーシアにも個室があるのは知っていたのですが、なにせ利用人数が決まっていますので1人で使用するのは滅茶苦茶高い使用料を払わなくてはいけないので、「絶対に無理」と思っていたのですが、長野電鉄ではなんとたった1000円で「グリーン車・個室」に乗車することができるのです。仮に4人で利用すれば1人当たり、たったの250円、特急料金と併せても350円!信じられますか?
 これはもう、「乗り鉄ファン」は長野に来るしかないですね!!



【乗車日:平成23年3月6日(日)】鉄道コム鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。


082



 長野電鉄では2月26日(土)から2100系(元JR東日本253系)を使用する、特急[スノーモンキー]が新特急として運転される予定となっていますが、営業運転に先駆け先行試乗会が20日(日)に行われるという企画イベントが発売されましたので、地元に住んでいるという「地の利」を生かし、早速申し込みを行い参加をすることにしました(今回は午前のコースと午後のコースがあり、私が申し込んだのは午前のコースです。)。

 ところが申し込み後、何日か経過してから長野電鉄から電話があり「車両の準備が間に合わないため、企画の実施を再検討しています。最終的な決断は16日(水)に決めます。」との連絡があり、試乗会は中止か…と思っていたのですが、何とか車両整備も間に合ったようで試乗会は予定どおり行われることになりました。

 この車両には特別な思い出もあるため、本来ですと妻と2人で参加をする予定だったのですが、前の晩に娘が急に熱を出したため、今回は電車にはまったく興味のない息子を連れての参加となりました。



086
①長野(1020)→信州中野(1128) 2100系3連【E1編成】
(←信州中野① クハ2150+モハ2100+デハ2110 ③長野→)
 長野駅での受付が9時からという案内でしたので、早々に受付を済ませ息子と共に駅前のファストフード店で時間を潰します。
 コーヒーを飲みながら、受付の時点で座席番号が記入されたキップ(硬券)とスノーモンキーのパンフレットに記載されている座席表を見たところ、湯田中よりの1号車は回転リクライニングシート車で、あとの2号車と3号車はJR時代のままの集団見合い式の座席となっているようです。これは営業運転になってからも変わりがないと思いますので、1号車に人気が集まりそうです。

 列車は「10時に入線します。」と聞いていましたので、15分位前に長野電鉄の改札口まで戻り列車の入線を待ちます。改札の駅員さんの「どうぞお入りください。」の声でホームに入っていくと、そこには見慣れた253系が待受けていました。長野電鉄のホームに253系があることが信じられない!そんな気持ちでデジカメで撮影を開始します。

 さて、この特急[スノーモンキー]に使用される2100系電車ですが、ご存知のとおり元JR東日本の253系・成田エクスプレスです。
 この253系は1991年3月に成田国際空港へのアクセス特急[成田エクスプレス]として登場した車両です。車体色には「北極圏の白」、「成層圏の灰色の空」、「地平線に輝く赤い太陽」、「果て無き黒い宇宙」をイメージした車体色となっており、長野電鉄でどのような塗色になるのか注目をしていたのですが、結果的にはJR時代の配色をそのまま引き継いだ形で運用に就くようです(屋代のテクニカルセンターでマスキングなどをした姿を見ていましたので、ガラッと塗色を変えるものと思っていました。)。
 それでもN’EXの飛行機マークが消されて「スノーモンキー」のロゴが入るなど長野電鉄のオリジナリティもあちこちで見かけることが出来ます。

 多くの乗客で混雑はしていますが、そのような中で各車両を見てみます。
 1号車は元クロ253が種車となっているため、運転席側の車端部には「個室」が設けられていることが最大の特徴です。
 JR時代には「グリーン個室」として提供されていたものなのですが、長野電鉄でもそのまま「個室」として提供されるとのことです。ただ、JR時代には高値の華であった「グリーン個室」も、長野電鉄ではわずか1,000円という安価な料金で利用できるようです。
 本日は試乗会ということで来賓室として使用されていましたが、営業運転に就くようになったらぜひとも利用してみたいと思っているところです(ちなみに車内放送でこの部屋を『スパサルーン』と呼ぶことにしたとの案内がありました。)。

 2・3号車についてはJR時代から普通車として使用されていた車両で、車内はご存知のとおり悪名高き「集団見合い式シート」となっていました。長野電鉄でもそのままの状態で使用されるわけですが、JR時代のような高額な特急料金を支払って進行方向と逆のシートを指定されれば怒りたくもなりますが、長野電鉄の特急料金はわずか100円。これならば文句を言う乗客などいるはずありません。まあ、もともと今までB特急として使用されていた2000系も「集団見合い式シート」でしたから、利用客のほうが慣れていますし…。ただ、ハットラック式の荷物棚がそのままだったのが気になります。飛行機に乗りなれている人ならともかく、一般の人には使いにくいのではないかと思えました(1号車は普通の荷物棚です。)。

 発車時間が迫ってきたので子供と一緒に座席に戻り発車の時を待ちます。
 10時20分、定刻どおりスノーモンキーは長野駅を発車して地下道をぐんぐんと駆け上っていきます。1号車はもともとグリーン車だったせいでしょうか、シートピッチが非常に広くリクライニングシートを倒せば優雅な空間となります。ただ、残念なのは窓面積が狭いため閉塞感を感じてしまうことと、シート位置と窓割があっていない場所があるので、座るときには注意が必要なことくらいでしょうか。

 善光寺下駅を通過すると、ここまで地下を走ってきた[スノーモンキー]はいよいよ地上に出ます。沿線の人たちも珍しい電車が走っていることに気がつき、多くの支線を浴びながら進んでいきます。

 途中の村山駅では最後の活躍をする2000系D編成とのすれ違いが行われます。[スノーモンキー]が営業運転に入るのと同時に2000系D編成は引退をしてしまいますので、[スノーモンキー]の車内から2000系D編成を見ることができるのは今回が最初で最後になると思われます。

 須坂駅では20分の停車時間が設けられており、ちょうど良い撮影タイムとなります。ここでも長野電鉄のちょっとしたイベントが隠されており、特急[ゆけむり]が特急[スノーモンキー]を追い越すというシーンがありました。こちらのシーンも営業運転ではあり得ないことなので、多くの人がそのシーンを写真に収めようと頑張っていました。

 須坂駅を発車した[スノーモンキー]は快調に…と言いたいところですが、さすがに単線区間に臨時ダイヤを組み入れていますので、列車交換で運転停車を繰り返しながら信州中野駅に到着しました。




084
  PHOTO:長野駅の電光掲示板(鉄道ファンの気持ちを良く知っていますねぇ~)






083
        PHOTO:しかも2タイプも準備してくれていました。






094
     PHOTO:ホームに下りていくと私たちを出迎えてくれていました!






091
        PHOTO:2~3号車の行先表示は「幕」を使用






093
           PHOTO:1号車は電光掲示式です。







095
      PHOTO:1号車は回転式のリクライニングシートが並びます。





097
     PHOTO:シートピッチも広くリクライニングの角度も深いです。






096
       PHOTO:2~3号車は「集団見合い式シート」が並びます。





098
       PHOTO:村山駅では2000系D編成とすれ違います。






099
    PHOTO:須坂駅ではもう1編成(E2編成)が留置されていました。






105
             PHOTO:3号車サイドから…






104
          PHOTO:出入口にはこんな憎い演出も…。






143
         PHOTO:英語表示と日本語表示の2種類






141
      PHOTO:車端の電光掲示板もしっかりと使われています。






024
②信州中野(1150)→長野(1238) 2100系3連【編成】
(←長野③ デハ2110+モハ2100+クハ2110 ①信州中野→)
 信州中野駅では22分間停車した後、[スノーモンキー]は長野駅に戻ります。帰路は運転停車はするがドア扱いはしないとの車内放送がありました。「退屈するかな?」と思ったのですが、車窓から見える北信五岳の説明や車内の自動放送の声は「SBCテレビの山崎アナウンサーの声です。」という裏話の説明等もあり、全く退屈することなく長野駅まで戻ってくることができ、とても有意義な試乗会でした。




038
         PHOTO:北信五岳を見ながら長野に戻ります。






145
     PHOTO:参加者に配布された[スノーモンキー]のパンフレット





146
      PHOTO:乗車証明書、指定席券、キーホルダーも入っていました。
※ちなみに…この「指定席券・乗車券」を持っていると、本日に限り長野電鉄全区間乗り放題という案内もありました。



 特急[スノーモンキー]で湯田中まで行き、美味しいお蕎麦を食べ、駅隣のお風呂に入って、帰りは特急[ゆけむり]に乗って帰ってくる。そんなショートトリップを休日にしたくなりました。
 今週末は既に予定が入っているの駄目ですが、来週には妻を連れて出かけてみようっと…!

※おまけ
 長野駅と信州中野駅ではサービスで幕回しを行っていただきました。すべてをアップするのは難しいですか、特色のある幕に注目です。



130
    PHOTO:「ビアトレイン」に使用するの(絵は2000系ですが…)?






131
            PHOTO:お花見日本酒トレイン






132
        PHOTO:「初詣」の臨時列車にも使用されるのかな?






126
         PHOTO:バラ祭り(中野市で開催されます。)






129
          PHOTO:「御開帳」(何年先だったかな~)






136
          PHOTO:この表示はどんなときに出るのかな?


【乗車日:平成23年2月20日(日)】鉄道コム鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。


024









041
⑧大金(1419)→宇都宮(1457) 336D
(←宇都宮 キハ40-1005+<span style=color:#00c>キハ40-1003</span>  大金→)
 大金駅に到着していたキハ40系2両編成の烏山方には、「一般型気動車標準色」に塗り替えられた『キハ40-1003』が連結されていました!

 乗換え時間がわずかしかありませんので1枚だけ写真を撮った後車内に入ります。車内に入ってしまえば他のキハ40と全く同じなのですが、自分が乗車している列車を多くの人が撮影しているかと思うと、なんとも気分が良いですねぇ~。

 このまま宇都宮駅に到着するまで写真撮影で出来ないと思っていたのですが、宝積寺駅では3分の停車があり、この間に撮影をすることができました。
 4月からはこの「一般型気動車標準色」のキハ40がもう1両増えるような話も聞いていますので、今度は「一般型気動車標準色」のキハ40が2両編成となった姿を見てみたいですし、その姿と滝を絡めた写真撮影にもチャレンジしたいところですね。

 185系の湘南色といい、この一般型気動車標準色のキハ40といい、その時代には無かった組み合わせというのが、これからのトレンドになるのでしょうか…?そうであればE351系の国鉄特急色なんてものを見てみたいような気がします…。

 このあと宇都宮駅で少々撮影をした後、再び日光線ホームへと移動しました。




036
     PHOTO:大金駅で335Dと並ぶ一般型気動車標準色のキハ40






037
       PHOTO:当然ですが車内は他のキハ40と変わりません。






039
        PHOTO:宝積寺駅の手前で宇都宮線と合流します。






043
               PHOTO:宝積寺駅にて






044
         PHOTO:宇都宮車両センターにはこんな車両も






 
045
              PHOTO:宇都宮駅にて







049
⑨宇都宮(1505)→日光(1547) 849M【N4+N5編成】
(←日光 クハ106-4+クモハ107-4+クハ106-5+クモハ107-5 宇都宮→)
 宇都宮駅からは先ほど乗車してきた編成と同じ編成で日光駅を目指しました。




050
        PHOTO:JR日光駅は非常に趣のある駅舎です。







052
⑩東武日光(1637)→新宿(1834) 1058M 特急[日光8号] 485系6連【G55・58編成】
(←新宿⑥ クハ481-334+モハ484-1044+モハ485-1055+モハ484-1058+モハ485-1058+クハ481-1017 ①栃木→)
 JRの日光駅から東武日光駅まで徒歩で移動します(この区間は3分あれば大丈夫です。)。
 東武日光駅からは485系小山車を使用する特急[きぬがわ4号]に乗車して新宿に戻ります。
 この車両にはあまり良いイメージがないので「座席が綺麗なら良いなぁ…」と思って指定された座席に向かったところ、特別綺麗というわけではないのですが、目で見える範囲内にごみ等も見当たりませんでしたので、まぁ一安心というところでした(意味不明な方は前回の乗車記を)。
 
 この車両の最大の特徴でもあり美点は「グリーン車並みに広いシートピッチ」です。足を伸ばしても前の席に足が当たらないくらいの広さがあると思っていただければおわかりでしょうか…。
 ただ、シート位置を変えただけで窓ガラスはそのままですから、窓割とシート位置の会わないシートが何箇所かあります。ここに当たった場合は「不運」としか言いようが無いのですが…。

 列車発車後、あまりにも快適でして…。すっかり寝てしまいました。




053
           PHOTO:車体横の列車名表示






054
         PHOTO:大型のバケットシートが並びます。






055
    PHOTO:シートピッチが広くリクライニングの角度も深いシートです。






024
    PHOTO:栃木駅で撮影した485系小山車(特急[きぬがわ4号])






026
    PHOTO:栃木駅で撮影した485系小山車(特急[きぬがわ4号])






064
⑪新宿(1841)→大宮(1916) 1839F 快速 205系10連【ハエ20編成】
 新宿からは埼京線の快速列車で大宮駅に戻ります。
 私の頭の中では『埼京線=大混雑=絶対に座れない』となっているのですが、新宿始発の快速だったせいでしょうか、それとも土曜日だったからなのでしょうか、列車がホームに入っている状態で階段を下りていったのですが、なんなく座席に座ることができ、久しぶりに205系の元気な走りを楽しむことが出来ました。
 大宮から都内に向かうときは「京浜東北線」の利用が多いのですが、これからは「埼京線」もありかな?と思えた乗車でした。






066
⑫大宮(1930)→長野(2044)  あさま545号【N7編成】
 さて本日のラストランナーは長野新幹線のあさま545号です。本当は1本早い543号が良かったのですが、なぜか窓際の指定席が全部埋まっているとのことで、1本遅らせて大宮駅の新幹線ホームで列車の到着を待っていたところ、今朝、快速[花摘み南房総号]の乗車の際お会いしたM氏と再会!『こんなこともあるんだねぇ~』と苦笑いをする2人でした。

 ひとたび新幹線の乗客となると『あっ』という間に長野に到着します。新幹線は時間と距離を稼ぐのには最高ですが、旅情というものがまったくありませんね…。やはり東京に向かうときには中央線の列車がいいなぁ…と再確認できました。


031
          PHOTO:本日使用した指定席券等




 東武日光駅に来るなら19日(土)ではなく20日(日)にすればよかったのに…。そうすれば東武日光駅で253系1000番台車の展示会を見ることができたのに…と思われる方も多いと思います。
 ですが20日(日)にはもうひとつの253系に関するビックイベントがありますので…(もう、おわかりですよね!)。

【乗車日:平成23年2月19日(土)】鉄道コム鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。


022



 2006年3月にJR東日本と東武鉄道との相互直通運転が開始され、新宿⇔日光(鬼怒川温泉)間には特急列車が運転され始めました。
 この直通特急に使用されている車両は東武鉄道が[100系・スペーシア]が、JR東日本では485系小山車が使用されているところですが、485系小山車は1編成しかないため、予備車として189系[彩野]も使用されています。
 JR東日本の発表によると平成23年4月16日からは、成田エクスプレスに使用されていた253系200番台をリニューアル改造した253系1000番台車を投入するとの発表がありました。

 この253系1000番台車については既に改造が終了し、現在では4月に向けた試運転等が行われており、いよいよ485系小山車と189系[彩野]の将来にも翳りが見え始めました。
 そして最近になり、485系小山車は仙台に転属(仙台の583系が秋田に玉突き転属となり、秋田の583系が廃車のようです。)、189系[彩野]は廃車に…という声が聞こえてきましたので、最後にもう一度…と思い「惜別」の乗車に行ってきました。

  また、せっかく宇都宮付近にまで足を運びますので、過去2回訪問したものの未だに乗車ができていない「烏山線のキハ40(国鉄一般色風)」の乗車にもチャレンジです(さて、3度目の正直となるか!)。


 過去の485系小山車の乗車記はこちら…
http://tomodachiya221.at.webry.info/201001/article_14.html
 189系[彩野]の乗車記はこちらを…
http://tomodachiya221.at.webry.info/200801/article_5.html
 烏山線1回目の乗車チャレンジはこちら…
http://tomodaciya221-3.at.webry.info/201012/article_22.html
 烏山線2回目の乗車チャレンジはこちら…
http://tomodaciya221-3.at.webry.info/201101/article_21.html





001
①長野(600)→大宮(714) あさま500号 E2系8連【N8編成】
 今回の「乗り鉄」は長野の自宅からとなるため、久しぶりに長野新幹線でスタートします。
 [あさま500号]は混むことで有名な列車。しかも今日は土曜日ということで指定席は満席のようです。早めに指定席を押さえておいてよかった!ということですね。
 それにしても混雑しています。私の席は三人がけの窓際(A席)でしたが、長野を出発する時から横の座席どころかほとんどの座席が埋まり、しかも小学生くらいの子供が多かったので車内はとてみ賑やかでした。
 これが2時間、3時間と続くなら怒りたくもなりますが、たかが1時間の乗車ですので大宮まで我慢して乗車しました。






003
②大宮(748)→西船橋(845) 9137M 快速[花摘み南房総号] 183系6連【OM103編成】
(←西船橋① クハ183-1527+モハ183-1054+モハ182-1054+モハ183-1032+モハ182-1032+クハ182-102 ⑥大宮→)
 新幹線で東京まで…と思っていたのですが、時刻表を調べたところ大宮駅で下車すれば短区間ですが快速[花摘み南房総号]に乗車できることが分かりました。国鉄色の183・9系に乗車する機会もそうはありませんので、みどりの窓口で指定席の状況を見てもらったところ難なく購入することができましたので、西船橋駅までですが乗車します。

 快速[花摘み南房総号]の大宮駅入線は7時26分ですので、本日必要となる「ホリデー・パス」を購入してからゆっくりホームに下りていったところ、なんと同じ趣味を持つ仲間のM氏とばったり遭遇!いくら同じ趣味を持つ仲間と言えど長野県民の2人が大宮駅で遭遇するとは…。
 このあとは入線してきた列車の撮影を行い、発車までのしばしの時間でしたが鉄道談義に花を咲かせ、楽しいひと時を過ごすことができました。ちなみにM氏はこのあとこの列車で千倉まで向かい、快速[勝浦ひな祭り号]に乗車するとのことでした…。

 さて、この快速[花摘み南房総号]には大宮車両センターの183系6連が使用されます。183系は1972年に設計・製造された直流特急電車です。さすがに現在では特急運用はなくなり(臨時等ではあります。)、もっぱら波動用として使用されているわけですが、183系が特急[とき]や[あずさ]に使用されていた時代を知る者にとっては、183系にエクストラコストなしで乗車できるのは嬉しい限りです。

 今回私が乗車するのは1号車ですが、この車両はシートはオリジナルとは異なるシートに変えてありますがグレードアップはされていません。ところが2~5号車はグレードアップされた車両となっており、同じ料金ならばちょっとそっちにも乗りたかったな…というのが正直な気持ちでした。あと、この列車で残念だったのは列車名や行先の表示がまったく無く、「快速」表示だけだったのにはとても残念な気持ちがしました。運転日もそこそこありますので、シール式でもかまわないので列車名表示をして欲しいところですね。

 快速[花摘み南房総号]は定刻に大宮駅を発車し、埼玉スーパーアリーナを左手に見ながら南浦和まで南下し、南浦和からは武蔵野線に入っていきます(南浦和までは貨物線を走行していたのかな?)。
 国鉄色の183系はどこに行っても人気のようで、駅のホームには必ずカメラを持った鉄道ファンが待ち構えています。

 武蔵野線は駅間距離が長く、踏み切りもあまりありませんので、もう少し速度を上げて走れそうなのですが、前後の列車の間隔が詰まっているせいでしょうか、やや速度を落し気味に走ります。

 先ほどまで乗車していた[あさま]の喧騒とはうらはらに、とても静かな車内なので(乗客が少ないこともありますが…)もう少し乗っていたいところですが、今日はまだまだ乗る列車があるので西船橋駅で快速[花摘み南房総号]を下車しました。



002
       PHOTO:電光掲示板にはちゃんと列車名が入っています。






004
     PHOTO:1号車のシート(オリジナルから変更されています。)






007
       PHOTO:2~5号車のシート(グレードアップ車両です。)






005
    PHOTO:列車横の「快速」表示(列車名と行先を入れて欲しいところ!)






006
         PHOTO:京浜東北線のホームから編成写真を!








009
③西船橋(848)→新宿(932) 803C E231系10連【ミツ82編成】
 快速[花摘み南房総号]を西船橋駅で下車し、新宿駅から東武線直通の特急[きぬがわ号]に乗車するため総武線で新宿に向かいます。
 209系500番台車を期待していたのですが、残念ながらホームに入ってきたのはE231系でした。もう1本列車を待てば209系の可能性がありましたが、乗換え時間の関係でこの列車で新宿を目指すことにしました。
 土曜日なのにこの混雑は一体何なの?と思うくらいの混雑!その上、錦糸町ではホームの緊急停止ボタンが押されたとのことで約8分ほどの停車が…。
 列車が遅れたことで、2本分の乗客がこの列車に集中したため、混雑にはにはより一層の拍車が…。結果的に幸いその後は順調に走り続けましたので良かったのですが、ちょっと冷や汗ものの乗り継ぎ列車でした(結果的には新宿駅にも8分遅れで到着しました。)。





013
④新宿(948)→栃木(1114) 9033M~5033M 特急[きぬがわ93号] 189系6連【OM201編成】
(←栃木① クハ189-2+モハ189-45+モハ188-45+モハ189-43+モハ188-43+クハ189-511 ⑥新宿→)
 なんとか新宿に来ました。ここからが本日の「乗り鉄」のメインとなります。
 新宿からは189系[彩野]を使用した臨時特急[きぬがわ93号]に乗車します。私が新宿駅に到着した時点で列車は既に5番線に入線していましたので、あわててひととおり撮影を済ませてから車内に入ります。

 車内に入ると独特の緑色のシートが並んでいます。この色のシートはとても珍しく素敵だとは思うのですが、ベージュ色のヘッドレストカバーがいただけませんね。このカバー汚れてはいないのですが、なんとなく古くて汚く見えてしまうのが残念です。また、車内はアコモ改善を行っているわけではありませんので、これで東武鉄道の100系・スペーシアと同じ特急料金はいかがなものか…?と思ってしまいました。

 さて、列車は新宿駅を発車して一路大宮駅を目指します。先ほどまで乗車していた183系と動力ユニット等は変わりがありませんが、そこはやはり「特急列車」。新宿発車と同時にぐんぐん加速をしながら進んでいきます。なにか久しぶりに元気な183・9系に乗車した感じです。大宮までは併走する西武鉄道の列車、京浜東北線のE233系、高崎線のE231系などをどんどん抜いて韋駄天の走りを続け、久しぶりに乗車していることが楽しくなりました。

 大宮を発車するとダイヤ上では栃木駅までの1時間をノンストップで走ることになります。ただ、宇都宮線はいたるところで工事等が行われている関係でしょうか、先ほどまでの韋駄天ぶりはすっかり影を潜め、ダラダラと進んでいきます。

 先ほども書いたとおり「ダイヤ上はノンストップ」なのですが、栗橋駅ではJRの運転士から東武鉄道の運転士に引き継ぎが行われるため運転停車が行われます。
 しばらくの運転停車の後、列車はJRと東武鉄道の連絡線を渡って東武鉄道に入っていきます。このときにデッドセクション区間が設けられているため車内の電気が一度消え、デッドセクション区間に入ったことが分かります。
 一般的にデッドセクションが設けられているのは、直流⇔交流の切り替えのためですが、ここは直流⇔直流ですが会社間で異なる機器の切り替えのため設けられているようです。

 東武鉄道内に入ると再び特急列車らしい走りが戻ります。当初の予定ではこの列車で下今市駅まで乗車する予定でしたが、次の列車に乗車するため栃木駅で下車することにしました。
 たぶん[彩野]への乗車はこれが最後になるかと思います。この車両は長野にもゆかりのある車両なので、長野の地に戻ってきて欲しいところですが、無理なんだろな…と思いながら[彩野]を後にしました。



014
            PHOTO:新宿駅の電光掲示板






015
          PHOTO:珍しい緑色のシートが並びます。






017
       PHOTO:シートの形状はE257系と同じだと思います。






011
 PHOTO:予備編成なので、車体横の列車名表示もしっかり入っているようです。






018
       PHOTO:大宮工場には「あずさ色」の183系の姿が…






019
        PHOTO:JR線から東武鉄道線に入っていきます。







020
    PHOTO:電気が消えてデッドセクション区間に入ったことがわかります。







029
⑤栃木(1142)→下今市(1221) 特急[きりふり275号] 東武鉄道350系4連
(←下今市① クハ351-4+モハ351-3+モハ351-2+クハ351-1 ④栃木→)
 特急[きぬがわ93号]に乗車していれば下今市駅まで行けるのですが、東武特急のうち300系(350系)を使用する特急列車に乗車したことが無いため、栃木駅では後続の特急[きりふり275号]に乗り換えます。
 東武鉄道の特急列車といえば「100系・スペーシア」がその代名詞となっているわけですが、実際には[りょうもう号]に使用される200系(250系)や、今回乗車する300系(350系)があります。

 今回乗車する特急[きりふり号]を始め[ゆのさと号]、[しもつけ号]にも使用される300系ですが、もともと急行[りょうもう号]に使用されていた1800系のうち、200系の増備により運用を離脱した車両を改造したものです(6両編成が300系、4両編成が350系となりました。)。
 日光線の特急列車に使用されることに伴い、1800系時代には装備されていなかった発電ブレーキや抑速ブレーキを追加装備をしたほか、車体塗装についてもスペーシアやJRの東武鉄道直通特急と同じく、白色ベースにサニーコーラル・パープルルビーの帯が入る「日光線優等色」に変更されました。

 ただ100系スペーシアに比較すると車内設備に格差があるため、特急料金についてはリーズナブルな価格となっています。栃木駅の窓口で指定席券(500円)を購入して、ホームで特急[きりふり275号]の到着を待ちます。

 当然6両編成の300系だと思っていたのですが、ホームの電光掲示板には「4両編成」の文字が…。「まあ、臨時特急なので空いているだろう。」と思いきや車内に入ってびっくり!ほとんど座席が空いていない!相席覚悟で自分の指定されたシートにたどり着くと、そこだけが2席が空いているという感じでした。

 100系・スペーシアには劣る車内設備とはいえ、茶色の小ぶりなシートは清掃が行き届いておりとても清潔感がありそして綺麗です。シートピッチが若干狭く、シートもリクライニングしませんが、シートの背面にはテーブルがあり、そのほかにも折りたたみ式の大型のテーブルも設備されていますし、なによりも両面使用可能なフットレストも付いていますので「特急列車」として十分な機能は有していると私は思えました。

 300系の特急列車としての走りにも期待していたのですが、栃木駅より先は単線区間となるためそちらの方は楽しむことはできませんでしたが、東武鉄道の珍しい特急列車に乗車でき十分満足の30分でした。



027
             PHOTO:栃木駅の電光表示板






030
           PHOTO:車体横の列車種別表示






033
          PHOTO:雪山が見えてくると日光は間近…。







034
⑥今市(1233)→宇都宮(1307) 844M【N5+N4編成】
(←宇都宮 クモハ107-5+クハ106-5+クモハ107-4+クハ106-4 今市→)
 東武鉄道の下今市駅とJRの今市駅は約700mほど離れています。乗換え時間はわずか12分。少し早や歩きで向かえば間に合うはずなのですが…。
 結論から言えば歩きだけなら15分は必要。すこし小走り気味でなんとか間に合ったというところでしょうか…。足腰に自信がなければ駅前のタクシーに乗るのが間違いの無い選択というところですね。

 私が到着した時点ではホームに多くの乗客が待っていましたが、4両編成の列車でしたので余裕で座ることができました。「日光線」と聞くと「観光路線」というイメージがあるのですが、観光路線は東武鉄道に譲った感があり、こちらは地元住民の足として利用されているという感じでした。

 ここで使用されいる107系も近いうちに205系に変わるようですが、どのような車体塗色で再デビューするのか楽しみですね。






035
⑦宇都宮(1340)→大金(1416) 335D
(←大金 キハ40-1007+キハ40-1008 宇都宮→)
 「一般型気動車標準色に塗り替えられたキハ40に乗りたい!」ということで過去2回のチャレンジしたのですが、1回目は検査未出場、また2回目は運用に入っておらず乗ることができませんでした。
 今回こそは…、3度目の正直…という気持ちで、日光線を下りた後、宇都宮線のホームに移動をしてホームの一番外れにある車両基地を望みます。烏山線色のキハ40が5両見えます。そして13時24分に到着した334Dも2両とも烏山線色、そしてこれから乗車する335Dも烏山線色2両ということで、この335Dが大金駅で交換する336Dに「一般型気動車標準色」のキハ40が運用に入っている可能性が高い!

 …ということではやる気持ちを抑えながら大金駅を目指すことにしました。
 宇都宮駅を出ると宝積寺駅までは電化区間ですので、電車に追い回されないため結構元気な走りをします。その一方、宝積寺駅を出で進路を右に変えると景色はそれまでの住宅街から一転して田園地帯となり、急カーブや勾配が続くため速度もガクンと落ち、のんびりとした感じで進んでいきます。


 沿線を見るとカメラを構えた鉄道ファンが何人もいますので、これは期待が持てそうです。私を乗せたキハ40は左に大きくカーブをして大金駅に入っていきます。そしてその大金駅のホームで私を待っていたのは…

※文字数制限の関係で後編に続きます。

【乗車日:平成23年2月19日(土)】鉄道コム鉄道コム

↑このページのトップヘ