TOMODACHIYA鉄道日記

 私が撮影した列車や乗車した列車の記録をアップさせていただいています。  基本的には「不定期更新」となっていますので、あしからずご了承願います!

カテゴリ: 乗車記

P1590929
          PHOTO:豊橋駅に停車中の飯田線の列車


 残った青春18キップ1回分をどう使おうか?と考え、当初は東北の阿武隈急行と福島交通・飯坂線の乗車を考えていたのですが、台風13号の接近に伴い「台風の進行方向に向かうのは危ないのでは?」と思い、急遽、予定を変更をして久しぶりに、飯田線の全線乗車にチャレンジすることにしました。

 
 飯田線の全線乗車については、名古屋勤務時代に長野の自宅に戻るルートとして2回ほどチャレンジしたことがあるのですが、なぜか2回とも途中で運転が中止となり全線乗車ができませんでした。
 今回、もし、飯田線の全線乗車ができれば13年ぶり、しかも豊橋方面からの全線乗車は初めて…ということになるのですが、昨日通過した台風の影響も残っている中での乗車ですので、さて、どうなることやら…。



P1590907
①品川(436)→熱海(616) 721M E233系15連
 品川駅からは東海道線の始発列車となる熱海行き普通列車で熱海駅に向かいます。
 今回は青春18キップの旅らしく普通車への乗車ですが、朝1番の列車ということでボックス席に座っていくことができました。


 さすがに9月ともなると日の出がだいぶ遅くなり、漆黒の暗闇の中、列車は西へ西へと向かいました。
 列車は藤沢→平塚間で若干混雑したものの、その後は混雑することもなく定刻通りにJR東海との境界駅となる熱海駅に到着しました。



P1590906
            PHOTO:E233系の車内





P1590908
         PHOTO:平塚駅に停車中の熱海行き普通列車






P1590909
②熱海(649)→浜松(917) 425M 211系3連+313系3連
 熱海駅では接続列車を1本見送り、後続の浜松行きの普通列車に乗車します。中央西線口では風前の灯火状態の211系ですが、東海道線ではまだ活躍が続いているようで、先月、南紀に行った際も211系に乗車できましたし、今回も特に狙ったわけではないのですが211系と313系の混成編成でした。
 まあ、本来なら残り少ない211系へ乗車するところですが、今日はこれからも211系への乗車が待っていますので、
今回は乗り心地のいい313系(ロングシート車ですが…)に乗車して浜松まで向かいました。

 列車が熱海駅の4番線ホームに到着した直後はガラガラの車内でしたが、東京方面からの列車が到着するとあっという間に車内は満席状態となりましたので、やはり列車を1本遅らせたことは大正解のようでした。


P1590910
          PHOTO:313系2500番台車の車内





P1590916
        PHOTO:大井川を渡って西へ西へと進んでいきます。







P1590925
③浜松(943)→豊橋(1017) 5313F 特別快速 313系6連
 浜松駅でも1本列車を見送って、後続の特別快速に乗車して豊橋駅を目指しました。やはり前を向いて座っていけるのが良いですね…。
 静岡方面からの列車が到着すると、多くの乗客が乗り込んできて車内は大混雑となりました


P1590926
         PHOTO:浜名湖が見えるのは短い時間だけです。






P1590929
④豊橋(1042)→飯田(1443) 519M 313系3000番台車2連
 浜松駅から乗車した特別快速を豊橋駅で降り、名物の壺屋のお稲荷さんを購入してから飯田線のホームに降りていくと、そこには岡谷行きの列車を待つ人の列が!えっ、まだ10時27分発の豊川行きが発車していないのに…。まあ、そうは言っても私も並ばないと…ということで並んだのですが、飯田線ってこんなに人気があったの?思うほどの人の列でした。


 そうこうしているうちに列車が回送されてきます。「列車のフロントマスクを見て、あっ313系ね、写真を撮りたいから通路側の方が良いかな…。」なんて思っていたら、回送されてきた車両は、まさかの3000番台車でした。それならば…というけどでドア横の2人用のシートに座って行くことにしました。発車までにシートは見事に全て埋まり、混雑した中、列車は豊橋駅を発車していきます。


 さて、飯田線については、過去、何回か全線乗車をしているのですが、最近(といっても2年以上前ですが…)は乗車にチャレンジしても倒木で運転が打ち切りになったり、大雨による運転抑止などで途中までしか行けなかったりと、全線乗車ができていませんでしたので、今回はなんとしても…という気持ちで乗車します。


 豊橋駅を発車した列車は、しばらくの間は東海道線と並走して進みますが、飯田線は下地駅の先で大きく進路を右に変えて豊川の町中を目指して進んでいきます。


 現在乗車している飯田線ですが、愛知県豊橋市の豊橋駅と長野県上伊那郡辰野町の辰野駅を結ぶ鉄道路線です。全長は195.7kmと長く、終起点を含めて94個も駅ありますが、それらの駅の平均距離は約2.1kmと短く、大都市の市街地路線並みの駅間距離となっています。


 豊川駅の手前で名鉄の豊川線と合流すると豊川稲荷で有名な豊川駅に到着します。この豊川駅を発車すると日本車両の引込線を左手に見ながら発車をしていきます。運が良いとこの豊川駅で新型車両等の出場シーンが見られるようですが、残念ながら本日は何も見ることはできませんでした。


 三河東郷駅を過ぎると路線は大きくN字型を描くように進み、豊川を渡ると長篠城駅に到着します。この長篠城駅の駅舎はお城の「櫓」を模した駅舎になっているようです。


P1590930
            PHOTO:長篠城駅の駅舎





P1590931
       PHOTO:長篠駅に停車中の岡谷行き普通列車519M



 長篠城駅を過ぎると宇連川を右手に見ながら進んでいきます。この一帯は「鳳来峡」と呼ばれる渓谷沿いを走っていきます。この宇連川は川底が板を敷いたように見えることから「板敷川」とも呼ばれているようです。


P1590937
        PHOTO:まさに川底に板を敷いたように見えます。①





P1590940
       PHOTO:まさに川底に板を敷いたように見えます。②



 三河川合駅の先で宇連川とも別れ、列車は鬼の面をモチーフとした駅舎である東栄駅の先で愛知県から静岡県へと入ります。この先をしばらく進むと飯田線の要所駅でもある中部天竜駅に到着します。
 この中部天竜駅は数多くの始発列車が設定されているほか、特急列車の停車駅ともなっています。かつては駅構内に「佐久間レールパーク」がありましたが、2009年には閉鎖となり、いまではその敷地だけがレールパークがあった証跡として残っているだけです。


P1590952
              PHOTO:東栄駅の駅舎





P1590953
         PHOTO:きれいな天竜川を見ながらの乗車です。






P1590954
      PHOTO:中部天竜駅、かつてのレール泊の名残が伺えます。





 中部天竜駅を過ぎると列車は飯田線の名所でもある「渡らずの鉄橋」に差し掛かります。  
 城西駅を過ぎると「渡らずの鉄橋」にかかりますが、この鉄橋は水窪川左岸のトンネルが中央構造線の地殻変動により崩落しやすい…ということで、この部分を迂回するためにできたもので、いったん川を渡った後、対岸に渡らずにもう一度川を渡って元の岸辺に戻るという珍しい鉄橋です。


P1600004
            PHOTO:渡らずの鉄橋通過中!





      
           VIDEO:飯田線・渡らずの鉄橋


 水窪駅を発車した列車は、大きく進行方向を左手に変え飯田線最長の大原トンネルに入ります。しばらくトンネルの中を走行し、トンネルを出るといよいよ飯田線名物の「秘境駅」エリアへと入っていきます。


 飯田線の静岡県最後の駅である「小和田駅(こわだ)」は、飯田線の秘境駅の中でもダントツの人気を誇る駅です。現在の天皇陛下の奥様になられた妃殿下である雅子様の旧姓が「小和田(こちらは「おわだ」です)であったことから、この駅もちょっとしたブームになったのも今は昔ですね…。ちなみにこの小和田駅のホームには、愛知県と静岡県と長野県の三県境界駅という表示もありますので、本当は途中下車して撮影したいところですが、それをやってしまうと帰れなくなる可能性がありますので泣くなくあきらめました。小和田駅を発車すると列車は長野県へと入っていきます。


P1600005
            PHOTO:小和田駅に到着




 中井侍駅は、長野県で最も南に位置している駅であると同時に、長野県では一番標高の低い位置にある駅です(低い…といっても標高は289mありますが…)。


P1600006
             PHOTO:中井侍駅のホーム





P1600013
       PHOTO:伊那小沢駅では、上諏訪発豊橋行きと交換します。





P1600017
        PHOTO:天竜川の流れを見ながら進んでいきます。




 為栗駅(しだぐり)も、駅の回りにはほとんど民家の無い地域に存在する駅です。朝と夕方の一部の普通列車はこの駅を通過してしまうほど乗降客が少ないようです。この為栗駅は「秘境駅」であるとともに難読駅でも有名です。


P1600025
             PHOTO:為栗駅のホーム



 田本駅はそのホームがある場所に特徴があり、断崖絶壁の途中にある駅です。線路の下には崖が待っていますので、くれぐれも線路には下りないように…。


P1600032
             PHOTO:田本駅のホーム




 金野駅は飯田線の中でも一番乗客が少ない駅です。周りには民家らしいものが見当たりませんので、ここで乗り降りする人はどこに住んでいるのでしょうか…?


P1600035
             PHOTO:金野駅のホーム




 千代駅は「秘境駅」という割には周りに民家がありますので、どこか秘境駅なんだろう…ということですが、1日の乗降客が大変少ないということで秘境駅の仲間に入っているようです。この駅はその駅名から「駅名標」に触ると長生きができる…といわれているようです。


P1600039
              PHOTO:千代駅に到着 



 一連の「秘境駅」を過ぎると列車は天竜峡駅に到着します。この天竜駅は飯田線の前身でもある伊那電気鉄道の起点駅であり交通の要所であり観光地の駅(天竜船下りの駅)ということで、特急列車を含めてすべての列車が停車します。


P1600043
             PHOTO:天竜峡駅に到着





P1600042
       PHOTO:天竜峡駅に停車中の岡谷行き普通列車519M




 天竜峡駅を過ぎると列車は飯田市内へと入り伊那八幡駅に到着します。この伊那八幡駅を過ぎると列車は大きく進行方向を左に変えて下村山駅へと到着します。この下山村駅はかつて「探偵ナイトスクープ」でも有名になった駅で、飯田線は下山村駅から飯田市内を大きく湾曲(Ω形)をしながら進むため、列車に乗っているよりも下村山駅から伊那上郷駅までの間は走ったほうが早い!ということで、列車と競争をした…というのは有名な話です(「下村山ダッシュ」とも言われています。)。

 列車は湾曲した途中にある長野県の南進地方では最大の市である飯田駅に到着します。もちろんこのまま乗っていれば飯田線の全線乗車ができるのですが、まあ、先を急ぐわけではありませんので、飯田駅で途中下車しました。


P1600045
       PHOTO:飯田駅に到着した岡谷行き普通列車519M





P1600046
      PHOTO:飯田駅舎(りんごの街ということでリンゴ色です)



 さて、なぜ飯田駅で途中下車したのか?というと、この駅の近くにあるラーメン屋さんに立ち寄りたかったからです。その立ち寄りたかったお店というのが「新京亭」さんというラーメン屋さんです。
 かつては本当に駅前通りに面していたのですが、
現在は1本東側の通り沿いに移転をしているとのことで、見つけられるかなぁ…と思っていたのですが、難なく見つけることができ、久しぶりにおいしいラーメンをいただきました。

 
P1600047
              PHOTO:新京亭さん





P1600049
    PHOTO:チャーシューワンタンメンをいただきました(900円です)。


※後編に続きます。


 最後までご覧いただきありがとうございました。


※乗車日は9月 9日(土)です。


【令和 5年 9月11日(月)・2023/9/11】
鉄道コム鉄道コム
鉄道コム
鉄道コム

◎過去の飯田線の乗車記はこちらから!
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

P9020036
       PHOTO:真岡駅に到着したDE10牽引の普通客車列車
        ※赤いディーゼル機関車に茶色の客車、これ貴重なシーンですよね…。



 DLとDCが大好きで、あえてSLではなくDLが牽引する列車([DL大樹号]・[わたらせ渓谷トロッコ号])に立て続けに乗車をしたところですが、実は関東にはもう1本DLが牽引する列車がある…ということで今回乗車をしてきました。




P9020023
①下館(1605)→真岡(1633) 6103列車
 JRの下館駅にやってきました。ここ下館駅から真岡鉄道に乗車するのですが、実はこれから乗る列車、時刻表を見てもどこにもDLが牽引するとは書いてなく「知る人ぞ知る」というDL牽引の普通列車なんです。


 下館駅に15時58分に到着する[SLもおか]は、下館駅到着後、車両基地のある真岡駅に戻す必要があるのですが、真岡駅にはSLの方向を変える転車台が無く、いわゆる機関車の機回しが行えないことから、編成の最後尾にDL(DE10)を連結して真岡駅まで戻す…ということで、本来なら回送列車として運転をしても良さそうなのですが、客扱いをしてくれる…ということです。しかも、ありがたいことに運賃だけで乗車ができてしまいます。


 ということで、定刻となり下館駅に[SLもおか]が到着しました。
 [SLもおか]が15時58分に到着して16時05分には発車というメチャクチャタイトなタイムスケジュール。発車までの7分間で乗客を下ろす一方、もう一方ではディーゼル機関車を連結するという、もうこれは「荒技」の世界ですが真岡鉄道の皆さんはそれをいとも簡単にやってしまうから凄いですね…。


 私といえば一生懸命に入換シーンを撮っていたのですが、突如、客車のドアが閉まってしまい「乗れない!」という絶体絶命のピンチに!幸い最後部の3号車だけはドアが開いていたので飛び乗る感じで車内に入って空いていたボックス席に座ると同時にドアが閉まり、なんとかギリギリセーフでした(客車は3両編成で到着しますが、折り返しの普通列車に使用するのは3号車のみだそうです。)。


 荷物を下ろす間もなくディーゼル機関車の甲高いホイッスルの後、SLが汽笛で応えてガクンという少し大きめの衝撃のあと発車していきます。
 DE10が牽引する列車ですが後部にSLを連結していることもあり、蒸、気機関車独特の脈動を感じながら進んでいきます。蒸気機関車を連結しているのでゆっくりと走ると思いきや、これが意外と速く55~60km/h程度のベースを維持してで走っていきます。まあ、SLが走らない日はディーゼルカーが走るダイヤですので、そんなにゆっくり走るわけには行かない…という事情もあるわけですが。


 下館駅を発車すると、途中の停車駅は、折本、久下田の2駅のみに停車して終点の真岡駅に到着します。わずか29分間の乗車でしたがDE10が牽引する50系客車に乗ることができて大満足でした



P9020001
        PHOTO:下館駅に停車しているDE10(2位側)





P9020006
         PHOTO:下館駅に停車しているDE10(1位側)





P9020010
      PHOTO:エンジンをかけて入れ替えの準備を開始するDE10





     
P9020018
     PHOTO:[SLもおか]が到着し、入れ替えを開始するDE10






P9020032
             PHOTO:50系客車の車内





P9020031
      PHOTO:田園地帯を思っていた以上の速度で走っていきます。





P9020037
     PHOTO:
真岡駅に到着したDE10牽引の普通客車列車(SL側)





P9020038
           PHOTO:C12をちょっとアップで…





P9020039
        PHOTO:キューロク館に展示されているD51





P9020040
     PHOTO:こんなすごい建物をよく作った…と感心させられます。







P9020042
            PHOTO:こちらはキューロクですね。







P9020043
➁真岡(1725)→下館(1748) 136列車
 真岡駅到着後は、しばらく駅内の展示物や隣接しているキューロク館などを見学したのち、下館行きのディーゼルカーで戻りました。


      
          VIDEO:下館駅に到着する[SLもおか]



 まさか1年間の間に、DE10が牽引する客車列車3本に乗ることができるとは思ってもいませんでした。そうなると次はやはりDD51が牽引する客車列車ですね…。


 最後までご覧いただきありがとうございました。


※乗車日は9月 2日(土)です。


【令和 5年 9月 7日(木)・2023/9/7】鉄道コム鉄道コム
鉄道コム
鉄道コム


◎過去の真岡鉄道の乗車記はこちらから!
 
 


 青春18キップの使用期限が迫ってきました。
 今回は一度撮影をしたいと思っていた「水戸偕楽園付近での撮影」と11年ぶりの乗車となる「ひたちなか海浜鉄道」などの乗車にぶらぶらと出かけてきました。


※写真はありません。
①品川(433)→上野(454) 400G E235系11連
 品川駅からは東京・上野方面の始発列車に乗って上野駅を目指しました。




P9020269
➁上野(511)→水戸(658) 321M E531系10連
 上野駅からは常磐線の列車で水戸駅に向かいます。
 9番線ホームに上がっていったところ、ホームに待っていたのは「赤電編成」ということで幸先のいいスタート…ということもあり、ここはちょっと奮発をしてグリーン車に乗車して向かいました(私、もしかするとE531系のグリーン車は初めてかな…?)。


P9020270
           PHOTO:E531系のグリーン車





P9020264
          PHOTO:E531系のグリーン車の車内







P9020271
★水戸駅北口(710)→偕楽園入口(719) 関東バス
 水戸駅到着後は、ちょっと「乗り鉄」を中断して偕楽園付近で常磐線の列車の撮影を行いました。なお、この撮影模様等については別記事でアップさせていただきます。





P9020367
            ★こんな写真を撮っていました!★



★撮影記の模様はこちらから!
 






P9020392
★偕楽園入口(906)→水戸駅北口(※※) 関東バス
 偕楽園近くでの撮影を終えてバスで水戸駅に戻りました。




P9020396
水戸(936)→勝田(941) 537M E531系5連
 水戸駅に戻ってきました。水戸駅からは再び「乗り鉄」を再開し、ひたちなか海浜鉄道との乗換駅である勝田駅を目指しました。






P9020403
④勝田(1008)→阿字ヶ浦(1036) 119列車 キハ37100-03 ひたちなか海浜鉄道
 勝田駅で一休みしたのち、ひたちなか海浜鉄道に乗って阿字ヶ浦駅まで1往復乗車をしてきました。
 なお、ひたちなか海浜鉄道の乗車記については別記事でアップさせていただきます。






P9020415
⑤阿字ヶ浦(1044)→那珂湊(1056) 122列車 キハ37100-003 ひたちなか海浜鉄道 
 阿字ヶ浦駅からは、ここまで乗車してきた列車で那珂湊駅に戻りました。





P9020430
⑥那珂湊(1131)→勝田(1146) 124列車 キハ11-5 ひたちなか海浜鉄道
 那珂湊駅からは後続の列車、元JR東海のキハ11に乗って勝田駅に戻りました。



★ひたちなか海浜鉄道の乗車記はこちらから!
 





P9020442
➆勝田(1149)→水戸(1156) 546M E531系5連
 再びJR線に戻ってきました。
 ここ勝田駅からは真岡鉄道の乗換駅となる水戸線の下館駅を目指すため、ひとまず水戸行きの普通列車に乗車しました。





P9020444
➆水戸(1204)→友部(1220) E531系5連 
 水戸駅からは土浦行きの普通列車に乗って水戸線との乗換駅となる友部駅を目指しました。





P9020445
⑧友部(1223)→下館(1301) 748M
 友部駅からは小山行きの列車で、真岡鉄道の乗換駅となる下館駅に向かいました。
 なお、予定よりもだいぶ早く到着してしまいましたので、下館駅到着後は駅前の筑西市役所のフリースペースで休憩兼ブログの下書き兼写真の整理をして過ごしました。






P9020023
➈下館(1605)→真岡(1633) 6103列車 真岡鉄道
 下館駅からはDL(DE10)が牽引する客車列車で真岡駅まで乗車しました。
 なお、真岡鉄道の乗車記については別記事でアップさせていただきます。





P9020043
➉真岡(1725)→下館(1748) 136列車 真岡鉄道
 真岡駅では展示されている蒸気機関車などを見てから、普通列車で下館駅に戻りました。



★真岡鉄道の乗車記はこちらから!
 






P9020049
⑪下館(1801)→小山(1823) 762M E531系5連
 真岡鉄道の乗車を終え、再び水戸線に乗って宇都宮線の小山駅を目指しました。
 常磐線の友部駅に戻る…というルートも考えたのですが、小山駅を回ったほうが早く帰れることがわかりましたのでこちらのルートで帰ります。
 



P9020057
⑫小山(1831)→品川(2001) 1635E E231系15連
 小山駅からは東海道線経由の国府津行に乗車して一気に品川駅に戻りました(ちょっと奮発してグリーン車です。)。
 今日、山手線以外は全部E531系電車でしたので、なんとなくE231系の走行音が新鮮に感じられました。



 朝早くから駆け足で回った茨城県ですが、前々から撮影をしたかった「偕楽園での撮影」、ずいぶんとご無沙汰をしてしまった「ひたちなか海浜鉄道」の乗車、そして何よりも乗ってみたかった真岡鉄道の「DE10牽引の客車列車」とやりたかったことはすべてできましたので、本日は充実した「乗り鉄」でした。
 さあ、青春18キップもあと1回分余っていますので、さて、来週はどこに行きましょうか…。



 最後までご覧いただきありがとうございました。


※乗車日は9月 2日(土)です。


【令和 5年 9月 3日(日)・2023/9/3】
鉄道コム鉄道コム
鉄道コム
鉄道コム

P9020428
      PHOTO:那珂湊駅に到着するキハ11-5(元JR東海車)



 勝田駅までJRを乗り継いでひたちなか海浜鉄道・湊線の乗車にやってきました。
 実に11年ぶりの再訪問です。
 本当は旧型気動車が走っているうちに来たかったのですが、自宅のある長野からも、単身赴任先であった名古屋からも高知からも遠く、ようやく東京勤務となったことから再訪問することが出来ました。





P9020403
①勝田(1008)→阿字ヶ浦(1036) 119列車 キハ37100-03
 ひたちなか海浜鉄道のホームはJR勝田駅の1番線が専用のホームとなっているようで、その専用ホームにある小さな窓口で1日フリー切符を購入してホームへと入っていきます(JRの改札を1度も出ることなく、JR線からそのまま乗り換えが可能です。)。


 ホームに待っている人も少なく、日中の普通列車ということで、さほど混雑はしないかな?と思っていたのですが、上野方面からの列車が到着すると多くの人がひたちなか海浜鉄道に押し寄せ、キハ37100-03のロングシートはすべて埋まる状態となります(窓口でフリー切符が飛ぶように売れていました!)。
 …ということで、多くの乗客を乗せて列車は定刻どおり勝田駅を発車し、JR線を右手に見ながら進行方向を左へと変えて進んでいきます。


 さて、今回乗車する湊線は、茨城県ひたちなか市の勝田駅から旧那珂湊市街地を経由して阿字ヶ浦駅とを結ぶ全長14.3kmの鉄道路線です。
 もともとは茨城交通の路線だったのですが、経営状態が厳しかったことから廃線の意向をひたちなか市に対して示したところ、ひたちなか市が財政支援を視野に再生を目指し、設立したのが現在の「ひたちなか海浜鉄道」ということになります。

 2008年4月1日にその経営をひたちなか海浜鉄道に移管後は、列車の増発や最終列車の繰り下げ、新駅の設置、割安な年間通学定期券の発売といった利便性向上策に取り組み、第三セクター移行後の輸送実績は徐々に回復し、2017年度には1997年以来20年ぶりとなる利用者100万人台に到達しました。
 また、現在では終点の阿字ヶ浦駅から国営ひたち海浜公園の南側を通って大規模複合商業施設がある公園西口付近を終点とする約3.1kmの路線延伸計画もあり、今後、ますます利用客の増加が見込まれています。


 さて、阿字ヶ浦駅を目指して走る列車ですが、思っているほど速くはないのですが、しっかりとした足取りでリズムを刻みながら進んでいきます。途中駅からの乗車も多く、早速、次の駅(工機前駅)からは立って乗車する人も発生しました。ところで、みんなどこに行くんだろう…と思いながら乗車を続けます。
 沿線の田んぼの稲もちょうど稲刈りの時期を迎えてるようで、あちこちでコンバインが動いている景色を見ながら進んでいきます。駅に到着しても(乗ってくる人はいるのですが)誰一人としておりませんので、このまま全員、阿字ヶ浦駅まで乗っていくのかなぁ…みんな目的地はひたちなか海浜公園なのかなぁ…と思っていたところ、次の停車駅である那珂湊駅でほとんどの乗客が降りました。えっ、みなさん、どこに行くのでしょうか(あとで、おさかな広場だということがわかりました。)?


 だいぶ座席にスペースが生まれ、私を含めて残された10名ほどの乗客は、ほど良い揺れに眠気を誘われながら約10分、列車はひたちなか海浜鉄道の「現在の」終着駅である阿字ヶ浦駅に到着しました。


P9020400
     PHOTO:ひたちなか海浜鉄道のホームはJR勝田駅の1番線です。





P9020406
          PHOTO:枝豆畑の中を走っていきます。





P9020408
          PHOTO:現在の終着駅となる阿字ヶ浦駅





P9020407
         PHOTO:キハ22が2両祭られていました。





P9020409
            PHOTO:動いてほしいですね…





P9020411
           PHOTO:後方からキハ22を…





P9020412
         PHOTO:この先が延伸区間となるのでしょうか…







P9020415
②阿字ヶ浦(1044)→那珂湊(1056) 122列車 キハ37100-003 ひたちなか海浜鉄道
 阿字ヶ浦駅では日本三大鉄道神社を見学したのち、ここまで乗車してきた列車の折り返しとなる列車で那珂湊駅に向かいました。
 那珂湊駅到着後は、「おさかな広場」に行くこともなく、ただ、那珂湊駅に留置されている車両などを眺めて、次の列車の到着を待ちました(まあ、それが目的ですので…。)。



P9020419
               PHOTO:那珂湊駅





P9020420
         PHOTO:那珂湊駅に留置されている車両群①





P9020422
         PHOTO:那珂湊駅に留置されている車両群②





P9020423
         PHOTO:那珂湊駅に留置されている車両群➂





P9020432
        PHOTO:部品取り用のキハ11がちょっと心配です。





P9020426
        PHOTO:こちらはミニさむ専用の座席のようです。






P9020430
③那珂湊(1131)→勝田(1146) キハ11-5 124列車 ひたちなか海浜鉄道
 那珂湊駅からは後続の列車、元JR東海のキハ11に乗って勝田駅に戻りました(今回はこの車両に乗りたかったんですよね~。)。
 



P9020436
        PHOTO:これが駅名にもなっている高田の鉄橋かな?






P9020437
       PHOTO:気持ちのいいストレート区間を走っていきます。





P9020439
         PHOTO:車内のつり革には名産の「干し芋」が…





P9020440
      PHOTO:キハ11の車内はJR東海時代のままのようです。





P9020441
          PHOTO:勝田駅に到着したキハ11-5



 久しぶりの乗車でした。正直、前回、乗車した時にはこんなに乗客が多かった記憶がなく、今回、乗車をして利用客の多さにちょっと驚きました。
 ひたちなか海浜鉄道には、他の第三セクター鉄道会社が所有するような観光列車も、目を引くような集客用の列車も走っていませんが、堅実に、そして地に足を付けた堅実な経営を行っているんだなぁ…それが着実に利用客を増やしているんだ…ということを実感した今回の乗車でした。

 次回、ひたちなか海浜鉄道を訪れるのは路線を延伸した時かなぁ…でも。せっかく東京にいるんですから今度は乗車だけでなく撮影も行いたいなぁ…と思っているところです。



img20230903_16175569
            PHOTO:本日使用したフリー切符


 最後までご覧いただきありがとうございました。


※乗車日は9月 2日(土)です。


【令和 5年 9月 6日(水)・2023/9/6】鉄道コム鉄道コム
鉄道コム
鉄道コム


◎過去のひたちなか海浜鉄道の乗車記はこちらから!

 


P1590030
    PHOTO:留置線から長野駅の6番線ホームに入線する「篠ノ井快速」



 久しぶりに長野に帰ってきました。
 松本に所要があるため「どの列車で行こうかな?」と考えたのですが、「篠ノ井快速」が211系になってから1度も乗車したことがありませんでしたので乗車してみました。




P1590043
★長野(654)→松本(805) 2530M 快速 211系6連 
 長野駅までやってきました。これから乗車する「篠ノ井快速」に使用される車輛は、長野駅の篠ノ井方にある留置線に停車しており、私が到着した6時25分頃には既に前照灯を付けた状態で停車していました。


 その長野駅の6番線から6時31分発の飯田行きが発車すると、「篠ノ井快速」は入換作業を開始し、6時40分頃にホームへと入ってきました。使用される車輛は211系の6連ですので、セミクロスシートの車両を期待していたのですが、残念ながら本日はロングシート仕様の車両ということで、ボックス席に座ってゆっくりと車窓を眺めながら…という期待は無残にも打ち砕かれました。
 車内の状況というと、今日はまだお盆ということで、各車両を見てもポツポツとしか人の姿がなく、結局、そのガラガラの状態で長野駅を発車します。


 さて、先ほどからこの列車のことを「篠ノ井快速」と書いていますが、これは列車名ではなく、普段、利用している人たちが使っている「呼称でありニックネーム」です。
 かつて、この「篠ノ井快速」には、現在、特急[踊り子号]などで使用されているE257系が使用されていましたが、2019年3月のダイヤ改正で使用車両が現在の211系に変更されてしまいました。設備的には大幅なサービスダウンとなってしまいましたが、時刻や列車種別(普通列車への降格は無かった。)などについては、ほぼ従来と変わりがありませんでしたのでませんので、通勤・通学客には引き続き快速的なサービスを享受することに変わりがなかった…というのが現在の「篠ノ井快速」の立ち位置といったところです。


 定刻どおりに長野駅を発車した「篠ノ井快速」は、安茂里駅を通過したのち川中島駅に停車、その後、今井駅を通過して篠ノ井線としなの鉄道線との分岐駅となる篠ノ井駅に到着します。いつもなら多くの人が乗車する篠ノ井駅からも乗ってくる人は少なく、車内もだいぶ空いた状態で篠ノ井駅を発車して行きます。


 篠ノ井駅を発車すると稲荷山に停車し、その後、「篠ノ井快速」は山登り区間へと入っていきます。日本三大車窓である姨捨駅を通過してしまうのは、目茶苦茶、もったいないとは思うのですが、まあ、列車の性格を考えるとそれも仕方が無いということでしょうか…。その姨捨駅と次の冠着駅を続けて通過した「篠ノ井快速」は聖高原駅へと到着します。ここ聖高原駅から先は松本市内の会社や学校などに通勤・通学する人が増えてくるのですが、前述のとおり、今日はお盆期間中ということもあり、乗ってきた人もさほど多くはありませんでした。


 ここまで快速運転を行ってきた「篠ノ井快速」ですが、ここ聖高原駅から終点の松本駅までは各駅に停車をしながら進んで行きます。
 坂北駅、西条駅、明科駅、田沢駅からの乗客も少なく、結局、「篠ノ井快速」は多くの空席を残したまま終点の松本駅に到着しました。
 


P1590022
    PHOTO:長野駅の留置線にしなの鉄道の115系と並ぶ「篠ノ井快速」






P1590021
             PHOTO:長野駅の電光表示板
※台風7号の影響を受け、長野駅発6時9分の特急[しなの2号]は運休、7時45分発の特急[しなの4号]は行先を変更して「塩尻行き」となっていました。こっちにも乗りたかったですねぇ…





P1590037
             PHOTO:211系の車内






P1590041
         PHOTO:「快速」の赤い表示が良いですねぇ!






P1590047
    PHOTO:篠ノ井駅を発車すると、しなの鉄道線をと別れて進みます。






P1590047
        PHOTO:姨捨の風景を見ながら進んで行きます。






P1590055
         PHOTO:平瀬信号所では空退避を行いました。
     ※このタイミング、本来なら特急[信州号]と交換するのかな…?






P1590058
          PHOTO:松本駅に到着した「篠ノ井快速」
            ※到着後、甲府行きとなります。


 単なる普通列車と変わらないじゃないの?という声も聞こえそうですが、列車本数の少ない地方都市を走る列車として「快速」は珍しい存在です。
 今は211系という車両を使用する快速列車になってしまいましたが、いつの日か特急列車の間合い運用でこの「篠ノ井快速」に再び脚光があたることを夢見ています。


 最後までご覧いただきありがとうございました。



※乗車日は8月16日(水)です。


【令和 5年 8月16日(水)・2023/8/16】鉄道コム鉄道コム
鉄道コム
鉄道コム


◎過去の篠ノ井快速の乗車記はこちらから!
 
 
 

↑このページのトップヘ