高知から長野の自宅に戻るにあたり、高松駅から寝台特急[サンライズ瀬戸]に乗車して富士駅まで来ました。富士駅からは身延線~中央線~篠ノ井線で帰るつもりだったのですが「小海線のHIGH RAILに乗るのも良いなぁ…」と思って時刻を調べたところ、これがドンピシャとハマりましたので、小海線経由で長野に戻ることにしました。
身延線で甲府駅まで来たのですが、そのまま中央東線を北上せず、小淵沢駅から小海線で小諸駅を目指すことにしました。
ここから乗車するのは[HIGH RAIL 1375]を使用する快速[HIGH RAIL 1号]です。
ここから乗車するのは[HIGH RAIL 1375]を使用する快速[HIGH RAIL 1号]です。
この[HIGH RAIL 1375]は、2017年7月に行われた「信州デスティネーションキャンペーン」に併せて小海線に登場した地域密着型の観光列車で、列車のコンセプトは「小海線の標高の高さ、星空の美しさなど沿線の特徴から、天国に一番近い列車を目指した。」ということです。
ちなみに1375というのは、小海線の野辺山駅と清里駅の間ににある、JR鉄道最高地点の標高・1375mを表わしています。
甲府から乗車してきた普通列車で小淵沢駅に到着すると、快速[HIGH RAIL 1号]は既に入線をしていましたが、まだ、客扱いが行われていないようでしたので、ひとまず改札を出て、本日のお昼を購入してからホームを向かったところ、ちょうどタイミング良く客扱いが開始されましたので、車両入口で指定席券を見せた後、車内へと入ります。
本日は1号車の1人掛けのシートですので、ゆったりと乗車できます。
本日は1号車の1人掛けのシートですので、ゆったりと乗車できます。
定刻となり、快速[HIGH RAIL 1号]は小淵沢駅を発車していきます。しばらくの間は中央東線と並走しますが、途中から右方向に大きく弧を描くような形で進路を変えるとともに、一気に勾配を駆け上がっていきます。この場面が快速[HIGH RAIL 1号]の最初に迎えるハイライトで、天気が良ければ車窓には八ヶ岳と青い空を見ながら乗車できるのですが、残念ながら今日の天気は雨ということで、八ヶ岳も青空も見ることはできませんでしたが、オメガカーブの乗車を楽しむことはできました。
快速[HIGH RAIL 1号]は、甲斐小泉駅、甲斐大泉駅をゆっくりとした速度で通過し、最初の停車駅である清里駅に停車します。かつて、若い人で賑わった清里ですが、現在ではその面影もなく、すっかり高原の停車駅となってしまったようです(甲斐小泉駅も甲斐大泉駅も安全確認で停車したような気がするのですが…。)。
清里駅で5分ほど停車後、快速[HIGH RAIL 1号]は小海線のサミット駅となる野辺山駅に向かって登っていきます。
この快速[HIGH RAIL 1号]は2両編成ですが、一見すると同じタイプの気動車が2両の編成に見えるのですが、小淵沢方の1号車はキハ110、小諸方の2号車はキハ100ということで、全長もエンジン出力も異なる車両がペアを組んでいることに、鉄道ファンとしては興味を惹かれます。
この快速[HIGH RAIL 1号]は2両編成ですが、一見すると同じタイプの気動車が2両の編成に見えるのですが、小淵沢方の1号車はキハ110、小諸方の2号車はキハ100ということで、全長もエンジン出力も異なる車両がペアを組んでいることに、鉄道ファンとしては興味を惹かれます。
高原の別荘地帯を抜け、左手にJRの最高地点の標柱を過ぎると快速[HIGH RAIL 1号]はJRの中では標高が最も高い駅である野辺山駅に停車します。野辺山駅でも約11分ほどの停車時間がありましたので、車外に出ましたが、野辺山はまだ冬でした…。
最高地点の野辺山駅を発車すると、快速[HIGH RAIL 1号]は軽やかな足取りで高原野菜畑の中を駆け抜けていきます。
その後、快速[HIGH RAIL 1号]は、小まめに停車をしながら進んでいきますが、それぞれの駅の停車時間が短いため、車内で過ごす時間が長くなります。ただ、観光ポイントでは車内放送(自動放送)がありますので、退屈することなく乗車することができます。
外は寒いのですが、車内は暖房が弱めに入っていることもあり、ポカポカと温んでいるうち寝てしまったようで、気がつくと快速[HIGH RAIL 1号]は佐久平駅に到着するところでした。佐久平駅が新幹線の乗換駅であることから、小淵沢から乗車した人の大半もこの駅で降りてしまい、車内に残った数名程度の乗客を乗せて快速[HIGH RAIL 1号]は、間もなく終点の小諸駅に到着しました。
※パッケージが変わったと思ったら、発売当初の復刻版だそうです。
※あれ?アテンダントさんも降りちゃったの?
久しぶりに「HIGH RAIL 1375」に乗車しましたが、なんとなく以前よりも身近になったというか、いい意味で乗客を放っておいてくれるのがありがたいですね。
デビューした最初のころは、料理を事前に注文しないと乗りにくい感じもありましたし、車内でも何かを購入しなければいけないような感じでしたが、だんだんと姿かたちが変わってきたようで、個人的にはこんな観光列車ならウェルカムですので、また乗りに行きたいですね。
デビューした最初のころは、料理を事前に注文しないと乗りにくい感じもありましたし、車内でも何かを購入しなければいけないような感じでしたが、だんだんと姿かたちが変わってきたようで、個人的にはこんな観光列車ならウェルカムですので、また乗りに行きたいですね。
【乗車日:令和 3年 4月29日(木)】
過去の[HIGH RAIL 1375]の乗車記はこちらから!
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