「春の青春18キップ」の有効期間も本日(4/10)が最終日です。
私の手元にある「青春18キップ」を見ると、あと1回(日)分残っており「このまま使わずに期限切れにするのも勿体ないなぁ…」ということで、どこに行こうか?と考えたのですが、先週、予土線に乗車したのですが、雨で沿線の景色がほとんど楽しむことができませんでしたので、「それじゃぁ!」ということで、再度、予土線の乗車に行ってきました。
当初の予定では「須崎までは高知駅を7時10分に発車する列車で…。」と考えていたのですが、高知駅を7時10分に発車する列車は1000系DC、その1本前の伊野行きには確かキハ32が使用されている気がしましたので、ちょっと早めに高知駅に向かい、ホームに上がっていったところ、間違いなくキハ32が使用されていましたので途中の伊野駅まではこちらに乗車していきました。
伊野駅までの間には多くの高校や大学がありますので、通学客で賑わうのかと思ったのですが、予想に反して高知駅からの乗客は私だけ…。途中駅から2名乗ってきたのですが、その乗客も朝倉駅までに降りてしまいましたので、2両の気動車を私1人で借切り状態の乗車でした。
小さなボディですが、やや出力の低いエンジンを搭載していることもあり、キハ54や1000系DCのような豪快な加速はありませんが、唸るエンジン音や乗り心地の良さはまぎれもなく国鉄型気動車ですね。わずか25分の乗車ですが久しぶりにキハ32の乗車を楽しみました(…と書いた後、先週乗車した[海洋堂ホビートレイン]もキハ32であったことを思い出しました…。)。
伊野駅で30分ほど待ち合せた後、後続の(本来乗る予定だった)須崎行き普通列車に乗車します。
土讃線の高知駅以西は、ここ伊野駅までは比較的賑やかな市街地を走ってきましたが、伊野駅から先の風景は「いかにも」という感じのローカル線となります。
高知以西と聞くと、なんとなく海沿いを平坦区間を走ると思われがちですが、意外と起伏のある路線を走っていきますが、1000系DCは強馬力エンジンを生かして何の苦も無く走っていきます。
何度となく乗っている土讃線ですが、単線区間の乗車の楽しみと言えば、途中駅での列車交換、今回乗車した須崎行きの普通列車も西佐川駅、斗賀野駅、吾桑駅で列車交換を行い、それらを見ながら須崎駅までの乗車を楽しみました。
須崎からは接続する普通列車がありませんので、後続の特急[しまんと1号]で窪川駅に向かいました。
私、たぶん、高知以西では2700系に初乗車のような気がします…。
須崎から窪川・宿毛方面に向かう乗客なんて少ないんだろうな…と思っていたのですが、意外や意外、列車は結構混雑していて、なんとか窓側座席に座ることができた…という状況でした。まあ、普通列車では時間がかかりすぎるので、皆さん特急列車を利用されるんでしょうね。
特急[しまんと1号]で窪川駅到着後は、ひとまず4番線ホームに停車している[鉄道ホビートレイン]の写真を撮影をし、その後は一度JR窪川駅の改札を出て、50mほど離れた土佐くろしお鉄道の窪川駅で、土・休日のみ販売されている1日フリーキップの「土佐くろおでかけきっぷ(500円)」を購入します。これは、これから乗車する予土線の窪川⇔若井間については、土佐くろしお鉄道の路線を走るためのもので、まあ、この区間の片道乗車券は210円ですので、往復とも普通乗車券の方が安いのですが、乗車記念という意味を含めて「土佐くろおでかけきっぷ」を購入した…という次第です(これ、のちのちトラブルになりました…。)。
その後は、JR窪川駅の待合室でパソコンの充電をしながら写真などの整理をした後、客扱いの始まった(9時45分には客扱いが始まりました…)[鉄道ホビートレイン]に乗車し、発車の時を待ちました(ちなみに…JR窪川駅の待合室には無料のコンセントがあります。)。
定刻となり四国の新幹線[鉄道ホビートレイン]は、旅行客、鉄道ファン、そして一般の乗客10名を乗せ、紫煙をたなびかせながら窪川駅を発車し、およそ新幹線とは思えぬような速度でトコトコと予土線(土佐くろしお鉄道線が正しいですね。)を進んでいきます。
若井駅を発車するとトンネル区間へと入り、一度トンネルを抜けると川奥信号所で一度停車し、安全確認の後、再びトンネルへと入り、大きく弧を描くようにループ区間を進んでいきます。
今日は気温はさほど高くないものの、天気が素晴らしく良く、清流・四万十川を眺めているうちに[鉄道ホビートレイン]は、今回の下車駅である土佐大正駅に到着しました。
土佐大正駅では約25分ほど待ち合せた後、今度は[しまんトロッコ号]に乗車して窪川駅に戻ります。
この[しまんトロッコ号]ですが、当然のことながらトロッコ車両に乗る場合には「指定席券」が必要になりますが、トロッコ車両に乗らない、もしくはトロッコ区間(江川崎駅⇔土佐大正駅)以外に乗車する場合は指定席券が不要ですので、意外と乗車しやすい列車です([アンパンマントロッコ]や[藍よしのがわトロッコ]は違います。)。
夏場には混雑する[しまんトロッコ号]ですが、まだ、気候的にちょっと早い…ということでしょうか、さほど乗客もおらずゆったりと乗車して戻ることができました。
窪川駅からは1000系に乗車し高知駅に戻りました。
これで「春の青春18キップ」も無事に全部使い切ることができました。
先週の[海洋堂ホビートレイン]、そして今週の[鉄道ホビートレイン][しまんトロッコ号]への乗車ということで、無事、予土線3兄弟に久しぶりに乗車することができました。
まあ、今回は予土線の全線乗車ではなく、予土線の窪川⇔土佐大正間を往復したわけですが、この予土線の窪川⇔若井間は「土佐くろしお鉄道」の路線ですので、当然のことながらJRの青春18キップでは乗車できません。ですから、土佐くろしお鉄道のフリーキップ「土佐くろおでかけキップ」を購入したのですが、このキップでは予土線の窪川⇔若井間については乗れない…ということがJR窪川駅の改札で判明しました(説明を聞いても意味が分からない?)。
前述のとおり窪川⇔若井間についてはJRの区間では無いので、わざわざ土佐くろしお鉄道のキップを買っているのに予土線の列車に乗れない…という意味が良くわかりません。実は、土佐くろしお鉄道側もこの意味をよく分かっておらず、土佐くろしお鉄道の窪川駅の窓口で「窪川駅から若井駅までの往復切符を…」と言うと「土・休日は、500円のフリーキップもありますよ。」と進めるぐらいですから、乗客に理解しろ…というのは難しいのではないかと思います。
まあ、(既に購入してしまったフリーキップは)たかが500円ですので、こんなことで言い争いをしても仕方ありませんので、今回はフリーキップの払い戻しせず、窪川⇔若井間の普通乗車券(往復で420円)を新たに追加購入しましたが、こんなんじゃ誰も「予土線を応援しよう」とか「予土線を利用しよう」なんて思わなくなっちゃいませんかね…。「予土線サポーター」として大いに疑問を感じた1日でした(これってJR側の問題?それとも土佐くろしお鉄道側の問題?高知県と愛媛県が間に入って解決すべき問題じゃないのかな?)。
ちなみに、予土線を走る列車の中でも「窪川駅-若井駅間は「土佐くろしお鉄道」の区間ですので、別料金が必要です。」とアナウンスが入るのですが、なぜ、土佐くろしお鉄道のフリーキップはダメなんだろう???
「YODOSENサポーター(NO.888)」
【乗車日:令和 3年 4月10日(土)】


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