四国・高知に住むようになってからの趣味の「乗り鉄」「撮り鉄」を楽しんでいるところです。
四国は狭いエリアですので、すでにJR線・私鉄路線ともすべて乗車を終えており、現在は「まだ、乗ったことのない車両」への乗車を楽しんでいるところです。
今回乗車するのは、全国的にも貴重となりつつある「国鉄型車両」のキハ54系気動車です。
実は私、高知に来てからキハ54系気動車には乗車してるのですが、乗った車両が[しまんトロッコ号]の伴走車であるキハ54 4ということで、私が尊敬している工業デザイナーの水戸岡先生がリノベーションした車両で、ごく一般的なキハ54には乗っていませんでしたので、今回は正式な(?)キハ54への乗車にチャレンジしました。
青春18キップを利用して松山駅まで来ました。このままホテルに直行でも構わないのですが、せっかく松山まで来ましたので「青春18キップのポスター」で有名になった下灘駅まで向かいます。
当初、この列車にはキハ32が使用される…と思っていたのですが、松山駅の3番線ホームに入線してきた列車はキハ54ということでラッキーでした。
ロングシートの2/3程度が埋まるような状況で、列車は定刻どおり松山駅を発車していきます。さすがに過給機付きのエンジン2台を搭載している車両です、明らかにキハ32とは異なる力強い加速で予讃線を西へと進んでいきます。
さて、今回乗車するキハ54系気動車は、1996年に日本国有鉄道が設計・製造した気動車で、四国向けの暖地仕様(0番台車)と北海道向けの寒冷地仕様(500番台車)があり、今回は当然ながら0番台車についての乗車です。
キハ54系気動車は全部で41両が製造され、このうち四国には0番台車の12両が配置されました。同じような経緯で製造・配置されたキハ32系気動車と比べると車体も全長が21mと大きいほか、エンジンもターボチャージャー付の250psエンジンを2基搭載しており、連続する勾配区間に耐える性能を有しています。
客室の座席配置はロングシート仕様となっており、バケットシートと肘掛の採用で着席区分が明確化されているのが特徴です。なお、四国島内のキハ54については、全車が松山運転所に配置され、予土線、予讃線(松山-宇和島)及び内子線で使用されています。
伊予市までは電化されており、ここまではそこそこの列車本数がありますので「混雑しても伊予市まで…」と思っていたのですが、松山市の次の駅・市坪駅で多くの乗客が降りてしまい車内はあっという間に空いてしまいました。
その後、八幡山行きの普通列車は力強い加速で西へと進み、南伊予駅に隣接するような形にある松山運転所を右手に見ながら進んて行くと電化区間と非電化区間の境界駅となる伊予市駅に到着します。
その後、八幡山行きの普通列車は力強い加速で西へと進み、南伊予駅に隣接するような形にある松山運転所を右手に見ながら進んて行くと電化区間と非電化区間の境界駅となる伊予市駅に到着します。
伊予市駅では内子線経由の伊予大洲行き(キハ32)を先行させたのち発車します。伊予市駅を発車すると間もなく電化区間が終了となり、その先からは非電化区間が始まります。次の向井原駅ではこれまで走ってきた予讃線と内子線が分岐します。八幡山行きの普通列車は内子線を左手に見ながら予讃線(愛ある伊予灘線)を進んでいきます。
しばらく海とは無縁の山の中を走り、海が見えてくると今回、私が訪れたかった下灘駅に到着しました。
★下灘駅にて
下灘駅に来ました。この駅は無人駅なのですが、青春18キップのポスターにも使われた駅で、瀬戸内海の美しい海が見える駅ということで有名になりました。天気の良い日には列車とホームと海を絡めた写真を撮りに多くの人が集まるようです…ということで、列車で到着したところ30名位の人が列車の到着を待っていました(列車の到着シーンを撮りたいだけで、列車に乗るためではありません。)。
※ご本人さんたちに使用の許可をいただいたうえでアップさせていただいています。
下灘駅で充実したひと時を過ごした後は、松山行きの普通列車(キハ54)に乗車して松山駅に戻りました。
下灘駅から乗車したキハ54は窓ガラスが綺麗でした…。この車両が先ほどの列車に使用されていれば、綺麗な写真が撮れたのですが…
予想外に往復ともキハ54に乗車できました。これでようやく一般色のキハ54の乗車が終了しました。
ちょっと残念だったのは、キハ54の窓ガラスが汚れていて、窓ガラス越しの写真が綺麗に映らなかったことですね…。せっかくの観光路線を走る車両ですから、せめて窓ガラスだけは綺麗にしておいて欲しいです。
【乗車日:令和 3年 4月 3日(土)】
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