今年も「冬の青春18キップ」のシーズンとなりました!
夏の青春18キップを名古屋で使っているときには、まさか冬の青春18キップを高知で使うとは思ってもいませんでしたが、まあ、それも我が人生!ということで、早速、キップを握りしめて「乗り鉄」に出かけてきました。
今回は四国エリアを飛び出て、中国エリアの未乗車区間の「乗りつぶしに」行ってきました。
今回の「乗り鉄」のスタートは、先週、長野に帰った時と同じく、高知駅を5時41分に発車する阿波池田行きの
普通列車に乗車します。先週、乗車した時よりも多くの乗客が乗り込み、その人たちの多くは手に青春18キップを握っていました(普段は後免駅と土佐山田駅で大半の乗客が降りるのですが、さすがに青春18キップ期間中ということで、多くの乗客が阿波池田駅まで乗り通しました。)。
この車両、どうも暖房装置が不良のようで、運転士さんに「寒い。」と伝えてもほとんど改善されず、とても寒い中での乗車でした(運輸事故レベルの寒さでした…。)。
阿波池田駅からは同じ1000系のディーゼルカーに乗り換えて琴平駅に向かいました。この列車、秘境駅であり、スイッチバック駅の「坪尻駅」で約15分程停車しますので、秘境駅を堪能することもできますし、ちょうど上下両方向に向かう特急[南風号]を撮影することができます(しかも上下両方とも、今や貴重となりつつある2000系です。)。
琴平駅からは「電車」に乗り換えて坂出駅に向かいます。3時間以上ディーゼルカーに乗ってきましたので、電車がいかに静かなのか…ということがよくわかりました。
坂出駅からは快速[マリンライナー18号]で瀬戸大橋を渡って本州へと向かいます。先週、この列車に乗車した時、意外と混雑をしていて補助席にしか座ることができませんでしたので、今回は事前に指定席を確保しましたのでゆったりとリクライニングシートに座って瀬戸大橋を渡ります。
ただ、今回の「乗り鉄」は青春18キップを使用していますので、マリンライナーの指定席も1階席ということで、あまり景観は良くありませんでしたが、それでもリクライニングシートにゆったりと座って岡山駅まで乗車できるのは「青春18キップ」の旅ではありがたいですね(マリンライナーの2階席は「グリーン車・指定席」のため、青春18キップでは乗車できず、別に乗車券も必要となります。)。
ただ、今回の「乗り鉄」は青春18キップを使用していますので、マリンライナーの指定席も1階席ということで、あまり景観は良くありませんでしたが、それでもリクライニングシートにゆったりと座って岡山駅まで乗車できるのは「青春18キップ」の旅ではありがたいですね(マリンライナーの2階席は「グリーン車・指定席」のため、青春18キップでは乗車できず、別に乗車券も必要となります。)。
岡山駅では約1時間ほど乗り換え時間がありましたので、1度改札口を出て駅中のファストフード店でPCとスマホの充電を兼ねながらコーヒータイムを取ったのち、再び、ホームへと向かい、山陽線から伯備線へと入る新見行きの普通列車で新見駅を目指すことにします。
約1時間30分の比較的長い時間の乗車となることから「できれば座っていきたい…」と思い、寒い中、30分ほど前から電光掲示板で指定された場所に並んでいたところ、到着した列車は2ドアの213系ということで、3ドア車の中間扉の位置に並んでいた私は、結局、座ることが出来ず立ったまま乗車する羽目に…(倉敷から座っていくことができましたが…)。
暖房をろくに入れてくれないJR四国もひどいですが、「△4~6の位置に2列で並んでください。」と並ばせておいて、その位置にドアの無い車輛を充当させているJR西日本は詐欺師ですかね…!
※伯備線というと、私の頭の中には「黄色の115系」というイメージがあるのですが、今回乗った列車を始め、伯備線内ですれ違った普通列車は全て213系でした(2本しかすれ違っていませんが…。)。2ドア車は都市部では乗降に時間がかかることから、しばしば遅延の原因になることもあるようですので、もしかすると乗客の少ない伯備線に213系を集中投入しているのかな?
新見駅からは約15分の待ち合わせで、備中神代駅から芸備線に入る備後落合行きの列車に乗り換えました。
新見駅の1番線にはすでに列車の入線を待つ人の列ができていましたが、まあ、なんとかロングシート部に座っていくことができました。
さて、これから乗車する芸備線ですが、岡山県新見市の備中神代駅から広島県三次市の三好駅を経て広島駅に至る路線ですが、この路線は全線を通して運転される列車は無く、備後落合駅と三次駅で運転系統が分かれており、また、列車本数も少ないことから全線を一気に乗車することが難しい路線でもあります。
今回乗車する区間は既に乗った区間ですが、沿線の風景の記憶があまり無く、なんとなく初めて乗っているような気分で乗車しました(キハ120はロングシート車ですので、あまり窓の外の景色を見ることができないから…だと思います。)。
ちなみに新見駅から乗車した人の大半は備後落合駅まで通して乗車しましたので、皆さん目的は木次線の乗車か芸備線の乗車のようでした(この日は木次線で倒木があり、備後落合駅からはバスによる代行輸送を行っていました。)。
備後落合駅からは芸備線の三次駅行の列車に乗車します。前述のとおり、芸備線は運転系統が分かれてれたいるため、今回は備後落合から三次駅までの間に乗車し、そのため今回は、新見駅から三次駅までの間に乗車し、三次駅から先は次の機会に乗車したいと思います。
備後落合駅を発車した三次行き普通列車は、運休となった木次線を右手下方に見ながら、やや進行方向を左に変えて進んでいきます。備後落合駅からは下り勾配のようで、最初のトンネルを抜けると日差しが差し込んでくるとともに、それまでざんざん降りだった雪もだいぶ少なくなってきました。先ほどまで乗っていた列車も非常にゆっくりとした歩みでしたが、三次行きの列車はそれ以上に慎重な歩みでゆっくりゆっくりと勾配を下っていきます。
最初の停車駅である比婆山駅まで降りてくると、あれだけ降っていた雪も止み、積雪もさして驚くほどのものではなくなっていました。そうなると三次行きの普通列車もエンジン音も軽やかに軽快な速度で進んでいくのですが、芸備線はいたるところで速度25km制限があるので、その都度、ぐっと速度を落としてゆっくりと慎重に進んでいきます。
西城川の流れとともに進んで来た三次行き普通列車ですが、高駅を過ぎると沿線の雪も消えて、冬枯れの山間部を蛇行する西城川の流れとともに進み、間もなく備後庄原駅に到着します。
備後庄原駅からは学校帰りの高校生が数名乗り込み、車内も若干ながら賑やかとなり三次駅を目指して進んでいきます。
厳しかった勾配区間も急カーブの区間もすべて通り過ぎたのでしょうか、備後庄原駅から先はここまでの走りが嘘のような快調な走りで田園地帯を駆け抜けて、広島県の北部に位置する三次市の玄関駅となる三次駅に到着しました。
三次駅では約50分ほどまった後、先ほどまで乗ってきた芸備線で塩町駅まで戻り、そのまま塩町駅から福塩線に直通する列車で府中駅を目指します(ちなみに備後落合駅から三次駅まで乗ってきた乗客のほとんどは、三次駅から快速[みよしライナー]に乗り継いで広島方面へと向かいました。)。
寒い駅のホームか駅のベンチで50分も待たなくてはいけないのか…と思っていたところ、三次駅の1番線ホームにはすでに府中駅行の列車(またキハ120ですが…)が入線しており、ありがたいことに客扱いも行っていましたので暖かい列車の中で発車まで待つことができました。
さて、府中行きの普通列車は20名ほどの乗客を乗せ三次駅を定刻どおりに発車し、先ほどまで乗車していた方向に向かって進んでいきます。今回乗車しているキハ120系は、それまでのキハ120とは異なり、ロングシートの途中に仕切りが入っており、アコモ改善を行っている車両のようでした(エンジン音もメチャクチャ静かでした。)。途中駅からは学校帰りと思われる学生さんを何人か乗せ、芸備線と福塩線の分岐駅となる塩町駅に到着します。
塩町駅からは芸備線と別れて福塩線へと入ります。福塩線は広島県福山市の福山駅から広島県三次市の塩町駅を結ぶ路線で、運転系統は電化区間の福山駅⇔府中駅間と非電化区間の府中駅⇔塩町駅間で分断されています。府中駅-塩町間の列車については、すべての列車が府中駅を超えて芸備線の三好駅まで乗り入れていますが、こちらも1日の列車本数が6往復しかなく、芸備線と同様に全線乗車が難しい路線でもあります(だから、今回は芸備線の全線乗車ではなくこちらに乗車しました。)。
前述のとおり、福塩線が府中駅で運転が分断されている…という事実が、列車に乗っているとよくわかります。三次駅から乗ってきた列車の乗客は、府中駅に向かうに連れて増えるのではなく、一駅過ぎるたびに乗客が減っていき、最後は10名足らずとなった乗客を乗せ、列車は定刻どおりに府中駅へ到着しました(沿線が真っ暗で何も状況がわかりませんでした!)。
先ほどまで乗っていた芸備線も、今回乗車した福塩線の塩町⇔府中駅間も速度制限が多くて、距離の割に所要時間ばかりかかっている感じですね…。そんなに勾配やカーブがきついわけではなさそうですので、路線の強化が必要なのかもしれませんね…。
福塩線は府中駅からは電化されていますので、ここかはらディーゼルカーではなく国鉄型車両の105系を使用する普通列車で福山駅を目指します。
府中駅に待っていたのは105系の4両編成ということで、「ちょっとオーバークオリティだよね…。」と思っていたのですが、案の定、終着の福山駅の手前になっても車内はガラガラの状態で、その先からの乗客もやや増えただけで福山駅に到着しました(平日はこの時間帯が通勤ラッシュとなり、4両編成が満員になるのでしょうね。)。
しかし、今回乗車した福塩線の105系ですが、もちろん車体更新などはしっかり行われているのですが、さすがに乗り心地だけは古いですね…。発進時や停車時にこんなにガクガク車体が揺さぶられるような車両じゃサービスの質を問われかねませんね…。
福山駅からは115系を使用する山陽本線の普通列車で岡山駅に戻りました。なんとなく久しぶりにMT54のモーター音を聞いたような気がしますね…。
ただ、この列車、福山駅の電光掲示板の行先には「日生」としか表示されていないんですよね…。そんな地名は地元の人しかわかりませんので、もう少し丁寧なアナウンスとか、表示方法を工夫するとかして欲しいですね(しかも隣のホームには「岡山」と表示の出た117系が停まっているだけにわかりにくかったです!)。
岡山駅からは高知行きの最終特急[南風27号]に乗車して戻りました(高知⇔岡山間の特急回数券を使用しました。)。しかし、高知駅の到着が翌日になるような特急列車が走っていることが凄いですね…。
列車本数の少ない路線の乗車は本当に大変!今回も本当は1泊2日の予定で考えていたのですが、まあ、コロナの発生状況があまり芳しくないことから日帰りに変更したこともあり、芸備線に未乗車の区間(広島駅⇔三次駅)が残ってしまいましたが、まあ、焦っても仕方ありませんので、3月の青春18キップで乗りに来たいと思っています(キハ40系ですしね…。)。
【乗車日:令和 2年12月19日(土)】


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色々とコメントをお寄せいただきありがとうございます。
JR四国では土讃線の特急[南風号][しまんと号]から2000系DCが撤退します。
今日(12/26)、撮影に行ってきましたが、もう、多くの人が撮影に来てましたね。
あと、189系ですが、私としては「奇跡の復活」に期待しています。
tomodachiya221
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