PHOTO:徳島駅の2番線ホームに入線する快速[藍よしのがわトロッコ]
10月から仕事の関係で高知の住人となりました。
高知でも趣味の「乗り鉄」「撮り鉄」を楽しんでいるところです。今回は10月にデビューしたばかりの観光トロッコ列車・[藍よしのがわトロッコ]の指定席券を入手することができましたので、早速、乗車に行ってきました。
デビューしたばかりの観光トロッコ列車ということで人気が高く、なかなか指定席券がの入手が難しく、なんとか11月28日(土)の阿波池田駅→徳島駅に向かう列車の指定席は確保できたのですが、私が乗車したい徳島駅から阿波池田駅に向かう列車の指定席は連日満席状態が続いていたのですが、たまたまe5489を覗いてみたところ11月8日(日)の列車の指定席が、乗車3日前に穴吹駅→阿波池田駅間で確保でき、その翌日には徳島駅→穴吹駅の指定席が確保でき、なんとか全区間の乗車が可能となりましたので、全区間を通じた指定席券は確保できず、途中で座る場所は替わってしまいますが、まあ、なんとか全区間を通じて乗車できますので、今回は「これで良し。」としました。
高知駅からは1000系DCを使用する阿波池田行きの列車に乗って、高徳線との分岐駅である阿波池田駅を目指しました。
高知駅から乗車した時はそこそこの乗車率だったのですが、途中の後免駅、土佐山田駅、大杉駅で大半の乗客は下車してしまい、車内は閑散としてしまいました。ただ、阿波池田駅に近づくにつれて学校のクラブ活動に向かう高校生達が乗り込んで来て、逆に賑やかな車内となって、列車は阿波池田駅に到着しました。
高知駅から乗車した時はそこそこの乗車率だったのですが、途中の後免駅、土佐山田駅、大杉駅で大半の乗客は下車してしまい、車内は閑散としてしまいました。ただ、阿波池田駅に近づくにつれて学校のクラブ活動に向かう高校生達が乗り込んで来て、逆に賑やかな車内となって、列車は阿波池田駅に到着しました。
阿波池田駅からは反対側のホームに停車していた、1500系2連に乗車して徳島駅に向かいました。
阿波池田駅からは、今年の10月10日にでデビューしたばかりの[藍よしのがわトロッコ]に乗車して徳島駅を目指します。
列車は10時15分頃に徳島駅の2番線に入ってきましたが、この時点では2番線には先発となる特急[うずしお10号]が停車しているため、この特急[うずしお10号]が発車した後に、ホーム中央まで移動をしてからの客扱いとなります。
当然、最初からトロッコ車両に乗車できるもの…と思っていたのですが、最初は付随車であるキハ185へ案内されこちらへの乗車となります。
キハ185は2扉車なのですが、なぜか乗客が1か所に集中してしまい、なかなか車内に入ることができず、ようやく入れた…と思ったら、快速[藍よしのがわトロッコ さとめぐみの風]は徳島駅を発車していきます。
今回乗車する、[藍よしのがわトロッコ]列車は、吉野川が育んだ「阿波藍」、藍で富を築いた藍商人により花開いた「阿波おどり」をはじめとする徳島の文化や沿線の歴史、地元の食を吉野川に吹き抜ける風と共に体感できるトロッコ列車というのが売り文句の車両で、この車両は2019年まで、観光列車[志国高知 幕末維新号]で使われていたキクハ32-501とキハ185-20を改造したものです。外装は木綿地のテクスチャーをラッピング柄とし、深い藍「かちいろ」へと染まっていくグラデーションと3色の流曲線とで、恵みを運ぶ吉野川の流れ、豊かな阿波の風土を表現しているようです。
高徳線に入り、石井駅からはトロッコ車両に入れるということで、私もトロッコ車両へと移動して、少々寒い風に当たりながら沿線の風景を眺めながら乗車します。
…とはいうものの、この徳島⇔阿波池田間を2回ほど乗車したのですが、とくに沿線の景色が素晴らしかった…という記憶がなく、単に都市間輸送のための路線だと思っているのですが、果たしてトロッコ列車としての魅力があるものかどうかをしっかりと見たいと思います。
トロッコ車両の中ではボランティアの方による沿線の観光案内が行われたり、沿線の名産品などの車内販売が行われているですが、やはり、トロッコ列車の一番の魅力は沿線の風景です。ただ、正直、単に田園地帯を走っているだけ…という感じです。停車する駅でイベントでも行われていれば、それも楽しみの一つなのですが、そのようなイベントもなく、快速[藍よしのがわトロッコ さとめぐみの風]は淡々と先に進んでいきます。
唯一、乗客が歓声を上げたのは、吉野川が進行方向右手に近づいて見えてきた時です。快速[藍よしのがわトロッコ さとめぐみの風]は速度を落としながら、吉野川の流れを上るような形でゆっくりと進んでいきます。
穴吹駅で少し長めの停車をした後は、トロッコ車両から付随車へと移動して国鉄型車両であるキハ185の乗り味をたっぷりと楽しむことにしました(乗客の多くもトロッコから移動してきました。)。
快速[藍よしのがわトロッコ さとめぐみの風]は、その後も進行方向右手に吉野川を見つつ走り、佃駅の手前で土讃線と合流し、終着の阿波池田駅に到着しました。
阿波池田駅からは、朝と同じく1000系単行の車両に乗って高知駅に戻りました。
VIDEO:4237D・新改駅到着シーン
乗ってみた感想としては「まあ、1回乗車すれば良いよね…。」というところでしょうか?
正直、なんでこの区間にトロッコ列車を走らせなくてはいけないのか?という理由が全くわかりませんでした。吉野川を近くに見ることができるといっても、一度を吉野川を渡る訳ではありませんし、見ることができる区間も限定的です。また、途中駅でお出迎えのイベントが開催されて乗客をもてなすイベントが行われるでもなし、ちょっと不思議な感じの観光トロッコ列車でした。
正直、なんでこの区間にトロッコ列車を走らせなくてはいけないのか?という理由が全くわかりませんでした。吉野川を近くに見ることができるといっても、一度を吉野川を渡る訳ではありませんし、見ることができる区間も限定的です。また、途中駅でお出迎えのイベントが開催されて乗客をもてなすイベントが行われるでもなし、ちょっと不思議な感じの観光トロッコ列車でした。
まあ、こういう観光列車を定着させて観光客を呼び込みたい…ということなんでしょうから、乗客が少なくなってもしっかりと定期的に運行して、列車のネームバリューを上げていくことが最優先でしょうか…ね。

※11/9動画を追加しました。
【令和 2年11月 8日(日)】


平成25年・冬の青春18キップ旅行記(H25.12.31~H26.1.2)③四国でDCの旅を満喫
コメント
コメント一覧 (2)
tomodachiya221
が
しました
お久しぶりのコメントをお寄せいただきありがとうございます。
通勤ライナーもいよいよ見納めですか…。最後に215系を使用する湘南ライナーに乗りたいところですが、さすがに高知にいると難しそうです。
tomodachiya221
が
しました