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          PHOTO:琴平駅に到着した快速[ラ・マル ことひら]




 会社の仕事の関係で10月から四国・高知の住人となりました。早速、趣味の「乗り鉄」・「撮り鉄」に精力的に取り組んでいるところです。
 まだ、四国島内の「乗り潰し」が終わっていないのですが、JR西日本の観光列車[ラ・マル・ド・ボア(La Malle de Bois)]が四国島内まで足を延ばす、快速[ラ・マル ことひら]が運転される…ということから、何とか指定席を確保できましたので、早速、この観光列車に乗車してきました。
 





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①高知(600)→児島(742) 32D 特急[南風2号] 2700系4連
 本日の「乗り鉄」のトップバッターは、昨日と同じ2700系4連の特急[南風2号]です。ただ、昨日と違うのは、昨日は「黄色のアンパンマン列車」だったのですが、今日は「赤いアンパンマン列車」ということです。

 この列車で一気に岡山までと思ったのですが、手持ちのバースディきっぷのエリアが児島駅までというため、児島⇔岡山間の乗車券は別に購入してあるのですが、たまには瀬戸大橋線で途中下車もいいかも…と思い、児島駅まで特急[南風2号]に乗車することにしました。
 昨日は、ほぼ、満席だったこの列車も、今日は3名のみということで静かな車内でゆっくりと過ごすことができました。



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             PHOTO:2700系・グリーン車の車内
 





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             PHOTO:久しぶりに瀬戸大橋を渡ります。






                
      VIDEO:特急[南風2号]アンパンマン列車・アンパンマンの車内放送











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➁児島(824)→岡山(857) 526M 115系3連
 児島駅からは快速[マリンライナー]をホームで1本見送り、黄色い115系3連に乗車して岡山駅を目指します。115系と言っても岡山地区の115系は車内のアコモデーションを大幅に改造した車両が多く、今回乗車した115系も車内は223系と同じ転換クロスシート仕様となっていますので、ゆったりと乗車して岡山駅まで移動することができました。



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                 PHOTO:115系の車内









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③岡山(1011)→琴平(1200) 9253M 快速[ラ・マル ことひら] 213系2連
 岡山駅に到着しました。ここ岡山駅からは観光列車[ラ・マル・ド・ボア(La Malle de Bois)]を使用する、快速[ラ・マル ことひら]に乗車して琴平駅を目指します。

 岡山駅の5番線が「ラ・マル・ド・ボア」の専用ホームとなっているのでしょうか、列車は10時4分頃に入線してきます。発車までに少々時間がありましたので、列車の撮影をたっぷり行ってから車内へと入ります。

 発車時刻となり、快速[ラ・マル ことひら]は、ほぼ満員の乗客を乗せて…と思ったのですが、車内はどう見ても20名弱程度しかおらず、この少ない乗客を乗せて岡山駅を発車します(指定席券の入手がなかなかできなかったので、てっきり満員だと思っていたのですが…)。





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   PHOTO:岡山駅の電光掲示板 残念ながら列車名に「ことひら」は入りませんでした。







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        PHOTO:5番線がラ・マル・ド・ボアの専用ホームのようです。







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      PHOTO:5番線ホームには専用のモニュメント(?)が用意されていました。
          ※これですが、どうやら自転車の組立(分解)スペースのようです。







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          PHOTO:岡山駅に入線した快速[ラ・マル ことひら]







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      PHOTO:岡山駅に入線した快速[ラ・マル ことひら](2号車側から)







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            PHOTO:鐘が鳴らされるのが発車の合図です。







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          PHOTO:駅員さんたちに見送られて発車していきます。






         
          VIDEO:岡山駅に入線する快速[ラ・マル ことひら]





 さて、今回乗車しているこの[ラ・マル・ド・ボア(La Malle de Bois)]という列車ですが、2016年の「晴れの国・岡山デスティネーションキャンペーン」、「瀬戸内国際芸術祭2016」などの開催に併せ、JR西日本が213系1編成2両を改造して誕生した観光列車です。「ラ・マル・ド・ボア(La Malle de Bois)」というのは、フランス語で「木製の旅行鞄」という意味だそうです…。

 車体の外装は白を基調として、車内にはサイクリング自転車などを組み立てた状態で搭載することができるようなサイクルベースが設置されているとともに、地域の特産品とコラボしたグッズや飲料などの販売をサービスカウンターが設けられています。

 デビュー当初は、岡山⇔宇野間で[ラ・マル せとうち]として運転されていましたが、現在では、岡山⇔尾道間の[ラ・マル しまなみ]、岡山⇔琴平間の[ラ・マル ことひら]としても運転されています。




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              PHOTO:ラ・マル・ド・ボアの車内
           ※1号車と2号車はカウンターの位置が反対にあります。







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         PHOTO:1号車には記念のスタンプ等が用意されています。







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            PHOTO:2号車には売店が設置されています。







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         PHOTO:車端部にはサイクルスペースが用意されています。







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     PHOTO:白い車体に大きなロゴが入っているのでとてもおしゃれな感じです。







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        PHOTO:岡山駅で「琴平行き」という表示は珍しいと思います。







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            PHOTO:ラ・マル・ド・ボアのヘッドマーク





 ダイヤ上では途中の停車駅は児島駅のみとなっていますが、瀬戸大橋線の一部と土讃線は単線ですので当然ながら運転停車を強いられますので、瀬戸大橋線では瀬能駅で4分ほど、茶屋町駅では約19分(茶屋町駅ではダイヤ上は通過になっていましたが、ドア扱いをしてくれて車外に出ることができました。時刻表のミスかな…?)で運転停車が行われました。






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                PHOTO:茶屋町駅に停車中






 児島駅でごくわずかな停車を行った後、快速[ラ・マル ことひら]は児島駅を発車して瀬戸大橋を進んで行きます。ここで事前に「ラ・マル・ド・ボア」のオリジナルボックスに入った「旅するせとうちスイーツBOX」を注文してありましたので、カウンターで料金を支払っていただきます(ピーチサイダーも一緒にね…)。瀬戸内海を見ながら、そして車内ではアルバ奏者の上松美香さんよるオリジナルのBGMを聞きながらスイーツをいただきました。



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           PHOTO:オリジナルボックスはこんなスタイルです。







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          PHOTO:中身はこんな感じです(美味しかったです!)。







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          PHOTO:瀬戸内海を見ながらの乗車が続きます。







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          PHOTO:高松に向かう線路と別れて進んで行きます。




 その後、快速[ラ・マル ことひら]は多度津駅でも客扱いを行った後、予讃線と別れて土讃線に入っていきます。土讃線内に入ると2号車のサービスカウンターも終了となり、いよいよ琴平駅に向けてのラストスパートとなります。
 このまま琴平駅に向かうのかと思ったところ、琴平駅の1つ手前の善通寺駅に15分ほど停車(快速列車ですが、普通列車を先行させます。)した後、金比羅山の麓駅となる終点の琴平駅に到着しました。




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           PHOTO:予讃線と別れて土讃線を進んでいきます。







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                 PHOTO:善通寺駅停車中…







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      PHOTO:琴平駅に到着(反対側のホームにクモヤ443が停車してました。)







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      PHOTO:列車を下りて気がつきました!窓の一つひとつが旅行鞄だった!







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      PHOTO:琴平駅でアンパンマン列車と並ぶ快速[ラ・マル ことひら]







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             PHOTO:1号車・クロ212-7004







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             PHOTO:2号車・クモロ213-7004









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④琴平(1303)→高知(1442) 39D 特急[南風9号]
 琴平駅では特急列車を1本見送って、後続の特急[南風9号]のグリーン車で高知に戻りました(1本列車を見送ったことで[ラ・マル・ド・ボア]をじっくりと撮影できましたし、なによりクモヤ443の発車シーンも撮影することができ大満足!)。




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            PHOTO:佃駅の手前で吉野川を渡ります。






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           PHOTO:大歩危渓谷を見ながら進んでいきます。





 普通の列車旅も楽しいのですが、このような観光列車の乗車も楽しいですね~。何といっても華があるのが良いですね。

 ただ、指定席券の売り方にはちょっと疑問が残りますねぇ…。私、1か月前の時点から指定席を購入しようと思って、何度となくe5489を見ていたのですが、発売当初からずっと満席の状態が続いていて、それがあるときから突然「〇印」になりましたので、たぶん、旅行会社か代理店が放出したのだと思うのですが、発売から2週間も「×印」なら旅行の行先を変えてしまうと思いますので、あまり旅行会社で抱きかかえず、一般販売をしたほうが乗客が増えると思うのですが…(観光列車の乗客が20名弱ではあまりにも寂しすぎます。)。

 さて、JR四国にもこのような観光列車が何種類も走っていますし、四国島内の「全線乗車」もなんとか年内には終える予定ですので、年明けからはこちらの列車旅を…なんて考えているところです。



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               PHOTO:今回使用した乗車券類






          
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          PHOTO:自由に持ち帰ることができる乗車記念証


【乗車日:令和 2年11月23日(月)】鉄道コム

【乗車日:令和 2年11月23日(月)】鉄道コム

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