趣味の「乗り鉄」で、昨日は「土佐くろしお鉄道」の四万十くろしおラインと予土線を走る[鉄道ホビートレイン]に乗車しました。
乗車後、現在住んでいる高知まで戻ることは可能だったのですが、フリーキップの有効期間が4日あることと、高知に戻るためには「はみ出し区間」となるキップを購入しなくてはならず、その運賃がホテル代金より高かったので(GO TO TRAVERのおかげですね。)で宇和島市内で宿泊しました。
で、今日は予土線を走る[しまんトロッコ号]の乗車にチャレンジしました。
①宇和島(933)→窪川(1206) 4814D [しまんトロッコ2号] キハ54 4+コトラ52462
発車時刻の相当前に宇和島駅に到着していたところ、なんとキハ54 4が1両のみで普通列車運用についているシーンを撮影することができ、まさに「早起きは三文の徳」という感じでした。
PHOTO:普通列車の仕業についているキハ54 4
PHOTO:まさに水戸岡デザインですね。
昨日、[しまんトロッコ号]を見たときにはキハ54が先頭で走っていましたので、今日は逆編成になるがトロッコ側には運転設備が付いていないのに全区間推進運転をするのかな?という疑問があったのですが、宇和島車両区からホームに入線してきた[しまんトロッコ号]は、キハ54が先頭でしたので「本当に推進運転で走るんだ…。」っと思っていたところ、なんと、ホームに入線をしてからキハ54をトロッコの先頭に付け替えるという作業が行われびっくりです。こんなシーンを多くの人が集まるホームで行うなんて…と思ったのですが、そのホームで入線を待っているのは私1人ということで、貴重なシーンをカメラに収めることができました。
その後、じっくりと列車の撮影をしてから車内へと入ります。ちなみに、この[しなまトロッコ号]は普通列車を兼ねていますので、誰でもキハ54側には乗車することができます(トロッコ車両に乗車できるのは江川崎駅⇔駅間のみです。)。また、このキハ54は[しまんトロッコ号]専用車両でもありますが、前述のとおり、普通列車の仕業もこなす関係からでしょうか、車内は一般のキハ54とかわらずロングシート仕様、かつ、トイレなしということで、ちょっと「それってどうなの?」と思ってしまいました。
PHOTO:宇和島駅の電光掲示板
PHOTO:キハ54を先頭に宇和島駅の3番線ホームへと入線してきます。
PHOTO:ホーム上でトロッコ車両を切り離します。
PHOTO:側線を使ってキハ54の入れ替えを行います。
PHOTO:キハ54がトロッコ車両に向かってきます。
PHOTO:トロッコ車両の先頭にキハ54を連結します。
PHOTO:これで出発完了です。
PHOTO:キハ54の車内(シートモケットは水戸岡デザインですね。)
PHOTO:キハ54の出入口付近のデザイン
PHOTO:こちらがトロッコ車両のコトラ
PHOTO:トロッコ車両の車内
※「ヨ」には乗ったことがありますが、まさか「トラ」に乗れるとは…
[しまんトロッコ2号]は、松山から到着した特急[号]から、多くの乗り継ぎ客を乗せて定刻どおり宇和島駅を発車していきます。宇和島の街を走り抜け、まだ緑が濃い山の中をゆったりとした速度で進んでいきます。
トロッコ車両に乗ることはできないものの、車内では車掌さんによる観光案内が行われ、退屈することなく乗車することができます。
江川崎駅からはトロッコ車両に乗車できますので、荷物はそのままでトロッコ車両へと移動します。
これから乗車するトロッコ列車は、予土線の恵まれた沿線風景を旅客誘致に繋げる目的で、国鉄時代の1984年ら誕生した列車です。当初は二軸無蓋貨車のトラ45000系を改造して運行を開始しましたが、現在ではキクハ32系(キクハ32 501)もラインアップに加わり運行されています。なお、貨車改造のトロッコ車両及び控車のキハ54については、私が尊敬する水戸岡鋭治さんによってリニューアルされています。
温暖な気候の四国でも昨日から気温が下がってきてたことから、少々寒い中の乗車ですが、それを上回る絶景とボランティアの方々の説明に聞き入ってしまいました。ただ、さすがに2軸貨車の改造車両ということで乗り心地については「それなり…」ですが、鉄道ファンとしてはその乗り心地も楽しい乗車です。
昨日、[鉄道ホビートレイン]に乗車した際、トンネルを抜けると川を渡るシーンが何度もあり「これって本当に全部四万十川なのかな?」という疑問があったのですが、ボランティアの方から「四万十川はくねくねと蛇行しながら流れており、予土線は真っすぐ走っているので何度も四万十川を渡ります。」という説明を聞いて納得しました(一部は四万十川でなく支流を渡っているそうです。)。
楽しいトロッコ車輛への乗車も土佐大正駅で終了し、再び、キハ54の車内に戻り、残りの区間の乗車を楽しみます。ここからは昨日同様、列車一段と速度を上げて予土線を進んでいきます。
若井駅の手前で予土線と並走し、一度信号待ちをしてから土佐くろしお鉄道線へと入ると[しまんトロッコ2号]はまもなく終点の窪川駅に到着しました。
PHOTO:山々を抜けると田園地帯をゆっくりと進んでいきます。
PHOTO:四万十川を見ながら…渡りながらの列車旅が続きます。
※私はてっきり「四万十川」と思っていたのですが、車掌さんの説明によるち四万十川の支流だそうです(江川崎から先が四万十川になるとのこと。)
PHOTO:江川崎駅に到着、[鉄道ホビートレイン]と交換します。
PHOTO:蛇行する四万十川の流れを見ながらトロッコ車両の旅を楽しみます。
PHOTO:トロッコ車両ではボランティアさんによる沿線案内がありました。
PHOTO:土讃線と合流して土佐くろしお鉄道線へと入ります。
PHOTO:窪川駅に到着した[しまんトロッコ2号]
②窪川(1309)→高知(1455) 4740D 1000系単行
窪川駅では一度改札口を出て、待合室でPCの充電と写真の整理を行った後、普通列車で高知に戻りました。
乗車したのは1000系DCですが、車内には4.5席(端数があるのもキハ40のようです。)だけですがボックスシートがあり、ちゃんと1両ごとにトイレ設備があり、エンジン音もガラガラという音色を奏でいて国鉄型のキハ32やキハ54よりも「国鉄型」らしいと感じるのは私だけでしょうか…。この車両なら1日中乗っていられそうです。
PHOTO:昨日とは海の色が違います。
PHOTO:コスモス畑を見ながら高知駅を目指します。
トロッコ列車の年内運転が11月末までとなっていましたので、「できれば暖かいうちに…」と思い指定席を確保して無事に乗車することができました。
トロッコ列車の乗車そのものは非常に楽しかった…という気持ちですが、さすがにトイレの付いていない車両で、しかも途中駅でのトイレ休憩停車も行わない…という運転スタイルはいかがなものでしょうか?ここはJR四国さんも少し考えて欲しいところですね。
ただ、景色は素晴らしいですし、ボランティアの方の説明も楽しかったので、ぜひ、高知にいる間にもう1回、できれば次回は窪川→宇和島間で乗車をしたいと思いました。
PHOTO:今回使用した乗車券等と記念乗車証
※なんか、本当に久しぶりに記念乗車証がもらえる列車に乗った気がします。
◎過去の四国島内の乗車記はこちらから!
平成25年・冬の青春18キップ旅行記(H25.12.31~H26.1.2)③四国でDCの旅を満喫
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