趣味の「乗り鉄」で土佐くろしお鉄道の四万十くろしおラインに乗車し、その後は宿毛駅から宇和島駅までバスで移動してきました。
宇和島駅からは予土線の乗車にチャレンジしますが、せっかくの乗車ですので新幹線の形をモデファイしたような[鉄道ホビートレイン]に乗車しました。
①宇和島(1520)→窪川(1751) 4816D [鉄道ホビートレイン] キハ32 3
宇和島駅らは[鉄道ホビートレイン]に乗車して窪川駅に向かいます。列車は意外と早く3時5分頃、宇和島駅の2番線ホームへと入線しましたので、じっくりと撮影を行ってから車内へと入ります(進行方向を向いた0系新幹線のシートが2席だけあるため、早くから並んでいる人がいました。)。
PHOTO:列車時刻表示板にも、ちゃんと列車名が表示されていました。
PHOTO:反対側もペイントですが、しっかり新幹線でした。
PHOTO:見た目は新幹線ですが、形式はキハ32となっています。
PHOTO:[鉄道ホビートレイン]の車内
PHOTO:2列だけ新幹線シートが設置されています。
PHOTO:車内にはHOゲージが展示されています。
PHOTO:窓と窓の間にはNゲージも飾られています。
PHOTO:運転席後方には歴代の新幹線も飾られています。
※一番下にはこの列車も飾られていますので、やはり新幹線の仲間ですね。
PHOTO:床面にはBタンク機関車の図面が描かれています。
PHOTO:車内にはなぜかポストも設置されています。
定刻に宇和島駅を発車した[鉄道ホビートレイン]、見た目は新幹線なのですが搭載されているエンジンは煙を吹くキハ32ということで、想像以上にゆっくりとした速度で進んでいきます(明らかに1000系よりパワーが無いのがわかります。)。
これから乗車する予土線は、四万十町の若井駅から宇和島市の北宇和島駅に至るJR四国の鉄道路線で、高知県内では四万十川の上流部に沿って走る路線であることから「しまんとグリーンライン」の愛称がつけられています。
また、乗車している[鉄道ホビートレイン]は、予土線の利用促進を図るために誕生した「トロッコ列車」、「海洋堂ホビートレイン」に続く「乗って楽しい列車」で、予土線の全線開通40周年及び宇和島-近永間開通100周年に合わせ、初代新幹線0系をイメージして誕生した列車です(予想以上に可愛い車両です。)。
宇和島駅を発車した[鉄道ホビートレイン]車内は鉄道ファンが7~8名、学校帰りの高校生が5~6名、その他、この列車目当てではない旅行客が4~5名ということで、ちょうどいいくらいの乗車率です。
発車から約20分、[鉄道ホビートレイン]は伊予宮野下駅に到着します。反対側のホームには[しまんトロッコ号]が停車していましたので、車内から撮影を…と思ったところ、車内アナウンスで「この列車は当駅で約20分ほど停車します…」というアナウンスが流れたため、[しまんトロッコ号]も[鉄道ホビートレイン]もじっくりと撮影することができました(なぜ、20分停車なのかは不明です…)。
長い停車時間が過ぎ、[鉄道ホビートレイン]は再び窪川駅に向けて進んでいきます。途中駅で乗る人もいなければ、降りる人もおらず、列車はのどかな風景の中、ゆったりとした速度で進んでいきます。
列車交換設備のある近永駅では学生さんの大半が降りたことで、車内に残った乗客は10名にも満たない状態となってしまいました。
[鉄道ホビートレイン]の四万十川に沿って走ってはいるのですが、沿線の周りの木々が茂っているため、あまり四万十川を眺めながら…という乗車にはなりません。
PHOTO:宇和島運転区を右手に見ながら進んでいきます。
PHOTO:伊予宮野下駅で[しまんトロッコ号]と交換します。
PHOTO:伊予宮野下駅に停車中の[鉄道ホビートレイン]
PHOTO:こ線橋から[鉄道ホビートレイン]を俯瞰撮影
PHOTO:のんびりとした風景の中をゆっくりと進んでいきます。
PHOTO:吉野生駅では宇和島行きのキハ32と交換します(回送列車のような気がします)。
PHOTO:四万十川に沿って走っていますが、視界が開く場所がなかなかありません。
[しまんトロッコ号]のトロッコ車輛の座席の使用が可能となる江川崎駅では約4分ほどの停車時間があります。現在乗車している[鉄道ホビートレイン]を始め、予土線で使用しているキハ32にはトイレ設備がないための
停車時間ではないかと思われます。
江川崎駅からは四万十川の流れが進行方向右手にと変わり、ようやく川の流れを見ながら進んでいきます。この辺りは急峻な山間を進むためトンネルが多いのですが、そのトンネルに入るときにタイフォンを鳴らすのですが、この音色が0系新幹線の音色に聞こえるのは私だけでしょうか…。
十川駅からは運転席後方に2列しかない新幹線シートの最前列が空きましたので、ここからは鉄ちゃんシートに座って窪川駅を目指します。
乗った直後は「鈍重なディーゼルカーだな…」と思っていたキハ32ですが、江川崎駅からはエンジンを換装したかのごとくスピードをぐんぐん上げて進んでいきます。
四万十川は大きく蛇行しながら流れていますが、予土線は山を一直線のトンネルで抜けるため、途中、何度となく四万十川を渡りながら進んでいきます。
土佐大正駅では列車交換のため4分ほど停車します。予土線は山間部を走る路線のため、平地よりも早く暗くなってしまうため、もう、この辺からは景色を楽しみながらの乗車はできませんので、列車の旅を楽しむことにします。
現在乗車している[鉄道ホビートレイン]の種車は、前述のとおりキハ32系ということで、この車両も国鉄型ということで貴重な車両です。トイレ設備がないということとロングシート車両ということがマイナスポイントでしょうが、キハ32系は四国にしか存在しない車両ですので、ぜひともしっかりと記録に残しておきたい車両でもあります。
キハ32の高速運転で身体を揺さぶられながら乗車すること約2時間30分、[鉄道ホビートレイン]は土讃線、土佐くろしお鉄道そして予土線が交わる交通の要所、窪川駅に到着しました。
PHOTO:江川崎駅に停車中の[鉄道ホビートレイン]
PHOTO:最前列の新幹線シートに座ると前面展望が楽しめます。
PHOTO:声に出すと怒られそうな駅名ですね…
PHOTO:何度も四万十川を渡りながら進んでいきます。
PHOTO:窪川駅に到着した[鉄道ホビートレイン]
②窪川(1843)→宇和島(2049) 4827D [鉄道ホビートレイン] キハ32 3
窪川駅に到着後の移動場所については色々と考えたのですが、結局、次の日の予定を考えると宇和島駅に戻るのがベストだと思えましたので、再び[鉄道ホビートレイン]に乗車して宇和島駅に戻りました。
今日は、このまま宇和島に宿泊します。
PHOTO:江川崎駅に停車中…
PHOTO:江川崎駅では数少ない列車交換を行います。
PHOTO:宇和島駅に戻ってきました。
[鉄道ホビートレイン]、デビューからだいぶ経過していますので、さほど人気は無いのでは…と思っていたのですが、さにあらず!といったところでしょうか。乗車する人よりも駅や沿線でこの可愛らしい姿を撮影する人を多く見かけました。
ちなみに、新幹線の先頭部の形をした方を先頭として走るのは宇和島→窪川で、反対の窪川→宇和島は平面部が先頭になりますので、ご乗車の際の参考としてください。どちらでも良い…と思いがちですが、平面タイプが先頭の場合は新幹線シートは逆向きの方向に進むようになりますし、タイフォンも新幹線の音色ではなく、通常のキハ32の音色となりますのでご注意を!
◎過去の四国島内の乗車記はこちらから!
平成25年・冬の青春18キップ旅行記(H25.12.31~H26.1.2)③四国でDCの旅を満喫
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