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      PHOTO:甲浦駅に停車中の阿佐海岸鉄道ASA-301[たちかぜ]


※「JR四国・鳴門線、牟岐線+阿佐海岸鉄道乗車記①」からの続きです。




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➆徳島(1330)→牟岐(1520) 4945D 1200系
 盲腸線である「鳴門線」の乗車を終え徳島駅に戻ってきました。ここからはやはり未乗車路線の「牟岐線」の乗車にチャレンジします。

 これから乗車する牟岐線は、徳島市の徳島駅から海部郡海陽町の海部駅に至るJR四国の鉄道路線で、阿佐海岸鉄道の阿佐東線とともに「阿波室戸シーサイドライン」という名称がつけられています。

 現在、この牟岐線においては、2021年春から阿佐海岸鉄道が阿波海南-甲浦間でDMVの運転を開始する予定となっており、牟岐線の阿波海南-海部間についても阿佐海岸鉄道の阿佐東線に編入されることになっています。また、編入されない牟岐-阿波海南間においても、現在、阿波海南駅に軌道回路を設ける工事が行われている関係で牟岐駅-海部駅間についてはバスによる代行輸送が行われていますので、残念ながら今回の乗車だけでは牟岐線の全線乗車とはなりませんので、工事が終了したら乗りに来る必要がありそうです。

 なお、牟岐線で使用される車輛は、徳島運転所のキハ40系、1000・1200系、1500系が使用されているということなので、キハ40系を期待していたのですが、残念ながら徳島駅の4番線ホームに入ってきたのは1200系+1500系の2連…なんですが、後方の1500系については回送車両と言うことで乗車ができませんので、前方の1200系に乗車して牟岐駅まで向かいました。なおこの1200系は1000系を1500系と併結可能にする改造工事を受けて1200番台を名乗っているため、車内等は1000系と同じ仕様となっています。

 定刻どおり発車した牟岐行き普通列車は、徳島運転所を左手に見ながら進んでいきます。沿線に学校が多くあるようで、どの駅からも学生さんたちが乗ってきて、車内はほぼ満席の状態です。今回、私は鉄ちゃんシート(この列車では進行方向に向かって最後尾にあるため、後ろ向きに進んでいく形となります。)に座ったのですが、この鉄ちゃんシートには窓がないため、今、どのような場所を走っているのかが良くわからないまま進んでいきます。

 ようやく車内が空き始めたのが立江駅を過ぎたあたりからで、路線名が「シーサイドラインというからには海沿いを走っているのかな?」と思って沿線を見渡したのですが、さにあらず、列車はのどかな田園地帯を走っていました。羽ノ浦駅では列車交換のため約5分停車し、その後は再び乗客を増やしながら阿南駅に到着しました。




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       PHOTO:徳島運転所を左手に見ながら徳島駅を発車していきます。






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          PHOTO:田園地帯をのんびりと走っていきます。






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      PHOTO:那賀川、桑野川と続けさまに渡って阿南駅に到着しました。




 ようやく空き始めた車内ですが、阿南駅から大勢の乗車があり、再び車内は賑やかになります(後ろに回送車両を連結しているなら、ツーマンで2両編成にすればいいのに…)。
 先に進むごとに降りる人はいるものの、乗ってくる人もいますので、車内は座席がほぼ埋まった状態で進んでいきます。沿線は一段とのどかな風景となりましたが、依然として海岸線を走っている様子はありません(スマホですが圏外のエリアが多いです。)。

 阿波福井駅を出て、少し長めのトンネルを抜けると由岐駅に到着します。この付近から海岸線に近づいているはずなのですが、相変わらず海が見えない…と思っていたら、突然、進行方向左手に青い海が広がってきます。ただ、その景色も一瞬で終わってしまい、その後はトンネルへと入り、再び山の中を走っていきます。日和佐駅では多くの乗客が降り、ようやく車内も空いた状態になります。列車はその後もシーサイドラインと謳っておきながら山の中を走り続け、バス代行となる牟岐駅に到着しました。



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         PHOTO:阿南駅を出ると一段とのどかな風景になります。






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         PHOTO:由岐駅の先で一瞬ですが、海が見えました。






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               PHOTO:牟岐駅に到着








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⑧牟岐(1525)→海部(1545) 代行バス
 前述のとおり、現在、牟岐駅から先はバスに代行輸送のため、一度牟岐駅の改札を出て、駅前に停まっていたバスに乗車して海部駅に向かいました。




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           PHOTO:代行バスは海沿いを走っていきます。








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➈海部(1549)→甲浦(1600) 5545D 阿佐海岸鉄道 ASA-301[たちかぜ]
 海部駅からは「阿佐海岸鉄道」に乗車します。代行バスを降りたところ、列車は既にホームで待っており、列車の運転士さんにせかされながら車内へと入ります。

 さて、これから乗車する「阿佐海岸鉄道」は、旧日本鉄道建設公団建設線で、日本国有鉄道経営再建促進特別措置法の施行により1980年に建設工事が中断された阿佐線のうち、大半の構造物が出来上がっていた海部駅-甲浦駅間を建設・運営するために第3セクター方式で設立されたのが「阿佐海岸鉄道株式会社」で、同区間を「阿佐東線」として運営しています。

 ただ、残念ながら、この阿佐東線は牟岐線の末端区間であり、利用客も少なく、経営環境も非常に厳しいことから、2021年からは鉄道事業から撤退し、DMVによる運転を行われる予定となっています(そのため、現在、工事が行われています。なお、DMVの運転区間は阿波海南駅-甲浦駅間となる予定だそうです。)。

 現在使用されている車両は、ASA-101とASA-301の2両で、前車が「しおかぜ」、後車が「たかちほ」という名称がつけられています(本日の乗車はASA-301でした。)。 

 列車は代行バスから乗り継いだ乗客を乗せ定刻どおりに海部駅を発車します。
 海部駅を発車すると線路は高架上をほぼ一直線で走っていきます。途中、宍喰駅に停車し、数名の乗客を降ろし、その後、終点の甲浦駅を目指します。列車はいくつものトンネルを抜け、左手に海を見ながらしばらく進むと、DMVが走る道路と線路との接続工事が真っただ中の甲浦駅に到着しました。




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            PHOTO:海部駅は橋上駅となっています。






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              PHOTO:ASA-301の車内






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           PHOTO:宍喰駅は高知県の最南端の駅です。






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         PHOTO:宍喰湾に通じる川を渡って進んでいきます。






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         PHOTO:宍喰駅には阿佐海岸鉄道の車両基地があります。






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         PHOTO:甲浦駅に到着したASA-301[たちかぜ]






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          PHOTO:甲浦駅も橋上駅です(宍喰駅も橋上駅です。)






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     PHOTO:行き止まりだった甲浦駅から先にDMVの接続道路が作られています。





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           PHOTO:接続道路付近から甲浦駅を見上げます。






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          PHOTO:甲浦駅は高知県の最東端の駅になります。







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➉甲浦(1658)→海部(1709) 5548D 阿佐海岸鉄道 ASA-301
 当初の予定では甲浦駅から宍喰駅に向かい、一度、宍喰駅で下車をして、阿佐海岸鉄道の車庫に入っているであろうDMVや、もう1両のASA-101などの撮影をしようと考えていたのですが、車庫のシャッターが閉まっていることが先ほどまで乗っていた列車の中から確認できましたので、宍喰駅で途中下車することなく、そのまま海部駅まで戻りました(前面展望のビデオを撮影するにもギリギリの時間だったこともあります。)。



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          PHOTO:夕焼けに染まる海を見ながら乗車します。







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         PHOTO:海部駅に到着したASA-301[たちかぜ]






VIDEO:阿佐海岸鉄道・前面展望







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⑪海部(1713)→牟岐(1733) 代行バス
 海部駅からは再び代行バスに乗車して牟岐駅に戻りました。






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⑫牟岐(1741)→阿南(1844) 4576D 1500系
 牟岐駅に到着したところ、すでに1番線ホームには板野行きの普通列車が待っており、この列車に乗って阿南駅に戻りました。
 本日は阿南駅近くのホテルに宿泊します。




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       PHOTO:GO TO トラベルのおかげで帰るよりも安く泊まれます。



 鳴門線についてはキハ40系に乗車して乗ってみたいので、こちらは機会があれば「もう1度」と思っています。

 阿佐海岸鉄道については「なんとかディーゼルカーの乗車に間に合った…。」というのが正直なところです。私、この路線がDMVに置き換わることを10月に高知に来てから始めて知りましたので、名古屋にいればディーゼルカーで阿佐海岸鉄道に乗れなかった…ということになります。まあ、鉄印の収集のこともありますので、DMVが走り始めたら、こちらも再訪をしたいなぁ…とは考えています。

 しかし、「阿波室戸シーサイドライン」って名称は、正直、誇大広告ですね…。今日は代行バスに乗車しましたので、そこそこ海岸線を走りましたが、鉄道路線はほとんど山の中を走っており、海が見える区間なんてほんの一部ですから、ちょっと名称を考えたほうが良いのでは…と思ってしまいました。


【乗車日:令和 2年10月24日(土)】鉄道コム

◎過去の四国島内の乗車記はこちらから!
 
平成25年・冬の青春18キップ旅行記(H25.12.31~H26.1.2)③四国でDCの旅を満喫