PHOTO:高知の三偉人が見つめる中、高知駅をとさでんが発車していきます。
仕事の関係で10月から高知市の住人となりました。これからしばらくの間は、ここ、高知に住むことになりますので、じっくりと趣味の「乗り鉄」・「撮り鉄」を楽しむことにします。
…で、まず最初の「乗り鉄」に選んだのは、高知の街の名称を覚えることを含めて高知市街地を走るチンチン電車「とさでん」に乗車することにしました。
①高知駅前(720)→桟橋通五丁目(733頃) 201電車
本日乗車する「とさでん」の軌道路線には、桟橋線(高知駅前駅-桟橋通五丁目停留場)・伊野線(はりまや橋停留場-伊野停留場)・御免線(後免町停留場-はりまや橋停留場)の3本の軌道路線がありますので、今日はじっくりと3本の路線に乗ってみることにし、最初に乗車するのは「桟橋線」です。
高知駅北口のバスターミナルで、とさでん専用のICカード「ですか」を購入したのち、高知駅南口に向かうとちょうど桟橋線の電車が到着しましたので、さっそくこの電車に乗ることにします。
高知駅を発車した電車は、JR高知駅を背にして、市内を南北に走る道路を南へと向かって走ります。途中の高知橋やはりまや橋は高知の観光スポットです。はりまや橋停留所では伊野線・御免線からの乗換客を待つためでしょうか、しばらく停車した後、高知港に向かって進んでいきます。
さて、今回乗車している「とさでん」ですが、正式な名称は「とさでん交通株式会社」といい、ここ高知県高知市に本社を置く軌道・バス事業者で、高知県中部を中心としたエリアで路面電車・路線バス・高速バス・貸し切りバスを運営しています。
かつて、高知県内において軌道事業・乗合バス事業・貸切バス事業を行っていた土佐電気鉄道・高知県交通・土佐電ドリームサービスの3社を経営統合し、共同新設分割方式により2014年ら設立された…という経緯があるようです。
「はりまや橋停留所」を発車した電車は、朝も早かったことと、今日が土曜日ということもあり「桟橋通一丁目停留所」で最後の一人が下車してしまいましたので、私1人の貸切電車となって終着駅の「桟橋通五丁目停留所」に到着しました。
終着駅到着後は、高知港と「とさでん」の車庫の見学に行ってきました。
PHOTO:高知橋を渡って市内を南へと向かいます。
PHOTO:はりまや橋も車内から見ることができます。
PHOTO:桟橋線の終点に到着
PHOTO:終点の一つ手前の停留所付近に「とさでん」の車庫があります。
PHOTO:今日は残念ながらハートラムには乗れませんでした。
PHOTO:このレトロな車両にはぜひとも乗りたいところです。
PHOTO:高知港の看板を目指して歩いたのですが、高知港がどこなのか?不明でした。
PHOTO:海上保安庁の巡視艇が停泊していました。
②桟橋通五丁目(817)→はりまや橋(※※) 202電車
高知港ととさでんの車庫を見学したのちは、桟橋通五丁目まで戻って「はりまや橋停留所」へ戻ります(とさでんは「はりまや橋停留所」がハブ機能を持っている形になっています。)。
PHOTO:はりまや橋交差点で3本の路線が交差します。
③はりまや橋(847)→御免町(923頃) 613電車
桟橋線の「はりまや橋停留所」から御免町方面に向かう御免線の「はりまや橋停留所」にはすぐ到着したのですが、御免行きの列車がなかなか無く、停留所で約20分ほど待ち合わせたのち御免線の乗車にチャレンジします。
「はりまや橋停留所」を発車した電車は市街地を東へ東へと向かい国分川を渡ります。この付近から沿線の景色が商店やビルが立ち並ぶ街中から郊外の住宅街へ、そして「清和学駅前停留所」を過ぎたあたりからは田園地帯へと変化していきます。また、「長崎停留所」を過ぎた頃からは停留所と停留所の間隔も広くなってきて、路面電車も「おっ!」と思うような速度で進んでいきます。
「はりまや橋停留所」を発車して約40分、路面電車としては長い時間を走って、ようやくという感じで土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線の乗換駅となる「御免町停留所」に到着しました。
PHOTO:久万川を渡って進んでいきます。
PHOTO:絵にかいたような区間を走っていきます。
PHOTO:613電車の車内
PHOTO:613電車の運転席回り
④御免町(938)→はりまや橋(1013頃) 613電車
「御免町停留所」では、次の列車で戻る予定としていたのですが、次の列車まで約30分ほど時間が空いてしまうため、ここまで乗ってきた電車に再び乗車し、「はりまや橋停留所」へ戻りました。
VIDEO:はりまや橋に到着するとさでん
⑤はりまや橋(1032)→伊野(1122) 630電車
「はりまや橋停留所」に戻ってきました。次は、高知市から西方面に向かう「伊野線」に乗車します。高知市は駅前が繁華街ではなく、このはりまや橋付近が一番賑やかな場所となっているため、伊野線も繁華街や官庁街を抜けて西へと進んでいきます。
「鏡川橋停留所」から先は単線区間となります。「錦川橋停留所」を発車すると電車は大きく左に進行方向を変えて、錦川を渡り、今度は大きく右に進行方向を変えて住宅街の中を進んでいきます。
「朝倉停留所」では、はりまや橋方面に向かう列車とのタブレット交換を行ってから進んでいきます。御免線と違って、軌道と交差する細い路地が多いこともあり、電車は「ビロビロピロピロリ~♪」というミュージックホーンを盛んに鳴らしながら、ゆっくりとした速度で進んでいきます。「宇治団地前停留所」と「八代通停留所」の間にある列車交換場所では、再度、タブレットを交換を行い、その後もゆったりとした速度で進み、左手にJRの伊野駅を見ながら電車は終点の「伊野停留所」に到着し、これでとさでんの3路線の乗車が終了しました。
PHOTO:高知の街中の繁華街を西に向かって進んでいきます。
PHOTO:「錦川橋停留所」から先は単線区間となります。
PHOTO:錦川橋の手前で大きく進行方向を左に変えます。
PHOTO:錦川橋を渡って進みます。
PHOTO:ほとんど住宅の玄関先を走っているような感じです…
PHOTO:まさか、タブレット交換のシーンが見られるとは!
PHOTO:伊野駅に到着した630形電車
PHOTO:とさでんの伊野駅
PHOTO:伊野駅からは御免線以外に、もう1本路線があったのでしょうか?
PHOTO:少し先に行くと、レールだけでなく、まだ、架線も残っています。
※帰りの列車の運転士さんに聞いたところ、昔、伊野駅には車庫があったそうで、現在残っているレールなどは、その名残りだそうです(昔は伊野駅には駅長さんが常駐していたそうです。)。
⑥伊野(1152)→高知城前(1220頃) 618電車
伊野停留所では、同じ電車に乗るのも芸がありませんので、列車を1本遅らせ「高知城前停留所」まで乗車し、その後は高知城を見てから高知駅まで歩いて帰ってきました。
※おまけ【とさでん・コレクション!】
とさでんには色々な電車が走っていて楽しいですね。自分好みの電車に乗るのもいいかも…。
PHOTO:たぶん一番人気はこのラッピング車両でしょうね。
PHOTO:この車両だけ、雰囲気が違うような気がしました(輸入車かな?)。
PHOTO:600形がとさでんの主力電車でしょうか?
PHOTO:800形はフロント窓ガラスが3枚なのが特徴
PHOTO:700形はなんとなくレトロチックな電車です。
街中を走る路面電車ですから「2~3時間もあれば全部乗れるだろう…」という簡単な気持ちで臨んだのですが、とさでんの路線の長いことには少々驚きでした!
今日で全線乗車はできましたが、ハートラムやレトロタイプの電車には乗ることができませんでしたので、機会があれば乗車にチャレンジをした見たいと思っています(しばらくは高知にいると思いますので、低床タイプの連接車両ハートラム・ハートラムⅡにも乗りたいと思っています。)。

◎過去の四国島内の乗車記はこちらから!
平成25年・冬の青春18キップ旅行記(H25.12.31~H26.1.2)③四国でDCの旅を満喫…https://tomodachiya0221.at.webry.info/201401/article_1.html
AC長野パルセイロJ2・J3入替戦応援旅行記(H26.12.6~7)…https://tomodachiya0221.at.webry.info/201412/article_2.html
特急[南風5号]乗車記(R2.10.3)…https://livedoor.blogcms.jp/blog/tomodachiya221/article/edit?id=7524382
コメント
コメント一覧 (2)
tomodachiya221
が
しました
コメントをお寄せいただきありがとうございます。まさか四国に来るとは…と自分でも思っていますが、鉄路は繋がっていますので、いい機会だと思って四国・中国エリアの乗り鉄を楽しもうと思っています。四国はエリアが狭いので短期間で全線乗車が出来そう…と思っていたのですが、私鉄や第3セクターも多いですし、色々魅力的な列車もし取っていますので、じっくりと「乗り鉄」を楽しもうと思っています。
tomodachiya221
が
しました