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        PHOTO:三岐鉄道・北勢線 めがね橋を行く西桑名行き列車


 3年前の春に名古屋市に転勤をしてから、地名等を覚えるために東海エリアの私鉄については全線乗車済みなのですが、今になってもう一度ゆっくりと乗りたい…と思える路線や散策を楽しみたい駅などがありましたので、今回は「三岐鉄道・北勢線」の乗車に行ってきました。




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①名古屋(624)→桑名(701) 4305M 313系4両
 三岐鉄道の北勢線はJR桑名駅に隣接する「西桑名駅」を起点に発着しているため、名古屋駅からは亀山行きの普通列車で向かいました。






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②西桑名(704)→楚原(747)
 JRの桑名駅を出て、右手方法に約100m離れた場所にあるのが三岐鉄道の西桑名駅です。時間的に7時4分発の楚原行きに間に合わないので、次の7時33分発の列車で…と思っていたのですが、なぜか間にあってしまったので7時4分発の列車で楚原駅に向かうことにしました。
 ナローゲージ特有の狭い車内に身を置き、全国でも3所しか残っていないナローゲージ路線の乗車を楽しみます(他の2つは四日市あすなろう鉄道と黒部峡谷鉄道です。熊野の秘湯を走るトロッコ列車は違うのか…)。

 三岐鉄道北勢線は西桑名駅を発車すると、しばらくの間はJR関西線と並走をするのですが、徐々に上り勾配を進み、大きく右手に進路を変更しながらJR関西線・近鉄戦を跨いで進んでいきます。
 待ち合わせ時間のない7時4分発の楚原行きに乗車したことで、車両の外観や内部を撮影する時間がなかったのですが、途中駅での列車交換の時間などを使ってなんとか撮影することができました。

 それまで桑名市の郊外を走っており、家と家の間を走ってきましたが、星川駅を過ぎると沿線の状況がガラッと変わって田園が広がってきます。その田園風景が途切れて街が見えてくると楚原駅に到着します。


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      PHOTO:三岐鉄道の西桑名駅はJR桑名駅から少し離れた場所にあります。





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         PHOTO:乗車した276号の車内…幅が狭くて可愛いです。





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       PHOTO:西桑名駅発車後はJR線と並走する形で進んでいきます。





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      PHOTO:大きく右に回り込みながらJR線と近鉄線を跨いでいきます。





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    PHOTO:自然豊かな田園地帯を釣掛モーター音を響かせながら進んでいきます。





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      PHOTO:列車本数は意外と多く、結構な頻度で列車交換があります(東員駅)





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          PHOTO:東員駅には保線用の車両が置いてありました。





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            PHOTO:2駅続いての列車交換です(大泉駅)





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        PHOTO:楚原駅に到着した列車(ここまで乗ってきた車両です。)



★楚原駅付近での撮影
 今回、三岐鉄道北勢線に乗りたかったのは、「もう一度…」と気持ちのほか、北勢線の名勝地でもある「めがね橋」のポイントで撮影をしたかったからです。楚原駅から約20分、暑い中歩いて撮影をしてきました。
 本当は上下1本ずつ撮影の予定でしたが、どうしても構図が決まらなかったので、時間を延ばしてもう1本撮影しました。


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             PHOTO:ちゃんと案内板が出ています。
※列車の撮影ポイントを案内するためではなく、「ねじれ橋」と「めがね橋」については、土木学会の選奨土木遺産に指定されているために案内板が掲出されています。



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                PHOTO:これがねじれ橋です。





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         PHOTO:ねじれ橋から少し阿下喜方面に進むとめがね橋です。
                
 


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          PHOTO:阿下喜行き列車(鉄道むすめラッピング車両)





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           PHOTO:桑名行き列車(鉄道むすめラッピング車両)




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       PHOTO:めがね橋を行く桑名行き列車(鉄道むすめラッピング車両)





           
          VIDEO:釣掛モーターを唸らせながら勾配を登っていきます。




         
        VIDEO:阿下喜行きは下りため、さほどモーター音は響きません。





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③楚原(908)→阿下喜(922)
 めがね橋で列車3本の撮影を行ったため、楚原駅を9時8分に発車する阿下喜行きには間に合わない…と思っていたのですが、なんとこれが間に合ってしまい、当初予定の列車で阿下喜駅に向かいました。


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           PHOTO:山の裾野を分け入りながら走っていきます。





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     PHOTO:視界が開けるといなべ市の中心駅でもある終点・阿下喜に到着します。



★阿下喜駅にて…
 阿下喜駅には隣接する「軽便鉄道博物館」があるので見学ができれば…と思っていたのですが、残念ながら6月いっぱいは閉館ということでした(外から撮影は可能です。)。



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           PHOTO:新旧の北勢線で利用された車両が並びます。





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               PHOTO:塗装の修復作業中の車両





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          PHOTO:この列車がナローゲージを走る列車のようです。





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④阿下喜(941)→西桑名(1004)
 前回、北勢線に乗車したときは、阿下喜駅から同じ三岐鉄道の三岐線の伊勢治田駅まで歩きましたが、今回は北勢線に乗車して西桑名駅に戻ります。

 当初は東員駅で下車して、北勢線の車両基地である北大社車両区を覗こうかな…
と思っていたのですが、朝、乗車した列車から見かけたところ旧北勢線カラーの車両が1両しか置いてありませんでしたので、途中下車せず西桑名駅に向かうことにしました。

 出かけるのにちょうど良い時間帯なのでしょうか、阿下喜駅からも乗客が多かったのですが、途中駅からも乗車することが多く、列車は立ち客が出るほどの込み具合で西桑名駅に到着しました。


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      PHOTO:途中の北大社車両区には旧北勢線カラーの車両が置いてありました。




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⑤桑名(1034)→近鉄名古屋(1114) 
 JRの快速で帰る予定としていたのですが、タイミングがあまりよくなかったので、近鉄の普通列車で名古屋駅に戻りました。



 旧北勢線カラーの編成をめがね橋で撮影できなかったのは残念ですが、以前から1度は撮影をしたいと思っており、天気にも恵まれましたので十分満足な乗車・撮影となりました。


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            PHOTO:本日使用した三岐鉄道のフリーきっぷ
       ※1,200円で北勢線も三岐線も乗車できますので、滅茶苦茶安いです。