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             PHOTO:富士見駅に到着した特急[諏訪しなの号]              


 2018年7月から9月にかけて行われた「信州アフター・デスティネーションキャンペーン」で登場した、特急[諏訪しなの号]が今年も運転されることになりました。昨年は名古屋⇔小淵沢間で383系4両で運転されましたが、今年は運転区間が名古屋⇔富士見間と単種されたものの、使用編成は昨年の付属編成から基本編成(6両)へと変更して運転される…ということなので、片道(名古屋→富士見)だけですが乗車をしてきました(復路は明日の運転ですし…)。



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①名古屋(727)→富士見(1028) 特急[諏訪しなの号] 9031M~9032M 383系6連【A4編成】 
 特急[諏訪しなの号]は名古屋駅の10番線ホームに7時19分に入線をしてきますが、車両も特別な車両ではありませんし、特別なヘッドマークを掲げているわけではありませんので、さほど写真撮影のファンで混雑することなく、反対側のホームから入線シーンの撮影を行ってから車内へと入ります。
 当然のことながら、車内も特別な装いがあるわけではありませんので、いつもの383系であり、いつもの特急[WVしなの号]です。ただ、今日、私が座っているのは6号車の「指定席」ということで、特急[WVしなの号]の場合、基本の6編成の場合には自由席となる車両ですので、「指定席」と印字された指定席券は貴重といえば貴重です。
 車内はだいたい5~6割の乗客を乗せて、台風の影響でしょうか今にも雨が降りそうな天気の中、名古屋駅を発車していきます(結局、雨は木曽路に入ると降り始めてしまいました。)。 


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           PHOTO:名古屋駅の電光掲示板、しっかりと列車名が表示されました。





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             PHOTO:名古屋駅に回送されてくる特急[WV諏訪しなの号]




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             PHOTO:行先表示は「臨時」でちょっと寂しいところです。



 名古屋駅を発車した特急[諏訪しなの号]は、鶴舞駅までは普通列車でもそんなにゆっくり走らない…という速度で進んでいきましたが、最初の停車駅である千種駅を発車すると、いつもの特急[WVしなの号]のようにぐんぐんと加速をしながら、また、車体をくねらせながら中央線を進んでいきます。新守山駅までは私が毎日、通勤で利用している区間ですし、そもそも中央西線は長野に自宅のある私にとっては頻繁に利用する路線ですので、沿線の景色もさほど珍しくないのですが、特急[諏訪しなの号]は臨時列車ということで、途中ですれ違う列車のタイミングも違いますし、駅に停車している列車の風景も異なりますので、なんとなく新鮮な感じがするから不思議です。


 
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            PHOTO:通勤で使用している新守山駅を通過して進んでいきます。




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             PHOTO:庄内川を渡ると名古屋市から春日井市へと入ります。



 千種駅、多治見駅からも若干の乗客を乗せた特急[諏訪しなの号]は、一路、塩尻駅を目指して北上をしていきます。車内は気が付くとほぼすべての席が埋まっていました。
 今回乗車している、この特急[諏訪しなの号]ですが、前述のとおり、「昨年実施された信州アフター・デスティネーションキャンペーン」で登場した列車で、中京圏から信州の諏訪エリアに向けた観光列車なのですが、そのような説明は車内では一切なく、また、今日は「さわやかウォーキング」の利用客に向けた列車でもあるようなのですが、そちらの説明もなく、ごく一般的な特急[WVしなの号]と同じ車内アナウンスしか行われませんでした。また、観光列車特有の観光協会の方によるパンフレット等の配布もなく、ちょっと肩透かしの状況でした(JR東海から冊子の配布があった程度でした。)。

 中津川駅に停車し、木曽路の南の玄関口である南木曽駅を通過すると中央西線は単線区間が多くなります。また、曲線半径もきつくなることから速度を落としながら進んでいきます。なお、車内では南木曽駅を通過後、乗車記念品である特急[諏訪しなの号]のヘッドマークシールの配布が行われました(列車に表示されているヘッドマークを見ると『小さい!』と思うのですが、実際、実寸大のシールをもらうとヘッドマークが意外と大きいということがよくわかりました。)。また、その後、車内では記念ボードを用いた記念撮影も行われました。

 木曽福島駅で多くの駅員さんの見送りを受けた特急[諏訪しなの号]は、いよいよ木曽路の中心エリアから長野県の中心エリアにある塩尻駅に向けて進んでいきます。木曽福島駅を発車すると車内では社員さんお手製と思われる乗車記念証が配布されましたが、これは予定にあるものではありませんでしたので、うれしいプレゼントとなりました。
 また車内では、駅を通過する際に、寝覚ノ床、木曽福島の街、薮原宿、奈良井宿の説明などを行ってくださり、その話を聞きながら乗車していると、特急[諏訪しなの号]は間もなくJR東海とJR東日本の境界駅となる塩尻駅に到着しました。



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                 PHOTO:奈良井駅を通過していきます。





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            PHOTO:ブドウ畑が広がってくると間もなく塩尻駅に到着します。





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        PHOTO:この三角地帯をショートカットすると、もっと話題になりそうな気もします。



 塩尻駅に到着しました。中央西線から中央東線の富士見駅に向かうためには、塩尻駅手前にある三角地帯の連絡線を渡るか、塩尻駅の4番線を使って方向転換するかのどちらかとなるのですが、今回は全方向に対応している4番線を使用して進行方向を変えます(私、知らなかったのですが、中央西線の木曽方面から塩尻駅の4番線ホームに入るためには、塩尻駅の手前から名古屋方面に向かう線路に入ってから4番線に入るんですね…。)。

 塩尻駅での停車時間を使って車内では座席の向きを変えるのですが、塩尻駅で座席の向きを変える…という行為は、塩尻駅が現在の場所に移転された1982年以前のことですので、私にとっても実に37年ぶりの行為となります(そんなに昔だったのかな?)。

 特急[諏訪しなの号]は塩尻駅を約2分ほど遅れて中央東線に入って富士見駅を目指します。書くと「中央東線に入る。」だけなのですが、乗っている者にとっては特急[WVしなの号]の車両に乗ったまま中央東線に入っていくわけですから、なんとも不思議な感じです。

 中央東線に入った特急[諏訪しなの号]ですが、中央東線は中央西線よりも単線区間が多いこともあり、岡谷駅、下諏訪駅、上諏訪駅、茅野駅と小まめに停車しながら進んでいきます。茅野駅を発車して、ようやく特急列車らしい走りを見せたのですが、それもほんのわずかな時間だけで、特急[諏訪しなの号]は間もなく、小雨が降りしきる富士見駅に到着し、今回の「乗り鉄」も無事に終了しました。



      VIDEO:塩尻駅の4番線を発車して中央東線に入っていく特急[諏訪しなの号](車内から撮影)





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            PHOTO:塩尻駅の4番線ホームに停車中の特急[諏訪しなの号]





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              PHOTO:塩尻駅からは貫通型の6号車が先頭に立ちます。



  
        
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               PHOTO:上諏訪駅に停車中の特急[諏訪しなの号]




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                  PHOTO:上諏訪駅の駅名標と電光掲示板




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                     PHOTO:富士見駅に到着




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             PHOTO:富士見駅では太鼓の演奏のお出迎えがありました。




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               PHOTO:富士見駅に到着した特急[諏訪しなの号]


【本日の行程】
①名古屋(727)→富士見(1028) 特急[諏訪しなの] 9031M~9032M 
②富士見(1053)→塩尻(1152) 433M
③塩尻(1203)→中津川(1306) 1010M 特急[WVしなの10号]
④中津川(1411)→名古屋(1435) 5374M 快速


 昨年は都合により乗車できなかったことから、今回、とても楽しみにしていたのですが、正直に言うとイマイチ、この列車の設定理由がよくわかりませんでした。確かに富士見駅では「さわやかウォーキング」も行われていたようですが、ウォーキングに参加しない人は富士見に到着してから何もすることがなく、結局、多くの人は後続の上りと下りの普通列車に乗り継いだようですので、もう少し何か富士見駅でイベントがあってもよかったような気がしましたね。



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           PHOTO:車内で配布された特急[WVしなの号]のヘッドマークシール 




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                  PHOTO:車内で配布された乗車記念証




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                 PHOTO:こちらも貴重な6号車の指定席券

【乗車日:令和 1年 9月21日(土)】鉄道コム