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        PHOTO:西武新宿駅に到着するニューレッドアロー


 西武鉄道の10000系・ニューレッドアローについては過去に何度か乗車しているところですが、先般発表された西武鉄道の2024年度鉄道事業設備投資計画によると、2025年度以降に予定している事業として10000系「ニューレッドアロー」の置き換えを発表しました。
 設備投資計画が発表されたからと言って、すぐさま10000系が無くなるわけではありませんが、私もいつまで東京にいられるのかわかりませんので、ここはちょっと(相当?)早いですが、惜別を兼ねた乗車をしてきました。




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①西武新宿(1540)→本川越(1625) 特急[小江戸19号] 10000系7連
 JR新宿駅で中央線の列車を降り、あっちに行ったりこっちに行ったりとウロウロしながら、なんとか西武新宿駅までやってきました(もう少しわかりやすい案内を出してくれないかなぁ…。西武新宿駅の場所は何回行ってもよくわからないです。)。


 今回は西武新宿駅を15時20分に発車する特急[小江戸19号]に乗車して本川越駅を目指します。
 15時20分に発車する特急[小江戸19号]は、西武新宿駅の2番線に到着する特急[小江戸26号]の折り返し運転となるため、ホーム上に列車がある中で客室整備が行われ、約10分後くらいから客扱いが開始されました。


 ドア扱い開始とともにホームで待っている乗客がどっと乗り込むかと思っていたのですが、さすがに平日の午後の列車ということもあり、私が乗った7号車は10名にも満たない乗客ということでした。

 車内でシートレイアウトの撮影などを行っていると、発車時刻となり特急[小江戸19号]は滑るようなスムーズな走りで、一路、本川越駅を目指して進んだのですが、この加速が終わらないうちに減速が始まり、特急[小江戸19号]はJRとの乗換駅となる高田馬場駅に到着します。この高田馬場駅からは多くの乗客があり、閑散としていた車内も窓際席の約半分が埋まりました。


 さて、今回乗車する 西武鉄道10000系電車は、1993年(平成5年)から製造された特急車両で「ニューレッドアロー」の名称がつけられています。
 この「レッドアロー」という名称は、西武鉄道の運行する特急列車に使用されている名称で、最初にその名称が使用されたのは先代の5000系であり、その後継である10000系にもこの名称は継承されましたが、3代目の特急車両となる001系にはこの「レッドアロー」の名称が継承されず「Laview(ラビュー)」という名称が使用されました。


 10000系ニューレッドアローは、老朽化した5000系の置き換え、また、新宿線に新設される定期特急列車[小江戸]に使用されることを目的に設計・開発されました。車体は軽量形鋼を多用した20m車体で、外装色はグレー系3色をベースとして使用し、客室窓下部には「レッドアロー」の愛称を表現した赤色の帯が入っています。
 車内は枕部分の盛り上がった形状のフリーストップ式リクライニングシートが2+2列アブレストで配置されており、座面をグレイッシュプルー系、背ずりをパープル系、枕カバーにはアクセントとなるブルーグリーン系を用いており、とてもシックな配色となっていますが、車内に入ると「落ち着くな…」と感じる造りとなっています。
 シート背面にはテーブルと網敷の物入があり、座席下にはバー式のフットレストが装備されており、まさに「特急車両」といつた造りとなっています。


 高田馬場駅を発車した特急小江戸19号は小さなカーブをいくつか抜けて、工事区間を見ながら進んでいきます。踏切が多いということや、通過駅にホームドアが設置されていないことも影響しているのでしょうか、途中までは「ずいぶんと控えめな走りだなぁ…」と思っていたのですが、気がつくと特急らしい走りになっていたのですが、普通、速度の比例とともに走行音が高まるのですが、ニューレッドアローは全く気がつきませんでしたので、「遮音」という部分にはしっかりと力が入っているようです。


 大規模な駅改良工事が行われていり東村山駅では降りる人が多く、車内は一気に閑散となって発車します。次の所沢駅でも降りる人が多く、気がつくと私が乗った7号車の乗客は8名のみという状況でした。


 所沢駅を発車した特急小江戸19号は、狭山市駅を目指し、今までより少し速度を上げて進んで行きます。狭山市駅からの乗客はなく、列車は僅かな停車時間の後、終着駅とらなる本川越駅を目指してラストスパートをかけ、狭山市駅からあっという間に本川越駅に到着しました。


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           PHOTO:西武新宿駅の電光掲示板





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      PHOTO:車体に描かれた「NRA」の文字が誇らしげです。





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           PHOTO:幕式の行先表示が良いですね…。





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          PHOTO:ヘッドマークも誇らしげです。





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            PHOTO:10000系の車内





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         PHOTO:シートの厚みも前後間隔もたっぷりです。





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        PHOTO:設備的には特急車両として十分な設備です。





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         PHOTO:フリーWi-Fiまで完備されています。





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②本川越(1633)→所沢(1649) 特急[小江戸32号] 10000系7連
 本川越まできましたが、今回も観光が目的ではありませんので小江戸19号の折り返し運転となる、特急[小江戸32号]に乗車して所沢駅に戻りました。


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          PHOTO:「西武新宿」のロゴも良いですね。





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     PHOTO:「回送」表示で所沢駅に入線するニューレッドアロー





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➂所沢(1715)→高田馬場(17) 特急[小江戸34号] 10000系7連
 所沢駅からは、平日の午後に2本だけ運転されている、所沢駅発西武新宿駅行きの特急[小江戸号]に乗車して高田馬場駅に戻りました(この列車、意外と貴重かも…ね。)。



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             PHOTO:所沢駅の電光掲示板




 何度乗っても「静か」、「スムーズ」、「シートピッチ広い」、「クッションたっぷり」…文句なしの特急車両だと思います。
 この車両があと1~2年で引退だとは思えないですねぇ…。この10000系・ニューレッドアローより劣っているJR特急なんていくらでもあるのですが…。なんとももったいない話です。
 今回は西武新宿駅から本川越駅まで乗車したのですが、残念なのはこの新宿線はあまり車窓風景が良くないんですよね…。10000系が引退するまでに10000系に乗車して西武秩父駅まで行きたい…と思っているのですが、さて、そんな列車が走ってくれるかな…。


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            PHOTO:本日使用した指定席券


 最後までご覧いただきありがとうございました。


※乗車日は令和 6年 6月17日(月)です

【令和 6年 6月19日(水)・2024/6/19】鉄道コム鉄道コム
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