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       PHOTO:行先表示にこんな図柄が出るとは知らなかった!






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★新宿(902)→河口湖(1107) 9181M 特急[富士回遊81号] E353系3連
 新宿駅に到着しました。ここから特急[富士回遊81号]に乗車して河口湖駅を目指します。


 特急[富士回遊81号]に使用される車輛は、特急[あずさ81号]と連結された状態で、新宿駅の9番線に8時49分頃に入線してきます。その後、発車の準備を行い8時53分頃に客扱いがスタートしました。
 車内に入ると、やはりインバウンドの方にとっては「全車指定席」と「座席未指定券」という意味が分からないようで、車内のあちこちで荷物を持った人が行ったり来たりで、全く落ち着けない状態が続きます(特急[富士回遊81号]の指定席は完売だと車内放送がありました。)。
 ようやくその状態が落ち着いたかな…と思っていると特急[富士回遊81号]は新宿駅を発車していきます。


 さて、今回乗車する 特急[富士回遊号]は、2019年3月のダイヤ改正から運転が開始された特急列車で、首都圏から富士山麓鉄道線へ乗り入れる毎日運転の特急列車の設定は初めてのこととなります(普通列車は、毎日乗りて入れています。)。
 かつては臨時の快速列車として[ホリデー快速河口湖]とか[ホリデー快速富士山]という名称で運転されていましたが、前述のとおり2019年3月以降は定期の特急列車として運転されるようになりました(今回は臨時の特急[富士回遊81号]ですが…。)。
 ただ、この特急[富士回遊号]は単独で走るのではなく、新宿⇔大月間は特急[あずさ号]か特急[かいじ号]に併結された形で走り、大月駅で分割(又は併合)されて、大月駅⇔河口湖駅間のみ単独で富士山麓鉄道に乗り入れる…という形での運転を行っています。


 この特急[富士回遊号]ですが、富士山の麓まで行ける…ということや、富士急ハイランドに向かう列車ということで、インバウンド客を中心に多くの人が利用しているようで、非常に混雑する列車という評判があり、また、座席未指定席券の考え方や利用方法がわかりにくいこともあり、指定席を持っている乗客に対し、座っている座席を明け渡さない乗客が多い(言葉が通じないことが理由だとは思いますが未)とも聞いていましたので、乗車に少々不安感がありましたが、まあ、今回は始発駅からの乗車でしたので大きなトラブルもなく乗車ができました(私は…ですが。)。


 毎度、この中央線特急に乗車すると、ダイヤが詰まっているようでトロトロとした走りで進んて行く…という印象があるのですが、今日はなぜか(当たり前か…)特急らしい走りで進んで行きます。
 最初の停車駅となる立川駅、そして次の八王子駅からも乗客が乗りこんできて、デッキはもとより車内の通路にはなぜか立ったまま乗車している人が増えてきました(全席指定席なのに落ち着かない…)。


 八王子駅を発車すると沿線の景色も変わり、特急[富士回遊81号]は山岳区間に入っていきます。まあ、気動車ならエンジン音が高まり…というところでしょうが、そこは最新鋭の電車特急ということで特急[富士回遊81号]は車体を左右にくねらせながら進んで行きます。


 新緑彩られた山々の景色を見ていると、特急[富士回遊81号]は大月駅に到着します。前述のとおり、この大月駅で列車は分割を行うためしばらく停車し、特急[あずさ81号]は大月駅を10時16分に、特急[富士回遊81号]は10時20分に大月駅を発車していきます。



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            PHOTO:新宿駅の電光掲示板







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          PHOTO:特急[富士回遊号]の行先表示







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      PHOTO:車内ドア上部にもしっかりと列車名が表示されます。






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           PHOTO:E353系普通車の車内






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        PHOTO:多摩川を渡ると八王子駅に到着します。






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      PHOTO:八王子駅を少し過ぎると緑豊かな景色に変わります。






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        PHOTO:烏川橋梁を渡ると大月駅は間もなくです。




 大月駅を発車すると、中央線を右手に見ながら富士急行線へと入っていきます。今までは早い速度で進んできた特急[富士回遊81号]も、さすがに単線区間ということでゆっくりとした速度で進んて行きます。
 多くの乗客のほとんどが途中下車せずここまで乗り続けてきましたが、富士急行線内に入ると途中駅で下車する人が多くなり、特に下吉田駅では半数ほどの乗客が降りたのにはちょっと驚きでした(雨の中、新倉山浅間公園まで行くのかな?)。


 身軽となった特急[富士回遊81号]は軽い足取りで先に進み、上りの40‰勾配を登り切って富士山駅に到着します。この富士山駅でも残った乗客の半数が降りましたので、車内はようやく移動しやすくなったという感じでした。
 ここ、富士山駅はスイッチバック駅ですので、ここからは今まで一番後方だった3号車が先頭に立って河口湖駅に向けて進んで行きます。進行方向左に建ち並ぶ富士急ハイランドのアトラクションを見ていると、特急[富士回遊81号]は定刻どおり河口湖駅に到着し、今回の「乗り鉄」も無事に終了しました。




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    PHOTO:大月駅で編成を分割して特急[あずさ81号]が先発します。






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        PHOTO:3両と身軽になった特急[富士回遊81号]





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     PHOTO:大月駅の先で中央線から富士急行線へと入っていきます。






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         PHOTO:リニア実験線を潜って進んで行きます。






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         PHOTO:田原の滝を見ながら進んで行きます。






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        PHOTO:河口湖駅に到着した特急[富士回遊81号]






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      PHOTO:河口湖駅に到着(インバウンドのお客さまで大混雑!)







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          PHOTO:河口湖駅にはJRの車両だらけ…


 やはりというか当然というべきか、車内では座席指定席券を持っている乗客に座席を明け渡さない乗客を何人も見かけました(座っている人も特急券(たぶん座席未指定券ですね。)を持っているわけですから、なんとなく理由もわかるんですが…)。どうしても、この座席未指定券という考え方が分かりにくいのが原因だと思います。
 こんなことなら3両編成のうちの1両を自由席にしたほうがスッキリするのに…と思うのは私だけでしょうか?


 
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           PHOTO:本日使用した指定席券と乗車券
        ※大月から河口湖までの乗車券は車内で購入しています。



 最後までご覧いただきありがとうございました。


※撮影日乗車日は5月13日(土)です。


【令和 5年 5月15日(月)・2023/5/15】
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