PHOTO:赤いDLに青い客車、これほど素敵な列車は無い!
東武鉄道でSL列車が復活し、2017年から運転が行われていることは知ってはいたのですが、私、SLにはさほど興味が無く「まぁ、いつか乗る機会があれば…」程度に思っていました(私が好きなのはDL/DCです。)。
東武鉄道でSL列車が復活し、2017年から運転が行われていることは知ってはいたのですが、私、SLにはさほど興味が無く「まぁ、いつか乗る機会があれば…」程度に思っていました(私が好きなのはDL/DCです。)。
今回の「乗り鉄」は、野岩鉄道と会津鉄道の「鉄印」を購入するのがメインでしたので、「鉄印」入手後はそのまま特急に乗って帰る予定としていたのですが、東武鉄道から「SLに不具合が生じたので、一部の列車をDL牽引に変更します。」という(私にとっては嬉しい)お知らせが!
内容やダイヤ等を確認したところ、ちょうどDL牽引の列車に乗車することができることが分かりましたので[DL大樹号]に乗車してきました。
下今市駅に戻ってきました。ここからはDE10(1099号機)が牽引する[DL大樹7号]に乗車します。
特急[リバティ会津134号]を下今市駅で降りると、既に[DL大樹7号]に使用される編成は、下今市駅の側線に停車しており、スハフ14のディーゼルエンジンがDE10のエンジン音をかき消すかのように轟音を立てて、入線の時を待っている状態でした。
14時45分頃になると入換作業が始まり、私はてっきり鬼怒川温泉方に引き上げるかと思っていたのですが、入れ換えはその反対で、DE10が客車を押す形で浅草方に推進運転で引き上げて、それから下今市駅の4番線ホームへと入線をしてきました。
入線後、即、乗車が可能になりましたので、入口で指定席券の確認があるもの…と思っていたのですが、実際には何もなくそのまま車内へと入ります。
指定席券を予約した時点もはだいぶ空いていた[DL大樹7号]ですが、やはり牽引機がSLではないとこんなに人気が無いのか…という程度の乗車率でした(特急[リバティ会津134号]の車内から見た[SL大樹号]は、そこそこの乗車率でしたが…。)。
指定席券を予約した時点もはだいぶ空いていた[DL大樹7号]ですが、やはり牽引機がSLではないとこんなに人気が無いのか…という程度の乗車率でした(特急[リバティ会津134号]の車内から見た[SL大樹号]は、そこそこの乗車率でしたが…。)。
定刻となり[DL大樹7号]はDE10の甲高いホイッスルの後、多少の揺れとともに下今市駅を発車していきます。
発車後、車内でアテンダントさんによる指定席券の確認が行われ、その際に乗車記念証とアテンダント通信が配布されました。
さて、本来のこの列車は[SL大樹]として運転される予定だったのですが、本日はSLの不具合ということでDLによる牽引となった…という次第です。
もともと[SL大樹]という列車は、東武鉄道の鬼怒川線の下今市駅-鬼怒川温泉駅間で運転されている蒸気機関車牽引列車の愛称で、2017年8月10日から運転が開始されました。
東武鉄道におけるSL列車の運行は、1966年6月に佐野線で廃止されて以来の運転ということです。また、大手私鉄会社としてSLの定期運行を行っているの唯一の会社ということになります。
なお、SLが点検や修理等が行われる場合には、前述のとおり牽引機をDLに変更して[DL大樹]として運転が行われます(本日は、運行設備の不具合だそうです…。)。
現在使用されているSLはC11 207号機、C11 325号機、C11 123号機の3両のSLのほか、DE10型ディーゼル機関車が2両(1099号機と1109号機)が使用されています(1099号機は国鉄色、1109号機はいわゆる北斗星塗色機となっています。)。
客車は14系客車が5両、12系客車が2両、これ以外の車両としてヨ8000系が2両(ヨ8634と8709)が存在しているとのことです。
※14系座席車に座ったのはいつ以来だったか…?
★転車台を使用した方向転換
今日はDLが牽引ですので「方向転換は必要ないよね…」と思っていたところ、車内放送で「鬼怒川温泉駅前の転車台を使用してDE10の方向転換を行います…。」という案内放送が…
DE10を方向転換してしまうと帰りも1エンド側(ノーズの長い方)が先頭になってしまうので「勘弁してよ…」と思いながら見学に行ったところ、本来なら180度の回転で済むところを360度回してくれましたので、どうやら帰りは2エンド側が先頭に立つようでホッと一息でした。
VIDEO:転車台に向かうDE10
VIDEO:転車台に乗り360度回転するDE10
鬼怒川温泉駅からは[DL大樹8号]に乗車して下今市駅に戻ります。
往路は14系の1号車に乗車しましたが、帰路は3両編成の中間に組み込まれている展望車付きの12系(オハテ12)に乗車します。
当初、帰路は早く家に着きたかったので、鬼怒川温泉駅から特急に乗車して帰ろう…と考えていたのですが、やはりDE10の一番カッコいい姿は2エンド側、フロント部が短い側の方ですので(個人的にそう思っているだけですが…)、2エンドが先頭になる[DL大樹8号]に乗車することにした…ということです。
往路に乗車した[DL大樹7号]も乗客が少なかったですが、この[DL大樹8号]も少なく、やはりSLに人気にはかなわないようですね。
乗車記念証の配布が行われたのちは、展望車に行って少し風を浴びながら、下今市駅までのわずかな時間を楽しみました。
VIDEO:鬼怒川温泉駅での入換シーン①
VIDEO:鬼怒川温泉駅での入換シーン②
PHOTO:下今市駅の側線に留置されていたブドウ色の14系
※[DL大樹号]のアテンダントさんの話だと、本来、SLが牽引するのは、本日、DLが牽引している「展望室付き」の編成だそうですので、今日の乗車は貴重なのかも…
PHOTO:その先頭に立つのは青いDE10!
当初、今回の「乗り鉄」では[SL大樹]への乗車は考えていなかったのですが、行く直前になって「SLに不具合が生じたため牽引機をDLに変更する。」というアナウンスがあったことから変更した…という次第です。
この令和の時代にディーゼル機関車が牽引する客車列車に乗車できるなんてことは夢のようなことですので、今日は良い経験をすることができましたし、良い1日となりました。
※[DL大樹7号]も[DL大樹8号]も同じ記念乗車証です。
※撮影日乗車日は4月22日(土)です。
【令和 5年 4月27日(木)・2023/4/27】




◎過去の東武鉄道の乗車記はこちらから