3月まで高知で暮らしていて、どこに行くにも気動車での「乗り鉄」だったのですが、高知を離れて早や5か月、気動車のあの「カラカラカラ…」というエンジン音が恋しくなってきました。
東京で一番近い国鉄型気動車が走る路線は…ということで、今回は青春18キップを使って「小湊鉄道」と「いすみ鉄道」の乗車に向かったのですが…。
五井駅に戻ってきました。
ここからは今回の「乗り鉄」のメインになる、キハ40系を使用する[さと山]に乗車する…はずだったのですが、ホームで列車の入線を待っていたところ、駅員さんから「本日はキハ40のエンジンが不調のため、[さと山]についてはキハ200での2両運転になります。」というアナウンスが…。
さて、どうしょうかな?と考えたのですが、キハ200系2連を使用する[さと山]も珍しい…と思い、乗車することにしました。しかし、冷房の良く効くキハ40から冷房の効きが弱いキハ200ということと、ロングシートでは食事ができない…ということが難点です(ちなみにヘッドマークステーの取り付けができるキハ200は2両しかないということですので、その2両がたまたま車庫にいたこともラッキーでした。)。
ここからは今回の「乗り鉄」のメインになる、キハ40系を使用する[さと山]に乗車する…はずだったのですが、ホームで列車の入線を待っていたところ、駅員さんから「本日はキハ40のエンジンが不調のため、[さと山]についてはキハ200での2両運転になります。」というアナウンスが…。
さて、どうしょうかな?と考えたのですが、キハ200系2連を使用する[さと山]も珍しい…と思い、乗車することにしました。しかし、冷房の良く効くキハ40から冷房の効きが弱いキハ200ということと、ロングシートでは食事ができない…ということが難点です(ちなみにヘッドマークステーの取り付けができるキハ200は2両しかないということですので、その2両がたまたま車庫にいたこともラッキーでした。)。
暑くて混雑したキハ200に揺られ、「キハ40に乗れないのに、このまま小湊鉄道からいすみ鉄道に行くべきかな…」と思っていると、上総牛久駅に小湊鉄道色のキハ40が停車していましたので、「よし!これに乗ろう!」と思い、結局、いすみ鉄道には向かわずに上総牛久駅で下車してしまいました。
…ということで、いすみ鉄道の乗車をあきらめた私は、上総牛久駅からキハ40が連結された編成の普通列車で五井駅に戻ることにしました。
さて、ご承知のとおり、小湊鉄道における主力気動車はキハ200ですが、キハ200の大半は冷房化されているものの、駆動用機関であるDMH17Cが製造中止となっており、また、キハ200の初期車が2021年には車齢60年に達することことから、状態の悪い車両を置換えて、状態の良い車両を今後も継続使用することとしました。
その一方、全車を一気に置き換えることが出来ないことから、キハ200と総括制御できることを含めて、次の4つの条件(1 両運転台車であること。 2 保守の観点からキハ200形と同じDT22系台車を装着していること。 3 エンジンが補修部品の流通が少ないDMF15系列ではなく、新しい高出力エンジンに換装されていること。 4 サブエンジン式ではなく、機関直結式の冷房装置を装備していること。)に候補車が検討された結果、JR東日本のキハ40形2000番台車の導入が決まりました。
まず2020年3月に只見線での運用が終了したキハ40形のうち、キハ40-2021・2026の2両を東北色のまま譲り受け、キハ40という形式はそのまま改番、列車無線・車体色の再塗装、社名ロゴの交換が実施されキハ40 1となり(再塗装に関しては東北色の色分けラインを強襲しつつ小湊鉄道標準色になっています。)、もう1両のキハ40はキハ40 2として運用に就いてます。
さらに2021年7月には秋田総合車両センター南秋田センター所属の3両(1006、2018、2019)を譲り受け、先に導入された2両と同じく改造と改番が行われ、キハ40 3(2019)、キハ40 4(2018)、キハ40 5(1006)として運転についているようです。
キハ40が5両もあるので、当然、[さと山]はキハ40の2両編成だと思っていたのですが、基本的には普通列車を含めキハ40+キハ200というスタイルで運転されているようです。
列車は12時15分頃にホームを移動し、客扱いも開始しましたので、キハ40の冷房の効いた車内で発車の時を待ちます。
定刻となり、五井行き普通列車は聞きなれたファ~ンというタイフォンを鳴らしたのち、重厚なエンジンを立てながら加速をしていきます。まあ、いつ乗っても「速い!」とは感じられないキハ40系ですが、これはこれで味がありますし、小湊鉄道のようなローカルな路線にはピッタリのような気がします。キハ200に乗っていた時は、結構、身体が揺さぶられる感じがしましたが、車重のあるキハ40だと、さほど感じることもなく、意外と乗り心地が良く感じられます。
ファ~ン、ファ~ンと何度も鳴らされるタイフォンの音色を聞いていると、ここが只見線か磐越西線のような気がしてきます。いや~やっぱりキハ40系って良いですねぇ…。
高知にいたときは徳島や高松に行けばキハ40に乗れましたし、もう少し足を伸ばせば岡山エリアでも乗れたのですが、さすがに東京に転勤になった時には「高岡(氷見線・城端線)まで行かないと乗れないのか…」と思っていたのですが、東京からわずか1時間少々のところでキハ40に乗車できるとは思ってもいませんでした。
今回は前述のとおり、キハ40を使用する[さと山]には乗車できませんでしたが、小湊色のキハ40に乗ることが出来、大満足で五井駅に下車しました。
五井駅からは逗子行きの快速列車で品川駅に戻りました。
なんか、大きく予定が変更になってしまいましたが、当初の予定であった、小湊鉄道のキハ40に乗車するという目的は達成することが出来ましたので満足です。
しかし、キハ40系が5両、しかも首都圏色が2両、小湊鉄道色が1両、東北色が1両、男鹿線色が1両という内訳ですので、これが全部稼働するようになれば、第2の「いすみ鉄道」…いや、いすみ鉄道以上のインパクトがある鉄道会社になりそうですね…。
なお、そのいすみ鉄道のキハ28+52については、また、日を改めて乗車に行こうと思っています。
※乗車日は8月27日(土)です。
【乗車日:令和 4年 8月29日(月)】



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