※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。
昭和39年のデビュー以来、約48年間活躍を続けてきた長野電鉄2000系D編成も、ついに平成24年3月31日をもって引退することとなってしまいました。
3月20日までは週末を中心に定期普通列車の運用にも入っていたのですが、3月20日の運転を最後に運用からも外れ「このまま引退か?」と思っていたのですが、長野電鉄から「引退記念特別ツアー」が発売されました。私が住む地元の列車の引退です。もう『これは乗車するとかない!』と思い、皆さんに混じってツアーに参加をしてきました。
(←湯田中① 2007+2054+2008 ③長野→)
今回の貸切列車の受付は8時10分からということで、「参加人数も決まっているし予約もしてあるから急がなくても…」と思っては見たものの、やはり気があせってしまい受付開始時間前には長野電鉄の長野駅に…(私、せっかちですから…。)。
結果的にはこれが大正解で、受付をしたところ「今回は乗車車両は指定していますが、座席は自由ですからお好きな席に…」ということで、受付をした人から改札口前に並ぶことに…。早く並ぶことができましたので、結果的には自分の好きな場所に座ることができましたが、やはり早く申し込んだ人と後から申し込んだ人とは差をつけて欲しかったと思ったのは私だけでしょうか…。
列車は朝のラッシュ時間帯の間を縫って回送されてくるため、改札が始まったのは発車6分前となる8時50分でした。長野駅の階段を下り、1枚だけ写真を撮って座席に座ると、列車は直ぐに発車となりました。まあ、長野駅のホームでの混雑を嫌ったための処置なんでしょうが、もう少し発車までの時間を味わいたかったというところです。
権堂駅、朝陽駅ではドア扱いをしない運転停車でしたが、その後の須坂駅、小布施駅、信州中野駅ではたっぷりと停車時間が取られており、参加者はそれぞれのスタイルで停車時間を過ごすことに…。私も写真撮影はしましたが、やはり2000系の雰囲気を味わうために車内で時間の多くを過ごしました。
この貸切列車のツアーを申し込んだ時点では、2000系D編成の定期列車の代走が終了していましたので、この列車が長野線を走る最後の列車になる…と思っていたのですが、その後、長野電鉄のHPに2000系D編成を使用する定期列車の代走の追加が発表されたため『長野線を走る最後の列車』ではなくなってしまいました(このへんを長野電鉄はどう考えているか、機会があれば聞いてみたものですね!)。
ただ、追加された定期列車の代走は長野⇔信州中野間のみであったことから、信州中野⇔湯田中間は文字どおりこの列車が最後の2000系D編成による走行となります。
ファンの方達もそのことを知っているようで、信濃竹原駅や夜間瀬川の撮影の名所には多くの鉄道ファンの方がカメラを構えて待ち構えていました。
列車は夜間瀬側を渡ると大きく右にカーブをしながら勾配をゆっくりと登っていきます。進行方向に温泉街の建物が見えると間もなく湯田中駅です。湯田中駅は行き止まり駅のため、ゆっくりとした速度で駅に侵入して停車をしました。
(←松代③ 2008+2054+2007 ①湯田中→)
湯田中駅では12分ほどの停車の後、列車は屋代駅を目指して発車をしていきます。
この団体貸切列車は、このあと屋代駅まで行き、屋代駅でしなの鉄道の169系S52編成と最後の競演を行った後、須坂に戻る…という行程になっているのですが、私は応援しているサッカーチームの試合の関係で、松代駅を最後にツアーから離脱することに…。
まあ、2000系D編成と169系S52編成の並びは過去にも撮影をしていますし…2000系D編成への乗車は…(ひ・み・つ)!
PHOTO:愛嬌のある2000系の顔です。
PHOTO:小布施駅で後続の普通列車を先行させます。
PHOTO:須坂駅からは屋代線に入って行きます。