JR東海が2022年3月のダイヤ改正から営業運転に投入した車両が315系直流通勤型電車です。
この315系は、民営化前後に導入された211系・213系・311系の置き換えを目的として製造され、JR東海としては313系以来、約20年ぶりとなる新形式の車両です。
この315系ですが、ダイヤ改正を目前とした3月5日中央本線の名古屋⇔中津川にて営業運転が開始されましたので、長野に帰る際に運が良ければ乗れるかも…ということで乗車にチャレンジしてきました。
大垣駅から乗車した新快速が名古屋駅に入る直前、中央線ホームに見慣れない車両が入ってきましたので「もしや?」と思い、急ぎ7番線ホームに向かったところ、見事、中津川行きの快速列車に315系が入っていましたので、何の苦労もなく新車投入後から1週間の315系に乗車することができそうです。
発車までのわずかな時間を使って車両外部の写真を撮り、その後、車内へと入るとそこには色鮮やかなブルーのシートが並んでいます。また、まだ新車から1週間ということもあり、車内には新車独特の香りもします。そんな車内で綺麗なブルーのロングシートに身を預けて発車の時を待ちます。
定刻となり、315系を使用する中津川快速は滑るような加速でぐんぐんと速度を上げて進んで行きます。いゃ~静かだし震動は少ないですし、これは滅茶苦茶快適ですねぇ。しいて言えばロングシートじゃなければ最高なんですが…。
名古屋駅と金山駅から多くの乗客が乗り込んだ中津川行き快速列車ですが、大曽根駅からは下車する人が多くなり、続いて春日井駅、高蔵寺駅でも多くの乗客が降りましたので、車内はだいぶ空いた状態で進んて行きます。
高蔵寺駅を出ると多治見駅まではノンストップですので315系が持つポテンシャルを探るのには最適な区間となります。この区間でも、唸るようなモーター音が響くわけでもなく315系は滑らかな走りで進んで行きます(トンネルに入っても、列車とすれ違ってもガラス窓が音を立てるようなことは全くありません。)。
多治見到着後は、各駅に停車しながらの乗車でしたが、初めて乗車する315系ということで、なんとなくウキウキ・ソワソワしながらの乗車で、あっという間に中津川駅に到着してしまいました。
VIDEO:ドアチャイム音と車内放送
さて、初めて315系に乗ってみて
良かったなぁ…と思ったポイントは…
①車内放送に自動放送が使われていますが、この案内の声が滅茶苦茶聞きやすいです(これ肉声?それとも合成音声?)。
②防犯カメラが1両当たり5か所ついており、安心・安全が確保されています。
③車内は313系に比べても「静か」です(211系とは比べ物になりません)。
逆に、ここはなぁ…と思ったポイントは…
①警笛の音色は313系と同じ音色のように思えました(妙に安っぽい)。
②トイレが8両編成で1か所(名古屋方先頭車1号車)のみというのはちょっと少ないような…。
③窓ガラスの色が濃くて、外の景色が暗く感じがしました(その分、車内が明るくなっています。)。
やっぱり新車は良いですねぇ~。
211系のように窓からすきま風が入り込むことも無いですし、乗り心地も良いですし、なんといっても今までは4両編成の快速も走っており、土日には車内が大混雑するようなこともありましたが、これでそれも解消できますし…。
これで1編成の中に2~3両、転換クロスシート車が組み込まれていれば最高なんですが…。
※ちなみに…このあとの中津川快速には2本続けて211系8連が入っていましたので、私、やはり持っています!
◎お・ま・け
中央西線にもついにブルサンが投入されたんですね…
PHOTO:ブルサン1両でロクヨン2両分の乗入費用なの?
◎お・ま・け
中央西線にもついにブルサンが投入されたんですね…
PHOTO:ブルサン1両でロクヨン2両分の乗入費用なの?
【乗車日:令和 4年 3月18日(木)】


