先月、所用で名古屋に向かう際、岡山駅で列車を待っていたところ、国鉄急行色の気動車が津山線・吉備線のホームに入線してきました。
「えっ?キハ28・58?」と思ってよく見たら、国鉄急行色風の塗色を纏ったキハ47系気動車でした。
そういえば[ノスタルジー編成]が塗色変更した…という記事を見たことを思い出したのですが、なんか久しぶりに見る国鉄急行色が滅茶苦茶カッコいいと思い、しばらく見とれていました。
その日は他の列車に乗る予定でしたので、残念ながら乗車できませんでしたが、国鉄急行色風の編成が快速[ことぶき]の運用に入っていることが確認できましたので、「そうならもう乗りに行くしかない!」ということで「津山鉄道まなびの鉄道館」の見学を兼ねて乗車してきました。
岡山駅までは特急[南風2号]に乗車して向かいます。本日は「黄色のアンパンマン車両」の4両編成…だと思ったら、指定席の2号車が一般色の車両ということで、なんとも編成美に欠ける編成でした。
岡山駅からは、今回、乗車したかった国鉄急行色を纏ったキハ47系DCに乗車して津山を目指します。
この快速[ことぶき]は、岡山駅に9時10分に到着する、やはり同じく快速[ことぶき]の折り返し運転となりますので、岡山駅への到着シーンを反対側のホームで撮影してから乗車します。
今回乗車する国鉄急行色を纏ったキハ40系ですが、私、実は過去に乗ったことがあります。その車両というのは、2013年から2015年にかけて新津運輸区のキハ40(-583)とキハ48(-523)が、やはり国鉄急行色に塗色変更された…という経緯があり、当時は新潟県内に単身赴任をしていた関係で何度か乗車することができました。今回乗車するキハ40系DCの国鉄急行色編成については、それから6年以上経過して復活したことになり、再び、このような車両に乗ることができラッキー以外の何物でもありません(正確に言えば、今回はキハ47の塗色変更ですので、キハ47の国鉄急行色風の車両は初めてということになります。)。
※R3.10.31訂正
過去の乗車記などを読み直したところ、新津運輸区のキハ40系の国鉄急行色への塗色変更は、当初、キハ40とキハ48の2両のみでしたが、その後H26.10にキハ47(-1514)についても国鉄急行色風に塗色変更を行っていますので、上記の記事には一部誤りがあります。
※R3.10.31訂正
過去の乗車記などを読み直したところ、新津運輸区のキハ40系の国鉄急行色への塗色変更は、当初、キハ40とキハ48の2両のみでしたが、その後H26.10にキハ47(-1514)についても国鉄急行色風に塗色変更を行っていますので、上記の記事には一部誤りがあります。
※これって「ノスタルジー編成」じゃないのでしょうか?ちなみに、こちらの塗色は国鉄一般気動車標準色というのだそうです…。
発車時刻の30分前の入線(到着)ということで、当初は乗客が誰もいませんでしたので、たっぷりと写真を撮ってからキハ47-1036に4席しかない横向きのシートに座って発車の時を待ちました(全体的にもう少し窓ガラスが綺麗だと嬉しいのですが…)。
発車時刻が近づくにつれて乗客も増え、発車する段階では立っている乗客も目立つようになり、9時47分、快速[ことぶき]は定刻どおりに発車し、一路、津山駅を目指して進んでいきます。
乗ってしまえば国鉄急行色も首都圏色も関係ありませんので、単純にキハ40系DCの乗車を楽しみます。
岡山駅を発車すると次の駅である法界院駅に停車した後は、金川駅までの約20分間は停車しませんので、キハ40系の走りっぷりを堪能することができます(この区間が一番長い区間となります。)。
金川駅までは快調な足取りで進んて来た快速[ことぶき]ですが、さすがに勾配やカーブがきつくなってきたのでしょうか、速度をぐっと落としエンジンを唸らせながら進んでいきます。
多くの乗客が乗っているのですが、ローカル線の場合は、進むにつれてだんだんと乗客が少なくなっていくのですが、ほとんど途中駅で下車する人が少なく、ほぼ、座席が埋まった状態で終点の津山駅に到着しました。
◎津山まなびの鉄道館
今日は「国鉄急行色風」のキハ47に乗車するのが目的ですが、せっかく津山駅まで来ましたので、久しぶりに「津山まなびの鉄道館」の見学に行ってきました。
私、基本的には動かない列車や車両ってあまり興味が無いので、京都鉄道博物館や大宮鉄道博物館にも行ったことが無いのですが、ここは展示されている全ての車両が「内燃機関を動力とする車両」ですので、他の博物館とは違い何度も足を運んでいます…。
当初の予定では、津山駅を13時29分に発車する快速[ことぶき]に乗車して岡山に戻る予定としていたのですが、津山まで乗車してきた国鉄急行色風のキハ47系が、ちょっと私の予想とは違う動きをしましたので、もしかすると帰りの快速[ことぶき]の運用には入らないのでは…と思い、1本早い普通列車で岡山駅に戻りました。
まあ、国鉄急行色風ではありませんが、首都圏色のキハ40系も貴重になりつつありますので、乗れるときに乗っておかないと…ということですね。
岡山駅からは坂出駅まで快速[マリンライナー39号]で戻りました(1階の指定席を利用)。
坂出駅からは快速[サンポート南風リレー号]で宇多津駅に向かいました。
宇多津駅からは、朝と同じ「黄色のアンパンマン列車」に乗車して高知駅に戻りました。
せっかくの指定席を…と思って、1号車の「アンパンマンシート」に乗車したのですが、子連れで大混雑状態!こんなに賑やかな車内で2時間か…と思っていたところ、大半の乗客が琴平駅と阿波池田駅で降りてしまい、結局、静かな車内で戻ってくることができました。
まさかキハ40系の国鉄急行色風編成に、もう一度乗車できるとは思ってもいませんでした。
津山線には首都圏色のキハ40系のほか、今回乗車した国鉄急行色風のキハ40系や国鉄一般気動車標準色のキハ40系も残っていることが分かりましたので、沿線では色々な組み合わせの写真が撮れそうです。
高知からもう少し近ければ、乗車だけでなく撮影にもチャレンジしたいなぁ…でも、無理かなぁ…。
VIDEO:岡山駅を発車する快速[ことぶき](R3.10.9)
VIDEO:岡山駅を発車する国鉄一般型標準色のキハ40-2134(R3.10.30)
PHOTO:こちらはかつて走っていた新津運輸区のキハ40・48
【乗車日:令和 3年10月30日(土)】




◎過去の「津山まなびの鉄道館」の訪問記はこちらから