TOMODACHIYA鉄道日記

 私が撮影した列車や乗車した列車の記録をアップさせていただいています。  基本的には「不定期更新」となっていますので、あしからずご了承願います!

2021年09月

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。写真がありませんが、よろしければご覧ください(by管理人)。


※快速[スノーエクスプレス十日町]乗車記【前編】からの続きです。



◎十日町にて
 今回は「びゅうパック」を利用していますので、十日町では「越後妻有交流館キナーレ・明石の湯」での入浴が可能となっています(地元名産品ちょっぴりプレゼントも魅力です。)。
 …ですが、やはり十日町に来たならば「小嶋屋のへぎそば」を味わって帰らなくては…と思い、小嶋屋さんに行く予定にしていたのですが、出発直前になり十日町駅で新潟県から長野県にDCキャンペーンを引き継ぐ「デスティネーションキャンペーンのバトンタッチセレモニー」が開催されるということがわかり、しかも新潟県側からは国鉄色のキハ28・58を使用した団体列車[新潟・信州DCリレー号]が入ってくるということがわかりましたので、駅でセレモニーや列車等の撮影をすることにしました。





②十日町(1518)→長野(1826)  9124D 快速[スノーエクスプレス十日町号]
(←長野① キハ48-701+キハ48-1701+キハ48-702 ③十日町→)
 快速[スノーエクスプレス十日町号]は十日町駅到着後、転線を行い1番線に入っているのですが、客扱いが開始されたのは快速[]が発車した後となり午後3時頃でした。
 [リゾートトレイン飯山]の時は往復とも同じ号車・同じ座席番号でしたが、今回は座席が反対側となっていましたので、往復で沿線両側の景色を楽しむことができます。

 とは言うものの十日町はボタン雪が降り続いておりほとんど視界もありませんので、帰路はゆっくりと乗車していきます(沿線の観光案内もありませんでした。)。車内もほとんど話をしている声が聞こえず、わずかに聞こえるのはジョイント音とディーゼルエンジンの唸り音だけです(この列車は本当に静かです。)。

 帰路での長時間停車は飯山駅となりますが、飯山駅の到着時刻は17時5分ということで、この時期でこの時間では写真は取れないはずですが「恐るべしデジカメ」です。三脚なしの手持ちでも十分写真が撮れてしまいます。
 駅舎から外に出て暗闇にたたずむ「ぶな編成」を撮影します。

 飯山を出発すれば長野まではあとわずか。[リゾートしらかみ]の「ぶな編成」の乗り心地をたっぷりと楽しみます。
 2月にも快速[スノーエクスプレス十日町号]は走りますが、その時は「青池編成」が使用されますので、次にこの車両に乗れるのは何時になるのかなぁ~なんてことを考えているうちに、列車は定刻どおり銀世界の長野駅に到着し、無事今回の乗車も終了しました。

 ちなみに…今回は記念乗車証の配布等はありませんでしたが、えのきだけ1パック、笹団子1個、はっか糖1袋、その他パンフレットを山ほどいただきました。




 五能線を走る「リゾートしらかみ」は専用列車と思っており、3種類の列車に乗るには何年かかることやら…と思っていたのですが、なんと1年間の間に3種類の列車全てに乗車する事ができました(「青池編成」への乗車記はこちら…http://tomodachiya221.at.webry.info/200901/article_45.html、
「くまげら編成」への乗車記はこちらです…http://tomodachiya221.at.webry.info/200909/article_47.html
 ぜひ、ご覧になってください。)。

 さて、今回の[スノーエクスプレス十日町号]の運転をもって信州DCのプレキャンペーンはひとまず終了となると思われます。来年はいよいよ本番を迎えますが、本番ではどのような列車が走るのか今から楽しみですね。



【乗車日:平成21年12月19日(土)】鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。写真がありませんが、よろしければご覧ください(by管理人)。


 今年の1月に[リゾートしらかみ]の「青池編成」を使用した、快速[リゾートトレイン飯山]が走ったときには「まさか五能線用のリゾート列車に長野で乗れるなんて…」と感激に浸りながら子供と乗車したのが、つい昨日のような気がするのですが、それから1年も経たないうちに再び飯山線に[リゾートしらかみ]編成が走る事になりました。

 しかも今回は前回の編成とは異なり「ぶな編成」を使用しての運転です。びゅうパックの発売初日にチケットも無事購入できましたので、今回は(も)我が家の「鉄子」と2人で十日町までの往復乗車を楽しむことにしていたのですが、時ならぬ大雪のため無用なトラブルを回避するため、今回は私1人で出かけることにしました。





①長野(1100)→十日町(1340)  9123D 快速[スノーエクスプレス十日町号] 
(←十日町③ キハ48-702+キハ48-1701+キハ48-701 ①長野→)
 長野駅には10時15分位に到着したのですが、発車番線が当初の4番線から2番線に変更されていました。その2番線ホームに車両は入線していないのですが結構な乗客が集まっています。「何をやっているのかな?」と見に行ったところ鉄道グッズの展示即売会が開催されているようで、長総で解体された113系の部品等が多数販売されており、鉄道ファンを中心に結構売れていたようです。

 列車は発車15分くらい前に長野総合車両センターからゆっくりと入線して来ました。[リゾートしらかみ]の「ぶな編成」をまさか長野駅で見ることができるとは思ってもいませんでした。
 ひととおり撮影をしたのち、急ぎバウチャー券と駅弁を引き換え車内に入ります(お弁当の引き換えは10時50分までとなっているからです。)。自分の席に座り出発を待ちましたが、名古屋から到着する特急[WVしなの号]が雪のため遅れているようで、快速[スノーエクスプレス十日町号]は6分ほど遅れて長野駅を発車しました。
 静かで綺麗な車内、大きな窓からは太陽の日が燦燦と降り注ぎ、ピッチの広いシートにゆったりと腰を下ろし、これからてっぷりと乗車を楽しむことにします。

 さて、今回乗車する[リゾートしらかみ]の「ぶな編成」ですが、この編成は[リゾートしらかみ]の第2編成となる車両で、2003年4月の東北新幹線八戸駅開業に伴い、運転本数を2往復にするために増備された車両です。
 第1編成の「青池編成」と同じく1・3号車は2-2のアブレスト配置のリクライニングシート車、2号車は4人用ボックス席となっていますが、先頭車の形状は「青池編成」とは大きく異なり、後に登場する「リゾート用車両」の基本形ともなったスタイルとなっています。また、車体色・内装とも編成とも意味通じる緑色で統一されており、シックな感じでまとめられています。

 快速[スノーエクスプレス十日町号]は銀世界となったりんご畑を見ながら、最初の停車駅となる豊野駅に停車します。当初の予定では3分ほど停車の予定でしたが、長野駅の出発が遅れたため僅かな停車をした後、快速[スノーエクスプレス十日町号]は発車します。豊野駅を出発するとしばらくの間、線路は複線区間のように2本引かれています。列車は進行方向右側の線路に転線をした後、右に向きを変えるととに信越線に別れを告げて飯山線に入っていきます。

 今回、この列車には「飯山駅長」が乗車されており、優しいの口調で飯山地方の観光案内を行ってくれます(山の名前などは地元の人でないとわかりませんから、今回の説明はありがたかったです。ちなみに飯山駅長の話ですと、今日の十日町は60センチの積雪ということでした。)。
 また、飯山線沿線活性化協議会の皆さんも途中駅から乗車してきて、車内で沿線各地の観光案内やちょっぴりプレゼントをしてくれました(えのきだけ1袋をいただきましたので、妻へのお土産とさせていただきました。)。

 飯山駅では14分停車の予定でしたが、遅れを取り戻すため12分ほどの停車の後発車します。さて、車内ですが長野駅のアナウンスでは「全席売り切れで~す。」と言っていたのですが、結構空席が目立ちます(まあ、私も今回子供の席を空けている状態ですからあまり大きなことは言えませんが…。)。

 快速[スノーエクスプレス十日町号]は雪深い地方へ向かっていますので、雪があるのは当たり前なのですが、長野市内も雪景色だったので、進めど進めど景色に変化というものが感じられません。
 戸狩野沢温泉で5分停車したのち、列車は再び千曲川に沿って進みます。さすがにこの辺から雪の量が増えてきたなぁ~と実感できます。
 森宮野原駅では側線に保守用のロータリー車が停車しています。運転士の方たちが乗り込みましたので「何をするのかな?」と思っていたところ、長野方面に進みながら勢いよく雪を吹き飛ばし始めま、非常にいいものを見させていただきました。
 森宮野原を出発すると長野県から新潟県に入ります。車内の観光案内で初めて知ったのですが、飯山線が信濃川を渡るのは1回だけとこと。なんとなく何回も鉄橋を渡っているような気がするのですが、意外な事実でした。

 長野県内は比較的天気がよかったのですが、新潟県に入り津南駅を過ぎた辺りからは雪が降り始めました。雪国・新潟ですので珍しくはないのでしょうが、その降り方はやはり長野とは違いますね。
 そんな事を思っているうちに快速[スノーエクスプレス十日町号]は十日町駅に到着しました。

※快速[スノーエクスプレス十日町]乗車記【後編】に続きます。

【乗車日:平成21年12月19日(土)】鉄道コム

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 10月からスタートした「信州DCプレキャンペーン」ですが、10月中は旧型客車を使用した快速[セピア色の※※]が県内各地を走り、沿線を含めて結構な賑わいを見せるなど、来年の本番に向けてのムードが高まってきました。

 そしてこのプレ・キャンペーンの中盤を締めくくるのは485系を改造したお座敷列車・宴を使用した急行[信濃路の宴]です。

 当初は乗車予定は無かったのですが、ふらっと立ち寄った駅の窓口で販売状況を聞いたところ「だいぶ残っていますよ!」と言われたため衝動買いをしてしまいました。
 本当は往復とも全区間乗車したいところですが、予定等もあるため往路の松本までの乗車だけですが、久しぶりのお座敷列車の旅を楽しんできました。
※お座敷列車への乗車は、平成20年1月26日の快速[お座敷冬の味覚号](JT「ゆう」使用)以来となります。




①長野(938)→松本(1101) 9502M 急行[信濃路の宴] 485系6連
(←松本⑥ クロ485-1+モロ485-2+モロ484-4+モロ485-3+モロ484-5+クロ484-3 ①長野→)
 長野駅に到着したのは9時10分くらいでしょうか。6番線ホームにはまだ列車は入線していないようです。
 毎度のことながら「どうせ発車直前にならないと入線してこないだろうなぁ~。」と思っていたところ、9時25分過ぎに列車が入線してきました。 
 ホームにはさほど多くの乗客等がいませんでしたので、特に混雑等も無く列車の撮影を終えて車内に入ります。

 さて、今回乗車する485系・宴ですが、この車両は当初から和式車両に改造された初めての車両ということです(JR東日本としてはという注釈がつくようですが。)。種車となった車両が交直流電車ということで、電化区間であればどこでも走れ、また、機関車交換が不要という事で走行速度も高いため到達時間の短縮が図れるということで、以後、485系を改造した和式車両がいくつも登場したのはご承知のとおりです。

 和式車両としてのデビューは1994年6月ということですから、誕生から15年以上経過しますが、その独特なスタイルは今見ても斬新と思えます。また、15年以上前の製造にもかかわらず、掘りごたつ式の座席となっており、さすがに「最初からお座敷列車として改造した列車」であることがわかります(ちなみに「ゆう」は途中から改造されたため、掘りごたつ式ではなく、単なる畳敷きの室内となっていました。)。

 6両編成の車両はそれぞれ号車ごとに名前が決まっており、1号車は「いこい」、2号車は「ろばた」、3号車は「はなやぎ」、4号車は「にぎわい」、5号車は「ほほえみ」、6号車は「へいあん」という名称がついています。
 私は今回4号車ということで「にぎわい」への乗車なのですが、先客がいましたので5号車の車端部にあるソファーシートでくつろぐことにしました。

 列車は定刻に長野を出発し、一路上諏訪を目指します。今回、この列車は上諏訪まで行くのですが、私は所用の為、今回は松本までの乗車です。
 見慣れた篠ノ井線ですが、違った車両から外の景色を見ていると、いつもとは違った感じがします。

 最初の停車駅は篠ノ井駅です。この駅では特急列車との交換を行うため6分ほど停車します。いつもですと外に出て写真撮影を…というパターンなのですが、今日は風が冷たく、いつも以上に車外が寒く感じられましたので発車まで社内で過ごします。篠ノ井駅を発車すると塩尻機関区篠ノ井派出を右手に見ながら、姨捨に向けて山登りが始まります。時期的に晩秋と呼ぶべきか初冬と呼ぶべきか難しい時期ですが、紅葉もまだまだ残っていますので、色づく山並みを見ながら進みます。

 姨捨駅では特急列車の退避と普通列車との交換のため16分ほど停車します。いつもですと撮影で大混雑しますが、もともと列車の定員が少ないためでしょうか、それとも集まってきていた撮影者が少なかったせいでしょうか、さほどの混雑もせず撮影をすることができました(列車の定員は150名ほどですが、実際に乗っている人は定員の1/3程度だったと思われます。)。

 快速[みすず]の出発を見届けると、急行[信州の宴]の発車時間です。列車は撮影者や見物客らに見送られながら姨捨駅を後にします。姨捨駅を出発すると下り勾配となる関係もあり、列車は極めてスムーズに静かに進んでいきます。こういう乗り心地を味わうと「さすが元特急車両だなぁ~」と思います。

 気がつくと列車は明科駅を出発し、国道19号線と平行に進んでいきます。天気がよければこの付近から北アルプスが綺麗に見えるのですが、残念ながら今日は天気が悪く山の稜線すら見ることができません。右手に犀川(この付近では梓川・奈良井川という名ですね。)が近づいてくると間もなく松本駅です。

 できることならもっと乗車していたのですが、ここで戻らないと子供との約束が果たせなくなってしまいますので、後ろ髪を引かれる思いで下車をしました。





②松本(1210)→長野(1329) 433M 115系3連【N11編成】
(←長野 クハ115-1232+モハ114-1169+クモハ115-1522 松本→)
 松本からは115系の普通列車に乗車して長野に戻ります。長野⇔松本間を115系に乗るのも久しぶりです。ちなみに、この列車、異様に暖房が効いており汗をかきながらの乗車となってしまいました(個人的には「弱冷車」というものがあるなら「弱暖車」というのがあっても良いような気がするのですが…。)。




 久しぶりのお座敷列車に乗車しましたが、どうしても「お座敷列車」=「団体客用」というイメージが強く、わたしのような「お一人様」には少々気が引けてしまいます。
 ただ、今回乗車した「宴」には運転席後部の展望室をはじめ、各号車の車端部にはソファーシート等が設備されていたおかげで助かりました…。

【乗車日:平成21年11月28日(土)】鉄道コム

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 新潟県弥彦村にある弥彦神社では、毎年11月1日から24日までの間、「菊まつり」が開催されます。今年はこの「菊まつり」に併せて11月14日から23日までの間、毎日、新津⇔弥彦間に[ビューコースター風っこ号]を使用した快速[風っこ弥彦菊まつり号]が運転されます。
 弥彦線にトロッコ列車が走るのも珍しいと思い、たまたま休みも指定席も取れましたので、片道だけですが乗車に行ってきました。




①新井(655)→新津(901) 3371M 快速[くびき野1号] 485系6連【T17編成】
(←新津⑥ クハ481-332+モハ485-1010+モハ484-1010+モハ485-1083+モハ484-1083+クロハ481-1023 ①新井→)
 時間の関係で長野始発の列車では間に合いませんので、新井駅までは車で向かいます(新井駅にはライド&パークがあり、1日300円という低料金で車を置いておくことができます。)。

 新井駅からは快速[くびき野1号]に乗車して、一気に新津駅を目指します。この列車、新井駅を出発するときはがらがらなのですが、高田、春日山、直江津、柿崎と停車していくうちに、全ての座席が埋まってしまうという人気列車です。この混雑も長岡で一度解消するのですが、再び見附、東三条と停車していくうちに満席となりますので、相当需要のある列車のようです。私の席も新井→柿崎間は空いていましたが、柿崎→新津間は人が入れ替わり立代わり座っていました。約2時間にもなる乗車ですが、さすが特急車両ですね。疲れることもなく新津駅に到着する事ができました。





②新津(944)→弥彦(1048) 9432D~9226D 快速[風っこ弥彦菊まつり号]
(←弥彦② キハ48-1541+キハ48-547 ①新津→)
 新津駅ではジョイフルトレインの[こがね]などを撮影していたのですが、意外と早く9時10分過ぎに快速[風っこ弥彦菊まつり号]が新津駅の3番線に入線してきました。
 ホームを挟む形とはなりましたが、同じ小牛田運輸区のジョイフルトレインが新津駅で顔を合わすという貴重なシーンを撮影する事もできました。

 さて、快速[風っこ弥彦菊まつり号]ですが、ヘッドマークはおろか、行先表示サボ、車名サボもなにもなく、少々寂しいいでたちとなっています。また、車内も平日ということで1号車が6名、2号車が4名と極めて寂しい状態です。それでも新津駅の駅員さんが横断幕を掲げて見送っていただき、乗車しているこっちのほうが申し訳なく思ってしまいました。

 列車は雨の新津駅を定刻に出発し、一路弥彦駅を目指します。次の古津駅までは住宅街が続きますが、古津を過ぎると田園が広がってきます。初冬とはいえやはり新潟県は暖かいのでしょうね、長野とは異なり緑色の田園が続きます。田上駅では新津駅で先行した普通列車を退避させ先に進みます(信越線のダイヤを乱さないよう、結構な速度で駆け抜けていきます。)。

 最初の停車駅となる加茂駅に到着します。停車時間が短いため残念ながら撮影等はできません(乗降客もいません。)。加茂駅を出発する頃には雨もだいぶ小降りになり、西の空には虹も見えてきました。

 東三条駅は2番線に到着します。列車はここから信越線から弥彦線へと入っていくわけですが、弥彦線の列車は0番線ホームを使用しているため、快速[風っこ弥彦菊まつり号]は低速で転線を繰り返しながら、信越線に別れを告げ弥彦線に入っていきます。三条市内の高架を走り抜け、保倉川を渡ると新幹線との乗換駅となる燕三条駅に到着します。この駅から女性グループが(3名)乗車したのはわかるのですが、この駅で下車した人が1名いたのにはびっくりしました。

 列車は燕三条駅を出発するとしばらく住宅街を走ります。途中の燕駅では対向列車と交換のため運転停車が行われます。その後しばらく田園地帯を走り、前方に町並みが見えてくると吉田駅到着です。
 吉田駅には5番線に到着し、6分間ほど停車します。新津駅を出発後、初めての長時間停車ですので、いつもなら大撮影大会となるのですが、さすがに乗客が10名足らずということで、罵声等もなくすんなりと撮影も終了します。

 吉田駅を出発すると今度は越後線を左に見ながら弥彦駅を目指します。しばらく進むと進行方向右手に朱色の大鳥居が見えてきます。これが弥彦神社の大鳥居です(「弥彦神社」と書かれた部分が畳1丈分の大きさとか…)。これを見送ると列車は静かに弥彦駅に到着しました。
※ちなみに…今回は記念の乗車証明書等の配布やサボ等の販売は一切ありませんでした。




◎弥彦にて
 弥彦駅到着後は、すぐに移動をして今まで乗車してきた列車の回送シーンを撮影後、弥彦神社に向かう予定としていたのですが、細かな雨が降り続いていたので、弥彦駅の待合室で休憩をしていました。…ちなみに、弥彦駅は盲腸線の終着駅ですが、さすが有名・観光地を控えているだけあって駅の待合室を広いですし、売店もあってとても便利です。




③弥彦(1220)→吉田(1229) 235M 115系2連【Y2編成】
(←吉田 クモハ114-503+クモハ115-503 弥彦→)
 弥彦駅には列車が11時過ぎから入線しているのですが、客扱いを行わないため待合室でしばらく待ちます。12時を少し回ったところで改札が始まりましたので車内に入ります。淡い草色のシートが並ぶ車内です。シートの色は異なっていますが、形状等はオリジナルのままのようです。ボックス席に1人ですわり吉田駅までの乗車を楽しみました。





④吉田(1238)→柏崎(1345) 136M 115系3連【N16編成】
(←柏崎 クモハ115-1063+モハ114-1111+クハ115-1075 吉田→)
 吉田からは久しぶりに越後線の乗車を楽しみます。ここから乗車する列車は新潟色の115系ですが、先ほどの115系とはシートの形状が大きく異なっており、背中から腰の部分のクッションが厚く張り出した形状となっています。このシートのクッションが柔らかくて身体にフィットして良いんです!このタイプのシートの列車に遭遇したらラッキ~です。
 …ということで、3番線ホームに入線している列車の柏崎寄りの2両は階段に近いせいでしょうか、結構な乗車していますが、最後部の車両は私を含めて2人だけということで、ボックス席を占拠してゆったりと乗車していきます。

 名前は「越後線」というスケールの大きな線名ですが、全区間単線で非常に特徴のない線区です。地図を見ると海が近いようなので、どこかで見えるのでは?と思いながら車窓を見ていたのですが、残念ながら1度も海が見えないまま柏崎に到着してしまいました。




⑤柏崎(1423)→直江津(1446) 1056M 特急[北越6号] 485系6連【R26編成】【乗車:5号車】
 柏崎からは乗り継ぐ普通列車がしばらくありませんので、仕方なく特急に乗車して直江津に向かいます。平日の昼間だから「空いているだろう。」と思っていたのですが、意外と自由席は混んでいてびっくりしました(座ることはできました。)。





⑥直江津(1450)→新井(1514) 3328M [妙高8号] 183・9系6連【N101編成】
(←新井① クハ183-1528+モハ188-39+モハ189-39+モハ188-28+モハ189-28+クハ183-1525 ⑥直江津→)
 本日の最終ランナーは183・9系を使用する[妙高号]に乗車して新井駅を目指します。時間的に高校生の帰宅時間にも早いせいでしょうか、ガラガラの車内でのんびりと乗車する事ができました。





 今回、複線区間の新津→東三条間を[ビューコースター風っこ号]がどのようなスタイルで走るのか興味があったのですが、今回は季節的なこともあり全区間窓ガラスをはめての走行でした。飯田線でトロッコ列車が走っていた当時、複線区間の豊橋⇔豊川間については、トロッコ列車への乗車を認めず、控車として連結していた12系客車に乗車するようになっていたような記憶があります。控車を連結していない[ビューコースター風っこ号]の場合はどうなるのでしょうね?

【乗車日:平成21年11月20日(金)】鉄道コム

※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。写真がありませんが、よろしければご覧ください(by管理人)。



 長野電鉄の前身である「長野電気鉄道株式会社」は、1926年(大正5年)に長野線(権堂~須坂間11.5Km)を開通させ、これと同時に村山鉄橋を開通させ今年で83年を迎えました(83年前にこのような大きな鉄橋を作った事にもおどろきです。)。

 この村山鉄橋は柳原駅と村山駅の間を流れる「千曲川」に架かる、全国でも珍しい道路との併用橋でしたが、この11月6日をもってその役目を終えることになりました。

 このタイミングに併せて長野電鉄から、村山鉄橋に対する感謝をこめ、ライトアップされた村山鉄橋を渡る「1000系ゆけむり貸切特別ツアー」なるものを企画したとのプレスリリースが長野電鉄からありましたので、「これは…」と思い、早速申込みを行いツアーに参加をしてきました。




①須坂(2307)→長野(2327) 特急[ゆけむり(団体)]【S2編成】
(←長野④ 1032+1022+1012+1002 ①須坂→)
 今回の貸切特別列車は、通常の営業運転が終了した後に走らせる関係もあり、長野電鉄の車庫がある須坂駅を23時過ぎに出発するという設定になっています。今回は須坂駅前の駐車場が無料開放となるということなので、須坂駅までは自分の車で向かい乗車する事にしました。

 須坂駅に到着したのは10時少々前でしたが、もうすでに人が集まり始めており、また、改札口前では鉄道グッズの販売等も行われており結構盛況なようでした。また、普段の臨時列車とは異なり「村山鉄橋の廃止」という社会的なニュース要素もあることから、新聞やテレビの報道関係の方も多く取材に見えていました。

 当初の予定では10時30分頃から受付の開始ということでしたが、駅の改札口に多くのファンが集まったため、10時15分頃から受付が開始され、座席が指定された乗車券と記念グッズをいただき、その後ホームへと入りました(このときに展望座席の抽選を行いました。)。

 ホームには既に特急[ゆけむり(団体)]が入線しており、さっそく撮影会状態となります。あまり長野電鉄の須坂駅に訪れる機会はないのですが、この時間帯に[ゆけむり]を撮影できるのは珍しい事ではないかと思われます。

 夜間の撮影ですので、さほどしっかりした写真が撮れるわけもなく、私は早々に車内に入り相席となった方と鉄道談義に花を咲かせます。
 そのうちに、いよいよ発車の時刻となり特急[ゆけむり(団体)]はすべるように須坂駅を出発します。

 往路は村山鉄橋上で停止ではなく、時速30Km/Hに落としての徐行運転です。パンフレットや車内放送では「ライトアップされた村山鉄橋をお楽しみください。」と言ってはいるものの、実は線路切替の工事用ライトが突いているだけで、鉄橋自体をライトアップしているわけではありませんので、「見ごたえ」という部分では?でした。

 村山駅を通過すると、間もなく展望席に座れる時間となるため先頭車に移動をします。12D(展望席最前列・進行方向左側)という最高の座席を引き当てたのですが、さすがにこの時間では視界が利くはずもなく、また、乗車してるお客さんの熱気で窓ガラスが曇ってしまい、展望席の座り心地を楽しむだけに終わってしまったのが少々残念でした。この展望席に座っていることができるのは信濃吉田駅までの間のため、その後は自分の座席に戻ったのですが、乗り心地や車窓等を楽しむ間もなく、列車は間もなくして長野駅に到着をしました。





②長野(2346)→須坂(009) 特急[ゆけむり(団体)]【S2編成】
(←須坂① 1002+1012+1022+1032 ④長野→)
 長野駅では折返しまで約20分ほどの時間がありますが、列車の撮影や改札口に飾られた写真展などを見ているうちに発車の時間となります。列車はゆっくりとした速度で長野駅を出発していきます。

 復路はライトアップされた村山鉄橋の上で約5分間ほど停車します。往路では写真が上手く取れませんでしたが、袋では車内の電気を消していただけましたので、なんとか最後の村山鉄橋の姿を記録することができました。

 停車している5分の間に日付が替わるという行程になっているため、足掛け2日間、村山鉄橋の上にいた事になります。また、車内では日付が替わる1分前から車掌さんによるカウントダウンも行われ、「3…2…1…0、かんぱ~い。」と村山鉄橋に感謝をこめて、鉄道グッズとともに配布されたノン・アルコールビールで乾杯も行われました。

 その後、特急[ゆけむり(団体)]は2度と渡ることのない「村山鉄橋」をあとにして発車をし、まもなく終点の須坂駅に到着しました。




 今回も「乗り鉄」ということでは、いつもの多客臨時列車への乗車となんら変わるものではありませんが、なんとなく歴史的な1ページに立ち会うことができたような気がしますし、そのことが大きな記念ともなりました。
 今後も身近なところでこのようなことがあれば参加をしていきたいですね。

【乗車日:平成21年11月6日(金)】鉄道コム

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