TOMODACHIYA鉄道日記

 私が撮影した列車や乗車した列車の記録をアップさせていただいています。  基本的には「不定期更新」となっていますので、あしからずご了承願います!

2020年11月

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          PHOTO:江川崎駅に停車中の[海洋堂ホビートレイン]



 会社の仕事の関係で10月から四国・高知の住人となり、早速、趣味の「乗り鉄」・「撮り鉄」に興じているところです。今回、乗車するのは予土線なんですが、予土線の乗車については既に終了しているところですが、いわゆる予土線三兄弟(しまんトロッコ号、鉄道ホビートレイン、海洋堂ホビートレイン)のうち、[海洋堂ホビートレイン]については未乗車で、どんな車両なのか実際に自分の目で確かめたくて、今回、全区間ではありませんが乗車にチャレンジしてきました。





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①高知(539)→窪川(758) 4711D  1000系1両
 今回の「乗り鉄」のトップバッターは、1000系ディーゼルカーを使用する普通列車で窪川駅に向かいました。このところ、バースディーキップや特急(自由席)乗り放題のキップを使っていましたので、久しぶりに普通列車にゆっくり揺られての乗車でした。




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              PHOTO:夜明け前の日下駅で停車中…






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          PHOTO:須崎駅を過ぎると太平洋を望むことができます。








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➁窪川(940)→近永(1138) 4817D [鉄道ホビートレイン]
 窪川駅からは[鉄道ホビートレイン]に乗車して近永駅へ向かいます。窪川駅から宇和島駅に向かう時は、「平面顔」側が先頭になるのがちょっと残念ですね…。
 列車は土佐くろしお鉄道の若井駅を発車すると川奥信号所で中村線と別れて予土線へと入り、その後、四国唯一のループ線へと入るので、どんな感じなのか楽しみにしていたのですが、ほとんどの区間がトンネルであり、また、列車が1両編成であるため、ほとんど「回っている。」ということに気がつかないうちに次の家地川駅に到着してしまいます。
 その後は四万十川の流れを見ながら近永駅まで乗車しました(近永駅には高校があるため、この駅なら乗降客も多く、[海洋堂ホビートレイン]も座っていけるだろう…ということでこの駅に降りました。)。




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        PHOTO:窪川駅で1000系DCと並ぶ[鉄道ホビートレイン]







           
             VIDEO:窪川駅に到着する[鉄道ホビートレイン]






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              PHOTO:[鉄道ホビートレイン]の車内






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           PHOTO:窪川駅に停車中の[鉄道ホビートレイン]






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           PHOTO:土讃線と別れて予土線を進んて行きます。






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             PHOTO:四万十川を眺めながらの乗車です。






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            PHOTO:沈下橋も車内から見ることができます。






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         PHOTO:江川崎駅では[しまんトロッコ号]との交換します。






          
           VIDEO:江川崎駅を発車する[しまんトロッコ号]







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                PHOTO:予土線の近永駅








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③近永(1217)→窪川(1345) 4816D [海洋堂ホビートレイン]
 近永駅からは、今回の「乗り鉄」のメインとなる、予土線3兄弟の長男・[海洋堂ホビートレイン]に乗車します。

 この[海洋堂ホビートレイン]ですが、この車両は予土線の利用促進を図る目的で、2011年7月の「海洋堂ホビー館 四万十」の開業に合わせて、海洋堂のフィギュアを展示する目的で誕生した列車です。
 当初は1年間ほどの運行予定だったようですが、運転期間が延長され、2013年7月にはSFをコンセプトとしたデザインにリニューアルされて運転されてきましたが、2016年に沿線地域で「2016 奥四万十博」と「えひめいやしの南伊予博」が開催されるのに合わせて、四万十川に住む「かっぱの世界」をコンセプトとした3代目デザイン・「かっぱうようよ号」にリニューアルされて運転されています。

 近永駅からなら座っていけるだろう…ということで、この駅から乗車をしたのですが、さすがにGOTOトラベルの影響しょうか、車内は大きなキャリーバックを持った人で満員の状態でした。ただ、2つ目の松丸駅で数名の乗客が降りましたので、なんとか松丸駅からは座っていくことができました。

 予土線の列車は、宇和島⇔江川崎間は比較的ゆったりとした走りですが、江川崎⇔窪川間についてはエンジン全開で走りますので、たぶん、路線の状況、勾配、曲線半径などが異なるのではないかと思います。景色の良いのは江川崎から窪川間ですので、もう少しゆっくり走ってくれればいいのに…と思いながらの乗車が続きます。

 途中駅で降りる人もいれば乗ってくる人もいるということで、結局、[海洋堂ホビートレイン]は終始混雑したまま窪川駅に到着しました。




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            PHOTO:[海洋堂ホビートレイン]の車内






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           PHOTO:車体には大きなカッパが描かれています。






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                PHOTO:カッパも乗客です。
 





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        PHOTO:車内には大きなショーケースが備え付けられています。






 
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       PHOTO:片側は「かっぱうようよのジオラマ」が展示されています。






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             PHOTO:ずっと見ていても飽きません…






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       PHOTO:もう一方は「カッパ造形大賞・応募作品」が展示されています。






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           PHOTO:窪川駅に到着した[海洋堂ホビートレイン]








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④窪川(1402)→須崎(1427) 2080D 特急[あしずり10号] 2000系2連
 窪川駅からは特急列車に乗車して須崎駅を目指します。本日使用しているキップは「普通・快速列車のみ」という、いわば青春18キップの四国版のため、特急乗車には乗車券も必要となりますが、JR四国は短距離区間専用の特急料金が設定されていますので、50km以内であれば意外と特急が安く乗車できます。





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⑤須崎(1513)→高知(1636) 744D
 須崎駅からは1000系2連の普通列車で高知に戻りました。



 乗りたかった「予土線3兄弟」、これで3種類とも乗車できました。
 須崎駅から窪川駅に向かう途中、窪川駅から江川崎駅に向かう途中に、何か所も「ここで写真を撮ってみたい!」というポイントがありましたので、機会があれば「撮り鉄」にもチャレンジしたいと思っています。



【乗車日:令和 2年11月28日(土)】
鉄道コム 鉄道コム 鉄道コム 


 平成25年・冬の青春18キップ旅行記(H25.12.31~H26.1.2)③四国でDCの旅を満喫




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             PHOTO:松山市駅で入線のタイミングを待つ本町線の車両


 会社の仕事の関係で10月から高知市の住人となり、早速、趣味の「乗り鉄」「撮り鉄」を精力的に行っており、先週末の時点で残っているのは「いよてつ・市内電車の本町線」と牟岐線の「牟岐駅⇔海部駅」のみとなりました。

 このうち牟岐線の未乗車区間は来年の3月末まで工事によるバス代行輸送となっていますので、しばらくは乗車できません。一方の「いよてつ・市内電車の本町線」について平日しか運転されませんので「四国エリアの全線乗車は当分無理だなぁ…」と思っていたのですが、運よく松山市で仕事があり、夕方、少し時間が空きましたので、念願の「いよてつ・本町線」の乗車をしてきました(もちろん会社には休暇を申請をしてあります。)。




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①JR松山駅(1552)→松山市駅(1603) モハ50系 ➁環状線
 JR松山駅からは、いよてつの古豪・モハ50系電車で松山市駅に向かいました。







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➁松山市駅(1638)→本町6丁目(1651) モハ2000系 ⑥本町線
 松山市駅で30分以上待ち(本町線は40分に1本のみ)、2000系電車に乗って本町6丁目まで乗車しました。




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         PHOTO:松山市内のお堀沿いに沿って走っていく感じです。







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          PHOTO:南堀端駅を過ぎると本町線を進んでいきます。







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③本町6丁目(1652)→JR松山駅(1701) モハ50系 ➁環状線
 本町線の列車を降り、少し離れている環状線の本町6丁目駅まで移動し、環状線の電車に乗ってJR松山駅に戻りました。 




 乗車時間はわずかに13分でしたが、これで「いよてつ」の全線乗車が終了するとともに、四国島内の鉄道線のすべてを「ほぼ」終了しました。
 当初は「年度内に全部乗れれば良いなぁ…。」と思っていたのですが、意外と早く全線乗車することができました。

【乗車日:令和 2年11月24日(火)】鉄道コム



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          PHOTO:琴平駅に到着した快速[ラ・マル ことひら]




 会社の仕事の関係で10月から四国・高知の住人となりました。早速、趣味の「乗り鉄」・「撮り鉄」に精力的に取り組んでいるところです。
 まだ、四国島内の「乗り潰し」が終わっていないのですが、JR西日本の観光列車[ラ・マル・ド・ボア(La Malle de Bois)]が四国島内まで足を延ばす、快速[ラ・マル ことひら]が運転される…ということから、何とか指定席を確保できましたので、早速、この観光列車に乗車してきました。
 





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①高知(600)→児島(742) 32D 特急[南風2号] 2700系4連
 本日の「乗り鉄」のトップバッターは、昨日と同じ2700系4連の特急[南風2号]です。ただ、昨日と違うのは、昨日は「黄色のアンパンマン列車」だったのですが、今日は「赤いアンパンマン列車」ということです。

 この列車で一気に岡山までと思ったのですが、手持ちのバースディきっぷのエリアが児島駅までというため、児島⇔岡山間の乗車券は別に購入してあるのですが、たまには瀬戸大橋線で途中下車もいいかも…と思い、児島駅まで特急[南風2号]に乗車することにしました。
 昨日は、ほぼ、満席だったこの列車も、今日は3名のみということで静かな車内でゆっくりと過ごすことができました。



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             PHOTO:2700系・グリーン車の車内
 





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             PHOTO:久しぶりに瀬戸大橋を渡ります。






                
      VIDEO:特急[南風2号]アンパンマン列車・アンパンマンの車内放送











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➁児島(824)→岡山(857) 526M 115系3連
 児島駅からは快速[マリンライナー]をホームで1本見送り、黄色い115系3連に乗車して岡山駅を目指します。115系と言っても岡山地区の115系は車内のアコモデーションを大幅に改造した車両が多く、今回乗車した115系も車内は223系と同じ転換クロスシート仕様となっていますので、ゆったりと乗車して岡山駅まで移動することができました。



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                 PHOTO:115系の車内









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③岡山(1011)→琴平(1200) 9253M 快速[ラ・マル ことひら] 213系2連
 岡山駅に到着しました。ここ岡山駅からは観光列車[ラ・マル・ド・ボア(La Malle de Bois)]を使用する、快速[ラ・マル ことひら]に乗車して琴平駅を目指します。

 岡山駅の5番線が「ラ・マル・ド・ボア」の専用ホームとなっているのでしょうか、列車は10時4分頃に入線してきます。発車までに少々時間がありましたので、列車の撮影をたっぷり行ってから車内へと入ります。

 発車時刻となり、快速[ラ・マル ことひら]は、ほぼ満員の乗客を乗せて…と思ったのですが、車内はどう見ても20名弱程度しかおらず、この少ない乗客を乗せて岡山駅を発車します(指定席券の入手がなかなかできなかったので、てっきり満員だと思っていたのですが…)。





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   PHOTO:岡山駅の電光掲示板 残念ながら列車名に「ことひら」は入りませんでした。







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        PHOTO:5番線がラ・マル・ド・ボアの専用ホームのようです。







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      PHOTO:5番線ホームには専用のモニュメント(?)が用意されていました。
          ※これですが、どうやら自転車の組立(分解)スペースのようです。







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          PHOTO:岡山駅に入線した快速[ラ・マル ことひら]







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      PHOTO:岡山駅に入線した快速[ラ・マル ことひら](2号車側から)







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            PHOTO:鐘が鳴らされるのが発車の合図です。







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          PHOTO:駅員さんたちに見送られて発車していきます。






         
          VIDEO:岡山駅に入線する快速[ラ・マル ことひら]





 さて、今回乗車しているこの[ラ・マル・ド・ボア(La Malle de Bois)]という列車ですが、2016年の「晴れの国・岡山デスティネーションキャンペーン」、「瀬戸内国際芸術祭2016」などの開催に併せ、JR西日本が213系1編成2両を改造して誕生した観光列車です。「ラ・マル・ド・ボア(La Malle de Bois)」というのは、フランス語で「木製の旅行鞄」という意味だそうです…。

 車体の外装は白を基調として、車内にはサイクリング自転車などを組み立てた状態で搭載することができるようなサイクルベースが設置されているとともに、地域の特産品とコラボしたグッズや飲料などの販売をサービスカウンターが設けられています。

 デビュー当初は、岡山⇔宇野間で[ラ・マル せとうち]として運転されていましたが、現在では、岡山⇔尾道間の[ラ・マル しまなみ]、岡山⇔琴平間の[ラ・マル ことひら]としても運転されています。




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              PHOTO:ラ・マル・ド・ボアの車内
           ※1号車と2号車はカウンターの位置が反対にあります。







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         PHOTO:1号車には記念のスタンプ等が用意されています。







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            PHOTO:2号車には売店が設置されています。







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         PHOTO:車端部にはサイクルスペースが用意されています。







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     PHOTO:白い車体に大きなロゴが入っているのでとてもおしゃれな感じです。







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        PHOTO:岡山駅で「琴平行き」という表示は珍しいと思います。







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            PHOTO:ラ・マル・ド・ボアのヘッドマーク





 ダイヤ上では途中の停車駅は児島駅のみとなっていますが、瀬戸大橋線の一部と土讃線は単線ですので当然ながら運転停車を強いられますので、瀬戸大橋線では瀬能駅で4分ほど、茶屋町駅では約19分(茶屋町駅ではダイヤ上は通過になっていましたが、ドア扱いをしてくれて車外に出ることができました。時刻表のミスかな…?)で運転停車が行われました。






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                PHOTO:茶屋町駅に停車中






 児島駅でごくわずかな停車を行った後、快速[ラ・マル ことひら]は児島駅を発車して瀬戸大橋を進んで行きます。ここで事前に「ラ・マル・ド・ボア」のオリジナルボックスに入った「旅するせとうちスイーツBOX」を注文してありましたので、カウンターで料金を支払っていただきます(ピーチサイダーも一緒にね…)。瀬戸内海を見ながら、そして車内ではアルバ奏者の上松美香さんよるオリジナルのBGMを聞きながらスイーツをいただきました。



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           PHOTO:オリジナルボックスはこんなスタイルです。







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          PHOTO:中身はこんな感じです(美味しかったです!)。







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          PHOTO:瀬戸内海を見ながらの乗車が続きます。







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          PHOTO:高松に向かう線路と別れて進んで行きます。




 その後、快速[ラ・マル ことひら]は多度津駅でも客扱いを行った後、予讃線と別れて土讃線に入っていきます。土讃線内に入ると2号車のサービスカウンターも終了となり、いよいよ琴平駅に向けてのラストスパートとなります。
 このまま琴平駅に向かうのかと思ったところ、琴平駅の1つ手前の善通寺駅に15分ほど停車(快速列車ですが、普通列車を先行させます。)した後、金比羅山の麓駅となる終点の琴平駅に到着しました。




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           PHOTO:予讃線と別れて土讃線を進んでいきます。







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                 PHOTO:善通寺駅停車中…







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      PHOTO:琴平駅に到着(反対側のホームにクモヤ443が停車してました。)







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      PHOTO:列車を下りて気がつきました!窓の一つひとつが旅行鞄だった!







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      PHOTO:琴平駅でアンパンマン列車と並ぶ快速[ラ・マル ことひら]







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             PHOTO:1号車・クロ212-7004







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             PHOTO:2号車・クモロ213-7004









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④琴平(1303)→高知(1442) 39D 特急[南風9号]
 琴平駅では特急列車を1本見送って、後続の特急[南風9号]のグリーン車で高知に戻りました(1本列車を見送ったことで[ラ・マル・ド・ボア]をじっくりと撮影できましたし、なによりクモヤ443の発車シーンも撮影することができ大満足!)。




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            PHOTO:佃駅の手前で吉野川を渡ります。






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           PHOTO:大歩危渓谷を見ながら進んでいきます。





 普通の列車旅も楽しいのですが、このような観光列車の乗車も楽しいですね~。何といっても華があるのが良いですね。

 ただ、指定席券の売り方にはちょっと疑問が残りますねぇ…。私、1か月前の時点から指定席を購入しようと思って、何度となくe5489を見ていたのですが、発売当初からずっと満席の状態が続いていて、それがあるときから突然「〇印」になりましたので、たぶん、旅行会社か代理店が放出したのだと思うのですが、発売から2週間も「×印」なら旅行の行先を変えてしまうと思いますので、あまり旅行会社で抱きかかえず、一般販売をしたほうが乗客が増えると思うのですが…(観光列車の乗客が20名弱ではあまりにも寂しすぎます。)。

 さて、JR四国にもこのような観光列車が何種類も走っていますし、四国島内の「全線乗車」もなんとか年内には終える予定ですので、年明けからはこちらの列車旅を…なんて考えているところです。



ラマルことひら
               PHOTO:今回使用した乗車券類






          
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          PHOTO:自由に持ち帰ることができる乗車記念証


【乗車日:令和 2年11月23日(月)】鉄道コム

【乗車日:令和 2年11月23日(月)】鉄道コム

 平成25年・冬の青春18キップ旅行記(H25.12.31~H26.1.2)③四国でDCの旅を満喫




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     PHOTO:琴平駅で[ラ・マル・ド・ボア]と並ぶクモヤ443電気検測車


 クモヤ443が四国島内の検測を行う…なんてことは全く知らず、たまたま快速[ラ・マル ことひら]を琴平駅で下車したところ、隣のホームに停車していましたので撮影をしました。
 また、高知に戻る列車を待つ間に琴平駅を多度津駅方面に発車していきましたので、そのシーンも撮影ができて、ラッキーな1日でした。



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           PHOTO:琴平駅の3番線に停車中のクモヤ443






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               PHOTO:上記の反対側から





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         PHOTO:12時40分頃、琴平駅を発車していきました。






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        PHOTO:意外と早い速度で多度津方面に向かっていきました。






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         PHOTO:さて、この雄姿を再び見ることができるのか?



 よく考えると、このクモヤ443系も国鉄型車両ですので、貴重なワンシーンですね。

【撮影日:令和 2年11月23日(月)、撮影場所:琴平駅】鉄道コム

※いよてつ[郊外電車]+坊ちゃん列車+四国鉄道文化館訪問乗車記・その①からの続きです。



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             PHOTO:甦れ!DF50 1号機!!







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⑧松山市駅(1402)→道後温泉(1422) 坊ちゃん列車
 松山市駅に戻ってきました。当初の予定では、このまま帰るつもりだったのですが、時刻表を見たところちょうど「坊ちゃん列車」の時刻が近かったので、まあ、乗れるか乗れないかわからなかったのですがダメ元で市内電車の松山市駅で「坊ちゃん列車」を待つことにしました。
 幸い、「坊ちゃん列車」の乗車口には1人しか待っておらず、難なく乗車することはできそうです(発車の10分くらい前には満席になりましたので、乗車をしたい方は少し早めに並んだほうが良さそうです。)。

 さて、ここから乗車する「坊ちゃん列車」は、非電化・軽便鉄道時代の伊予鉄道に在籍していた蒸気機関車やその機関車が牽引していた客車のことで、夏目漱石の小説「坊つちゃん」の中で、軽便鉄道時代の伊予鉄道が「マッチ箱のような汽車」として登場しており、四国・松山の中学校に赴任する主人公の坊つちゃんがこれに乗ったことから「坊ちゃん列車」と呼ばれるようになったとのことです。ただ、現在では「坊ちゃん列車」と呼ばれているのは、2001年から伊予鉄道において復元運行された列車のことを言うようです。

 この坊ちゃん列車、見た目は蒸気機関車が牽引しているように見えますが、実際の動力は蒸気ではなくディーゼル機関であり、蒸気機関車ならではのドラフト音は車外に設置してあるスピーカーによって鳴らす方式を採用、煙突からは水蒸気を使用したダミーの煙を出す発煙装置を採用するなどの工夫がなされています。

 坊ちゃん列車は、機関車が客車をけん引していますので、到着駅では機関車の入換作業(機回し)が必要となりますが、スペースなどの関係で交換用の機関車やターンテーブルを設けることは難しいため、独特の方法で機回しを行っています。具体的には、機関車の下部に軌道モーターカーと同じ方向転換装置(油圧ジャッキ)が内蔵されており、入換時には客車を切り離した後でこの方向転換装置を動作して機関車全体を持ち上げ、人力で機関車を180度転回させてからジャッキを下ろして、人力で客車を機関車の後方に移動させてから再連結するという作業を行います。今回、私はこのシーンを目の前でしっかりと見てから乗車しました(松山市駅では狭い場所で行いますので、乗車の列に並んだ状態で見ることができます。)。

 甲高い汽笛を発しながら松山市駅を発車した「坊ちゃん列車」は、意外と早いスビートで松山市内を走っていきます(そうしないと他の市内電車の邪魔になるからでしょうね…。)。街を行く人も珍しい列車が来たということで手を振ってくれますので、乗車している人もそれに応えながらの乗車が続きます。
 市内電車に乗った時には「揺れが少なくて乗り心地が良いなぁ…」と感じたのですが、「坊ちゃん列車」の客車は2軸の車両と言うこととホイールベースが短いため、市内電車のような「なめらかな乗り心地」ではなく「荒れた乗り心地」ですが、まあ、そんなことに文句を言う人もおらず、ガタゴト・ギシギシと楽しい20分間の乗車で「坊ちゃん列車」は道後温泉駅に到着しました。



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  PHOTO:松山市駅には「坊ちゃん列車」の乗車口があります(ここに並んで待ちます。)。






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                PHOTO:機関車の運転席






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              PHOTO:客車の車内(木造です。)






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        PHOTO:愛媛県庁の庁舎を見ながら道後温泉駅を目指します。






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           PHOTO:道後温泉駅に到着した「坊ちゃん列車」







        
           VIDEO:松山市駅に到着する「坊ちゃん列車







        
            VIDEO:「坊ちゃん列車」機回しシーン






        
          VIDEO:道後温泉駅に到着した「坊ちゃん列車」








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➈道後温泉(1440)→JR松山駅前(1502) 5000系
 「坊ちゃん列車」に乗車して道後温泉までやって来ました。ですが、特に道後温泉には用事はありませんので市内電車でJR松山駅に戻りました。








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➉松山(1528)→伊予西条(1627) 24M 特急[しおかぜ24号][いしづち24号] 8600系8連
 松山駅からは、特急[しおかぜ24号]のグリーン車で伊予西条駅に向かいました。
 最新鋭の8600系のグリーン車ということで、可動式のピロー、読書灯、電動式のオットマンなども備えられており素晴らしい装備なんですが、なぜリクライングだけは手動なのでしょうか…?また、四国島内を走る特急車両のグリーン車は、2列-1列の配置になっているのですが、土讃線も予讃線も景色が良いのは2列側の席…というのが残念というか、何というべきか…ですね。



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             PHOTO:8600系グリーン車の車内





★四国鉄道文化館見学
 特急[しおかぜ24号]を伊予西条駅で下車したのは、この駅に隣接されている「四国鉄道文化館」を見学したかったからです。この「四国鉄道文化館」は、伊予西条駅の東隣に位置する「鉄道歴史パークinSAIJO」を構成する施設で、駅の北側(北館)と南側(南館)の2か所にあります。入館時間が17時までということで、わずかな時間ではありましたが貴重な車両の見学をすることができました。



①北館の展示車両
 北館には0件新幹線と私がどうしても見たかったDF50ディーゼル機関車のトップナンバーが保存されています(0系新幹線は1/3程度ですが…)。




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         PHOTO:伊予西条駅の北側にある四国鉄道文化館・北館






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         PHOTO:展示されているのは0系新幹線とDF50の2両






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           PHOTO:少し上から見学することも可能です。






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                PHOTO:0系新幹線






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       PHOTO:新幹線の車内(デビュー当時の内装ではないと思います。)






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              PHOTO:0系新幹線の運転席






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      PHOTO:私が高校生時代追いかけまわったDF50が目の前にあります。






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                PHOTO:反対側から…






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                PHOTO:少し上から…






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               PHOTO:DF50の運転席






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        PHOTO:DF50が入っている場所からは線路が伸びています。






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       PHOTO:ただ、本線に入るためには、ちょっと障害があるようです。





➁十河信二記念館
 北館に隣接されているのが「十河信二記念館」で、この十河信二さんという方はこの地方の出身で第4代の国鉄総裁として新幹線導入に尽力した…ということで、新幹線の無い四国に新幹線を展示している…ということのようです。




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           PHOTO:北館に隣接されている十河信二記念館





③南館の展示車両
 駅を挟んで反対側に「南館」があり、こちらには屋外展示のフリーゲージトレインのほか、DE10、キハ65、C57が展示されているほかジオラマなどが展示されています。




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             PHOTO:フリーゲージトレインと南館







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           PHOTO:フリーゲージトレイン第二次試験車







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          PHOTO:DE10型ディーゼル機関車のトップナンバー






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       PHOTO:DE10もいよいよ貴重な国鉄型車両となりつつあります。






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           PHOTO:中央にはキハ65が展示されています。






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          PHOTO:車内はアコモ改善がされているようです。






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             PHOTO:狭くて全部移すことが難しい…






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         PHOTO:C57 44号機も黒光りして鎮座しています。






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       PHOTO:DE10とキハ65の車庫からは線路が伸びています。



 あまり時間が無くてザクっとしか見ることができませんでしたが、逆に人が少なくて写真を撮るには最高でした。まあ、しばらくは四国にいると思いますので、また、機会があれば訪ねたいと思いますし、私が四国にいる間にぜひDF50が走るシーンを見たいなぁ…と思っています。





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⑪伊予西条(1728)→宇多津(1834) 26M 特急[しおかぜ24号][いしづち24号] 8000系8連
 伊予西条駅からは後続の特急[しおかぜ24号]で宇多津駅まで移動しました。
 今回は8000系のグリーン車に乗車しましたが、他のグリーン車同様、2列-1列のシート配置は同じなのですが、8600系や27000系は4列12席ですが、8000系は6列18席と、ちょっとグリーン車の座席数が多い車両となっていました。




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              PHOTO:8000系グリーン車の車内






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      PHOTO:宇多津駅で[いしづち24号]分割された[しおかぜ24号]







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⑫宇多津(1842)→高知(2050) 51D 特急[南風21号] 2700系5連
※多度津駅からは特急[しまんと7号]を併結
 本日の「乗り鉄」の最終ランナーは、朝と同じく2700系DCのグリーン車で高知に戻ったのですが、途中、繁藤駅の手前で赤信号による停車、同じく繁藤駅での赤信号での停車(原因については案内放送なし)があり、結局、高知駅には約10分程遅れての到着となりました。



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               PHOTO:2700系グリーン車の車内



 当初予定したのは「いよてつ」の郊外線の乗車と四国鉄道文化館の見学だけだったのですが、時刻表を調べていくうちに『「坊ちゃん列車」にも乗れるかも…。』ということで、前日になって予定の変更を思い立ちました。
 ただ、心配だったのは「坊ちゃん列車」に乗ることができるのか?ということだったのですが、「案ずるよりも産むが易し」の諺どおり、ちょっと早めに並べば十分乗車が可能でしたので、なんとか変更した予定で「乗り鉄」も見学もすることができました。
 さあ、これで四国島内の列車等で乗っていないのは、「いよてつ」の市内線で平日しか運転されない「本町線」だけになりました。ただ、平日のみの運転ですので、果たしていつ乗車ができるのか…?



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               PHOTO:今回使用した乗車券類①






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               PHOTO:今回使用した乗車券類➁





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               PHOTO:今回使用した乗車券類③


【乗車日:令和 2年11月22日(日)】鉄道コム

【乗車日:令和 2年11月22日(日)】鉄道コム


 平成25年・冬の青春18キップ旅行記(H25.12.31~H26.1.2)③四国でDCの旅を満喫





 
 

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