会社の仕事の関係で四国の高知市にやって来ました!これからしばらくの間は、ここ、高知に住むことになりますので、じっくりと趣味の「乗り鉄」・「撮り鉄」を楽しむことにします。
昨日は「鳴門線」と「阿佐海岸鉄道」の乗車をして、そのまま現在住んている高知のアパートには戻らず阿南市に宿泊をしました。
今日も昨日に引き続き「乗り鉄」に励みます。で、本日の「乗り鉄」は琴平電気鉄道(ことでん)の乗車にチャレンジします。
少しホテルを早く出たところ、駅にはキハ40系2連が停車中!これに乗ろうか…と思ったのですが、まだ、GO TO トラベルのクーポンを使用していなかったので諦め、予定どおりキハ185系を使用する特急[むろと2号]に乗車して徳島駅に向かいました(特急[むろと号]は1日1往復しか走っていませんので、こっちのほうが貴重と言えば貴重なんですが…)。
今の特急車両と比べると鈍重なキハ185系ですが、シートもサスペンションも柔らかいので、ゆったりと乗るには最高の列車ですね。
今日は日曜日ですが、平日は時間帯を考えると朝の通勤・通学の列車を兼ねていることから、特急[むろと2号]は、非常に小まめに停車しながら進みます(日曜日ですが混雑していました。)。
185系にもう少し乗っていたかったのですが、あっという間に徳島駅に到着してしまいました。
PHOTO:なかなか目にする機会のない特急[むろと号]のヘッドマーク
徳島駅からは高松行きの特急[うずしお6号]に乗り換えて「ことでん」の乗換駅となる志度駅に向かいます。
特急[うずしお6号]には最新の2700系が使用されていますが、先ほどまで乗っていた185系が普通列車のように感じられるほど、圧倒的な加速でぐんぐんと速度を上げていきます。
ただ、先ほどまで乗車していた特急[むろと2号]もそうですが、特急[うずしお6号]も結構停車駅が多く、せっかくの高加速・高速度運転もちょっと「勿体ない…」という感じで小まめに停車していきます。ただ、どの駅からも結構な数の人が乗り込み、徳島駅を発車した段階では2~3割だった自由席の乗車率も、板野駅を過ぎるころには6~7割ぐらいになっていました(50km未満の特急料金が安く設定されていますので、結構、皆さん特急を利用されているようです。)。
高松まで乗って行きたかったのですが、「ことでん」の乗車には志度駅で降りたの方が都合がいいため、特急[うずしお6号]を志度駅で下車をしました。
JR志度駅の前を走るか道路を挟んで反対側にあるのが琴電志度駅です。窓口で1日フリーキップを購入したのですが「ありがとうございます。」の一言も無し!別にお礼を言ってほしくて購入しているわけではありませんが、こういう態度が会社のイメージを悪くするということをわかっているのかな…
さて、ここから乗車する琴平電気鉄道株式会社は、香川県内に3本の鉄道路線(琴平線、長尾線、志度線)を持つ会社で、通称「ことでん」と呼ばれています。
ことでんの路線は四国では唯一の標準軌が採用されているほか、路線がすべて讃岐平野にあることから、一切、トンネルが無い路線という特徴も持っています。
琴電志度駅に到着した列車は、運転士と車掌さんが前後の位置を入れ替わるだけで、ほぼ、折返しの時間もなく瓦町に向けて発車していきます。列車に乗っても「ことでんをご利用いただきありがとうございます。」のあいさつもなく、まったく不思議な会社です。
列車は一部JR線と並走する部分もありますが、基本的には国道11号線と並走するようなルートをたどり、志度線、琴平線、長尾線の3路線が相互に乗り入れる、高松の街の中心部にある瓦町駅に到着しました。
瓦町駅からは長尾行きの列車に乗車します。ここまで見ていると志度線は3両編成、長尾線と琴平線は2両編成の列車が使用されているようです。
花園駅の先でJRをくぐり、列車は住宅街の中を進んて行きます。列車はその後、吉田川を渡りる高架部へと上がり、そのまま高松自動車道の下を抜けて走り、西前田駅の手前で地上部へと戻り、再び住宅街の中を走り抜けて終点の長尾駅に到着しました。
本当は長尾駅から乗車する列車は11時8分発の列車を考えていたのですが、今まで接してきた社員さんたちの態度で「ことでん」に対する興味が無くなりましたので、ここまで乗ってきた列車で高松築港駅までもどりました。
高松築港駅からは11時30分発の琴電琴平駅行の列車に乗車しました。
先ほど乗車した列車の中から、高松築港駅に到着する直前、多くの鉄道ファンが沿線でカメラを構えて待っていましたので「何が来るのか?」と思っていたところ、この11時30分発の列車にカメラを向けている人が多かったので、同業と思われる方に「この列車、何か特別なの?」と尋ねたところ「昔の京急カラーをリバイバルした列車です。」とのことでした。また、「この後、レトロ列車が来るのでみんな待っているんです。」とのことでしたので、琴電琴平行きの列車内で注意していたところ、運よく複線区間ですれ違うことができ、無事にこちらも撮影できました。
この後は琴電琴平駅までじっくりと乗車し、「ことでん」の全線乗車が完了しました。
琴平駅からは特急[南風9号]で高知に戻りました。琴平駅に小さな子供がたくさんいたので『もしかするとアンパンマン列車?』と思ったのですが、普通の2700系で一安心しました。
ちょっと硬めのシートに身を預け、高知までパソコンの充電をしながら戻りました。
「ことでん」の乗車、高知に来てからずっと楽しみにしていたのですが、なんとなく残念な結果でした。
あまり色々と書くと炎上してしまいますので書きませんが、今までいくつもの鉄道会社に乗ってきましたが、今までの中で一番がっかりでした。
まあ、今回の乗車で「ことでん」は全線乗車しましたので、これでOKとしておきます。
【乗車日:令和 2年10月25日(日)】

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