TOMODACHIYA鉄道日記

 私が撮影した列車や乗車した列車の記録をアップさせていただいています。  基本的には「不定期更新」となっていますので、あしからずご了承願います!

2020年10月



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         PHOTO:琴電琴平駅に到着した京急リバイバルカラー編成




 会社の仕事の関係で四国の高知市にやって来ました!これからしばらくの間は、ここ、高知に住むことになりますので、じっくりと趣味の「乗り鉄」・「撮り鉄」を楽しむことにします。

 昨日は「鳴門線」と「阿佐海岸鉄道」の乗車をして、そのまま現在住んている高知のアパートには戻らず阿南市に宿泊をしました。
 今日も昨日に引き続き「乗り鉄」に励みます。で、本日の「乗り鉄」は琴平電気鉄道(ことでん)の乗車にチャレンジします。






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①阿南(750)→徳島(818) 5052D 特急[むろと2号] 185系2連
 少しホテルを早く出たところ、駅にはキハ40系2連が停車中!これに乗ろうか…と思ったのですが、まだ、GO TO トラベルのクーポンを使用していなかったので諦め、予定どおりキハ185系を使用する特急[むろと2号]に乗車して徳島駅に向かいました(特急[むろと号]は1日1往復しか走っていませんので、こっちのほうが貴重と言えば貴重なんですが…)。

 今の特急車両と比べると鈍重なキハ185系ですが、シートもサスペンションも柔らかいので、ゆったりと乗るには最高の列車ですね。
 今日は日曜日ですが、平日は時間帯を考えると朝の通勤・通学の列車を兼ねていることから、特急[むろと2号]は、非常に小まめに停車しながら進みます(日曜日ですが混雑していました。)。
 185系にもう少し乗っていたかったのですが、あっという間に徳島駅に到着してしまいました。




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    PHOTO:阿南駅にはキハ40系を使用する普通列車(阿南駅7時1分発)が停車中…






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           PHOTO:阿南駅に到着する特急[むろと2号]






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      PHOTO:なかなか目にする機会のない特急[むろと号]のヘッドマーク






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          PHOTO:行先表示がちょっと汚れていて残念です。









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②徳島(823)→志度(912) 5006D 特急[うずしお6号] 2700系×3連
 徳島駅からは高松行きの特急[うずしお6号]に乗り換えて「ことでん」の乗換駅となる志度駅に向かいます。
 特急[うずしお6号]には最新の2700系が使用されていますが、先ほどまで乗っていた185系が普通列車のように感じられるほど、圧倒的な加速でぐんぐんと速度を上げていきます。

 ただ、先ほどまで乗車していた特急[むろと2号]もそうですが、特急[うずしお6号]も結構停車駅が多く、せっかくの高加速・高速度運転もちょっと「勿体ない…」という感じで小まめに停車していきます。ただ、どの駅からも結構な数の人が乗り込み、徳島駅を発車した段階では2~3割だった自由席の乗車率も、板野駅を過ぎるころには6~7割ぐらいになっていました(50km未満の特急料金が安く設定されていますので、結構、皆さん特急を利用されているようです。)。
 高松まで乗って行きたかったのですが、「ことでん」の乗車には志度駅で降りたの方が都合がいいため、特急[うずしお6号]を志度駅で下車をしました。



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            PHOTO:LED表示は撮影が難しいです…






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            PHOTO:吉野川を渡って進んでいきます。






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       PHOTO:勝瑞駅でキハ40系を使用する普通列車とすれ違います。






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    PHOTO:海岸線を走ると思っていたのですが、意外と山の中を走っていきます。






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                PHOTO:志度駅に到着








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               PHOTO:JRの志度駅









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③琴電志度(920)→瓦町(955) ことでん 1022列車 800系3連
 JR志度駅の前を走るか道路を挟んで反対側にあるのが琴電志度駅です。窓口で1日フリーキップを購入したのですが「ありがとうございます。」の一言も無し!別にお礼を言ってほしくて購入しているわけではありませんが、こういう態度が会社のイメージを悪くするということをわかっているのかな…

 さて、ここから乗車する琴平電気鉄道株式会社は、香川県内に3本の鉄道路線(琴平線、長尾線、志度線)を持つ会社で、通称「ことでん」と呼ばれています。
 ことでんの路線は四国では唯一の標準軌が採用されているほか、路線がすべて讃岐平野にあることから、一切、トンネルが無い路線という特徴も持っています。

 琴電志度駅に到着した列車は、運転士と車掌さんが前後の位置を入れ替わるだけで、ほぼ、折返しの時間もなく瓦町に向けて発車していきます。列車に乗っても「ことでんをご利用いただきありがとうございます。」のあいさつもなく、まったく不思議な会社です。

 列車は一部JR線と並走する部分もありますが、基本的には国道11号線と並走するようなルートをたどり、志度線、琴平線、長尾線の3路線が相互に乗り入れる、高松の街の中心部にある瓦町駅に到着しました。




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                PHOTO:琴電志度駅






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        PHOTO:原駅を過ぎると進行方向右手に海が広がってきます。






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            PHOTO:琴電屋島駅で下り列車と交換します。









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④瓦町(1013)→長尾(1048) ことでん 2023列車 1300系2連
 瓦町駅からは長尾行きの列車に乗車します。ここまで見ていると志度線は3両編成、長尾線と琴平線は2両編成の列車が使用されているようです。
 花園駅の先でJRをくぐり、列車は住宅街の中を進んて行きます。列車はその後、吉田川を渡りる高架部へと上がり、そのまま高松自動車道の下を抜けて走り、西前田駅の手前で地上部へと戻り、再び住宅街の中を走り抜けて終点の長尾駅に到着しました。



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            PHOTO:瓦町駅はビルの中にある駅です。






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       PHOTO:路線と路線の乗換距離が長いため「動く歩道」があります。






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             PHOTO:花園駅で上り列車と交換します。






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            PHOTO:吉田川を渡って進んでいきます。







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⑤長尾(1048)→高松築港(1125) ことでん 2028列車
 本当は長尾駅から乗車する列車は11時8分発の列車を考えていたのですが、今まで接してきた社員さんたちの態度で「ことでん」に対する興味が無くなりましたので、ここまで乗ってきた列車で高松築港駅までもどりました。



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     PHOTO:長尾駅、志度駅も同じような色合いの駅舎だったような気がします。









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⑥高松築港(1130)→琴電琴平(1232) ことでん 23列車
 高松築港駅からは11時30分発の琴電琴平駅行の列車に乗車しました。
 先ほど乗車した列車の中から、高松築港駅に到着する直前、多くの鉄道ファンが沿線でカメラを構えて待っていましたので「何が来るのか?」と思っていたところ、この11時30分発の列車にカメラを向けている人が多かったので、同業と思われる方に「この列車、何か特別なの?」と尋ねたところ「昔の京急カラーをリバイバルした列車です。」とのことでした。また、「この後、レトロ列車が来るのでみんな待っているんです。」とのことでしたので、琴電琴平行きの列車内で注意していたところ、運よく複線区間ですれ違うことができ、無事にこちらも撮影できました。
 この後は琴電琴平駅までじっくりと乗車し、「ことでん」の全線乗車が完了しました。




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          PHOTO:高松築港駅は高松城のすぐ脇にあります。






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           PHOTO:お城のお堀の脇を走っていきます。






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           PHOTO:1000系リバイバルカラー編成の車内






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          PHOTO:この1000系、私よりも先輩なんですね…






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    PHOTO:ラッキーなことに車内からレトロ電車の撮影をすることができました。






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       PHOTO:色々な会社の車両が走っています(元京王車だったような)






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            PHOTO:土器川を渡って進んでいきます。






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         PHOTO:香川県内を走っていると「溜池」をよく見ます。






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    PHOTO:琴電琴平駅にはリバイバルカラーの1000系がもう1編成ありました。






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               PHOTO:到着した琴電琴平駅








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➆琴平(1303)→高知(1442) 39D 特急[南風9号]
 琴平駅からは特急[南風9号]で高知に戻りました。琴平駅に小さな子供がたくさんいたので『もしかするとアンパンマン列車?』と思ったのですが、普通の2700系で一安心しました。
 ちょっと硬めのシートに身を預け、高知までパソコンの充電をしながら戻りました。




 「ことでん」の乗車、高知に来てからずっと楽しみにしていたのですが、なんとなく残念な結果でした。
 あまり色々と書くと炎上してしまいますので書きませんが、今までいくつもの鉄道会社に乗ってきましたが、今までの中で一番がっかりでした。
 まあ、今回の乗車で「ことでん」は全線乗車しましたので、これでOKとしておきます。

【乗車日:令和 2年10月25日(日)】鉄道コム

 平成25年・冬の青春18キップ旅行記(H25.12.31~H26.1.2)③四国でDCの旅を満喫

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      PHOTO:甲浦駅に停車中の阿佐海岸鉄道ASA-301[たちかぜ]


※「JR四国・鳴門線、牟岐線+阿佐海岸鉄道乗車記①」からの続きです。




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➆徳島(1330)→牟岐(1520) 4945D 1200系
 盲腸線である「鳴門線」の乗車を終え徳島駅に戻ってきました。ここからはやはり未乗車路線の「牟岐線」の乗車にチャレンジします。

 これから乗車する牟岐線は、徳島市の徳島駅から海部郡海陽町の海部駅に至るJR四国の鉄道路線で、阿佐海岸鉄道の阿佐東線とともに「阿波室戸シーサイドライン」という名称がつけられています。

 現在、この牟岐線においては、2021年春から阿佐海岸鉄道が阿波海南-甲浦間でDMVの運転を開始する予定となっており、牟岐線の阿波海南-海部間についても阿佐海岸鉄道の阿佐東線に編入されることになっています。また、編入されない牟岐-阿波海南間においても、現在、阿波海南駅に軌道回路を設ける工事が行われている関係で牟岐駅-海部駅間についてはバスによる代行輸送が行われていますので、残念ながら今回の乗車だけでは牟岐線の全線乗車とはなりませんので、工事が終了したら乗りに来る必要がありそうです。

 なお、牟岐線で使用される車輛は、徳島運転所のキハ40系、1000・1200系、1500系が使用されているということなので、キハ40系を期待していたのですが、残念ながら徳島駅の4番線ホームに入ってきたのは1200系+1500系の2連…なんですが、後方の1500系については回送車両と言うことで乗車ができませんので、前方の1200系に乗車して牟岐駅まで向かいました。なおこの1200系は1000系を1500系と併結可能にする改造工事を受けて1200番台を名乗っているため、車内等は1000系と同じ仕様となっています。

 定刻どおり発車した牟岐行き普通列車は、徳島運転所を左手に見ながら進んでいきます。沿線に学校が多くあるようで、どの駅からも学生さんたちが乗ってきて、車内はほぼ満席の状態です。今回、私は鉄ちゃんシート(この列車では進行方向に向かって最後尾にあるため、後ろ向きに進んでいく形となります。)に座ったのですが、この鉄ちゃんシートには窓がないため、今、どのような場所を走っているのかが良くわからないまま進んでいきます。

 ようやく車内が空き始めたのが立江駅を過ぎたあたりからで、路線名が「シーサイドラインというからには海沿いを走っているのかな?」と思って沿線を見渡したのですが、さにあらず、列車はのどかな田園地帯を走っていました。羽ノ浦駅では列車交換のため約5分停車し、その後は再び乗客を増やしながら阿南駅に到着しました。




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       PHOTO:徳島運転所を左手に見ながら徳島駅を発車していきます。






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          PHOTO:田園地帯をのんびりと走っていきます。






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      PHOTO:那賀川、桑野川と続けさまに渡って阿南駅に到着しました。




 ようやく空き始めた車内ですが、阿南駅から大勢の乗車があり、再び車内は賑やかになります(後ろに回送車両を連結しているなら、ツーマンで2両編成にすればいいのに…)。
 先に進むごとに降りる人はいるものの、乗ってくる人もいますので、車内は座席がほぼ埋まった状態で進んでいきます。沿線は一段とのどかな風景となりましたが、依然として海岸線を走っている様子はありません(スマホですが圏外のエリアが多いです。)。

 阿波福井駅を出て、少し長めのトンネルを抜けると由岐駅に到着します。この付近から海岸線に近づいているはずなのですが、相変わらず海が見えない…と思っていたら、突然、進行方向左手に青い海が広がってきます。ただ、その景色も一瞬で終わってしまい、その後はトンネルへと入り、再び山の中を走っていきます。日和佐駅では多くの乗客が降り、ようやく車内も空いた状態になります。列車はその後もシーサイドラインと謳っておきながら山の中を走り続け、バス代行となる牟岐駅に到着しました。



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         PHOTO:阿南駅を出ると一段とのどかな風景になります。






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         PHOTO:由岐駅の先で一瞬ですが、海が見えました。






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               PHOTO:牟岐駅に到着








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⑧牟岐(1525)→海部(1545) 代行バス
 前述のとおり、現在、牟岐駅から先はバスに代行輸送のため、一度牟岐駅の改札を出て、駅前に停まっていたバスに乗車して海部駅に向かいました。




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           PHOTO:代行バスは海沿いを走っていきます。








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➈海部(1549)→甲浦(1600) 5545D 阿佐海岸鉄道 ASA-301[たちかぜ]
 海部駅からは「阿佐海岸鉄道」に乗車します。代行バスを降りたところ、列車は既にホームで待っており、列車の運転士さんにせかされながら車内へと入ります。

 さて、これから乗車する「阿佐海岸鉄道」は、旧日本鉄道建設公団建設線で、日本国有鉄道経営再建促進特別措置法の施行により1980年に建設工事が中断された阿佐線のうち、大半の構造物が出来上がっていた海部駅-甲浦駅間を建設・運営するために第3セクター方式で設立されたのが「阿佐海岸鉄道株式会社」で、同区間を「阿佐東線」として運営しています。

 ただ、残念ながら、この阿佐東線は牟岐線の末端区間であり、利用客も少なく、経営環境も非常に厳しいことから、2021年からは鉄道事業から撤退し、DMVによる運転を行われる予定となっています(そのため、現在、工事が行われています。なお、DMVの運転区間は阿波海南駅-甲浦駅間となる予定だそうです。)。

 現在使用されている車両は、ASA-101とASA-301の2両で、前車が「しおかぜ」、後車が「たかちほ」という名称がつけられています(本日の乗車はASA-301でした。)。 

 列車は代行バスから乗り継いだ乗客を乗せ定刻どおりに海部駅を発車します。
 海部駅を発車すると線路は高架上をほぼ一直線で走っていきます。途中、宍喰駅に停車し、数名の乗客を降ろし、その後、終点の甲浦駅を目指します。列車はいくつものトンネルを抜け、左手に海を見ながらしばらく進むと、DMVが走る道路と線路との接続工事が真っただ中の甲浦駅に到着しました。




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            PHOTO:海部駅は橋上駅となっています。






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              PHOTO:ASA-301の車内






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           PHOTO:宍喰駅は高知県の最南端の駅です。






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         PHOTO:宍喰湾に通じる川を渡って進んでいきます。






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         PHOTO:宍喰駅には阿佐海岸鉄道の車両基地があります。






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         PHOTO:甲浦駅に到着したASA-301[たちかぜ]






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          PHOTO:甲浦駅も橋上駅です(宍喰駅も橋上駅です。)






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     PHOTO:行き止まりだった甲浦駅から先にDMVの接続道路が作られています。





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           PHOTO:接続道路付近から甲浦駅を見上げます。






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          PHOTO:甲浦駅は高知県の最東端の駅になります。







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➉甲浦(1658)→海部(1709) 5548D 阿佐海岸鉄道 ASA-301
 当初の予定では甲浦駅から宍喰駅に向かい、一度、宍喰駅で下車をして、阿佐海岸鉄道の車庫に入っているであろうDMVや、もう1両のASA-101などの撮影をしようと考えていたのですが、車庫のシャッターが閉まっていることが先ほどまで乗っていた列車の中から確認できましたので、宍喰駅で途中下車することなく、そのまま海部駅まで戻りました(前面展望のビデオを撮影するにもギリギリの時間だったこともあります。)。



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          PHOTO:夕焼けに染まる海を見ながら乗車します。







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         PHOTO:海部駅に到着したASA-301[たちかぜ]






VIDEO:阿佐海岸鉄道・前面展望







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⑪海部(1713)→牟岐(1733) 代行バス
 海部駅からは再び代行バスに乗車して牟岐駅に戻りました。






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⑫牟岐(1741)→阿南(1844) 4576D 1500系
 牟岐駅に到着したところ、すでに1番線ホームには板野行きの普通列車が待っており、この列車に乗って阿南駅に戻りました。
 本日は阿南駅近くのホテルに宿泊します。




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       PHOTO:GO TO トラベルのおかげで帰るよりも安く泊まれます。



 鳴門線についてはキハ40系に乗車して乗ってみたいので、こちらは機会があれば「もう1度」と思っています。

 阿佐海岸鉄道については「なんとかディーゼルカーの乗車に間に合った…。」というのが正直なところです。私、この路線がDMVに置き換わることを10月に高知に来てから始めて知りましたので、名古屋にいればディーゼルカーで阿佐海岸鉄道に乗れなかった…ということになります。まあ、鉄印の収集のこともありますので、DMVが走り始めたら、こちらも再訪をしたいなぁ…とは考えています。

 しかし、「阿波室戸シーサイドライン」って名称は、正直、誇大広告ですね…。今日は代行バスに乗車しましたので、そこそこ海岸線を走りましたが、鉄道路線はほとんど山の中を走っており、海が見える区間なんてほんの一部ですから、ちょっと名称を考えたほうが良いのでは…と思ってしまいました。


【乗車日:令和 2年10月24日(土)】鉄道コム

◎過去の四国島内の乗車記はこちらから!
 
平成25年・冬の青春18キップ旅行記(H25.12.31~H26.1.2)③四国でDCの旅を満喫
  
  
 
 




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       PHOTO:国鉄色とJR色の特急[剣山]の並びが実現しました!




 会社の仕事の関係で四国の高知市にやって来ました!これからしばらくの間は、ここ、高知に住むことになりますので、じっくりと趣味の「乗り鉄」・「撮り鉄」を楽しむことにします。
 で、今回の「乗り鉄」に選んだのは、徳島駅と海部駅を結ぶ牟岐線の終着駅から伸びている「阿佐海岸鉄道」をメインに、せっかく徳島まで足を延ばして来たので、なかなか乗車できない盲腸線の「鳴門線」の乗車にもチャレンジしました。




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①高知(451)→大歩危(541) 2002D 特急[しまんと2号] 2700系×2連
 本日の「乗り鉄」のファーストランナーは高松行きの特急[しくんと2号]です。4時代に特急列車が走っている…というのも、ちょっと驚きですが、そこそこ乗車率があるのも驚きです。この列車に乗れば(坂出乗り換えで)岡山駅に8時前に到着しますから、それなりに需要があるんだ…と納得してしまいました。
 時刻表には「新型車両で運転」という記載がありましたので、3両編成だと思っていたのですが、列車はモノクラスの2両編成ということで、新型の2700系DCもこのような使い方がされるんだ…ということに初めて気がつきました(気動車はこういう自由度が高いですね。)。

 列車は夜が明け切らない高知駅を発車し、後免、土佐山田、大杉と停車をしながら四国の名勝地・大歩危駅に定刻どおりに到着しました。



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               PHOTO:2700系の車内





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          PHOTO:ひじ掛けの先端部にコンセントがあります。









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②大歩危(613)→琴平(730) 4212D
 大歩危駅からは普通列車に乗り換えて琴平駅を目指します。琴平駅に行くならば、先ほどまで乗車していた特急[しまんと2号]でも行けるのですが、実は阿波池田駅と琴平駅の間にある「坪尻」という駅がJR四国の中で2か所しかないスイッチバック駅の一つで、この駅への停車シーンなどを体験したくて普通列車に乗り換えたというわけです。



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           PHOTO:大歩危駅(まだ、真っ暗でした…。)






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           PHOTO:大歩危駅に停車中の琴平行き普通列車






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   PHOTO:1000系のトップナンバーの車内、鉄ちゃんシートがありませんでした。






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            PHOTO:大歩危峡を見ながら進んでいきます。



 大歩危駅から私1人だけを乗せたを琴平駅行普通列車は、四国最大の秘境である「大歩危・小歩危を見ながら進んでいきます。小歩危駅までは乗客は私1人だけでしたが、その後、途中駅からは高校生が結構乗ってきましたが、その高校生も阿波池田駅で下車してしまい、再び、私1人が乗車する列車となって阿波池田駅を発車します。

 阿波池田駅を発車し、津久田駅、箸蔵駅と停車し、次に停車するのが坪尻駅です。
 坪尻駅はホーム1面1線を有する地上駅ですが、1面1線しかないため坪尻駅で普通列車同士が行違う場合は、いずれかが必ず通過することになる駅です(普通列車が必ず停車する駅ではないということです。)。

 今回乗車している上り列車の場合は、駅を出発してから引上げ線に退避し、その後、琴平駅方面へと向かいます。ワンマン運転時には運転士が進行方向を変えるごとに必ず前方となる運転席へ異動して運転を行うようです。

 なお、この坪尻駅は、1日の利用客平均が2人ということで、「秘境駅」の一つとされているようです(当然乗降客はいませんでした。)。

 列車はその後、学校に向かう高校生などを乗せて、金比羅さんの麓駅となる琴平駅に到着しました。



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        PHOTO:坪尻駅停車中(こう見ると本線との高さがわかります。)






VIDEO:坪尻駅・スイッチバックシーン(後部展望)






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            PHOTO:金毘羅さんの麓駅となる琴平駅に到着







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③琴平(806)→徳島(828) 31D 特急[南風1号][しまんと3号] 200系×3連+N2000系2連
 琴平駅からは、特急[南風1号][しまんと3号]に乗車して、徳島線との乗換駅となる阿波池田駅に戻りました(特急列車乗り放題のフリーキップならではの贅沢ですね…)。







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④阿波池田(833)→徳島(947) 4004D 特急[剣山4号] 185系×2連
 琴平駅に到着した特急[南風1号][しまんと3号]が、若干、遅れていたことから、阿波池田駅での乗り換え時間が3分ほどになりましたが、特急[剣山4号]は向かい側のホームに停車していましたので、余裕をもって乗り換えることができました。
 先頭車両を撮影したのち、後部車輛の方に回ったところ、なんと後部側の2号車はJR四国のカラーであるブルー塗色ではなく国鉄時代のグリーンカラーの車両でしたので、ここは迷うことなく2号車に乗車して徳島駅に向かうことにしました。



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            PHOTO:2号車は国鉄時代の塗色車両でした。






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              PHOTO:185系DCの車内






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         PHOTO:国鉄型車両のヘッドマークはカッコいいですね!






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          PHOTO:やっぱり特急列車は幕式表示が似合います!






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          PHOTO:佃駅の先で土讃線と別れて進んでいきます。




 特急[剣山4号]は、阿波池田駅を定刻どおりに発車して、一路、徳島駅に向けて進んで行きます。久しぶりに乗った185系ですが、まあ、小軸に言えば「遅い!」ですね。2000系や2700系のDCから乗り換えると、そのパワーの無さがはっきりと体感できますが、まあ、いかにも国鉄型という味わいもあって乗っているのが楽しくなってくるから不思議です(普通の人は単に「遅い」でしょうが…)。

 特急[剣山4号]は、しばらくは土讃線を進み、次の佃駅の先で土讃線と別れ、進行方向を右手に変え、左手に吉野川を見ながらの乗車となります。どこかで特急らしい豪快な加速とか、高速連続運転を期待していたのですが、さすがにそのようなことは無く、まったりとした運転のまま徳島駅に到着しました。



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      PHOTO:吉野川を左手に見ながら進みますが、吉野川を渡りません。








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⑤徳島(1031)→鳴門(1104) 4958D 1500系
 徳島駅に到着しました。今回の「乗り鉄」の目的は「阿佐海岸鉄道」の乗車ですが、その前にちょっと足を延ばして「鳴門線」の乗車をします(盲腸線ですので、このような機会に乗っておかないと、なかなか乗るチャンスがありませんので…。)。
 さて、ここから乗車する鳴門線は、徳島県鳴門市の池谷駅から鳴門駅に至るJR四国の鉄道路線です。高徳線を介して徳島市と淡路島に面した鳴門市を結んでいますが、淡路島及び京阪神方面との連絡は高速バスが主流となっており、鳴門線については都市間輸送が中心となっているようです。

 10時15分頃ホームに入り、改札口から少し離れた1番線ホームに向かったところ、列車は既に入線をしており、私も写真を撮ってから車内へと入ります。ここからはキハ40系への乗車を期待したのですが、残念ながら1500系に乗車して鳴門駅に向かいます。
この1500系ディーゼルカーですが、キハ58系を使用していた普通列車を置換える目的で製造された車両で、ここ徳島地区を中心に使用されている車両です。なんとなく1000系に準じた車輛のようですが、車内は転換クロスシートで、ドア脇には補助席も設けられており、やはり1000系との違いを感じます。

 20人ほどの乗客を乗せた列車は、徳島駅を定刻どおり発車し、その後、すぐに高架へと駆け上がり佐古駅の先で徳島線を分かれて進んでいきます。徳島線では一度も渡ることのなかった吉野川を渡って、田園風景の中をのんびりと走っていきます。
 その後、池谷駅で高徳線と分岐をして、ここから鳴門線へと入っていきます。その後も田園地帯を走るのですが、周りの山々がだんだんと低くなり、山並みが街並みへと変わるとまもなく列車は鳴門駅に到着しました。



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       PHOTO:1500系の車内、ドア脇には補助席も用意されています。






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             PHOTO:吉野川を渡って進んでいきます。

   




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         PHOTO:池谷駅で高徳線と別れて鳴門線へと入っていきます。







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⑥鳴門(1113)→徳島(1150) 4963D
 当初、鳴門駅で1本列車を見送り、次の列車にキハ40系が運用に入ることを期待していたのですが、先ほどまで乗車していた特急列車の中で、キハ40系は朝・夕の運用にしか入らないことがわかりましたので、先ほどまで乗車してきた列車で徳島駅に戻ることにしました。なお、この乗車で見乗車区間であった「鳴門線」の乗車が終了しました。


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          PHOTO:もっと大きな駅だと思っていたのですが…






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               PHOTO:鳴門駅に停車中…


※この後は「JR四国・鳴門線、牟岐線+阿佐海岸鉄道乗車記②」に続きます。

【乗車日:令和 2年10月24日(土)】鉄道コム

◎過去の四国島内の乗車記はこちらから!
 
平成25年・冬の青春18キップ旅行記(H25.12.31~H26.1.2)③四国でDCの旅を満喫
  
  
 
 

 相変わらず「撮影記」というほど大げさなものではありません。
 仕事の関係で特急[あしずり号]に乗車するチャンスがありましたので、私の備忘録的な意味合いもあってアップさせていただきます。

 特急[あしずり号]は、高知駅と土佐くろしお鉄道の中村駅・宿毛駅を結ぶ特急列車ですが、四国島内の南と南西を結んでいるという地域的な特徴から、なかなか乗車しずらい、また、乗車するチャンスのない特急列車かもしれません…。

 使用される車輛は2000系(N2000系2連)ということで、グリーン車の無いモノクラス編成でが、50kmまでの特急料金が安く設定されている、いわゆる都市間輸送を担う特急ということもあり、見ていると意外と利用率が高いなぁ…と感じました。

 今日は仕事の関係で、高知駅→中村駅の乗車でしたが、天気の良い休日にゆっくりと高知駅⇔宿毛駅の乗車にチャレンジしてみたいですね。


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         PHOTO:高知駅の2番線で発車を待つ特急[あしずり3号]






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            PHOTO:特急[あしずり号]のヘッドマーク





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       PHOTO:シートは小ぶりですが、クッションが柔らかくて私好みです。





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        PHOTO:モノクラスの2連というのがちょっと残念ですね…

【撮影日:令和 2年10月23日(金)】鉄道コム



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     PHOTO:江川崎に停車中の[しまんトロッコ2号]と[鉄道ホビートレイン]



 趣味の「乗り鉄」で、昨日は「土佐くろしお鉄道」の四万十くろしおラインと予土線を走る[鉄道ホビートレイン]に乗車しました。
 乗車後、現在住んでいる高知まで戻ることは可能だったのですが、フリーキップの有効期間が4日あることと、高知に戻るためには「はみ出し区間」となるキップを購入しなくてはならず、その運賃がホテル代金より高かったので(GO TO TRAVERのおかげですね。)で宇和島市内で宿泊しました。
 で、今日は予土線を走る[しまんトロッコ号]の乗車にチャレンジしました。






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①宇和島(933)→窪川(1206) 4814D [しまんトロッコ2号] キハ54 4+コトラ52462
 発車時刻の相当前に宇和島駅に到着していたところ、なんとキハ54 4が1両のみで普通列車運用についているシーンを撮影することができ、まさに「早起きは三文の徳」という感じでした。


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          PHOTO:普通列車の仕業についているキハ54 4





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            PHOTO:まさに水戸岡デザインですね。




 昨日、[しまんトロッコ号]を見たときにはキハ54が先頭で走っていましたので、今日は逆編成になるがトロッコ側には運転設備が付いていないのに全区間推進運転をするのかな?という疑問があったのですが、宇和島車両区からホームに入線してきた[しまんトロッコ号]は、キハ54が先頭でしたので「本当に推進運転で走るんだ…。」っと思っていたところ、なんと、ホームに入線をしてからキハ54をトロッコの先頭に付け替えるという作業が行われびっくりです。こんなシーンを多くの人が集まるホームで行うなんて…と思ったのですが、そのホームで入線を待っているのは私1人ということで、貴重なシーンをカメラに収めることができました。

 その後、じっくりと列車の撮影をしてから車内へと入ります。ちなみに、この[しなまトロッコ号]は普通列車を兼ねていますので、誰でもキハ54側には乗車することができます(トロッコ車両に乗車できるのは江川崎駅⇔駅間のみです。)。また、このキハ54は[しまんトロッコ号]専用車両でもありますが、前述のとおり、普通列車の仕業もこなす関係からでしょうか、車内は一般のキハ54とかわらずロングシート仕様、かつ、トイレなしということで、ちょっと「それってどうなの?」と思ってしまいました。


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              PHOTO:宇和島駅の電光掲示板






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      PHOTO:キハ54を先頭に宇和島駅の3番線ホームへと入線してきます。






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          PHOTO:ホーム上でトロッコ車両を切り離します。






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          PHOTO:側線を使ってキハ54の入れ替えを行います。





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           PHOTO:キハ54がトロッコ車両に向かってきます。






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          PHOTO:トロッコ車両の先頭にキハ54を連結します。






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              PHOTO:これで出発完了です。






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      PHOTO:キハ54の車内(シートモケットは水戸岡デザインですね。)






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            PHOTO:キハ54の出入口付近のデザイン






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             PHOTO:こちらがトロッコ車両のコトラ






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              PHOTO:トロッコ車両の車内
       ※「ヨ」には乗ったことがありますが、まさか「トラ」に乗れるとは…
 





[しまんトロッコ2号]は、松山から到着した特急[号]から、多くの乗り継ぎ客を乗せて定刻どおり宇和島駅を発車していきます。宇和島の街を走り抜け、まだ緑が濃い山の中をゆったりとした速度で進んでいきます。
 トロッコ車両に乗ることはできないものの、車内では車掌さんによる観光案内が行われ、退屈することなく乗車することができます。

 江川崎駅からはトロッコ車両に乗車できますので、荷物はそのままでトロッコ車両へと移動します。
 これから乗車するトロッコ列車は、予土線の恵まれた沿線風景を旅客誘致に繋げる目的で、国鉄時代の1984年ら誕生した列車です。当初は二軸無蓋貨車のトラ45000系を改造して運行を開始しましたが、現在ではキクハ32系(キクハ32 501)もラインアップに加わり運行されています。なお、貨車改造のトロッコ車両及び控車のキハ54については、私が尊敬する水戸岡鋭治さんによってリニューアルされています。

 温暖な気候の四国でも昨日から気温が下がってきてたことから、少々寒い中の乗車ですが、それを上回る絶景とボランティアの方々の説明に聞き入ってしまいました。ただ、さすがに2軸貨車の改造車両ということで乗り心地については「それなり…」ですが、鉄道ファンとしてはその乗り心地も楽しい乗車です。
 
 昨日、[鉄道ホビートレイン]に乗車した際、トンネルを抜けると川を渡るシーンが何度もあり「これって本当に全部四万十川なのかな?」という疑問があったのですが、ボランティアの方から「四万十川はくねくねと蛇行しながら流れており、予土線は真っすぐ走っているので何度も四万十川を渡ります。」という説明を聞いて納得しました(一部は四万十川でなく支流を渡っているそうです。)。 

 楽しいトロッコ車輛への乗車も土佐大正駅で終了し、再び、キハ54の車内に戻り、残りの区間の乗車を楽しみます。ここからは昨日同様、列車一段と速度を上げて予土線を進んでいきます。
 若井駅の手前で予土線と並走し、一度信号待ちをしてから土佐くろしお鉄道線へと入ると[しまんトロッコ2号]はまもなく終点の窪川駅に到着しました。


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        PHOTO:山々を抜けると田園地帯をゆっくりと進んでいきます。





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       PHOTO:四万十川を見ながら…渡りながらの列車旅が続きます。
※私はてっきり「四万十川」と思っていたのですが、車掌さんの説明によるち四万十川の支流だそうです(江川崎から先が四万十川になるとのこと。)




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       PHOTO:江川崎駅に到着、[鉄道ホビートレイン]と交換します。






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     PHOTO:蛇行する四万十川の流れを見ながらトロッコ車両の旅を楽しみます。






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     PHOTO:トロッコ車両ではボランティアさんによる沿線案内がありました。






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        PHOTO:土讃線と合流して土佐くろしお鉄道線へと入ります。






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          PHOTO:窪川駅に到着した[しまんトロッコ2号]








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②窪川(1309)→高知(1455) 4740D 1000系単行
 窪川駅では一度改札口を出て、待合室でPCの充電と写真の整理を行った後、普通列車で高知に戻りました。
 乗車したのは1000系DCですが、車内には4.5席(端数があるのもキハ40のようです。)だけですがボックスシートがあり、ちゃんと1両ごとにトイレ設備があり、エンジン音もガラガラという音色を奏でいて国鉄型のキハ32やキハ54よりも「国鉄型」らしいと感じるのは私だけでしょうか…。この車両なら1日中乗っていられそうです。



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             PHOTO:昨日とは海の色が違います。





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          PHOTO:コスモス畑を見ながら高知駅を目指します。





 トロッコ列車の年内運転が11月末までとなっていましたので、「できれば暖かいうちに…」と思い指定席を確保して無事に乗車することができました。
 トロッコ列車の乗車そのものは非常に楽しかった…という気持ちですが、さすがにトイレの付いていない車両で、しかも途中駅でのトイレ休憩停車も行わない…という運転スタイルはいかがなものでしょうか?ここはJR四国さんも少し考えて欲しいところですね。
 ただ、景色は素晴らしいですし、ボランティアの方の説明も楽しかったので、ぜひ、高知にいる間にもう1回、できれば次回は窪川→宇和島間で乗車をしたいと思いました。


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            PHOTO:今回使用した乗車券等と記念乗車証
      ※なんか、本当に久しぶりに記念乗車証がもらえる列車に乗った気がします。

【乗車日:令和 2年10月18日(日)】鉄道コム
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