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               PHOTO:岡山市内を走るチャンギントン


 岡山市内を走る「岡山電気軌道㈱」には、私が尊敬する工業デザイナーの水戸岡 鋭治さんがプロデュースした「MOMO」、「たま」、「クロ」などが走っており「いつか乗りに行きたい…」と思っていたのですが、今春、突如「おかでんチャンギントン」が登場しました。
 これはアニメの「チャンギントン」を実車化した電車らしいのですが、その姿を見たときは唖然・これっ本当に走っているの?となりました(私、そのアニメを見たことがないもので…)。
 デビュー当初は大人気でチケットの入手も困難だったようですが、デビューから半年が経過して落ち着いてきたようで、夏休み期間中のチケットが入手できましたので、青春18キップを利用して乗車にチャレンジしてきました。





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①名古屋(539)→大垣(617) 3205F  313系4連
 名古屋からは大垣行きの普通列車に乗車します。この列車、青春18キップの期間でなくても混雑しているのですが、今は、その青春18キップの期間中ということで当然のことながら混雑しています。ただ、相席さえ嫌わなければ名古屋からでも座っていくことは可能なのですが…。私は尾張一宮駅から空いた席にゆったりと座って行くことができました。






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②大垣(620)→米原(657) 3205F 311系4連
 当初、大垣駅では「大垣ダッシュ」に加わらず、1本列車を遅らせて乗り換える予定としていたのですが、なぜか、他の多くの人とともに「大垣ダッシュ」に加わってしまい、その結果、ラッキーなことに座席を確保することができてしまいましたので、予定よりも1本速い列車で米原へ向かうことができました(これにより相生→岡山間を新幹線利用することなく向かうことができました。)。





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③米原(703)→姫路(934) 3417M 新快速 225系+223系12連
 米原駅でも「階段ダッシュか…」と思っていたのですが、大垣から乗ってきた列車が2番線到着、姫路行きの新快速が向かい側の3番線ホームからの発車…ということで、階段ダッシュをすることなく、米原行きの快速列車に乗り継ぐことができました。米原駅から約2時間30分、ゆっくりと新快速の乗車を楽しみます(半分くらい、寝ていたような…。)。



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               PHOTO:複々線区間を西に向かって快走していきます。






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④姫路(940)→相生(959) 955M 223系4連
 姫路駅からは6分の待ち合わせで相生行きの普通列車に乗り換えます。もう少し乗換時間があると買い物やトイレタイ休憩をとれるのですが…。
 新快速が到着したホームの反対側に入線してきましたので、なんとか窓側席を確保して相生駅まで乗車しました(9分間ですので、立っていても良かったのですが…。)。






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⑤相生(1029)→岡山(1138) 1313M 113系4連
 相生駅では夏の猛暑の中、ホームで30分待って岡山行きの普通列車に乗り換えました。座席は楽々確保出来たのですが、相生駅に米原駅からの快速列車が到着すると車内は大混雑となってしまいました。
 このエリアの113系・115系は転換クロスシート車が多いので、ゆったりと乗車できるのは良いのですが、列車本数も少ないですし、列車の編成も短い…ですね。普通列車利用しないで新幹線を利用しろ!ということなんです…。






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⑥岡山駅前(※※)→岡山市内(※※)→東山(※※)
 岡山駅に到着しました。ここからは「岡山電気鉄道」乗車を楽しみます。今回の最大の目的は「チャンギントン」ですが、その前に「チャンギントン」以外の電車に乗車します。



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                   PHOTO:岡山駅に停車中のMOMO






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             PHOTO:MOMOの車内、やはり水戸岡先生のデザインですね。





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                     PHOTO:MOMOの運転席






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               PHOTO:市内には「タマ」のバスも走っています。


 今回乗車した「MOMO」以外にも、岡山電気鉄道には「タマ」、「クロ」と「東武日光軌道復元号」があるのですが「タマ」は運用に入っておらず、「クロ」と「東武日光軌道復元号」にいては、車両に冷房装置が取り付けられていない…ということで、残念ながら今回は乗車できませんでした。


◎おかでんミュージアムの見学
 東山線に乗って終着の東山駅に到着しました。ここ東山駅には「おかでんミュージアム」が隣接されていますので、チャンギントンの乗車前にちょっと見学をします(実際にはチャンギントンの乗車集合場所が「おかでんミュージアム」になっていますので、一度入場すると集合時間まで出ていけなくなります。)。
 色々と趣向を凝らしているのは十分分かるのですが、残念だったのは、ほとんど子供のプレイルームになっており、大人がゆっくり座って水戸岡先生のデザインを楽しめる…という造りになっていなかったことでしょうか…


 
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                   PHOTO:おかでんミュージアムの入口




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                  PHOTO:クロのイラストが壁にいっぱい!




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                    PHOTO:クロとその仲間たち




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                 PHOTO:こちらはチャンギントンですね。





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              PHOTO:子供たちが遊べるような造りになっています。





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                PHOTO:シアタールームのような部屋もあります。



 チャンギントンの乗車の集合時間になり、係の方にチケットを渡しながら注意事項の説明を聞くと…なんでも車内は「土足厳禁」、飲食も停車時のみということで、子供にとってはちょっと厳しい感じもしないでも無いですが、まあ、チャンギントンを奇麗に保つためには仕方ないのでしょうね。





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⑦東山(1350)→岡山駅前(1453) チャンギントン
 ということで、時間になりましたので東山駅からチャンギントンに乗って岡山市内周遊に出かけます。実はチャンギントンにはコースが2つあり「岡山駅発コース」は、岡山駅を発車して清輝橋まで1往復して東山駅が終点となり、「東山駅発コース」は、東山駅を発車して岡山駅まで向かい、岡山駅前から清輝橋まて1往復して岡山駅前が終点となるコースがあり
ます。私は乗車する前に東山駅にある「たまでんミュージアム」を見学してから乗車したかったので「東山駅発コース」を予約しました。

 乗車列の順に前から半分の人はにウィルソンに、後ろ半分の人はブルースターに…ということで、私は子供連れの方達を優先したことで最後尾からの乗車になりますので、当然のことながらブルースターに乗車します(途中の交代もなし。車内の移動もできません。)。

 入口で靴を脱いで車内に入ると、そこはやはり水戸岡ワールドが全開!ということで、センスの良いシートが並んでいます。車内にはそれぞれの号車に専用のアテンダントのお姉さんがいて、歌を歌ったり、ダンスをしたり、クイズで楽しんだりと、それはもうあの手この手で乗客(子供たちね)を盛り上げてくれます。

 窓から外を見ると、街のいたるところで多くの人がチャンギントンに向かって手を振っていてくれます。また、それ以上多くの人がカメラやスマホでチャンギントンを撮影している姿を見ることができます。そんな岡山の街を約1時間、チャンギントンは岡山駅前に到着し、世にも珍しい路面電車での乗車が無事に終了しました。



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                PHOTO:車庫からチャンギントンが出できました!





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             PHOTO:チャンギントンの運転席(1段高い場所にあります。)




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                    PHOTO:チャンギントンの車内





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            PHOTO:車内では元気いっぱいのお姉さんがお相手をしてくれます。





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                 PHOTO:岡山駅前に停車中のチャンギントン






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                   PHOTO:待ちの中を走っていきます。





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※本日乗車した列車の写真ではありません。
⑧岡山(1511)→相生(1616) 1320M 115系3連
 「チャンギントン」の乗車が終了しましたので、一路、名古屋を目指して帰ります。相生からは115系の3連ということで、ホームに降りて行ったところ長い行列が出来ていたので『1時間立って行くのか…』と覚悟を決めていたのですが、ラッキーなことにロングシート席が空いていたので座っていくことがてきました。しかし、昼間の4両といい、今回の3両といいJR西日本は、多くの乗客に座って乗っていただく…という気持ちは無いのでしょうか?






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※本日乗車した列車の写真ではありません。
⑨相生(1618)→野洲(1846) 3298M 新快速 323系12連
 相老からは323系の新快速で一気に野洲駅へ…。でも、この列車、結構混雑しました。






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※本日乗車した列車の写真ではありません。
⑩野洲(1847)→米原(1922) 800T 323系8連
 野洲駅からは向かい側のホームに停車していた323系の普通列車に乗り換えて米原駅を目指しました。さっきまで乗っていた323系のシートクッションはヘタっていましたが、こちらの323系のシートはフカフカでした。






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※本日乗車した列車の写真ではありません。
⑪米原(1935)→名古屋(2041) 3360F 新快速 313系8連
 米原駅では「階段ダッシュ」の必要もなく、2人掛けのシートに1人でゆったりと座って名古屋まで帰ってきて、今回の「乗り鉄」も無事に終了しました。



 青春18キップを使った「乗り鉄」は安いのは魅力なんですが、乗り換えが忙しくて満足して写真も撮っていられない…というのが正直なところですね、特に夏は混雑がひどいのでちょっと考えものですね…。
 さて、チャンギントンですが、確かに鉄道ファンとしてはとても魅力的な列車なのですが、内容が子供優先(当然です。)となっていますので、乗っていてちょっと恥ずかしいというか「居場所がない。」というのが正直なところです。私のように男1人で乗る場合は、平日も運転されているようですので、人の空きない時を狙って…というほうが良さそうです。


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       PHOTO:乗車記念のカード(3枚)※もう1枚は市内を走る路面電車の中にあったPRカード
 今回乗車したチャンギトンは、チャンギントンの乗車のほか、1日フリーパスとおかでんミュージアムの入場券+乗車記念品(3,500円)となっていたので、何をくれるのかな?と期待をしたのですが、結局、乗車記念のカード3枚とうちわということで、ちょっと期待外れかな?せめて乗車した人だけがもらえるミニカーなんてあれば子供たちは喜ぶと思うのですが…

【乗車日:令和 1年 8月24日(土)】鉄道コム