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         PHOTO:鶴羽駅に停車中のキハ40系普通列車



 まさか再び、四国島内を走る特急列車に乗ることができるとは思ってもいませんでした…。
 
 今年の3月まで四国・高知で仕事をしていた関係で、長野の自宅への往復や趣味の「乗り鉄」で飽きるほど乗りつくし、4月に東京への転勤辞令をもらった時には「もう2度と四国の列車に乗る機会は無いだろうな…」と思っていました(そのくらい長野と四国は離れています。)。

 ところが、仕事の関係で「四国に出張に行ってきて…」というありがたい言葉をいただきましたので、再び、四国島内の列車に「これが本当に最後になるかな…」と思いながら乗車してきました(前編からの続きです。)。



【第2日目・11月26日(土)】





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①高松(610)→引田(652) 3001D 特急[うずしお1号] 2600系2連
 本日のファーストランナーは2600系気動車を使用する、特急[うずしお1号]で引田駅を目指します。私、てっきり2700系気動車を使用する特急[うずしお号]だと思っていましたので、まさか少数派の2600系気動車に乗車できるとは…ラッキーでした(2600系気動車は可動式のピローやフットレストが備え付けられていますので、車内アコモだけを考えると2700系気動車よりもワンクラス上ですね。)・


 朝早い出発でしたし、短区間ですので自由席でも十分なのですが、まあ、せっかく特急列車のグリーン車・指定席車が乗り放題のキップですので特急の指定席に乗車しました(指定席券が残りますからね…)。


 昨日、乗車した2000系気動車(N2000系気動車)は、容赦なくエンジン音が車内に響いたのですが、さすがに最新型の気動車特急車両ということで2600系気動車の車内はとても静かでした。




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   PHOTO:高松駅で並ぶ2700系[しまんと号]2600系[うずしお号]
              ※外観はあまり違いがありません。






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             PHOTO:2700系の車内
                ※可動式のピローがちょっと豪華です。











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②引田(709)→高松(853) 314D キハ40系3連
 引田駅からはキハ40系気動車を使用する普通列車で高松駅に戻ります。
 3月のダイヤ改正でキハ40系気動車の運用が変更になったと聞いていたので、てっきり1200系・1500系気動車に置き換えられたと思っていたのですが、以前と変わらずキハ40系での運転ということで今回乗車することにしました。
 しかし、まさかJR四国のキハ40系気動車にもう一度乗車できるとは、私、感慨ひとしおです…。


 以前に乗車した時は、高松駅を朝1番に発車する普通列車に乗ってくると、ここ引田駅でキハ40系の入換作業(側線からホームへ)を見ることができたのですが、今回、特急列車を降りたところ、既にキハ40を使用する高松行き普通列車は
引田駅の3番線ホームに停車しており、残念ながら入換作業を見ることはできませんでした(その時は2両編成でしたが、今回は3両編成です。)。


 さて、今回乗車するJR四国のキハ40系気動車ですが、国鉄の民営分社化の時点ではJR四国には53両が引き継がれたのですが、2022年4月の時点ではわずか20両と減少しており、しかも、JR四国からは「2025年に新型気動車を導入する。」と発表されていますので、今回の乗車が(私にとっては)間違いなく最後の乗車になると思います。


 発車時間となり、相変わらず重苦しいエンジンを響かせます。ただ、そのエンジン音の高鳴りとは比例しない「もっさり」とした加速をしながら進んで行きます。ただ、遅いのは加速だけで、一度、巡航速度に乗ってしまうと足取りも軽く進んで行くから、何度乗車しても不思議な車両です。


 単線区間を走る普通列車ということもあり、鶴羽駅で5分、讃岐津田駅で12分、造田駅で4分、志度駅で4分と長時間の停車を繰り返しながら高松駅まで乗車しました。





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          PHOTO:キハ47(-177)の車内






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           PHOTO:前2両はキハ40です。






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        PHOTO:讃岐津田駅に停車中のキハ40系気動車






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    PHOTO:讃岐津田駅で並ぶ1000系、2700系、キハ40系
           ※高徳線で1000系気動車は珍しいのでは?






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         PHOTO:高松駅に到着したキハ40系気動車










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③高松(910)→徳島(1016) 3007D 特急[うずしお7号] 2700系3連
 高松駅に戻ってきました。
 ここからは正真正銘、2700系気動車に乗って徳島駅を目指します。
 今朝一番で2600系気動車に乗ったのですが、現在乗車している2700系気動車との違いが、正直、分かりません(車内アコモ以外で…)。ただ、2600系は時々使わなくなった空気を車外に排出している音が分かったのですが、2700系気動車はしない…というここと、エンジン音の車内への響きが27000系気動車の方が大きいかな…?というくらいでしょうか…。



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    PHOTO:高松駅を出るとすぐに予讃線と別れて高徳線を進んで行きます。
 





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       PHOTO:所々で瀬戸内海を見ながらの乗車が楽しめます。







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       PHOTO:吉野川を渡ると間もなく徳島駅に到着します。











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④徳島(1200)→阿波池田(1319) 4005D 特急[剣山5号] 185系3連
 昨日は2000系とN2000系気動車の両方に、そして今朝はレアな2600系気動車に乗車出来たのですが、これらの気動車よりも乗車が難しいのが185系気動車です。


 現在、185系気動車を使用する列車は徳島線(5.5往復)、高徳線と牟岐線に各1往復、予讃線の普通列車に1往復とう具合に本数が少なく、今回も色々と行程を考えたのですが、徳島駅・阿波池田駅のどちらの駅でも待ち時間が2時間近くになり「これは無理かも…」と諦めかけたのですが、その時にハッと気がついたのが快速[藍よしのがわトロッコ号]の存在です。


 …ということで、徳島駅からは快速[藍よしのがわトロッコ号]に乗車して阿波池田駅を目指す…という予定だったのですが、私の不注意で乗ることができなくなってしまいましたので、後続の特急[剣山5号]に乗車して阿波池田駅に向かうことにしました。
 ちなみに、この特急[剣山5号]には編成の中間に「ゆうゆうアンパンマンカー」が併結されている編成です(みんな大好きアンパンマンですね…)。


 さて、今回乗車する185系気動車は、日本国有鉄道が開発した特急型気動車で、1986年(昭和61年)11月のダイヤ改正から営業運転に投入されました。
 国鉄が最後に開発した特急型車両ですが、投入された目的は、老朽化したキハ58系・65系の代替車として位置づけられ、置き換えと同時に急行列車を特急列車に格上げし、民営化後のJR四国の経営基盤安定化を図るのが目的でした。
 全52両が製造され、そのすべてが四国エリアに導入されましたが、その後、20両をJR九州に売却したため、現在、四国に残っている185系気動車は32両となっています。


 徳島駅を発車した特急[剣山5号]は、先ほどまで乗車してきた高徳線を高松駅方向に進み、佐古駅の先で大きく左手に進行方向を変え、高徳線と別れて徳島線を進んで行きます。


 さて185系気動車の乗り味ですが、まあ、非常にマイルドでまったりとしている…という感じでしょうか。ですが185系気動車に乗っているとキハ40系気動車と同じで「そんなに速く進まなくても良いよね…。」と思ってしまうから不思議です。ただ、車体の裾部分が2000系や2700系のように窄まっていないので、車内が広々としていて良いのが185系気動車の美点ではないかと思いました。


 185系気動車は、塗色を変え、アコモデーションを変えて色々な場面で活躍をしていますので、ぜひ、再び乗車をしたいな~と思いながら阿波池田駅で下車しました(185系になった[伊予灘ものがたり]に乗りたいですね。)。




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    PHOTO:先頭は国鉄色の185系ですが、最後部はJR四国色です。







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             PHOTO:185系の車内







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       PHOTO:幕式の行先表示とサボが良い味を出しています。






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   PHOTO:ゆうゆうアンパンマンカー併結車だけヘッドマークが異なります。





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        PHOTO:中間車はゆうゆうアンパンマンカーです。







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        PHOTO:本当はこれに乗る予定だったのですが…






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        PHOTO:同じ185系ならこれでも良かったかも…






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          PHOTO:高徳線と別れて徳島線を進みます。






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         PHOTO:吉野川を見ながらの乗車が続きます。






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     PHOTO:土讃線と合流すると間もなく阿波池田駅に到着します。






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       PHOTO:阿波池田駅に到着した
特急[剣山5号] 









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⑤阿波池田(1332)→高知(1442) 39D 特急[南風9号] 2700系3連
 阿波池田駅からは最新鋭の2700系気動車を使用する特急[南風9号]に乗車して、3月まで暮していた高知を目指します。


 この2700系気動車は、老朽化した2000系(N2000系)気動車を置換える目的として2009年に登場した気動車です。
 当初、2000系気動車の置き換えついては、車体傾斜装置に8600系電車と同様の空気ばね式を採用し、構造の簡素化によりメンテナンス費用の軽減を目指した2600系気動車を開発し、この車両を量産化して投入する予定だったのですが、2017年に2600系先行試作車を用いて土讃線のカーブが連続する区間で走行試験を行ったところ、空気ばね制御に用いる空気容量の確保に課題があることが判明したため、2600系気動車の量産化は中止とし、代わりに2000系気動車同様の制御付き自然振子装置を採用し、2600系をベースに再設計・製造されたのがこの2700系気動車です。


 この2700系気動車は見た目だけでなく、車両システムや電気機器、サービス設備も2600系気動車と同じですが、前述のとおり車体傾斜装置が異なっている等の理由から2600系気動車との総括制御は不可能となっています。


 私が高知で勤務し始めたころは、特急[南風号][しまんと号]には、この2700系気動車だけではなく、2000系(N2000系)気動車も使用されていましたが、2021年3月のダイヤ改正からはすべての特急[南風号][しまんと号]は2700系気動車で運転されています。2700系気動車は「これからの気動車」ですので、まだ、この先何年も走り続けると思うのですが、私自身が四国の地を踏むことがあるのか…?ということを考えると、今回の乗車も貴重なものになるかもしれません。


 阿波池田駅を発車した特急[南風9号]は、2700系気動車の性能をいかんなく発揮し、カーブで車体を傾けながら、必要最小限の速度低下で山岳路を走り抜けます。懐かしい小歩危~大歩危を見ながら、そして秘境駅ともいわれる新改駅を見ながら高知駅までの区間を懐かしみながら乗車しました。



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         PHOTO:進行方向に広がる小歩危を見ながら…






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      PHOTO:進行方向右手に広がる大歩危を見ながら乗車します。






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         PHOTO:川の上に駅がある土佐北川駅を通過
 





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        PHOTO:新改駅に降り立つことは無いだろうなぁ…






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      PHOTO:高知車輛運転所が見えると高知駅はもうすぐです。






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         PHOTO:見慣れた街並みが車窓に広がります。






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           PHOTO:ただいま帰ってきました。









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⑥高知(1613)→児島(1824) 52D 特急[南風22号]
 高知に1時間ほど滞在し、懐かしい場所を訪ねてきました。いつまでもいたいところですが、また、月曜日から仕事ですので東京に戻ります。
 JR四国の気動車の旅の最後は、特急[南風22号]のグリーン車に乗車します。


 このまま岡山まで特急[南風22号]に乗車していきたいところですが、現在持っているキップのエリアが児島駅までということで、ここで一度下車して、児島駅からは普通列車に乗り換えて岡山駅を目指します。




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        PHOTO:やっぱりグリーン車のシートは良いなぁ…






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  PHOTO:宇多津駅では特急[しおかぜ号]のアンパンマン列車と並びました。









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➆児島(1855)→岡山(1929) 548M 115系3連
 実は児島駅から普通列車に乗る…というのも、今回の「乗り鉄」の目的の一つで、運が良ければ新型車両に置換えが決定している113系・115系に乗れるのでは…と思っていたところ、予想どおり、児島駅を18時55分に発車する岡山行きの普通列車に115系が充当されましたので、こちらも「これが最後…」という気持ちで乗車してきました。


 まあ、乗ると115系ですよね(当たり前ですが…)。MT54の唸るような独特のモーター音を聞きながら約30分ほどの乗車を楽しみました。


 まだ、岡山地区の113・115系の置換えはスタートしていないようですが、置き換えが始まればあっという間に無くなってしまうのでしょうか…。それとも、少しは残るのかな…。
 ちなみに、今回乗車した(先頭車はクモハ115-1501)編成ですが、ピッカピッカでしたが検査上がりでしょうか?



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    PHOTO:岡山地区の115系の車内(転換クロスシート仕様です。)






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        PHOTO:寒冷地仕様車の証、冷却風取入ルーバー




 四国をぐるっと一周してきました。もう、どこもかしこも懐かしさでいっぱいです。
 高知を離れてまだ8か月ですが、なんとなく(高知に住んでいたことが)ずっと昔のような気がします(それだけ東京は時間の流れが早い…ということなんでしょうね。)。
 もっとゆっくりと滞在して、高知の街並みや仁淀川、四万十川の風景などを見に行きたいなぁ…。
 そんな機会が訪れることを祈って東京で頑張ることにします。


※私の個人的な「惜別乗車記」です。
 40系気動車、185系気動車、2000系気動車が引退するわけではありません。念のため。




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                            PHOTO:今回使用した乗車券と指定席券
                                    ※四国以外のJRもバースディキップを販売してくれないかなぁ…
 






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                 PHOTO:こんな記念入場券が販売されていました。
       ※6種類あるようですが、あと2種類は「電車」ですので気動車はコンプリートしました。


※乗車日は11月26日(土)です。

【令和 4年11月27日(日)】鉄道コム鉄道コム鉄道コム