今年の3月まで四国・高知で仕事をしていた関係で、長野の自宅への往復や趣味の「乗り鉄」で飽きるほど乗りつくし、4月に東京への転勤辞令をもらった時には「もう2度と四国の列車に乗る機会は無いだろうな…」と思っていました(そのくらい長野と四国は離れています。)。
ところが、仕事の関係で「四国に出張に行ってきて…」というありがたい言葉をいただきましたので、再び、四国島内の列車に「これが本当に最後になるかな…」と思いながら乗車してきました。
【第1日目・11月25日(金)】
まず、最初に乗車に選んだのは2000系気動車(N2000系気動車)です。
四国を代表する特急型気動車といえば185系、2000系(N2000系)、2700系(2600系)ですが、現在、主力として活躍しているのは2700系気動車であり、2000系(N2000系)は予讃線の松山⇔宇和島間、土讃線の高知⇔窪川・中村間のみということで、いわば主要幹線路の末端区間のみでしか使用されていません。
今回はたまたま松山にいましたので、2000系気動車に乗車して宇和島駅までの1往復乗車してきました。
今回乗車する特急[宇和海13号]は、松山駅の1番線ホームに5分くらい前に到着し、その後、車内清掃を行った後、発車の2分くらい前になり客扱いを開始し、時間どおり発車…という、相変わらずの慌ただしい出発です。そして相変わらず、豪快なエンジン音を響かせながら、一気に加速をしていきます。
さて、車内の方は自由席を中心にやや混雑している…という状況ですが、指定席は2人掛けシートにそれぞれ1人が座っているという感じです。自由席も短距離の利用者が多いようで、先に進んで行くほど空いて行きました(JR四国は短距離区間の特急料金が安く設定されています。)。
しかし、相変わらず2000系気動車(N2000系気動車)に乗車すると「速い!」と感じます。もちろん新型の27000系気動車の方が大馬力エンジンを積んでいますので、実際には2700系気動車のほうが速いとは思うのですが、2000系気動車(N2000系気動車)は、そのコンパクトで軽量な車体とエンジン音がもろに車内に響くという車体構造から、感覚的に速く感じるから不思議です。
途中の景色を懐かしく見ながら、そして2000系気動車(N2000系気動車)の乗り心地、サウンドをたっぷり楽しみながら宇和島駅までの1時間30分の乗車を楽しみました。
※折返し、特急[宇和海13号]になります。
※たぶん、藁で出来ているマンモスの親子だとは思うのですが、なぜ、ここに?
宇和島では、ちょっと市内をブラブラしてから特急[宇和海22号]で松山駅に戻りました。
このアンパンマン列車は2000系気動車ですので、先ほどまで乗車していたN2000系気動車よりもエンジン出力が低いのですが、実際に乗ってみても違いは分かりませんね。ただ、過給機が作動する時のヒュイ~ンという音が高くカーブでの傾きの大きいのが2000系気動車で、エンジンサウンドが賑やかなのがN2000系気動車かな…と感じました。
松山駅からは特急[しおかぜ28号]・[いしづち28号]に乗車して、今夜の宿泊先である高松へ向かいました・
…と書くと「高松に行くんだから、乗ったのは特急[いしづち号]でしょう?」と言われる方もいると思いますが、今回、私が持っている乗車券はグリーン車にも乗れるキップのため、松山→宇多津間は特急[しおかぜ28号]のグリーン車に、宇多津→高松間は特急[いしづち号]の普通車指定席に座って帰った…という意味です。
1日目は2000系気動車(N2000系気動車)に乗車できました。
明日、2日目はあれと、これと、それに乗りたい…と考えています(後編に続きます。)。
※乗車日は11月25日(金)です。
【令和 4年11月26日(土)】



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