遅々として進まない東武鉄道の全線乗車です。
まあ、東武鉄道には「全線1日フリーキップ」というものが販売されていない…というのも理由の一つではありますが、やはりなんといっても東武鉄道のエリアが広く、また、路線数が多い…というのが全線乗車の進まない最大の理由ですね…。
ただ、今回乗車にチャレンジする両毛エリアについては「ふらっと両毛東武フリーパス」というキップが販売されていましたので、効率よく乗車してなんとか1日で…ということで出かけてきました。
北千住まで山手線~常磐線と乗り継いできました。今回の東武鉄道の「乗り鉄」は、ここ北千住駅からスタートします。
北千住駅からは区間急行に乗って館林駅に向かいます。この列車、途中の東武動物公園駅までは急行列車ですので、乗っていても停車回数が少なく気分良く乗車することができました。
館山駅からは佐野線に乗り換えて葛生駅を目指します。
佐野線の列車は館林駅の1番線ホームからの発車ということで、北千住駅から乗ってきた区間急行を5番線で降り、1番線に向かったところ、ちょうど折返し葛生行きの列車の到着…ということでタイミングのいいダイヤになっていました。
さて、ここからから乗車する佐野線は、群馬県館林市の館林駅と栃木県佐野市の葛生駅を結ぶ全長22.1kmの鉄道路線です。群馬県内は館林市市内、栃木県内は佐野市内と、それぞれ1県1市内のみを走る…という、距離が長い割にはちょっと珍しい路線でもあります。
館林駅を発車した列車は、進行方向左手に小泉線を見ながら、そして館林駅の北方にある車両基地を見ながら進んで行きます。まだ、時間も早い…ということでしょうか2両編成の車内は20名足らずの乗客ということで少なさです。途中駅での乗降が少なく、このまま皆さん終点まで乗って行くのかなぁ…と思っていたところ、JR両毛線との乗換駅となる「佐野駅」で多くの乗客が降りてしまい、列車は閑散となった状態で終着の葛生駅に到着しました(両毛線の乗換駅は「佐野駅」です。「佐野市駅」ではありません…という車内アナウンスが何度も繰り返されていましたので、間違える人が多いのでしょうね…。)。
※正確には「南栗橋車両管区舘林出張所」というようです。
葛生駅からは、ここまで乗車してきた列車で館林駅に戻りました(次の列車まで30分ありましたので…)。
ちなみに…館林行きは、途中の佐野駅まで高校生で大混雑でした。
館林駅に戻ってきました。次は小泉線に乗り換えて西小泉駅を目指します。小泉線の列車は館林駅の4番線ホームからの発車となるため、急ぎ足で1番線ホームから4番線ホームへと移動し、既に入線をしている西小泉行きの普通列車に乗り込みます。
定刻となり西小泉行きの列車は館林駅を発車し、今度は佐野線を右手に見ながら進んで行きます。先ほどまで乗車していた佐野線の列車はゆったりとした走りでしたが、小泉線がいきなりアクセル全開!という感じの走りで進んて行きます。
さて、これから乗車する小泉線は、群馬県館林市の館林駅と群馬県邑楽郡大泉町の西小泉駅及び群馬県太田市の太田駅と群馬県邑楽郡大泉町の東小泉町を結ぶ、全長18.4kmの鉄道路線です。沿線には大泉町の工場が多く、東武佐野線と同じく沿線工場への通勤客がメインの乗客となっているようですが、本日は土曜日ということもあり2両編成の車内はガラガラの状態でした。
※佐野線も小泉線も走っている列車のほとんどが8000系なのですが、なぜか私が乗っている列車だけ10000系のような気がしました。
西小泉到着後は、ここまで乗車してきた列車で東小泉駅まで戻りました。
東小泉駅からは列車を乗り換えて太田駅を目指します(ようやく8000系に乗車できました。)。
これから乗車する東小泉⇔太田間(6.4km)についても小泉線の一部ということだそうです。
館林駅から西小泉駅に向かう小泉線と桐生線のバイパスの役目を果たしているようで、意外と乗客が多くてビックリでした。
太田駅に到着しました。この後は赤城駅を目指すのですが、しばらく普通列車が無いため特急に乗車して相老駅を目指すことにします。
ここ太田駅からは桐生線に入ります。この桐生線は、群馬県太田市の太田駅から群馬県みどり市の赤城駅までを結ぶ全長20.3kmの鉄道路線です。
もともと、太田軽便鉄道の路線であった太田-藪塚間を買収し、さらに太田軽便鉄道の未成線であった藪塚-相老間を新たに敷設して、1913年3月に開業した路線です。
さて、今回乗車している特急[リバティりょうもう3号]には、東武500系電車が使用されています。この東武500系電車は日光線・鬼怒川線・伊勢崎線・野田線及び野岩鉄道会津鬼怒川線・会津鉄道会津線への直通特急用車両として2017年4月に営業を開始した車両です(東武鉄道としては26年ぶりの新造車両となるようです。)。
愛称の「Revaty(リバティ)」は、併結・分割機能を活かした多線区での運行を表わす「Variety」と路線を縦横無尽に走り回る自由度の高さを表わす「Liberty」に由来する造語となっています。3両が基本となる編成で構成されており、併結・分割を活かして広範囲で運用されています。
いゃ~、やはり特急列車は良いですねぇ~。静かで前を向いて座ることができることが「乗り鉄」にとっては最高の喜びですねぇ~。このまま赤城駅まで乗って行きたかったのですが、わたらせ渓谷鉄道の鉄印を購入するため相老駅で特急[リバティりょうもう3号]を下車しました(リバティって冬場乗ると最高です。足元にあるヒーターが腰回りを温めてくれますので、まるでシートヒーターが付いているような感じで、とても気持ち良いです!)。
相老駅ではわたらせ渓谷鉄道の「鉄印」を購入後、わたらせ渓谷鉄道の列車で大間々駅に向かいました(鉄印を購入するためには乗車券も必要となるため、わたらせ渓谷鉄道で大間々駅まで乗車し、大間々駅から東武鉄道の赤城駅までは徒歩で移動しました。)。
※大間々駅にて
せっかく大間々駅まで来ましたので、駅構内に留置されている車両などを見学してきました。
赤城駅からは特急[リバティりょうもう3号]で北千住駅に戻ります(これで赤城駅から相老駅間を乗車することになりますので、過去分と含めて東武鉄道の全線乗車が完了となりました。)。
さて、今回乗車する特急[りょうもう22号]には、東武200系電車が使用されています。この東武200系電車は1991年(平成3年)2月から運用を開始した特急型車両で、基本番台の200型のほか、主要機器の仕様の異なる250型も存在しています。
従来、特急[りょうもう号]は、1800系電車を使用した急行列車として運転をされていたのですが、赤城・伊勢崎方面と都心部を直結する通勤・観光列車として年々需要が増大し、その需要に応えるべく運行本数増などの輸送力増強が図られ、1984年8月のダイヤ改正以降は速達需要の高まりからスピードアップも行われ、運行ダイヤ上の最高速度が105km/hに引き上げられました。しかし、[りょうもう号]をこのまま1800系で運用を続けた場合、これ以上のスピードアップは同系の性能上困難であり、また、将来的に検討されていた[りょうもう号]の特急列車格上げに関連して、接客設備面及び性能面において1800系を上回る新型車両が必要とされたことから、設計・製造されたのが200系電車となります。
いゃ~古い車両とはいえさすがに特急車両ですねぇ~。東武鉄道の特急列車にはフリーWi-Fiが付いていますし、リバティには付いていないフットレストも付いてます。しかも、座席指定の特急料金が安い!(赤城→北千住が1,050円)JRもこういうところを見習ってほしいものです。
ちょっと小さめのシートに身を預け、うとうとしながら乗車をしていたら、あっという間に北千住駅に到着し、これで東武鉄道の全線乗車も無事に終了しました(日光線は以前に乗車済みです。)。
果たして、いつ全線乗車が完了するのか…と思いながらチャレンジしていたのですが、途中から「株主優待乗車券」が使える…とわかってからは早かったですねぇ。これでなんとか東武鉄道の全線乗車が終了しましたので、次はいよいよあの鉄道会社かなぁ…。
※乗車日は 1月14日(土)です。
【令和 5年 1月15日(日)・2023/1/15】



◎過去の東武鉄道全線乗車記はこちらから!
コメント
コメント一覧 (4)
tomodachiya221
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情報をお寄せいただきありがとうございます。国鉄型ではありませんがJR東海の211系も終焉の時が近づいたようですね。
tomodachiya221
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tomodachiya221
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情報をお寄せいただきありがとうございます。欲しい地方私鉄・第三セクターがあると思うのですが…。もったいない。
tomodachiya221
が
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