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         PHOTO:今にもワムをけん引して動きそうです。


 岳南電車では、前身である岳南鉄道で貨物列車や構内入換などに使われ、貨物輸送が廃止された2012年3月以来厩舎状態となっていた電気機関車4両(ED40形(ED402・ED403)、ED29形(ED291)、ED50形(ED501))を展示する「がくてつ機関車ひろば」を2021年8月21日にオープンしました。


 このことは当然私も知っていたのですが、オープンした当時、私は四国・高知に勤務していましたし、東京に来てからも私鉄中心の乗り鉄で忙しく、訪問する機会が無かったのですが、今回、バイクで浜松まで行く用事がありましたので、ちょっと寄り道をして訪問をすることにしました。

 
 また、今日(11/12)は、同社が保有している8000形電車の導入20周年を記念して、現在の緑色から東急時代(5000形)に纏っていたインターナショナルオレンジ色に塗り替えて、記念出発式を夕刻から行うことになっているようでしたが、私が訪問した午後2時頃には8000系は車庫に入った状態で、フロント部分にブルーシートがかけられていましたので、たぶん、ヘッドマークが装着されているものと思われました。らは伺った時にはます。



501
          PHOTO:長野県ゆかりの機関車です。

 ED501は、1928年2月に川崎造船所(現川崎重工)で製造され、上田温泉電軌(現上田交通)にてデロ301として申請された電機機関車です。1940年に三河鉄道(現名鉄三河線)に譲渡されましたが、名古屋鉄道との合併により名古屋鉄道で最高出力を誇る機関車として活躍しました。その後、1969年に額中鉄道に譲渡され、パンタグラフを1基から2基へ増設し、2012年3月まで比奈駅の貨物入換機関車として活躍しました。
 ED501と同系の凸型機関車は全て解体されたため、最後の1両となる貴重な機関車ということです(アルピコ交通にED301があると思いますが…)。





ED291
       PHOTO:古い機関車だけに大切に保存されているようです。

 ED291は、1926年12月に日本車両豊川工場で製造され、1959年4月に(600Vに降圧されて)岳南鉄道に譲渡された機関車です。岳南鉄道では1969年に600Vから1500Vに昇圧されましたので、2度の昇圧改造を受けるという珍しい機関車でもあります。
 1993年まで運行されていましたが、その後、休車扱いとなり岳南富士岡駅で予備車として残されました。昭和2年の製造ということで、岳南電車でも一番古い機関車であり貴重な車両となっています。




ED402
        PHOTO:なんとなく上高地線で見た記憶があります。

 ED402は、1965年に日本車両で製造され、松本電気鉄道(現アルピコ交通)にて運用された機関車です。梓川水系のダム建設資材の輸送に活躍しましたが1969年に同社の貨物輸送が終了となり、1971年に岳南電車が購入しました。1972年から岳南鉄道での使用が開始され、ED501、ED403と共に2012年の貨物輸送終了まで活躍をしました。なお、晩年は吉原-比奈間の本線貨物列車牽引に活躍し、岳南鉄道の主力機関車として活躍しました。




ED403
      PHOTO:色を変えるだけでカッコよく見えるから不思議です。

 ED403ハ、1966年に日本車両で製造された機関車で、ED402と同じ経歴を経て岳南鉄道で使用されていました。2005年には当時貨物輸送の荷主であった日本大昭和板紙吉永(現日本製紙)株式会社の特別塗色として塗色を赤とクリームの2色に変更しました。
 晩年は赤色部分のみ茶色の塗装に戻し、ED501、ED402と共に2012年の貨物輸送終了まで活躍をしました。 なお、ED401という車両は存在せず、これはED40系を導入した松本電気鉄道には既にED301という機関車が存在していたことから、この機関車と連番になるようにED402、403と附番されたようです。



7000系
          PHOTO:保存されている7000系






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  PHOTO:こちらがインターナショナルオレンジに塗り替えられた8000系






9000系
          PHOTO:こちらは主力の9000系電車


 今回は時間が無くて乗車できませんでしたが、次は8000系の乗車にチャレンジしてみたいですね。



※訪問日は11月12日(土)です。

【乗車日:令和 4年11月13日(日)】
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