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         PHOTO:めちゃくちゃ不思議で楽しいこあら号


 関東にはどんな鉄道があるんだろう…と思い、パソコンで色々な情報を見ていたら、千葉県の佐倉市に面白い乗り物がある!という記事を見つけれてしまいました。
 今どき、冷房装置の無い列車(AGT)が走っているなんてありえない!と思いながら乗車に行ってきました。


①ユーカリが丘(1001)→ユーカリが丘(1015)
 京成電鉄の改札を出て、右手方向に向かっていくと山万ユーカリが丘駅にたどり着きます。1回の乗車が200円ということですのでキップを買うか…と思っていたのですが、フリーパスが500円で売っていましたので、乗車の記念も兼ねてフリーパスを購入してホームに入ります。
 3分ほど待っていると、トコトコというかスルスルというか、ちょっと可愛いレールバスのような列車が駅に到着します。まずはこの列車に乗って1周してみることにしました。


 さて、現在乗車している山万ユーカリが丘線は、千葉県佐倉市にあるユーカリが丘ニュータウンにおいて、ニュータウンの開発業者である山万が運営する新交通システムで、同市のユーカリが丘を起点とする全長4.1kmのAGT路線です(路線形状がラケット型になっているのも特徴です。)。
 この山万ユーカリが丘線は、不動産会社である山万の鉄道事業本部が運営しており、6つある駅は各駅ともニュータウンの住居から徒歩10分圏内になるように配置されているようで、沿線には大きなマンションや分譲の住宅地などをいくつも見ることができます。


 使用されている車両は1000形3両編成で、ユーカリが丘にちなんで「こあら号」と名付けられています(今どき珍しい「非冷房車」だそうです。)。
 ユーカリが丘-公園駅の区間は両方向に運転される単線、公園駅-女子大駅-公園駅の区間は片方向のみ運転される環状線になっており、ユーカリが丘駅を発車列車は公園駅から環状線を時計方向とは反対に回りに感情運転して、公園駅から再びユーカリが丘駅に戻るという運転となっています。なお、全行程の所要時間はわずか14分ということで、私もきょろきょろしているうちに出発したユーカリが丘駅に戻っていました…。




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          PHOTO:改札口はちゃんと自動改札です。






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             PHOTO:こあら号の車内






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            PHOTO:こあら号の運転席






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      PHOTO:公園駅…駅名も不思議ですが、路線も不思議です。






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        PHOTO:公園駅の先には左手にもう1本の路線が?





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         PHOTO:高いところを走るので景色は良いです。






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     PHOTO:まさか、トンネルがあるとは!(たぶん隧道ですが…)






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②ユーカリが丘(1024)→公園(1027)
 きょろきょろしているうちに出発したユーカリが丘駅に戻って来てしまいましたので、2周目は名前もレイアウトも珍しい公園駅まで乗車しました。





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        PHOTO:公園駅の先から線路が2本に分かれています。






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         PHOTO:公園駅(公園の名前は無いのかなぁ?)






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③女子大(1047)→ユーカリが丘(1056)
 公園駅から女子大駅までは歩き、女子大駅に併設されている車両基地を見学してから、三度目のコアラ号に乗車してユーカリが丘駅に戻りました。



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       PHOTO:女子大駅(なんとなく悩めかしい駅名です。)





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      PHOTO:女子大駅には車両基地とバスの車庫があります。






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        PHOTO:こあら3号が留置線に置いてありました。





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         PHOTO:駅のホームから見るとこんな感じです。






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          PHOTO:女子大駅に到着するこあら1号





     
        VIDEO:ユーカリが丘駅を発車していく[こあら1号]



 メチャクチャ不思議な乗り物…。乗り心地はAGTそのものなんですが…。
 ユーカリが丘駅を発車するときには、一番後ろの車両に乗っていたのですが、一周してそのユーカリが丘駅について、そのまま、もう一周続けて乗車をしようとすると、なぜか自分が一番先頭の車両に乗っている…まあ、路線図を考えれば当たり前のことなんですが、なんとも不思議で楽しい乗り物です。
 ぜひ、多くの人に乗ってもらいたい列車ですし、乗っているとなんとなくトワイライトゾーンに入って行ってしまうような気がするのは私だけでしょうか…。


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         PHOTO:1日乗車券は記念にピッタリです。


※乗車日は10月15日(土)です。

【乗車日:令和 4年10月17日(月)】
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